SAOが好きすぎる俺がSAOの中に入っちまった。それもホロウフラグメントなんだけど   作:クラッカーV

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皆さんお久しぶりです。クラッカーVです

今日はバレンタインDeathねぇ………別にチョコあげ貰いしてキャッキャキャッキャ言うのは構いませんが………

あ、チョコですか?貰いましたよ?はい、アニメイトでこころぴょんぴょんって言ってきました

それじゃあどうぞ、ゆっくり見ていってください。今回いつもよりめっちゃ長いですが




クライン様々、アスナ様々!!

「たっでーまー」

 

俺はエギルの店の扉を潜る。現在時刻は18時前、フィリアと別れてから俺とキリトは街をブラブラしていたのだ

キリトのオススメのお店とか今後の攻略の進み予定とか聞けて悪くはない時間だったと思う。まあキリトは先に帰ってしまったが

 

その中で驚いたことが二つ

 

この浮遊城アインクラッドは百層建ての城であって、上に行くにつれ層は狭くなっていく。それに伴い、迷宮区を見つけることも容易くなってくるわけだ。そして、今現在の最前線は七十七層。つまり、最初に比べると大分狭くなってるのではないかということ

 

それらを踏まえた上で考えたところ、このままのペースで行けばなんと、この先は一層ごとに5日程度でクリア出来ると言うらしいんだ。これが驚いたことの一つだった

 

しかし悩ましい。いや、別にクリアされて行くことに不満はないんだけどな?俺が攻略組になるまでにクリアされないかどうかが心配なんだよな………頑張らなければ

 

そして二つ目に驚いたこと。それはポーションには、体力を回復させるだけのポーション以外にも種類があるということだ。これにはめっちゃ驚いた。出来るだけ顔には出さなかったけどな

 

原作で読んだ覚えはないが………どこか見落としてたのかな?

 

AGIポーションやらSTRポーションなど、ステータスを一時的に上げるポーションが存在するらしい。何故知ったのかと言うと、SAOのメール機能には、道具が添付出来るらしくて、誰かさんからのメールに添付されてたそうだ。レベリングのお礼なんだってよ

 

これは危なかった。ポーションとか俺は逃げ回ってるだけであんま使わなかったし、宝箱からも未だにポーションしか発見してないからなぁ………今回の探索で見つかったらしいけど、分配するの忘れてた、だって。何だった?って聞いた時に、ポーション類、って答えるのやめてほしいわ。わからないから

 

「お帰りなさい。シンさん」

 

長い長い思考の中エギルのいるカウンターの前まで歩くと、奥側からユイちゃんが走って目の前までやって来た

 

「ただいま、ユイちゃん。いい子だったか?」

 

「はい!お店のお手伝いをしていました!」

 

「おぉ、えらいな!そんなユイちゃんにはこれをあげよう」

 

俺はポケットからさっきキリトと街を歩いている時に買った袋詰めのクッキーを取り出した

 

このクッキー、実はプレイヤーメイドなんだよね。リズベットやシリカみたいに、戻れないことを知らずに来てしまったプレイヤーが営んでるお店で低価格で売ってるもんだ。サクサクしててほんのり甘い。俺は好きな味です

 

ついでに蜂蜜も買ってみた。瓶だから結構量多くて高かったけど………まあ、武器や防具みたいにお高いもんじゃなかったしな。ただ、普通で言うとえ、これ高くね!?って感じ。なんでも七十六層のレアな蜂モンスターから採れる蜂蜜らしくって、わざわざ依頼してまで採って来てもらってるんだそうだ。今回はお試しにと少し安くしてくれたから、買う決め手はそこだったな

 

帰ってココアに投入してみるか………

 

しかし、売り子のお姉さん可愛かったな………美味そうな食べ物いっぱい置いてたし、キリトと一緒にお得意様になろうかな。あ、でもキリトくんは周りの子達に嫉妬されちゃうからなれませんね。大変なことで(笑)爆発しろ

 

そうだな………クラインでも連れて行くか

 

「いいんですか?ありがとうございます!」

 

クッキーの袋を受け取り嬉しそうに笑うユイちゃん。早速開けて口に運ぶと、おいしいです!と言ってくれる

 

あぁ〜………癒されるわぁ

 

「キリトとは別行動してたようだな?クラインならあそこだ」

 

ユイちゃんの頭を撫でようかどうかと悩んでいるとエギルが店の奥あたりを見ながら言う。俺もつられて見てみるとクラインが皆に向かって何やら自慢気に話をしていた。声は聞こえるんだが、話の内容がよくわからない。俺はエギルとユイちゃんを連れてそこまで歩いて行く

 

「それでよぉ、俺は待ち続けたんだ!奴が現れるその瞬間まで!そして、現れた時に素早く奴の前に身を躍らせ!バッサリと一刀両断!!くぅ〜………あの時の俺の様を皆に見せてやりたかったぜ」

 

ん?なんか、クラインの背にある机にどデカイ肉が乗せられてるな………

 

