SAOが好きすぎる俺がSAOの中に入っちまった。それもホロウフラグメントなんだけど   作:クラッカーV

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自己紹介……しよっか

「(マズイマズイマズイマズイマズイマズイ!!)」

 

シンは内心で大量の汗を流す

 

『……………(ジー』

 

「(何故こんなにも………アスナとユイちゃんとシノンさん以外だが、見られている!?)」

 

 

 

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ユイちゃんに連れられて俺はメインキャラクター達が集まるテーブルへと足を運ぶ

 

テーブルに行くまでがひじょうに辛い。何せ注目の的だ、しかも美少女集団のいる場所へと足を踏み入れると言うことが俺の緊張を加速させる

 

…………あ、約一名おっさんだった。いや、20代だと言ってたからおっさんではないのか?でも見た目的におっさんだからおっさんでいいや

 

「………………こ、こんちはー」

 

テーブルの前まで来たので挨拶をする

 

「シンさん、もうこんばんはですよ?」

 

「………そだね」

 

やめて!緊張してただけなんだ!俺は何も悪くないんだよぉ!

 

「ふふ…………皆、この人はシン君」

 

アスナが俺を紹介する

 

…………うむ、これは俺からも自己紹介をした方が良いだろう

 

「どーも、ホロウエリアに強制転移させられた不幸な青少年のシンです」

 

俺が自己紹介するとその場がザワついた。…………え、なんで?

 

「おめえさん、大変だなぁ」

 

赤いバンダナと無精髭が特徴のおっs………クラインが俺に同情の眼差しを送ってくる。同情するくらいならコルをくれ

 

「クラインってんだ。ギルド"風林火山"でリーダーやってる。よろしくな」

 

「よろしく」

 

うむ、人当たりが良さそうだなやっぱり。ごめんねさっきおっさんとか言って

 

「私はリズベット。鍛冶屋をやってるの、ご贔屓にね」

 

クラインから左へと移る。お次はリズベットか、見事なピンクの髪だ。学校の入学式で見た桜を思い出す

 

……………あ、入学式の時は桜全部散ってたわ。あれは見てて悲しかった

 

「それじゃあ今度、武器でも作ってもらおうかな」

 

「まっかせなさい!」

 

段々緊張が薄れて来た。なんだ、気軽に話せるじゃないか。さっきまで緊張してた自分が馬鹿みたいだぜ

 

それよりも、とてもフレンドリーだ。皆さんとてもフレンドリー

 

『キュルルルルル!』

 

何やら鳴き声が聞こえた

 

この声は…………!

 

「ピn『キュルルルルル!』のわっ!?」

 

俺の真ん前にピナが現れる。てか危ねえ、思わずピナの名前を言うところだった………

 

『キュルル!』

 

「え!?ちょ、やめ………」

 

何故かめっちゃ突つかれる!もう尋常な無い程突つかれてる!!

 

「こ、こらピナ!」

 

ツインテールの女の子、シリカが必死に止めようとしている

 

「やめ………やめろって!」

 

なんだこれ………。これはジャレてるとか、そんな感じじゃない。まるで敵を攻撃しているみたいな…………

 

「す、すいません………何時もならこんなこと無いのに」

 

やっと解放された。シリカが腕の中でピナを押さえつけながら謝罪してくる

 

「い……いや、大丈夫。元気な小竜だな」

 

そうだ、よくよく考えればピナもプログラムなんだ。俺に違和感を覚えて敵と認識してしまったのかもしれない

 

……………だとするとシリカと攻略には行けないな

 

「私はシリカです。この子はピナ、よろしくお願いします」

 

『キュル……』

 

「ああ、よろしくな」

 

どうやらピナも大人しくなったみたいだ。確かモンスターは人工AIだったっけ、俺は敵じゃないってわかったのかな?

 

「私はさっきしたけど、改めて。リーファだよ、よろしくね。耳とかちょっと違うけど……気にしないで」

 

「ん、了解」

 

リーファが二度目の自己紹介を終える

さて、あと残り……は…………

 

俺は最後の人へ顔を向ける

 

「…………シノンよ。よろしく」

 

シノンさんだった。俺の体を緊張が駆け抜けて行く

 

「よ、よろしく」

 

「……………?」

 

なんとか声を絞り出せた。少し裏返っていたが気にする程でも無いだろう

てかやべえよ、生シノンさんだ。生だぜ生

 

シノンさんのファンであり、シノンさんが憧れの的の俺としてはこの上ない喜びだ。ああ、今日も麗しいですねシノンさん

 

俺はシノンさんに憧れて親に無理言ってまで射撃教室にまで通っている程だ。あ、やべ………そういや射撃教室、今日だったような…………

 

とにかくそれ程シノンさんが好きなわけである。だがしかし、恋愛感情とかそういうものでは断じて無い

 

「何時迄も立っていずに座ったら?」

 

「えっ?おう、ありがと」

 

シノンさんに言われて椅子を引いて座る。人数が人数なので丸いテーブルに俺の左からリズベット、アスナ、ユイちゃん、クライン、シリカ、リーファ、シノンさんという順だ

 

……………つまり隣にシノンさんが座っているということになる。マジ嬉しい

 

「そういやぁ、シンはここに来る前は何層に居たんだ?」

 

向かいのクラインが聞いてきた。なんだ、質問タイムと言うわけですか?

