坂柳さんと比企谷君の独裁政治   作:掛川 翔

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金策

***部活動説明会***

サッカー部やら野球部やらの陽キャ系部活も終わって、すっかり静かになってきたな。それにしても、遊戯部はまだだろうか。色々と詳細が気になるものでな。

 

「なあ、そういえば聞いてなかったが有栖はボードゲーム強いのか?」

 

「そうですね、とりあえず誰にでも負けない自信位はありますね。八幡さんも遊戯部に行ったあとにやってみます?全力でお相手しますよ。」

 

「強いのか、それなら安心だな。まあ俺も強い部類ではあるだろうし、多分負けないだろうな。とりあえずどれくらいまで稼ぐつもりなんだ?」

 

「そうですね…相手の方の賭けにもよりますが.、40〜50万円ほどになったら嬉しいですね。遊戯部の方は案外多くいるそうですし。」

 

「なら俺もそれくらい目標にやってくか…。」

 

ちなみに最後の方まで聞いたが遊戯部の説明はなかった。多方隠しのようなものなんだろう。何せやってることは賭博だからな。

 

終わった瞬間…いや、生徒会長が登壇した瞬間に空気が張り裂けるような重いものになった。今まで楽しくお喋りしていた生徒も口を固く止めて生徒会長の目を見ている。

一体なんなんだ…この圧力は。これが真のトップに立つ奴の空気感なのだなと、俺は肌で感じた。俺もこのレベルまで昇華しないといけない。

 

「生徒会長の堀北学です。生徒会は、中途半端な立候補を望まない。生徒会は絶対的な権力を持つ以上、それを扱うことの出来る人間にのみが生徒会になることが出来る。以上だ。」

 

この学校の生徒会の権力は常軌を逸している。

姑息なことを言うなら、自分達のクラスに生徒会長を置いておくのがベストだろう。いくら公平にしようとしても、やはり自分が可愛いく思う人が大半だ。自分を捨ててまで他人の利益を考えられる人間のが少ない。いやまあ、本物だったら知らんけど。

 

「八幡さんはもし生徒会の勧誘が来たら、どうされるおつもりですか?」

 

「まあ、有栖が入るなら入るかもな。それより今はクラスのことを考えていたいって言う考えの方が強いがな。

クラスと言うより、自分のことだな。どうしたら強くなれるのか。」

 

「あら、今のままでもお強いですよ?なんて言うまでもないですね。

生徒会長さんの出す次元まで私も含めてなりたいものですから。

貴方は黒で私は白。どちらもないとつまらないですから。」

 

「俺は黒で有栖は白ね…部屋の色もそうしてみようかな。有栖と対の色みたいな。」

 

「なんかいいですね、それは。少しだけ憧れてしまいます。」

 

「まあ考えておくよ。有栖みたいにオシャレな部屋に出来たらいいしな。」

 

「そうですね…。家具代の為にも、沢山稼ぎましょう。」

 

***遊戯部***

「失礼します。今日賭けを申し込んだ比企谷と坂柳です」

 

「おう、いらっしゃい。俺は釘田って言うもんだ。よろしくな。」

 

「よろしくお願いします、先輩。僕達は競技はなんでもいいですかろ、先輩達の得意なものでいいですよ。」

 

「随分強気だねぇー。まあ、そもそも2日目でこの部に対決挑んでくる時点で強気だとは思ったけどね。」

 

「まあそこは、色々事情があるので。とりあえずチェスしよっか。掛け金はそうだね、5万円くらいで。」

 

「じゃあ坂柳さんは私と一緒にオセロしよっか。私も5万掛け〜!」

 

ちなみに先輩たちはそんなに強くなかったから、かなりお金の回収率がいい。俺が8万円を合計掛けてリターンが76万円。現在81万。有栖は12万円合計でかけて、リターンが104万円。

いや、さすがに熱くなったからって先輩達お金とかしすぎじゃない??

と思ったら、毎年新入生からまきあげてるとの事。

まあ、普通の人よりは強かっただろうしな。運が悪かっただけで。

 

「意外とお金が集まりましたね。流石にここまでとは思ってなかったです…。」

 

「俺もだな…。そういえば、昨日監視カメラの位置を纏めたんだが、要るか?」

 

「ええ…ありがとうございます。後明日、私の目的に着いてくれそうな人…私のグループとでも呼びましょうか。今後の作戦会議も含めて明日お食事をするので、八幡さんも来てくださいね、絶対。」

 

「そんな念押しされなくてもわかるって。了解。」

 

「わかってくれればいいです。とりあえず、また明日。」

小さく手を振ってる、可愛い。でも手振るとバランス崩しそうで怖いよな。

 

「ん。じゃあな。」

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