「クーライン。何の話してんの?」

 

「おぉ!シン、来たか!おっせぇぞ!」

 

「指定してた時間までまだ数分あるから遅くないんだよ。んで、何用で集めたんだ?」

 

恐らく後ろの肉関連なんだろうな

 

俺はそう当たりをつけて周りにいる皆に挨拶をする。すると、クラインが話す内容を手っ取り早く頭の中で纏めたのかその場から少し擦れ、肉を見せびらかすようにする

 

「おぅ、聞いて驚け!こいつを見ろ!」

 

「えぇ!?マジかよ!?」

 

「まだ何も言ってねぇよ!?」

 

いや、聞いて驚け!って言われたらこれが定番だろうが。わかってねぇなぁクラインは、そんなんだからモテないんだよ!…………俺もでしたすみません!

 

「こいつはな、S級食材《フライングバッファロー A5肉》だ!」

 

「なん……だと……!?」

 

S級食材だと……!?そんな、まさかクラインが!?こいつ、なんて強運の持ち主なんだ!!

 

「ふっふっ、その反応が俺は見たかったのよ。しかも本邦初公開ってやつだ!俺が初めてドロップさせた第一人者だぜ!」

 

「な……に…!?」

 

マジかよ!?こいつ、なんて強運の持ち主なんだ!!(二回目)

 

…………はっ!?そうか、そう言うことなのか!俺は気付いてしまった………!!

 

今回のこのS級食材で、クラインは強運を見せ付けた。だが、それは強運ではなくただ運を使っただけ!

つまり!この先、クラインに幸福なことが訪れることが少なくなる………!例えば、嫁が見つからずに三十路を迎えるとか………

 

くぅ……(泣)、クライン。お前って奴ぁ!不憫すぎるぜ!同じモテない同盟の仲間として俺には同情しか送ることが出来ないなんて

 

そうやって俺の思考は加速して行き、耐え切れなくなった俺は思わずクラインの肩に手を置いた

 

「クライン………強く、生きような」

 

「何言ってんだお前ェ?」

 

「相変わらず訳のわからない思考回路してるわね」

 

シノンさんの声は俺には聞こえなかったと信じたかった(過去形)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで?このS級食材………フライアウェイビーフだっけ?どうすんの?」

 

「フライングバッファローですよ」

 

むぅ、シリカに間違いを正されてしまった

 

だがしかし、俺は諦めん!

 

「なに?クラインバッキャロー?」

 

「そんなこと言ってません!」

 

「あらあら、聞き間違いでした。ごめんなさいねぇ、最近耳が遠くって………もう歳かしら?ゴメス」

 

「今あなたにすごく腹が立ってます」

 

わお、そんな冷たい目で俺を見ないでくれ。マジごめん

 

あ、因みにゴメスってのは………なんだっけ?ごめんなさいすみませんの略だっけ?

 

「んで、どうすんの?」

 

「どうするって………売っちまうのも勿体ねぇしなぁ」

 

「じゃあ料理して食うか?この店で、皆に振る舞うってんなら場所は貸すぜ…………あとはシェフ次第だがな」

 

エギルのその言葉に俺以外の全員がアスナを見る。俺は肉を見ながら少し考え事をしていた。皆の視線を受けながらアスナが、任せなさい!と言ってるがそれは取り敢えず置いておく

 

この机に置かれてる生肉をさ、調理せずに食ったらどうなんのかな?SAOの中ではさ

 

ちょっと試してみようかなー、と思い肉に手を伸ばす

 

ペシッ、ペチッ

 

「おうっ」

 

リーファに手を、リズベットにおデコを叩かれた。解せぬ

 

「何をするだぁぁ!」

 

「今から皆で食べようってもんに触るんじゃないわよ」

 

「せめて手を洗って来て」

 

「どうせバイキンなんてついてねぇよぉ………ったく」

 

叩かれた手と額をさすりながら言う。すると視界の端に青いふわふわした物体が

 

『きゅるる♪』

 

「ピナ、まだ食べちゃだーめ!ちゃんと料理してからじゃないと」

 

『きゅるるぅ……』

 

ピナァァァァ!!可愛いなぁおい!

 

………ん?てか、なに?今からこれ食うの?

 

「皆で食べるって………良いのかよクライン。折角のS級だぜ」

 

「おう。量も多いし、一人じゃ食べ切れねぇだろうからな。皆でパーッと平らげちまおうぜ!」

 

おぉ!そりゃ太っ腹なこった。S級食材なんだから、きっと美味しいんだろうなぁ……

 

それに!調理するとなったらやはりシェフはアスナだ。初めてアスナの手料理が食べれるってことだぜ!!いやぁ、すみませんねぇファンの皆様方。俺だけなんかアスナの手料理堪能しちゃってぇ。大丈夫ですよ?きちんと800字以内の原稿用紙で纏めますからね?

 

「そうと決まれば早速調理しよう!そうしよう!アッスナっの手っ料理〜♪」

 

やっぱり女の子の手料理って心にグッと来るものがあるよね!例えそれが人妻でも!

