のんびりながれるにちじょうびより   作:空島さん

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感想2件いただきました。ありがとうございます。

それでは、本編どうぞ!


腹が減る減る秋の空気

 

 sideコウ

 

「いや~夏休み明けはだるいね~、しかもそのあとにテストだしな~っと思っていたけど。傍観者側になるとおもろいわー」

 

うるさいな~あの人。僕は終わったからいいけど。

 

「お、時間だね後ろから集めて~」

「・・・・・お~い夏海集めさしてくれ~」

「悪いのわかってるからヤダ」

 

いや、へこみすぎでしょ。いくら雪子さんの制裁が下るとはいえ。

 

「国語はあかん。国語はあかんよ」

「そんなに?」

「あれはもう問題が悪いでしょ!なんなのあの作者の気持ちを答えなさいってやつは!?」

「・・・・・なんか先が読めるんだけど」

「カレー食いてえなとか考えてるかかもしれないでしょ」

「僕に言われましてもね」

「一番あって締め切りがやばいとかじゃないの!?」

「まあ、コツをつかめばいけるよ」

「姉ちゃんのとこにはそんな問題なかったの?」

「私のとこにはなかったよ」

「じゃあコウは?」

「学年小鞠と一緒なんだからないって」

「あーくっそ!もういいや!姉ちゃん!コウ!理科の問題出して」

 

あ、これ次のテストはパターンだ。

 

「自分の勉強をさせてくれよ」

「兄ちゃん。うちに理科おしえて?」

(・・・・・プイ)

「イラついたから眼鏡かっさらってきた」

 

いや返してあげてよ。兄ちゃんそれなきゃ見えなそうだよ!?

 

「姉ちゃんもコウも母ちゃんにとばっちり食らいたくなかったら付き合ってよ」

「うっ。確かにそれは嫌だけど」

「え、僕もなの?」

 

コイツ、変なとこだけ頭が回る人だな。まあでも確かにとばっちりくらうのは0じゃないからな~。

 

「はぁ、夏海どこ出るの?」

「場所わかんないから適当に出してよ」

「場所くらい把握してよ」

 

えっと、テストに出そうなものは~

 

「有機物が燃えると出る気体は?」

「のろし!」

 

あってるけどちがう。

 

「顕微鏡の対物レンズを変えるのに回す部分は?」

「リボルバー!」

 

回転式拳銃。

 

「気体とかをかぐときはどやってかぐ?」

「命乞い!」

 

死ぬ気!?

 

「葉などを脱色するときに使う液体は?」

「エネミィー」

「それは敵だよ!」

 

全問不正解なんだけど大丈夫か!?

 

「よし、これなら大丈夫だ!」

「その自信はどっから来るんだよ」

「小鞠これ覚悟しといたほうがいいよ」

「なんで私はテストする前から怒られる確定なんだろう」

「はーいテスト配るよ~」

「先生早く!忘れちゃうよ!」

「お、やる気がすごいな。それじゃあスタート」

「夏海ちゃんはできる子!夏海ちゃんはできる子!」

 

どうしよう。うるさい人が増えちゃった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあテスト返すね~。おかしい部分がある場合は持ってきてください」

「・・・・・先生私のテストおかしいです」

「ん?持ってきてみ」

「ほらこれ、名前書いてあるのに0点なんだけど」

「あ~これね~全部間違ってるんだよね」

 

あ~これ怒られるパーターン入っちゃった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午前中のテストも終わり午後は野外活動。といっても外で昼ご飯を作る程度だけど。勉強よりかは楽だろう。

 

「軍手持ってきたよ~」

「サンキューコウこれでサツマイモのつるがつかめる」

「お、ナスとかもよく育ってるじゃん」

「魚もとれたよ~」

「じゃーん春に植えた稲からとれた米をとってきました」

「おぉー」

「夏海~魚鯖いちゃってくれる?」

「私魚とってきたから誰かが・・・・・・スタンバイOKになってる!?」

「いつの間に!?」

 

兄ちゃん、あんたほんとに何者だよ。7匹の魚が1分足らずでスタンバイ完了って。

 

「それじゃあ私は芋ごはん作るよ」

「芋ごはんが食えなくなるからやめて」

「それどういうことよ!」

「そのまんまの意味だよ。姉ちゃんが作ると芋ごはんが食べれなくなるから」

「なんでよ!夏海だって料理できないでしょ!」

「できないから言ってるの。素直にコウやほたるんに頼んどいたほうがいいよ」

「そんなにいうならおいしい芋ごはんつくってやるから!」

「ほたるん、小鞠の方行く?」

「はい、行くつもりですけど」

「本人ああいってるけど。小鞠は料理できないほうなの。だからついていくなら危なかったり、作り方が確実に間違ってるときは止めていいからね。それと小鞠が砂糖の言葉を口にした瞬間止めていいから」

「りょ、了解です」

 

正直な話。砂糖をドバドバ入れるくらいなら夏海が作ったほうがまだましな気がする。頼むほたるん小鞠の暴走を止めてくれよ。

さて、僕は何をしようかな?

 

「じゃあコウは火見てて」

 

先生、シンプルに休める法を選んだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「芋ごはんできたよ~」

「すいませんコウ先輩。小鞠先輩頑固でして」

「あ~うん、こうなったらもう神頼みだね」

「私にかかればこのぐらい余裕なんだよ」

 

ふ、不安でしかない。大丈夫だろうか?

 

「さて、そろそろできたかな?」

「・・・・・・・・」

 

なんだろう嫌な予感がする。

 

ザク!

 

神様~裏切るのが早いよ。

 

「ざく?」

「なんだ?このパラパラした米は?」

「姉ちゃんいったいどんな料理をしたの!?」

「芋ごはん・・・・芋ごはん・・・・・芋ごはん・・・・・・あ、芋の味付けに気を取られて水入れるの忘れてた」

 

初歩の方だったー!

 

「どれどれ?」

 

・・・・・・・・・・雪のようなザクザク感!って

 

「はぁー先生、この学校ってレンジありましたっけ?」

「あーうんあったと思うけど」

「よし、じゃあ火よろしくお願いします」

「コウ!?」

「この米再生させてくる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これ完全に水入れなかったね。

さ~てまずは芋をどかして。確かレンジで復活したはず。水を入れて混ぜ込む。これで電子レンジで加熱。途中でやめたら芋を入れて。

 

「頼む。復活してくれよ」

 

みんなには悪いが小さめの一口をとって口に入れる。

・・・・・・・・・・・・・大丈夫だ!

 

「よし!これなら大丈夫」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「米が復活したぞ~」

「え、あの状態から?」

「どうやってやったのん!?」

「水を入れてレンジでピッ!っと」

「それじゃあ、料理もそろったことだし。いただきます!」

「いただきまーす」

「小鞠はちょっと待った」

「え、何コウ?」

「これからは人の助言をしっかり聞くこと、特に料理では!」

「なんでわかるのさ!?」

「ほたるんに監視役を頼んだのは僕だからね、わかった?」

「うん、わかった」

「よし、それならよし。じゃあ食べようか」

「いただいまーす」

 

 

 

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