よろしくお願いします!
プロローグ
「青春とは嘘であり悪である。青春を謳歌せし者たちは常に自己と周囲を欺き、自らの取り巻く環境のすべてを肯定的にとらえる。
彼らは青春の二文字の前ならば、どんな解釈も………青春を楽しむ愚か者ども、砕け散れ。」
***
高度育成学校。希望する進学先に100%応えるという日本屈指の名門校。すごく胡散臭いが。
そんな名門校に俺は今日から入学するらしい。
「お兄ちゃん!三年間元気でね!途中で帰ってきたら小町容赦しないから!」
小町は何言ってんだ?3年間会えなくなるわけじゃないのに」
「え?お兄ちゃん学校の説明書読んでないの!?許可なく学校の敷地から出られないんだよ?」
そう、この高度育成学校は学校の敷地内の寮での生活を義務付け、外部との連絡を一切遮断される。
たとえ肉親だろうと連絡を取ることはできない。
焦りまくって今説明書読んだんですけどね!
えーなにそれ監獄じゃないですかヤダー
ってことは小町と三年間会えないわけ??
「学校行きたくない……」
「もう、何言ってるのお兄ちゃん。折角あんな有名な高度育成学校にお兄ちゃんが進学するって聞いて、とっても嬉しかったんだよ?
私だってお兄ちゃんに会えないのも寂しいけどさ、3年後帰ってきて、立派なお兄ちゃん見せてよ。わかった?」
「お、おう」
兄としてそこまで言われちゃ、なんかしっかりするしかないな、うん。
まあ3年すればかえって来れるし、いつまでもこうしてるわけにはいかないよな。
はぁ。。。
「ほら、さっさとご飯食べよ?せっかくお兄ちゃんの入学式だからって今日はちゃんと豪華にしたのに冷めちゃうじゃん。」
「いつもありがとな、小町。」
「もう、そんなこと言わないの!いい妹の役目だもん!
あ、今の小町的にポイント高い!」
「それさえなければかわいい妹だったのにな。
あ、今の八幡的にポイントたっかーい」
「今のこそ小町的にポイント低いよ!まったく。
ほら、さっさと行く!もうあんま時間ないよ?」
「やっば遅刻する!行ってくるわ」
「あ、ちょっと待って!お兄ちゃんこっち向いて!」
「ん?」
振り返った瞬間に、頬に何か柔らかいものが当たって、優しく抱きしめられる。
「いきなりお兄ちゃんが行っちゃうってなって、寂しくなっちゃった。わかってたのにね、ごめんね。」
小町も寂しいって思ってくれてたんだな…かなりうれしい。慰めるように優しく頭をなでて、そのまま抱き返す。恥ずかしいけど。
「ありがとね、お兄ちゃん。無事に小町のとこに帰ってきてね、お兄ちゃん。」
「分かってるって。行ってきます、小町」
「行ってらっしゃい、お兄ちゃん」
やっば遅刻する!初日から遅刻とかウケる
いや、ウケないけど。
***
とりあえず何とかバスには乗れた、はああぶねぇ。
運動とかなんもしてねえから体力ないし鍛えようかな…
それにしてもなかなかにカオスな絵図だな。白い髪に金髪に赤髪に。これだけ見ると名門校に見えないな。ギャルとヤンキーの集まりみたい。
あ、なんかよくわかんないヤンキーが杖ついてる白いの転ばせた。
しかも無視して後ろのほうの席どっかり座ったし。なかなかにやばい性格してんな、あいつ。
「大丈夫か?立てる?とりあえず杖はとってきたけど。」
「ありがとうございます。すいません、手を貸してもらえますか?」
「おう、分かった。」
「あらためてありがとうございます。」
「気にするな。別に俺が気になるからやっただけでお前のためにやったんじゃないぞ。」
「ひねくれて居るのですね。まあ今はそれでいいでしょう。
それと、お前ではありません。」
「だって俺お前の名前知らないもん。」
「またお前っていいましたね。」
「分ったから睨むな睨むな。」
「まあいいです。私は坂柳有栖です。其れで貴方は?」
「比企谷八幡。」
「なら八幡君とお呼びしますね。私のことは有栖と呼んでください。」
「わかった、坂柳。」
「分ってないじゃないですか。呼んでくれないと今この場で泣き叫びますよ」
「分りました呼ばせていただきます」
普通初対面の奴脅すか?こいつ実はやばいやつなのでは?
「今何か変なことでも考えましたね?」
「かんがえてない、考えてないから。」
「そうですか、まあならいいですけど」
『次は平塚~平塚に止まります』
「あ!ヒッキーサイテー!!ちっちゃい女の子に手を出して何するつもり?」
「さすがロリコン谷くんね。」
そう言って雪ノ下と由比ヶ浜は無理やり坂柳の体を引き寄せた
俺は悟った。また面倒なことが起きそうだなと。
てかなんでいるんだよ由比ヶ浜…