 

「ふふ、それじゃあエギル、厨房貸してもらうね」

 

「俺も手伝うぜ」

 

アスナとエギルは厨房らしき所へ肉を持って向かう

 

「そうだ」

 

厨房へ向かおうとしたエギルが一旦止まった

 

「どうしたの?」

 

「肉料理に合ううまいドリンクがあるんだが、丁度切らしてるんだ。誰か買ってきてくれないか?」

 

「それじゃあ私は飲み物でも買ってくるわ」

 

「あ、それ私も行っていい?なんかお手伝いくらいはしたいからねー」

 

どうやらリズベットとストレアは飲み物調達へ。肉に合うドリンクか……ワインとか、そんな感じのやつなのかな?そう言えばSAOに来てから俺、ココアかポーションしか飲んでない気がする

 

「俺ココアねー」

 

駄菓子菓子!俺はココアを選択するのだ!ドリンクの方も気になるんだけどねー

 

「はいはい」

 

おい、適当に返して行くなよ

 

「それじゃあ私達は飾り付けでもしましょうか」

 

「そうね」

 

残ったうちのシリカとシノンさんはテーブルの飾り付けか………ユイちゃんは厨房の方で盛り付けを手伝うそうだし、キリトはクラインの自慢話を延々と聞かされてる。キリトが助けてくれ、みたいな視線を送ってくるが華麗にスルーしておこう

 

俺はどうするか………

 

「シノンさん、シリカ。なんか手伝うことありまっか?」

 

「二人で十分よ」

 

むぅ………リズベットとストレアは買い物に行ったし、クラインの自慢話なんか聞いても面白くない。どれ、厨房へいざ行かん!

 

「Heyアスナ、エギル。見学に来たぜぃ」

 

厨房へ颯爽と乗り込んだ俺はユイちゃんの頭に手を置き撫でながら二人に言った。厨房の食材を置いてあるところには、肉だけでなく調味料の入った容器や他の食材も並んでいる。その奥ではアスナとエギルがせっせと料理をしている

 

「手伝いに来たわけじゃないんだな」

 

「料理スキルなんてビタ一上げてますぇーん」

 

例えスロットに入れてたとしても使えるほど熟練度が上がってないだろうしな

 

「摘み食いしちゃ駄目だよ」

 

丁度一品できたのか、鍋を置いて俺に言うアスナ。流石料理スキルMAXと言うべきか、てか早すぎんだろ………そこはゲームだな。うん

 

「摘み食いなんてしないよ。なー、ユイちゃん」

 

「大丈夫です。私が見張ってますから!」

 

………あれ?俺って結構信用ない?

 

何とも言えない事実………事実?になんか悲しくなってきたので本当に摘み食いしてやろうかと思う。ゆっくりと腰を低くし、両手をだらんと下に垂らす。いつでも準備はOKだ

 

そう、俺は獲物を狩るハイエナ………!

 

「はい構えない」

 

「おうっ」

 

いつの間にか前に現れたアスナにおたまで小突かれた。真正面からエプロンを着たアスナの姿が見える。とても似合っておりますです

 

「言ったそばから、全く………摘み食いする気満々じゃない」

 

「いやぁ、最初はする気なかったよ?でもさ、皆さんの期待に応えないとダメかなぁって」

 

「皆さんって誰だよ……邪魔するんなら出てけ」

 

奥で作業してるエギルからそんな辛辣な言葉を貰った。何もそこまで言わなくても良いと思うんだけど、それは俺だけか?いや、俺が悪いからなのか

 

何にせよ、言う通りにしといた方が良いだろう

 

「わかったよ。静かにしておりますよ」

 

俺はそう言って壁に背を預けた。ユイちゃんはその横に椅子を持って来て座る

 

それを見たアスナは再び調理へ

 

「…………」

 

アスナとエギルが料理をしているのをぽけ〜、と眺めながら俺は食後のことを考えていた

 

管理区へ連れて行くメンバー、一人はユイちゃんとして……もう一人は誰を連れて行こうか。どうせ皆暇だろうしなぁ………そうだ、ユイちゃんに食後に管理区へ行くことを伝えておかないと

 

「ユイちゃんユイちゃん。食べた後はキリトと……あと誰か一人と一緒に遊びに行こうか」

 

「遊びに……?どこへですか?」

 

キョトンと首を傾げ俺を見上げるユイちゃん。上目使いになってて可愛いです…………ロリコンじゃねえぞ?決してロリコンじゃないからな?

