TS龍娘ダクファン世界転生   作:てんぞー

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人物纏め ※ここまで

主要人物

 

名前:エデン(自称)

種族:龍・雌(人型)

年齢:

 10~11(保護時)

 15~16(オーケストラ戦)

 18~19(学園編開始時)

人物纏め:

 イメージカラーは白、黒、灰。

 

 “大神の世界”に生まれた最後の龍に転生した転生者。地球人としての記憶を持ち、自分の死因を知らない。生まれた直後に龍殺しと討伐隊に命を狙われるも龍殺しの慈悲によって生き延び、グランヴィル家に拾われる。恩を返すためと生きる為にグランヴィル家息女のグローリアに仕える事となった。グローリアの学園への入学に向けて学費を稼ぐ事を決意しグランヴィル家の外へと一人で踏み出した結果、自分がどれだけ優しく甘い世界の中にいたのかを知る。人狼のオーケストラとの戦いを通じて精神的な成長をし、漸く世界の住人になったと言えるレベルに立った。

 

 性格は楽天的で甘い、どこにでもいる様な日本人だった。地球における“普通”とはこの世界においては最上層に恵まれているという事でもある。その為元々のエデンの龍としての恵まれたスペックを持って生まれながらもそれを持て余し気味だった。生物の死、人の死、そして世界の残酷さに向き合う事で漸く甘さが抜けて殺す覚悟と決意が備わる。ただし、根が素直で優しい人柄である事に変わりはない。その為、人を殺すたびに心が傷つき、殺した相手を生きている間ずっと忘れられないという罰を背負い続ける。心の底からグランヴィル家を、特にリアを愛しておりその為に動く事を躊躇しない。

 

 唯一にして無二の龍の遺産であり遺児。その為この地上に唯一残された神威でもある。この世界の正当なる継承者であり、その為彼女を龍だと看破する存在は彼女が世界の管理者を巡る戦いにおいて中心、或いはワイルドカードとして成立する存在として認識されている。世界の創造主は既に眠りについて久しい。神々でさえ黄昏を迎える世の中、目覚めた最後の神威が世界の未来を左右する。

 

 エデンのキャラクター構築の上で参考にされたキャラクターは多数。以下、ネタバレ及びイメージ汚染の可能性がある為に白文字記載赤い霧(LoR)、黒い沈黙(LoR)、レン(魔女兵器)、リュウ(BoF)、多数の古龍(MH)、バハムート(グラブル)、タルラ(アークナイツ)、スカジ(アークナイツ)、セリカ(戦女神)、ラインハルト(Dies)等。

 

 余談、エデンの性別意識はこうなっている。

 男性6割:発想、言動、思考

 龍3割:本能

 女性1割:生理反応

 

 

 

名前:グローリア・グランヴィル

種族:純人種・女

年齢:

 5~6(エデン保護時)

 10~11(金策編)

 15~16(学園編開始時)

人物纏め:

 イメージカラーは銀、白、青。

 

 エデンの第一発見者であり彼女を連れ帰ると駄々をこねた張本人。グローリアが主張し、見つけたからこそエデンの命は助かった。即ち彼女こそがエデンの命の恩人であり、出会った時から不思議な感覚をエデンに覚えている。甘えん坊で、年のわりに少々幼い所があり、グランヴィル夫妻から箱入り娘の様に大事に育てられてきた事が示されている。エデンとの出会いを通して外を知るようになり、ローゼリアという友人を得る事で更に少女として成長する。エデンという人物を彼女が彼女である、という理由だけで完全なる信頼と信用を置く不思議な少女。学費の話を聞いて自分も何かをしなくては、そう判断した結果自分の苦手な事にも向き合う事を考えた。

 

 愛されている少女で、王国編におけるメインヒロイン。エデンにとっては一番大事な宝物であり、何に変えても絶対に守らなくてはならない存在。根本的に優しくて甘い人物ではあるものの、エデンの様に戦う訳でもなければ貴族の社交界にデビューする予定も皆無。その為、甘さを許されて成長してきたが優しい子に育った奇跡の様な精神性を見せている。辺境と言う環境が生み出した一種の奇跡の精神性を持っている。

 

 

 

名前:ローゼリア・ヴェイラン

種族:純人種・女

年齢:

 5~6(登場時)

 10~11(金策編)

 15~16(学園編開始時)

人物纏め:

 イメージカラーは赤、黒、金。

 