 

…………てか、え?何層に居たか?いや、何層にも居なかったけど。どう答えようか………適当でいいかな

 

「えーっと、三十三層だ」

 

安全マージンギリギリの層を答える。まあレベルから見てこんなところだろう

 

「中層プレイヤーだったんですね。私もなんです」

 

「ここに登って来た時に帰れないと知った時はもう絶望的だったわ。私の店が………」

 

へぇ、成る程。シリカやリズベットかここに居る理由ってのはそう言うことだったんだな

 

「まあまあリズ、私も手伝うから」

 

「アスナ〜」

 

リズベットが涙を流しながらアスナに抱き着く。百合か、百合なのか!?

 

…………はい、すいません。自重します

 

「そう言えば、武器は何を使ってるの?」

 

ん、この質問は楽に答えれるな

 

「片手用直剣だ」

 

まああまり熟練度もないし、変えようと思えば変えれるんだけどな

 

「ちょっと見せてもらってもいい?」

 

「いいぞ」

 

俺はメニュー画面から剣を取り出してリズベットに渡す

 

「……………これ」

 

「どうしたの?リズ」

 

なんだ?リズベットが俺の剣を見て微妙な顔をした

 

「ねえシン、あんた本当に三十三層から来たの?」

 

……………え、なんかやばい感じ?

 

「……………どういうこと?」

 

シノンさんがその言葉に反応する

 

「これは《フェザーソード》って言って、軽いのに定評がある武器よ。確か………十八層の店で普通に手に入る武器で、三十三層のモンスター達には通じないのよ」

 

な、なんだってぇ!?この武器、そんなに下の層のやつだったのか!?

 

「…………一度も強化してないわね。どういうこと?」

 

疑いの視線が一斉に向けられる。アスナとユイちゃんは疑いではないが、似たような視線だ

 

やばい、やばいやばいやばいやばいやばい!!これは流石にやばい!どうする、どうする!?

 

「シン君?」

 

「…………あ、あぁっと!俺アレなんだよ!安全マージンギリギリの層へ移ってみたはいいけど金とか無くてさ!武器の更新をしようと頑張ってた時に強制転移させられた、みたいな!?」

 

なんとも苦し紛れな言い訳。今日でどれだけの嘘を吐いてるんだ俺は

 

「なんだ、そうだったんだ」

 

アスナが安心した様に微笑む。罪悪感が半端じゃない

 

「そうなんだよ!もう困っちゃうよなぁ………はは………」

 

乾いた笑いを浮かべるしかねえ

 

「成る程ね」

 

リズベットも納得してくれたみたいだ。剣を返してくれる

 

「…………怪しいわね」

 

おぉっとぉ!?まさかのシノンさんは疑っていらっしゃる!?

 

くっ、シノンさんを騙すにはスキル熟練度が足りなかったか。流石シノンさん、マジかっけえ

 

「な、何が怪しいんでせうか………?」

 

「………………」

 

目と目が逢う。ちょ、そんなジト目で見ないでくれよ照れる

 

「まあいいわ」

 

「そ、そうでっか」

 

「なんで関西弁?」

 

リーファにツッコまれた。だがしょうがないというものだろう?

 

「はっはっ!面白えなぁ!おめえさんは」

 

なんでてめぇはてめぇでそんな愉快そうなんだよ

 

「……………ん、あれは」

 

リズベットが何かに気付く。その方向を皆で向く

 

そこに居たのはキリトとストレア、ストレアはキリトの膝の上に座っている

 

「な、なんなのよあれ!」

 

「キリト…君…………?」

 

ちょ、落ち着けよ二人とも

 

「キリトさん…………」

 

「むぅ〜………」

 

一気に雰囲気が変わってしまった。この場にいる女の子達の嫉妬心が滲み出ている

 

そう言えばシノンさんはどうなんだ?

 

「……………はぁ」

 

溜息を吐いてらっしゃる。これじゃよくわからんな

 

「くっそぉ、羨ましいよなぁキリトの奴。俺もあんなことしてみたいぜ」

 

「あんたは植木鉢でも膝に乗せてなさい」

 

「…………」

 

辛辣ですねシノンさん

 

「キリトもアスナが居るってぇのに良いのかねぇ?」

 

「なんだ、キリトとも知り合いだったのか。羨ましいよなぁ、あいつよぉ」

 

おいクライン泣くなよ。俺だってシノンさんにあんなこと言われたら泣きたくなるけど

 

「あんたも羨ましいんなら植木鉢でも乗せたら?」

 

少しニヤリとしながらシノンさんは仰られた。クラインみたいに素で返されたわけじゃなくからかいみたいな物なのでまだ傷は浅い

 

……………だが、やられてばかりじゃないのよ俺は

 

「シノンさんでもいいけど?」

 

「馬鹿じゃないの?」

 

「デスヨネー」

 

はい、沈没。割とマジな感じで返された

 

だが後悔はしていない。俺は頑張った

 

「おめえ………すげえな」

 

「……………うん」

 

「ちょっと、本気で落ち込むの辞めてよ。私が悪いみたいじゃない」

 

いや、落ち込んでなんかないし。バリバリ元気だし

 

「それよりもさ、あれ良いのか?」

 

「……………ほっときなさい」

 

なんだか呆れているご様子である

 

「あ、こっち来た」

 

キリトがストレアを連れてこっちに来た

 

………………なんだか、一波乱ありそうだぜ

 

 

 




次はストレアとご対面


※2020/02/14 視点変更箇所に
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