 

「管理区にだよ。フィリアも混ぜて5人でカードゲームしよう」

 

俺はポケットからトランプを取り出してチラつかせた

 

「ホントはここにフィリアも連れて来たかったんだけどな。カーソルがオレンジだからさ、圏内には入って来れないんだよ。………話は聞いてるよな?」

 

「はい、話には聞いてます」

 

やっぱり、フィリアのことはキリトが話していたか。いったいいつ話したのかは知らないけど………もしかしたらフィリアと初めて会って、別れてから直後かもしれないな

 

「フィリアにユイちゃんのことも紹介するからな」

 

「はい!」

 

うむ、元気がよろしい

 

まあそれはいいとして

 

管理区は例外だが、フィリアはオレンジカーソルのプレイヤーだからここに来ることは出来ない。…………あれ?ってことはフィリアはホロウエリアに住んでるってことなのか?転移門ってアークソフィアにしかないよな?今じゃあトリベリアにも行けるけど、あそこも圏内だし。ってことはホロウエリアに住んでるってことで良いんだよな?

 

おいおい待てよ。これって改めて考えると結構すごいことじゃないか?ポーションとかどっから調達してるんだろ………。てか、俺気付くの遅くねぇ?今まで管理区に行けば結構頻繁にフィリアが居て、そういうもんなんだなぁ〜って思ってたけど、真面目に考えたらそうじゃん。フィリア、ホロウエリアの住人じゃん

 

あ、でも転移結晶があれば圏外の街にも転移出来るのか?そこら辺どうだったか………原作に書いてあるのか忘れたが、もし出来るならその手がある。…………いや、でも転移結晶をそんな頻繁に使うと赤字必死だぞ。多分ないな

 

ってことは、てことはだよ?フィリアって普段何食って生きてんの?

 

まさかとは思うけどそこら辺のモンスターから取れた生肉やらあの蜂から採れるのかは知らないが、蜂蜜やらを毎日貪ってるのか?もしくは何も食わずに空腹に耐えて………いやいや、そんなことをしたら死んでしまう。死ななくても気絶くらいはするだろう。リアルでは点滴してるだろうしな

 

生えてる草をモシャァ!してるわけでもないだろうし………

 

そんなフィリアの姿を想像してみる

 

「うん、ないわ」

 

「何がですか?」

 

「なんでもないよ〜」

 

ないわ、割と本気でないわ

 

考えてみてよ。華の乙女が草むしり取ってモシャァ!って、モシャァ!って………親御さん見たら泣くよ?ダム決壊必須だよ?

 

ってことはホロウエリアのどこかに木の実でも採れる場所はあるのか?肉とかは、多分道具があれば簡単な調理は出来ると思うし。キリトも野宿セットで確か暖かい飲み物作ってリズベットと飲んでたはず。俺の記憶違いじゃなければ

 

でも、木の実かぁ………不味いやつも多いだろうし、フィリアって結構苦労してるんじゃないだろうか

 

……………よし

 

「アッスナー」

 

「なに?」

 

「肉、少しくらい残らない?」

 

「残すことなく使おうと思ってるけど」

 

あ、そうっすか………

 

「どうしたの?」

 

「いやー、実は………」

 

俺はアスナに俺の考えを話すのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はいユイちゃん、シン君。これよろしくね」

 

「イエッサー。ユイちゃん、足元気を付けろよ?」

 

「はい!」

 

俺とユイちゃんはアスナに手渡された料理が入った大きな皿………と言うか、こりゃ完全にバイキングとかでよく見るアレだな。銀色のアレ。デカイ入れ物だ。それを持って綺麗にテーブルメイクされた机の上に置く

 

流石シノンさん。綺麗にメイキングされてますですよ

 

「たっだいまー」

 

「飲み物どこに置けばいい?」

 

丁度リズベットとストレアも帰ってきたみたいだ。二人はは両手で大きな瓶を数本抱えて入って来た

そんなにいらないような気がするけど………まあいいや、余ったら貰おう。管理区にも持って行けるしな

 

「シン、よくも見捨ててくれたな……」

 

「なーんのことでございますかー?」

 

キリトが恨みがましい目で見てきた。そんなキリトに戯けながら返す。まったく、勘違いも甚だしいことでありますよ

 

「おぉ!流石俺のA5肉達!!すごくうまそうにできあがってんじゃねえか!」

 

ドヤ顏をしながらキリトをからかってたらクラインの驚嘆と賞賛の声が聞こえた。俺とキリトもそれにつられて料理の並ぶ机を見る

 

運んでる途中には気付かなかったが、確かに豪勢だ。一度にこんな豪勢な食事なんて滅多にないぞ。てか、今までの人生であったかどうかも怪しい

 

クラインの意向でバイキング形式にしようぜ!ってことになったのでそれっぽく机に並べてみたが……うん、我ながら良い並べ方だと思う

 

「まずは何よりステーキでしょ、それとシチューも用意してみたわ」

 

うんうんと頷いていたらアスナが一つ一つ指を差しながら説明を始めた

 

………ほう、シチューとな?シチューと言えば煮込み兎を思い出してしまう。ラグー・ラビット食いてぇ

 

「あとはローストビーフに「うぉう!?」…………どうした?シン」

 

「なんでもないでござる」

 

び、びびったー!アスナの綺麗な声がいきなりボリュームのある声に変わってマジびびったー!びびらせんなよマジこの野郎がよぉぉぉぉぉ!!

