転生したらドラゴンだった件   作:炭酸水素水

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以前から書いてみたかった転すら二次創作です、ゆっくり投稿ですがエタらないように頑張ります!


第一章 ダマルガニア編
1話 ドラゴンのタマゴだった件


 

他に誰もいない部屋に声が響く。

そこに居るのは声の主である少年ただ一人。

 

『長かった、長かったぞ!500年もの間、精神だけで漂う日々もこれで終わりだ!フハハハハ!』

 

別にその少年は大きな声で独り言を呟いている訳ではない。

真のその声の主、"魔王カザリーム"は沸き上がる歓喜を抑えられずにいた。なにせ、待ちに待った肉体がついに手に入るのだから。

 

『大変だったぜ全く、肉体を召喚する為のエネルギーとか全然足りないし、呪縛系スキルも復活するのアホみたいに遅いし……』

 

彼、あるいは彼女の脳裏には、これまで奮闘してきた日々が甦る。確か、最初の頃は意識だけはっきりとしていて、それから…と、ここで考えるのを止める。

 

『…イヤ、思い出すのもちょっとな』

 

なんか涙出てきそうだし。あれはキツかった、カザリームはそう思う。

 

「あはははは!まあいいじゃないかカザリーム!回り道になったけど、異世界人の召喚準備は整ったんだからさ!」

 

そう言って笑う少年、彼の名は神楽坂優樹。

現在カザリームの依り代として肉体を共有している人物だ。

 

「前回の事を思い出してるのかよ?まあ、あれは事故みたいなもんさ!」

 

『ボスがそれを言うかよ!?その張本人じゃねーか!!』

 

「でも身体の支配権を奪われて死にかけただけだし、そんなに気にするなよ!」

 

幾ら妖死族(デスマン)とは言え、そこは気にしろよ、と思うカザリーム。

そう、実は以前にも肉体を手に入れようとして異世界人を召喚したのだ。

しかし、状況を理解したユウキに用意した支配を打ち消されてしまった。それも逆に支配されるオマケ付き。

 

『なんか俺って、他人にちょっかい出す度にボコボコにされてる気がする。』

 

レオン然り、ユウキ然り、手を出した結果、割と散々な目に合っている事は間違いない。

例えそれがカザリームの自業自得だとしても。

 

「まあまあ、せっかくここまで漕ぎ着けたんだ、今はそっちの方を喜ぼうぜ!」

 

もう本当に大人しくしてようかな、と思ったカザリームだったが、器の入手まで漕ぎ着けたことを言われて思い直す。

 

『納得はしないが、まあ理解したぜボス。ったく、んじゃあ準備も完了した所だし、始めるか』

 

そうして二人は……客観的に見れば一人ではあるが……器を確保する為の異世界人召喚を行う。それに平行して肉体を縛るための呪縛や、肉体を乗っ取るための術式を展開していく。

 

『久しぶりの…そうだな500年か…、そう思うとこうしてフワフワしてんのも感慨深いもんだな。俺、外の世界に出られるってのによ』

 

「しんみりするのもいいけどさ、晴れて自由の身になれるんだ、これからは滅茶苦茶やって楽しんで行こうぜ!」

 

『…ああ、そうだな、ボス』

 

カザリームは思う。このボスは飄々として捕らえ所がない。が、どんな無茶な事だろうが自分がすると決めたことは曲げない、そんな男だ。例えばそれが、どれほど途方もなく無謀なことだとしても、だ。

 

『世界征服…か。』

 

それはユウキがこの世界に召喚された時に語った夢だ。

滑稽無糖すぎて嘘にしても、もっとましな嘘をつけと言われるような突拍子もないような話だった。

それはかつて自らも追い求め、そしていつの日か敗れた、そんな途方もない夢。

 

『無茶…だな、上には上がいる。』

 

だが、それでも"この男ならもしかしたら"と、そう思わせる何かがユウキにはあった。

肉体を共にする内に、自分もその夢に再び焦がれていたのかもしれない、とカザリームは思う。

 

新たな器が召喚され、そちらに魂を移せばボスの肉体とも別れる。そう思うと、なぜだか少し寂しくもある。

そう黄昏ているとユウキが声を掛ける。

 

「おいおい、魔王の復活記念なんだぜ?折角なんだから、それらしく邪悪でかつ悪趣味な感じで頼むよ!」

 

『…まぁ、ボスの言う通りだな、ウジウジしてても仕方ねぇし、"呪縛王"(カースロード)魔王カザリームの復活ってことで一丁派手に行くか!』

 

誰もいない部屋で、謎のポーズを決め、引き吊った笑みを浮かべるユウキ。カザリームが干渉したからとは言っても、軽くホラーな光景である。

 

「いや!そうは言ったけど!そうではないだろ!」

 

流石に絵面がマズイと思ったのか、自らの尊厳を守るべく、抗議するユウキ。

 

『ハハハハ!ボスのいた異世界の魔王ってのはこんな感じですか?』

 

「せめて自分の肉体を得てからにしろよ…!」

 

そんな下らないやりとりをしている内にも、召喚用の魔方陣は輝き、召喚が進んでいることを知らせていた。

 

…………

……

 

 

 

私の名前は安藤捺希(なつき)、人より少しマイペースな至って普通の女子だ。

そんな私は何故かタマゴになっている。

それも、見知らぬ砂漠に一人ポツンと言う状況で。

 

一体どうしてこうなった!?

