のんびりながれるにちじょうびより   作:空島さん

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小さな勇者の反逆は高火力

 sideコウ

 

「帰る前に誰かこのゴミ捨てて来てくれる人いませんか?」

「週末は自分でやる言っとりませんでしたっけ?」

「批判コメが早いね」

 

当然でしょ。先々週言ってたし、なんなら先週全く同じやりとりしてるし。

 

「週末は焼却炉に持って行くからって言ってたじゃないですか」

「あ、そう言えばそうだったような、じゃあちゃっちゃとやって帰りますか〜って、あれ?」

「先生!強引に引っ張ったら破けますって!」

 

この人ほんと大丈夫だろうか?本来なら逆に心配される方なのだが、この人にとっては逆に将来が心配になる。もう将来の年齢なのに。

 

「コウにぃ、うさぎさんのとこ行くん」

「うさぎ小屋?」

「あ、そっか蛍はまだ案内してなかったっけ。一緒に来る?」

「はい、行きたいです」

「じゃあ、えっとまずは餌とりにいかないと」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウーサギ小屋ーうっさぎ小屋ー。おっ世話しっましょ小鳥さんっ、おー世話しましょっうっさぎさんっ、綺麗に毛ずくろいいったしましょー、」

 

・・・・・なんか嫌な予感がするな

 

「そーしてまっとめって ダァイナァマイッ!」

 

物凄いヘッドスライディングだったけど大丈夫か?あ、起き上がってこっち向いた。

 

「膝・・・・・やっちまいました」

「そりゃあんだけ盛大に飛び込んたらね~」

「ウサギ小屋に行くと思ったらついテンション上げてしちゃいましたー」

「思いっきりジャンプするから、そんなうさぎ好きなの?」

「当然ですが!?」

「週末はいつも行ってるもんな」

「でもわかるな、私も1番世話したいのはうさぎだし・・・・・・・・・・・・・うざぎが逃げてるー!?」

「あら本当」

「穴掘って逃げたな」

「大丈夫のん!うちの作戦で1発なん!」

 

そう言うとれんげは持ってきた餌からトウモロコシを両手に持って

 

「その名も!モロコシどり~。トウモロコシを小屋に誘導するように置いて、子屋の中に人参をおくん」

「餌で釣るってことか」

「私たちはうさぎさんが入った時に扉を閉めて1人ずつでるん」

「うん、わかった」

「りょー」

 

 

 

 

 

「あ、うさぎが来たよ」

「餌に食いついてるな」

「ほらほらー人参があるの~ん」

 

あともう少しなんだけど一向に動かないな。こいつ人参嫌いだったっけ?この小屋のうさぎはみんな人参好きだったような気がするけど。

 

ニッ

 

あれなんか飛んできた。

ガッシャーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・なにか起こった?。なんかうさぎに笑われたような気がして。いきなり飛んできたと思ったら、扉にぶつかって、その衝撃で扉が閉まり、うさぎか逃げてった。

 

「うさぎに人参をいっぱい食わせるつもりがうさぎに一杯食わされてしまいました」

「あ、うまい」

「「「・・・・・・・・・・・」」」

「ってそんなー!。なんで開かないの!?」

「勢いよく閉まったから反動で鍵かかっちゃったみたいやな」

「そ、そうだ3人で大声を出せば聞こえるんじゃない?」

「こっから校舎までは結構距離あるのん。大丈夫のん!最悪飼育当番の人が見つけてくれるのん。次の当番は三日後だけど」

「三日もこのままなんてイヤー!今日はママがシチュー作ってくれるって言ってた!・・・・・誰か〜助けて〜!」

 

流石に今日の夜になれば蛍かれんげの親が心配して来てくれると思うけど。というよりほたるんシチュー相当好きなんだね。

・・・・そうだ!

 

「? コウ先輩何してるんですか?」

「靴紐を解いてる」

「なんで今?」

「それはね、こうやってわっかを作って。このわっかを鍵の取っ手部分に引っ掛けて、右上の金網から通してゆっくり引っ張ると」

「! 鍵が開いたのん!」

「す、すごいコウ先輩」

「それじゃあ、出れたことだしうさぎさがそっか」

「あ、3人ともモロコシ食べる?」

 

先生とうさぎが釣れました。

 

(あのあと穴をちゃんと塞ぎました)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 午前1時

 

ピーポーン

こんな時間に誰だ?

 

「はーいって小鞠?どったのこんな時間に?」

「えっとーそのー虫がうるさくて〜」

「・・・・・ホラー系のDVD見て怖くなったんじゃなくて?」

「な、なんで知ってるのよ!」

「今日雪子さんに教えてもらった。小鞠がホラー系のDVDを借りて来たから何かあったら助けてあげてと」

「母さん・・・・」

「それで何がお望みかな?」

「い、一緒に寝て欲しいです」

「いいけど寝る準備してる?」

「うん、大丈夫。というかコウは恥ずかしくないの?」

「いいながら小鞠が小六の頃にすでに数回寝てるでしょ」

「いやそうだけどさ。夏海には言わないでね絶対からかってくるから」

「わかったじゃあ今日は早い目に寝ますか」

「はやめって今1時だよ?」

「普段3時くらいまで起きてる」

「それでうちの朝ごはん作ってるよね何時間寝てるの?」

「3時間ねてるよ」

 

睡眠時間は人それぞれだからね。4年くらいこの生活してたらなれたくるよ。人間の長生きする睡眠時間は7時間だけど実際そんな寝てる人少ない気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 side小鞠

 

まあコウだもんねこのぐらいで意識するようなやつじゃないし。それよりどうやって寝ようかな。手を繋いで欲しいっていったら意識するだろうか?それよりも寝たふりをして抱きついたほうがいいだろうか?流石のコウも抱きつかれたらなんの意識もしないことはないだろうけど。

 

「あ、明日も朝作りに行くからその時に起きてね」

「わかった6時くらいでしょ」

「そ、そんぐらい」

「じゃ、寝ますか」

 

 

 

 

「一緒に寝てくれないの?」

「僕は寝相悪いからね〜。というより以前もこんな感じだったじゃん」

 

今、私がコウの布団で横になっていて、隣でコウが寝袋の準備をしてる。まあ、わかっていたけど添い寝は無理だった。それこそ夜眠れる気がしない。

 

「じゃあさ、手つないでよ」

「これでいい?」

 

これでも恥ずかしがらないか。だったら寝起きの私に後を託すか。

 

「うん、おやすみ」

「おやすみ〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「小鞠〜起きて〜」

「ん?こ〜う〜ど〜したの〜」

「なんで僕抱きしめられてるんですか?」

「抱きしめてないよ〜」

「目開けて確認してみろって」

 

ゆっくり目を開けると、眩しさで真っ白になった視界から回復して来て見えたのはコウの顔だった。

 

「え!コウ!?」

「小鞠寝てる途中から抱きついてきてたよ」

「え、それはその〜」

「あはは、そんなにホラーDVDが怖かったのかな?」

「な、違ーう!」

 

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