 

「ローストビーフにタタキ。せっかくだから肉の味を堪能できるメニューを頼んだんだ」

 

「レストランも顔負けだな」

 

「ほんのちょっぴり他のことに使っちゃったけど、元のお肉の量すごかったよ」

 

まあ確かにドデカかったからなぁ………

 

「他のこと?何に使ったんだ?」

 

「ちょっとね」

 

アスナは俺にウインクしながらそう言った。思わず心臓がときめいた俺は悪くないと思う。そして後ろから若干キリトが嫉妬の目を向けてくることも悪くないと思うんだ俺

 

「なになに?シンとアスナ、何かあったの?もしかして二人だけの秘密とか?」

 

「何もねーよ。誤解招くような言い方をするんじゃあありません!」

 

やれやれ、ストレアったら。そんなことを言ってしまっては駄目ですよ?ほら、キリトが意外にも嫉妬してるからね?てか、お前嫉妬なんて感情あったんだな………

 

「シン君は良い子ってことだよ。ね、ユイちゃん」

 

「はい、シンさんは良い人です」

 

ちょ、マジやめて恥ずかしいから。そして皆、そんな不思議そうで意外そうな目向けないで!?なに?俺ってそんな問題児みたいな印象なわけ!?てかアスナ、"子"ってなんだよ"子"って。まるで子供扱い受けてるようでなんかやるせない気持ちでいっぱいだよ!んでもってエギル、テメェはそのニヤケ顏を引っ込めやがれ!

 

「と、とにかく冷める前に食おうや!うまい飯が冷めてちょっとうまい飯になるのも嫌やろ!?」

 

「出た関西弁」

 

ほっとけ!

 

「それじゃあお前ェら、じゃんじゃん食えよ!」

 

「ありがたくいただくが………まずはクライン。お前から食べないことには進まないぞ。仮にも主役みたいなものだしな」

 

「仮にもってお前ェ………いいんだよ、オレ様はまたいつでも食えるからな。今日はお前らが腹いっぱい食えって」

 

本日二回目だが………

 

 

なん……だと!?

 

 

クラインの言葉に場の全員が騒然とした

 

「え?………クライン、お前本当にそれでいいのか?」

 

「そうだぞクライン。いいのか?いいんだな?そんなこと言ったらお前、皆容赦無く食いまくるぞ。もう、特にエギルとか巨体だからやべえ程食うぞ。それでいいんだな?よし、ならばもう何も言うまいいただきます!」

 

「待て馬鹿」

 

「おうっ」

 

エギルに邪魔された。頭をガッシリと掴まれたら動けませんよエギっさん

 

ちょ、力強いって!エギルの名前出したことは謝るから!

 

「男に、それも武士に二言はねぇ!………ただ、残った時は俺も食わせてもらうがな!」

 

あ、残ったら結局食うんかい。二言はねぇ!ってところでクラインさんかっけぇぇぇぇぇ!って挟もうと思ったのに

 

「よし、仕切り直しだ。お前ェら、たらふく食えよ!!」

 

「やった!いただきまーす!」

 

クラインの合図でリーファを筆頭に皆が次々とお皿を持って料理へと手を伸ばす。俺も負けじと皿を取ってその輪の中へと進む

 

まずはどれを食べようか………

 

「ローストビーフからかな」

 

そう決めて俺はローストビーフを皿に取る

 

「あ、シン。アタシ次ローストビーフ食べようと思ってるから、アタシの分も取ってくれない?シンの分のタタキ取るから」

 

「ん?おう、OKOK」

 

ストレアから提案を受けたからストレアの分も皿に取る。料理が置いてある机と座って食べる机は別だから、確かに何度も往復するのは面倒だ。ステーキは結構大きいし、シチューに関しては皿を置いて来てしまってる。後で取りにくるか

 

…………俺と同じ量でいいよな

 

俺は皿の上に同じ枚数乗せ、分けてるのがわかるように並べる

 

「ストレア、俺この次すぐにシチュー取るけど取ろうか?」

 

「良いの?お願いね」

 

「うぃー。ストレアどこ座んの?」

 

「シンの隣で良いよ」

 

「了解了解」

 

一旦ローストビーフの入った皿を置いて、俺が座る予定の席の皿を取る。その左隣………は、ユイちゃんが座ってるな。なんか知らんが見られてる気がするが、早く食べたいので右隣の皿も取ってシチューをGETに向かう

 

「ほい、ストレア」

 

「ありがと」

 

戻って来るともう皆座ってた。何故か知らんが皆が皆俺を………てか、俺とストレアをガン見してるような気がするのは気のせいか?

 

ストレアは気付いてないみたいでタタキに手を伸ばし始めたし

 

「あー………なに?」

 

取り敢えず誰でもいいからなんか言ってくんねーかなー、と思いつつ若干リズベットに目線を向けながら言う

 

「いや、なんて言うか………あんたら、仲良いのね」

 

………?ごめんちょっと何が言いたいのかワカラナイ

 

「仲が良いって言うか………なんか、慣れてるって言うか」

 

「二人でよくご飯を食べに行ったりするんですか?」

 

はぁ?

