坂柳さんと比企谷君の独裁政治   作:掛川 翔

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さて、この学校も入学してはや半月程。なかなかにクラスごとに違いが見えてきた。まずDクラス、地獄でしないな。仮面女は兎も角として、授業中は私語内職当たり前の無法地帯。まあここら辺は先生が注意しないからってのもあるけど。由比ヶ浜とかが楽しそうだったな、流石。というか葉山もいるなんて聞いてない早く帰りたい。

 

次にCクラス。怖い、なにこれって感じ。いやまじで。

なんか龍園とか言うやつとが独裁してる。らなみに唯一の例外は椎名。

ちなみにこないだ友達になった…いやまあ友達?なのか。話したことがあるくらいだな。アガサ・クリスティとかの本の話で盛り上がった。まともに話が出来て感動したかもしれない。だって暴力の支配下のクラスだよ?怖いのなんの。

 

その次Bクラス。天使がいた。というか戸塚が居た。いやまあ実際に戸塚がいる訳じゃないんだけど、戸塚みたいな女の子がいた。

あーゆー女の子が近くにいたらいいのにな…いや、勘違いするからダメだ。中学の頃の悲劇を忘れるな…。

 

Aクラスは、坂柳派と葛城派にぱっくり割れたって感じ。

葛城自身は悪くないが側近の…なんだっけあいつ…戸塚だ。

戸塚は戸塚でも可愛くなくて優しくもなくて無能な方。

あの子には付け入る余地がある。と言うか余地しかない。

Aクラス版由比ヶ浜レベルだと思う。いやまあ、そこまで不利益ではないけど。とにかく葛城につけ入るなら戸塚を攻略すれば何とかなるだろうなっていう感想。

 

え?今どこにいるかって?今はプールにいます。

遊びに行ったとかじゃなくて授業だけどな。

それにしても、凄いのなんの。鬼頭とか橋本とか筋肉がやばい。何したらそうなるの…まじで。

 

「八幡も筋肉つけたらもう少しかっこよくなるんじゃね?今度一緒にジムでも行ってみる?」

 

「お、おう…お前らほんと筋肉凄いな」

 

「毎日鍛えてるからな。筋肉は使い続けないと行けないし。」

 

「そうだよな、というか八幡は部活とかしないのか?いつも有栖といるけど。」

 

「今はあんまり考えてないな…というか、ぶっちゃけよく分からん。」

 

「部活で運動しないと体力つかないからな…尚更比企谷は鍛えるべきだぞ。」

 

「おう…考えてみる。」

 

「というか、八幡に聞きたいことあったんだけどさ〜、八幡って有栖と付き合ってんの?ほんと仲良いよな。」

 

「毎日一緒に来てるしな。というか、付き合ってなかった方が驚きだが。」

 

「いや、付き合ってないからな?というかそういう雰囲気にもなってない…だって俺だし。」

 

「ふーん、そうなんだー。八幡は有栖のこと好きなの?」

 

「どうだろうな、まだ分からない。ただ恋愛には苦い思い出があるからな、暫くはないと思う。」

 

「何があったか聞きたくもあるけど…聞かないでおいた方がいいだろうな。」

 

「いやまあ、別にいいけど。聞きたければ話すぞ?」

 

「なら聞くー」

てか今更だけど、橋本と仲良くできてるのが奇跡かもしれない。

去年の俺に聞かせたら絶対信じないぜ?

 

「そこは空気読んで聞かないところじゃなかったのか…まあいいが。」

 

「あれは中学の頃なんだがな………」

 

長かったので割愛した。後悔はしていない。

とりあえず折本のことから、奉仕部のことまでは話した。

 

「八幡…すごい人生歩んでんだな。というか、八幡悪いことしてないのに責められるのは可哀想すぎない?行動力も凄いしな。」

 

「そうだな…誰かのために自分を犠牲にするとは、分かっていてもできることじゃないからな。素直に凄いと思う。」

 

「ありがとう。おかげで今度こそちゃんと吹っ切れそう。有栖も含め、お前らには感謝だわ。」

 

ちなみに、この後みんなで水泳対決したりした。

いやまあ、俺が勝てるわけないんだけど、4着でしたと。

 

ちなみに先生がバカンスに連れてってやるとか言うのをさも確定的に話すんだから、かなり疑問だった。バカンス…何するつもりだ。




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