さて、いよいよほんとに放課後になって、坂柳メンバーズとの顔合わせが始まる…あと少しで。いや、坂柳メンバーズってダサいな…センスがねぇ。いやー、それにしても、逃げたい。超逃げたい。
伝わるか分からないけど超逃げたの嫌なことからって感じ。
いやまあ、それは置いておいて。コミュ障すぎて怖い…。
いや、坂柳だったからたまたま仲良くなれたかもしれないけど、こんな目が腐ったやつって恨まれそうだし…あー怖。
「やっと見つけました、八幡さん。来ないものですから心配していたのですよ…って、なんで青い顔になってるんですか?」
「いやだって、陰キャコミュ障すぎて怖いんだもん。」
いや、おれがもんとか言ってるのキモくて草…笑えねぇな。
「だめ……ですか?八幡さんともっと長くいたいな、なんて思っちゃって…。」
下から覗き込むように目を合わせて話してくる…いや可愛いなおい。てかそんな頼み方されたら断れない。ずるだと思います。
どこかのゴルシちゃん保護法に引っかかるレベル、意味わかんないけど。
「お、おう。わ、分かったから。」
「ふふ、八幡さんもちょろいですね…」
あ、耳まで真っ赤になってる…。
「恥ずかしいならやるなよ…全く。」
「半分は本心ですからね。それより、さっさと行きましょう。きっと中で待たせていることでしょうし。」
***
「おまたせしました、皆さん。これから親睦会…いや、そうですね、第1回作戦会議とでも言っておきましょう。改めて、第1回作戦会議を始めます。よろしくお願いします。とりあえず自己紹介から行きましょうか。」
「誰もやらないなら俺からやらせてもらう。鬼頭 隼だ。身体能力なら負けない自信はある。よろしく頼む。」
いや、うん。いかつい。俺の目が比にならない位いかついと思う。てかなんでこんな見た目で印象薄いんだ…ステルスヒッキーの使い手か?
なんかとりあえず、安心した。
「じゃあ次は俺かな。橋本正義です。いちおー、鬼頭と仲良くしてまーす。よろしく〜」
The陽キャって感じ。ちゃんとイケメンだし。
「神室真澄…坂柳に連れてこられた。よろしく。」
「じゃあ次は俺か…。比企谷八幡です。よろしく」
「では最後になりますが改めて。坂柳有栖です。まあ私の事は知っているでしょうからいいとして、今後の事ですね。詳しくはまたあとで話しますが、私の考えだとクラス戦のようなモデルです。そして大事なのが、ポイントがかかっている事。1番優秀な人物が集められるAクラスから順にポイントが高いと予想されます。まずはそこまで大丈夫でしょうか?」
うん、みんなうなづいてる。やっぱりAクラスなだけあってみんなちゃんと頭がいいんだろうな。
「次にですが、まず私達…正確には私と八幡さんですね。私達の目的は、まずAクラスに残り続けること。そして、B以下のクラスを叩きのめすこと…。まずは特にDクラスですかね。私と八幡さんが、リーダーに立ってクラスを指揮して行きたいのです。それを支持してくれる方は残ってくださると、幸いです。」
「皆様残るんですね…。誰か一人くらいは、行ってしまうかと。」
「だって坂柳すごい優秀だしな。見てればわかるわ。それに、坂柳が認めるくらいなんだから、比企谷も相当優秀なんだろ?なら俺は賛成だ。」
なんか認めてくれたわ。いや、全員いなくなるんじゃね?とか思ったから焦ったけど。
「そうですか、ありがとうございます。改めまして、よろしくお願いします。それで今後の方針なのですが、まずこの1ヶ月の間になるべく他クラスと接点を持ってください。今の期間位しか、仲良くできる期間は無いですし、恩情を売りつけましょう。感情で結果が狂うこともありますし。次にですが、葛城さんのことを探ってください。彼も同じようにリーダーの座を争うことになるかもしれません…。恐らくですが、私とは考えが合わないと思うので。私からはこれくらいですかね。なにか八幡さんはありますか?」
「んー、そうだな。今は有栖の言ったことだけで大丈夫じゃないか?強いて言うなら、ボイスレコーダーやカメラを常備することをおすすめするって事くらいだな。何があるか分からないだろうから、証拠集めは大事だ。」
「確かに、その考えには至りませんでした…。私も後で買いに行くとします…。とりあえず第1回作戦会議は終わりにしますね。ありがとうございました。」
はぁ…疲れたぁ…帰ってマッ缶飲んでねよ…。ほんとにマジで疲れた。てかこうして見ると改めて高校生に見えないな。銀髪に金髪にとんでもなく厳つい風貌した男にと…めちゃくちゃだわほんと。千葉にはいないよ?こんなの。全く…
「八幡さん、お疲れ様でした。良ければ一緒にレコーダーを買いに行きませんか?」
「おう、分かった。一旦少しだけ部屋に帰ってからでもいいか?」
「ええ。全然いいですよ。それでは、4時30分にまたここで会いましょう。」
「おう、分かった。」