 

「ん、おいしー!…………え?二人でって、シンと?一緒にご飯食べに行ったことあるっけ?」

 

ストレアが聞いてくるが、逆に俺が聞きたい状況なんだけど

 

「いや、ねぇけど。てか、別にこんくらい普通じゃね?なぁ、ストレア」

 

美少女が相手ってことは普通じゃないけど、別段珍しいことでもないと思う。多分皆が言いたいのは俺がストレアの分を代わりに取るってことだろ?別に普通じゃね?

 

皿に同じもん乗せると、タレとか付けてるもんが違った時に味が変になる時があるからな。ストレアも同じ考えだったと思うんだけど…………あ、もしかしてこれ同じタレか?いや、少し色が違うな

 

「うん。あ、タタキおいしいよ!」

 

「マジで?」

 

俺もタタキを手に取って一口

 

「……………おぉ!うまい!流石S級食材、クライン様々だな!」

 

タレが肉にマッチしてなんかこう、とにかくうまい!…………うん、俺絶対グルメリポーターなれねぇわ

 

「……似た者同士ってわけね」

 

「ははは……」

何やら向こうで納得してるが………まあいいだろう。俺は座ってシチューを口に入れる

 

ホンットうまいな。こんなうまいの初めて食べた。なんかもう涙出てきてもおかしくないよ?

 

…………しかし、確かにストレアとは結構すんなり話せるな。そう言えば初めて会って緊張しなかったのはストレアぐらいじゃないか?………いや、クラインとかは除くけど。やっぱ波長かなんかが合うんだろうなぁ………シチューうまっ!野菜と合わせて食うとマジうま!

 

「ストレア、シチュー食べた?うまいぞ」

 

「ホント?それじゃいただ…き………シン?」

 

「どした?」

 

なんかストレアが驚いたような顔で俺を見ている。え、もしかして俺の顔驚く程歪んでる?そんだけうまいってことなのか、すげえなこのシチュー………センチュリースープ?

 

「シン……….どしたの?」

 

「いやいや、それはこっちの「泣いてるよ?」…………はい?」

 

は?う、嘘だろ?

 

俺は慌てて目の下を触る。確かに濡れていた

 

「ホントだ………」

 

マジかよ………シチューでマジに泣いちまったよ

 

「ちょっとちょっと、料理がおいしすぎて泣いてるとか言わないでよ?」

 

リズベットも見てたのかそう言われた。でも顔は少し驚いてる

 

「辛かったのかな………いや、でもそんなはずは」

 

「あぁー!大丈夫大丈夫!リズベットの言う通り料理がうますぎただけだって!!俺も料理で泣くなんて初めてだよ!いやー、すげぇなアスナ」

 

「そ、そうなの?………まあ、シン君がそう言うんなら。ありがとね」

 

「いやいや、こっちがありがとうを言いたいね。ありがとうございます!」

 

こんなおいしい料理を作ってくれたアスナに、敬礼!………なんてな!

 

そうだ、俺が泣いたのは料理がうますぎただけなんだ。多分、ここ数日人が作ったもんを食べてなかったから嬉しくなっちゃったのかな?わかんねえけど……俺こんな涙脆かったか?

 

「シン………本当に料理がうますぎただけ、なんだよな?」

 

「当たり前だぜ」

 

そうだ、そうに決まってる…………よな?

 

「そうか」

 

キリトはそう呟いた後にドリンクのコップを傾けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやー、うまかった。ローストビーフがうまかった!」

 

数十分後、俺も皆も腹いっぱいになったみたいだ

 

「アタシもローストビーフかな?タタキも良かったんだけどね」

 

「お、二人とも気が合うじゃねぇか。俺もローストビーフだな、肉の味がよく出てた」

 

いやぁ、タレも良かったと思うぜ俺は

 

「私は肉のタタキへ。タレがいい味出してたわ」

 

「だよなシノンさん!タレうまかったよな!」

 

「えぇ………あんたローストビーフのこと言ってなかった?」

 

同じ思いをシノンさんと共有来とぅあ!神様ありがとう………ローストビーフ?いえ、知りませんね。なにそれうまいの?

 

うん、うまいの

 

「ローストビーフ派じゃなかったのかお前は………タタキとローストビーフのタレには肉から出た肉汁を使ったみたいだぜ」

 

そうだったのか

 

「あたしはやっぱりステーキよね!いかにもお肉って感じの味が堪らないわ」

 

「どれもおいしかったですが、ビーフシチューが私の一番のお気に入りです!」

 

あー、ステーキも良かったな。なかなか食えるもんじゃないし、ホントクラインと料理してくれたアスナ様々だ

 

「あたしはお肉のタタキに一票です!」

 

「どれもおいかったってのは私も同じだな。ただ、やっぱりシチューが一番かも」

 

やっぱキリトとの思い出の品だからか?