 辺境を支配するヴェイラン家息女にして跡取り。サンクデル・ヴェイランが子供を作ろうとしないため将来的に領地は彼女が継ぐ事が確定している。その為、日頃から高い意識をもって勉学に励んでいた。自分の知識と実力にプライドを持ち、サンクデルが褒めて楽しそうに話すグランヴィル家に対する少なくないライバル心を抱いていた。だがエデンとグローリアのとんでもなさと滅茶苦茶さに全てが馬鹿らしくなった結果、2人の親友に収まった幼馴染の少女。3人の中で一番常識的かつ理知的であるため、“辺境トリオの理性”と称される。ただし、エデンとグローリアがそうであるように、ローゼリアもまた2人が大好きなのは事実である為、非常にちょろい。

 

 自分に厳しく、他人に厳しく。3人娘の中で一番未来を考えている娘であり、それを踏まえて未来への投資を考える人物でもある。ヴェイラン家が辺境の領主である事を彼女は幼い頃から良く理解している為、その為の努力を欠かさない。好きな人は努力できる人で、嫌いな人は努力を面倒がる人。その為、互いの為に全力を尽くすエデンとグローリアの事が非常に気に入っている。武では圧倒的な立場にいるエデン、魔法に天賦の才を持つグローリア。そんな2人と対等な関係でいる為にローゼリアは努力を怠らない。

 

 

 

名前:エドワード・グランヴィル

種族:純人種・男

年齢:20代後半~30代前半

人物纏め:

 グローリアの優しい父親。マンチファイター。情報さえ与えれば封殺する事前提で戦略を練る鬼畜眼鏡。

 

 元宮廷魔術師。エスデルの中央で働き、王に仕えていた。だがエリシアとの結婚を機に引退し、貴族のしがらみや面倒から逃れる様に同期だったサンクデルを頼って辺境で貴族社会を完全放棄した生活を送っている。元は眼光の鋭い鬼畜眼鏡タイプだったが、娘が生まれると判明してからはイメチェンを図って今の姿になった。近代魔法近接戦術の創始者でもあり、多数の伝説を残しているがエデンとグローリアからすれば優しい父親でしかない。最近、エデンの結晶を粉にしたものを武器として持ち歩く様になって即死攻撃手段が増えた。グローリア同様、エデンを実の娘の様に想っている。

 

 

 

名前:エリシア・グランヴィル

種族:純人種・女

年齢:20代後半~30代前半

人物纏め:

 グローリアの優しい母親。現役修羅。抜刀妻。戦闘エリート。現場引退してなお鍛錬を続け龍の鱗を突破できる女。

 

 元近衛隊出身の元騎士。エスデル中央にエドワード同様王に仕えて働いていたが、エドワードに口説き落とされた事を機に引退して辺境へと一緒に移住した。貴族社会やルールを全部面倒に思った結果近衛に入ったという脳筋エリートだったが、エドワードとの結婚以降は色々と勉強し直して今の形に落ち着いた。グローリアにとっては善き母であり、エデンに武芸を仕込んだ人物でもある。前線を離れても狩猟や鍛錬で腕を錆びさせる事は一切なく、エデンの鍛錬を通して地味にまだ成長を続けている。エデンの事を本当の娘の様に想って接しているが、グローリアには武芸を教えられないからちょっと楽しんでいる。

 

 

 

名前:サンクデル・ヴェイラン

種族:純人種・男

年齢:20代後半~30代前半

人物纏め:

 元鬼畜眼鏡と抜刀妻が貴族社会放棄して頼ってきたので面倒を見るハメになった可哀そうな人。

 

 ローゼリアの父親で辺境伯、グランヴィル家の面倒を見る凄く偉い人。その合間にちゃんとローゼリアの父親もこなしているマルチタスクの人。辺境領は国防の役割もある為に実はかなり重要な地位にある人で、貴族社会を放棄してきたとはいえ戦力として“宝石”の領域にある2人を引き込めた幸運な人物。善性の人物であり、エスデルの人間らしい理知的な人。そしてエデンの身近な人物の中で恐らく一番正しい評価をエデンに行っている人物でもある。

 

 サンクデルが現状保有している“宝石”は1つ、それも辺境全体をカバーする為の情報特化型の人物。その為看板となる様な戦闘力のある“宝石”が欲しかったため、人狼のオーケストラの件を機にもっとエデンとは親密な関係を構築する事で辺境の最大戦力としての名声を作ろうと考えている。

 

 

名前:ウィロー

種族:森人種・男

年齢:160歳以上

人物纏め:

 ギルドの受付を行っている人物。

 