 

「あたしもシチューが一番おいしかったと思う」

 

「俺はステーキだ。肉のストレートな味が楽しめて良かった」

 

…………うん、今更ながら感想大会みたいな感じになってんね。まあいいか

 

いやしかし、ホントに食った食った。暫く肉は食わなくても………あぁ、いや、まだあったなそう言えば

 

「んで、ステーキが二切れ残ってるけど………どうする?」

 

俺は机の上に二切れだけ乗ったステーキを見ながら言った

 

周りを見渡してみると皆もういいですサインを出している。あ、でもエギルはまだまだいけるぜ!みたいな顔してる

 

「良かったなクライン。たらふく食えよ」

 

「たらふく食えるかぁ!ステーキ二切れでよぉ!!」

 

え〜………でも、食っていいって言ったのお前だし

 

「肉を味わうなら、そいつに限るぜ」

 

確かに、ステーキはストレートな味だった。良いこと言うなエギル

 

「慰めにもなりゃしねぇよ!お前ェら………あんだけあったもん殆ど食べ尽くすなんて………」

 

「じゃあ俺が食ってもいいか?」

 

「駄目に決まってんだろ!どんだけ食うんだお前ェは!………ったく」

 

んじゃ、クラインが食うってことに決定だな。はぁ〜、腹もいっぱいだし、そろそろ管理区に行くメンバーでも募ってみるかね?

 

俺はクラインかれ皆に目を向ける。丁度顔を向けた先はシリカだった

 

あー、シリカ連れてってピナモフるのもいいな。もっふもっふなピナをフィリアにも是非…………ん?ピナ?

 

「なぁおい、シリカ」

 

「なんですか?」

 

「ピナは………肉食ったのか?」

 

「………………あっ」

 

『………………あっ』

 

皆の声が重なった瞬間だった

 

『きゅるぅ………』

 

「ご、ごめんねピナ!食べるのに夢中で………ピナも食べたかったよね?」

 

あぁ、可哀想なピナ。よし、ならばクラインが食べる予定の肉を進呈しよう

 

「残念だったな、クライン。その肉は既にお前のじゃなくなった」

 

「俺が取ってきたS級食材だぞ!?」

 

「でもまた取れるんでしょ?あげなさいよクライン」

 

「二切れあるんだから、片方でもあげたら?」

 

「クラインのカッコいいところ見てみたいなー」

 

やべ、なんか集団で囲んでクラインイジメてる感じになってきた

 

「まあ、片方ぐらいならあげてもいいんじゃないか?また取れるんだろ?クライン」

ここでキリトが助けに入った。俺には友達がイジメられてるのを必死に止める小学生にしか見えねぇよ………流石だぜ、キリト

 

「ま、まあ片方ぐらいなら良いけどよ……」

 

そう言ってクラインはフォークでステーキを刺すとピナに差し出した

 

「…………おい待て馬鹿!ピナにあーんは俺がやr「ちょっと黙ってなさい」おうっ!?」

 

クラインの許されざる行為に異議を申し立てようと思ったらシノンさんにマフラーを後ろに引っ張られた。首の不快感が!首の不快感が半端じゃないっす!

 

『きゅる〜♪』

 

「良かったね、ピナ」

 

ああぁぁぁぁぁ!ずっるぃ!クラインずっるぃ!俺もピナにあーんてしてぇのに!

 

…………くっ、まあいい。また別の機会を探るしかないな

 

「くぅ………うめぇ!」

 

幸せそうな顔しやがって………あ、そうだ

 

「おーい皆、ちょっと聞いてくれ。俺とキリトはこの後ホロウエリアに遊びに行こうと思ってるんだけどさ、着いてくる人手ぇ挙げて。あ、一人だけな、もう一人はユイちゃんで決まりだから」

 

俺は管理区へ行くメンバーを募った。べ、別に忘れてたわけじゃないんだからねっ

 

「あの、そのことなんですけどシンさん」

 

「ん?どしたユイちゃん」

 

「私、今回は遠慮させてもらいます」

 

「え、なんで?」

 

俺なんかやったっけ?

 

「いえ、後片付けをお手伝いしようと思って。これだけの量ですから、時間が掛かると思いますし」

 

「…………そか」

 

めっちゃ良い子(泣)

 

「つーわけで、あと二人誰かいませんかぁー」

 

「じゃあ私行ってみたいな!」

 

「私も興味あるわ」

 

お!ストレアとシノンさんの二人が手を挙げてくれた!

 

「それじゃあ、そこの二人に決めたぁ!」

 

「シン君、キリト君、シノン、ストレア。お皿の片付けは良いから、行っておいで」

 

「え!?いいの!?」

 

マジで!?いいんですかアスナさん!