 エデンの戦闘力の高さと異質な魔力、そして種族として見たことのない特徴に首を捻りつつも長年生きて来た経験から彼女が冒険者の世界に向いていない事を察し、忠告と注意を向けている人物。長く生きて来ただけに経験豊富で知識も多いが、強さとしての壁は既に迎えていて“金属”の最上位で足を止めてしまったためにギルドで働く事にした。今もこれからも、気に入ったこの辺境の地に根付いて人々を見守ろうと考えている。

 

 

 

名前:ヴァーシー

種族:不明

年齢:不明

人物纏め:

 モンスターの強さに魅せられた狂人。

 

 人狼のオーケストラの製作者。モンスターを生み出す事をいきがいとし、それを芸術的な作品だと認知している。完成された作品にそこまでの興味は持たないが、それはそれとして作品は自由であるべきだと考えている。その自由さ、奔放さ、囚われない心こそが作品を作品として完成させるものだとも。その為、完成された作品は良く手放されている。作品の多くも衝動的なものがあり、クライアントによって依頼されたもの以外は各地で変異モンスターや複合モンスターとして環境や人を荒らしている。

 

 夢は最強の単一生物を生み出す事。だがその理想をエデンに見てしまい、その輝きに目と心を焼かれた。良く言えば一目惚れ、悪く言えばなにも考慮しない狂信者へと成り果てる。エデンを女神にする為にルシファーの話に乗る事にした。

 

 

 

名前:ルシファー

種族:魔族・魔王種(性別可変)

年齢:不明

人物纏め:

 元魔王にして元ロッカー、現在はサックス奏者と友人のビジネスの出資者。

 

 滅びの運命にある魔界を出て新天地として“大神の世界”に到達する。魔族が新たな世界を故郷とする為文化、土地と合わせた密かな侵食を繰り返す中で世界から管理者が魔界同様喪失している事に気づく。地上に残された最後の神威がエデンである事にも気づき、彼女を管理者に据える事で世界の管理権限を手中に収める事を思いつく。

 

 それはそれとしてロックを流行らせる事は本気で考えている。世界を掌握する事、そしてロックを流行らせる事はルシファーの中で同列の優先度となっている。その為、サックス奏者としての練習と宣伝に本気になっている。人生完全エンジョイ系ラスボス。

 

 

 

名前:ルイン

種族:魔族・魔王種(性別可変)

年齢:不明

人物纏め:

 商才ゼロポンコツ経営者。

 

 魔界が滅ぶから此方側へと移住してきた数多くいる魔族の1人。魔王種の多くが文化、土地、歴史などの侵食を通して静かに影響力を伸ばす事で生活圏と世界そのものに対する侵略を考えている中で、彼女は多くの一般魔族と同じように特に深い事を考えずに生きている。友人であるルシファーの動きも理解しているが、それよりもなんで自分のビジネスが成功しないかに首を捻って悩んでいる。黒幕側ではあるが黒幕に貢献するどころか無限に金を引き出させて疲弊させてるルシファー最大のデバフ。他の魔王が義務と責務を果たそうとする中、そんな場合じゃねえと叫んでる人物。

 

 エデンが経営顧問についてから初めて赤字が出なくなって存在的デバフ度が下がった。最近は店の飾りとして皆から認識されてる。特技は早着替え。

 

 

 

名前:ソフィーヤ

種族:第2世代女神

年齢:不明

人物纏め:

 龍に贖罪する人理の女神。

 

 かつて人に龍の殺し方を与えた事で龍絶滅の発端を生み出してしまった女神。その為自分を何重にもルールで縛る事で不用意な行動を起こす事を禁じつつ、下界への干渉を最低限へと抑えている。龍最後の子であるエデンに対して心の底から愛と罪の意識を向けており、その生が健やかなものである事を祈っている。作者の脳内で応援団扇と鉢巻付けてエデンを応援してるソ様。

 

 人類に対する貢献から最大宗派として世界に根付いてるものの、彼女をたたえる聖国や聖王都では彼女の教えが年々少しずつ歪められている。ドラゴンハンターたちはその最たる例でもあり、もはやソフィーヤの手を離れた存在として勝手に動きまわっている。その為、ソフィーヤへの信仰は徐々に彼女へと届かなくなりつつあり、彼女が神の座から零落して地上へと落とされる時は着々と進んでいる。その事をソフィーヤ自身は良し、としてる。

 

 何時かエデンと直接会って、断罪される日を願ってる。




 感想評価、ありがとうございます。

 こうやって纏めてみると解りやすいですが、中央に行くと辺境所属キャラは出番がなくなるんですよね。現状、中央に行って出番があるのは3人娘と魔界組ぐらいなんですよ。それでは次回から学園編、始めます。

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