 

「うん。早くこれ、渡してあげて」

 

そう言ってアスナがあるものを手渡してくれる

 

中には俺がアスナに頼んだやつが入ってる

 

「おう、シンよ。そりゃあなんだ?」

 

「クラインの分もあるだろうから、アスナに貰って開けてみな!行くぜ三人とも、今日は朝までトランプだ!!寝かさねぇからな!」

 

俺はエギルの店の扉へ走って向かう。その間に机の上にあった栓の開いてないドリンクの瓶を掴み取って外へ出る

 

 

 

 

 

 

 

 

「朝までって………アスナ、あの中身はなんなんだ?」

 

「私も気になるわね……」

 

「て言うか、皆気になってるよね」

 

「ふふ、それはね………これ。実はね、シン君の提案で、ーーーなの」

 

「え、これって……」

 

「成る程ぉ、あの時の言葉はそう言うことだったのね」

 

「俺達の分もあるんだよな?」

 

「勿論!………あ、シン君自分の持って行ってないや」

 

「まぁ、そのうち取りに来るだろ。…………ん、待てよ?そうなるってぇと、俺がピナに肉を分けなくても……」

 

「終わったことだ。気にするなクライン」

 

「チクショウ………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おっすフィリア!お待たせ。さっきぶりですな!」

 

「あ………ホントに来てくれたんだ」

 

ふっふっふっ、何を当たり前のことを

 

「あったりまえじゃん。…………あれ?キリト達は?」

 

後ろに着いて来てるかと思ったのに………仕方がないなぁ、もう

 

「あ、フィリアこれ」

 

取り敢えずキリト達のことは置いておいて

 

「?……なにこれ?」

 

「今日のフィリアの晩飯だ!」

 

そう言うと、フィリアは少しキョトン、とした後にバスケットを開く

 

「すごい……!これ、どうしたの!?」

 

中身は《フライングバッファロー A5肉》と野菜を挟んだサンドイッチだ!うまそうだな………いや、絶対うまい(確信)

 

「クラインがS級食材取ってきてさ、アスナが料理してくれたんだぜ!もう、俺なんか涙が出るほどうまかった!うまい飯ってのは、皆で分け合うもんだからな。あ、クラインってのは俺の仲間な。今度暇な時連れて来るわ」

 

どこぞの漫画じゃないけど、うん。分け合うって大事だよね

 

「それにどうせ、ろくなもん食ってないだろ?だってホロウエリアだし」

 

「うーん………いや、そこまで酷いってわけじゃないけど」

 

………あ、そうなのですか

 

「ま、まあ、ストレージに入れとけばもつし、お好きな時にどうぞ」

 

「今更だけど………いいの?クラインって人が取ってきたやつなんだよね?」

 

「いいに決まってんじゃん!クラインも本望だぜ」

 

美少女のためとなればあいつも本望だ。逆に文句言うようなら俺がこの手で奴を粉砕してみせる

 

「ありがとう、シン」

 

「…………お、おう!あ、いや、お礼はアスナとクラインにだな、その……してくれ」

 

やっべ、笑顔のフィリアが眩しい。てか、今更だけどだんだん気恥ずかしくなってきたぞ!?顔赤くなってねぇかな………確かSAOって感情表現がオーバーなんだったな。多分、さっき涙が出たのもこれが原因か………

 

「そうだ、俺キリト達迎えに行かなくちゃ駄目だから!すぐ戻るから、マジで!」

 

そう言って俺は転移門に行きアークソフィアへと転移。キリト達はまだ転移門前にはいなかった

 

…………遅いな。何してんのかな

 

まあいいや、と思いエギルの店に向かって走ろうとしたところで三人の姿が見えたので立ち止まる

 

「おーい!早く来いよ!」

 

俺の声が転移門広場に響いた

 

これからまだ夜は長い。たっぷりと楽しもう

 

俺はそう思い、笑いながらマフラーを口元が隠れるように上へと上げた

 

 

 




アスナの料理とフライングバッファロー A5肉の感想

一年 A5組 土方 信一

今回、クラインが取ってきたフライングバッ
ファローのA5肉はなんと言うか………超絶うま
かったとしか表記しようがない。因みに、A
5組ってのはA5肉と合わせてみた。フライ
ングバッファローに関してはこれで終わり
アスナの料理はもう絶品だった。何が一番



うまかったかと言うと、やっぱりローストビ
ーフのような気がする。あの肉の味と、バッ
ファローの肉汁の入ったタレはとても合って
いて、あぁ……これが本物の味か、と思わされ
る程だった。やっぱりあの味はシェフが凄腕
だから出せる味なんだろうな。俺はアスナが
厨房で言ったことを一生忘れないと思う。そ
の言葉は
「料理って愛情も必要だけど、何より技術な
のよ」


ペラリ(次の原稿用紙を用意する音)


この言葉を聞いて、俺はこう言ったんだ
「それ色々とアウトじゃねぇ?」
そんな俺を見て、アスナはニッコリ笑って冗談
よ、と言ってた。あれは本当に冗談だったん
だろうか?本当のことを調べる勇気は俺
にはない。キリトにでも頼んでみようと思う
あの時のアスナの目は……なんか、怖かったん

そろそろ原稿用紙二枚目が終わるので、もう
終わろうと思う。………だけど、最後に



よくよく思い出したら、俺はアスナが〜〜か
らの会話、俺の夢だったわ(笑)




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