 

思わず頭を抱える。

 

って、そもそも抱える為の頭が無いし、手足も無いから身動きも取れない。

う、うーん。困ったぞ……!

 

イヤ、ダメだ落ち着くんだ私!

一旦冷静になって状況を見極めるんだ…!

 

確かあの時、……大体5分前くらいかな?変な声が聞こえてきたと思って、気がついたらタマゴになってたんだっけ。

私はその時の状況を詳しく思い浮かべた。

 

 

 

 

その時、私は行方不明になっていたクーラーのリモコンを探していた。最初は弟のイタズラかと思ったけど、弟は今日は家にいない。

他の場所を探そうってことで、まだ探していない一階へ向かおうと階段を降りていた。

 

その時に不思議と意識が朦朧として私は階段から落ちてしまった。

頭を強く打ったのか、床には大量の血が流れ出ている。

 

《確認しました。スキル「睡眠耐性」、「危険感知」を獲得、成功しました。》

 

 すると天の声みたいな感じの声が聴こえる。

幻聴が聞こえるって、頭にダメージ行き過ぎじゃない?

気のせいか倒れている私を中心に魔方陣みたいなのも見える。

人が瀕死の時に、潜在的願望がイメージとして現れるらしいけど……そうか!これが私の真の望みか!これこそ本当の私なんだ!

 

…イヤイヤ!私にそんな厨ニ願望なんてないぞ!ほんとやで!ほんと!!

 

 

《確認しました。スキル「魔力制御」、「呪縛無効」を獲得、成功しました。》

 

 

 私の抗議も虚しく、暗にそんな訳ないと言われてしまう。・・・まあ、ただの幻聴が返事をする訳もないよね?気のせいに違いない。

そんなことを気にしてても仕方ないと、私は立ち上がろうとする。が力が入らずにその場で蠢く事しかできない。

 

(弟よ、私を助けるんだ…!っていないか、)

 

弟に助けを求める…が、誰も来ないようだ。まあ、外に出掛けてるからね。そりゃね。

日頃から弟の菓子をこっそり食べていた事のバチが当たったか、チクショウめ。

 

 

《確認しました。ユニークスキル「略奪者」(ラプター)の獲得、成功しました。》

 

 

天の声さんにドロボー認定されてしまう。憮然たる事実を突きつけられ、私は静かになった。

謝るからーお願いだー早よ帰ってきてー!

弟よ!帰ってくれれば、今ならなんと!この呪縛と魔力なんとかをプレゼント!カッコいいだろう?

あんた前にそう言うの欲しいって言ってたもんな!おねーちゃん、ちゃんと覚えてるから!

 

 

《異世界人召還の術式のエネルギー、装填完了しました。術式の実行へ移ります。》

 

 

丁度そのタイミングで魔方陣が強く光り、私の視界を埋め尽くす。

心無しか、体の感覚が無くなっている気がする。と言うか私の体があっちの方に見えるし。

完全に身体から抜け出してるよコレ!いわゆるあれか、幽体離脱って奴か!

目は見えないけど、変な浮遊感を感じます。

 

《確認しました。エクストラスキル「空間把握」、「重力支配」を獲得、成功しました。》

 

《転生先の種族が飛行可能な種族に固定されます。》

 

んん?転生だって!?

死因は…あれかな、階段かな…。死んだのか、階段で…。

 

「空間把握」で周りを確認すると、視界を埋め尽くしていた光が晴れていく。そこは絵の具がグニャグニャとうねる不思議空間だった。ここが死後の世界?

だとしても、転生先が決まってるから天国でのんびりって訳にも行かないか、仕方ない。

私の身体もどんどん遠くへ流れされて見えなくなってきた。うーん、することも無いし、転生まで暫くグデグデしてるとしますかー!

 

 

 

《個体名カザリームの能力により召喚術式へ干渉。個体名 ー に呪縛操作による支配を試みます。》

 

《ユニークスキル「企画者」行使により、呪縛スキルの成功率に補整が掛かります。》

 

 

そんな天の声(仮)が聞こえると共に、私に向かって大量の鎖が飛んできた。

一体なんなんだ!敵襲か!?

 

その鎖の内の一本が私に絡み付く。

 

(ぐあっ!イタたた!)

 

メンタルを直接殴られたような痛みが私を襲う!

呪縛って言ってたし、マジで精神を攻撃されてるみたいだ。

私って死んでるから身体は無いはずだし、間違いない。

 

『初めまして、俺の器となる人間よ!』

 

男なのか女なのか良く分からない声が響く。

声のする方には誰もいないから、ここではない別の場所から話かけてるのかな?

今の鎖に、さっきの魔方陣……異世界人召還って言うのもコイツのせいか。

 

『俺…いや、ワタクシはお前のような若者が来るのを待っていた!』

 

このまま喋らせたら世界の半分をやろう、とか言い出しそうだ。

取り敢えず鎖が鬱陶しいのでそちらを優先して潰そう。

 

『このワタクシ、魔王カザリームの復活のい――』

 

ドガッ!!

 

私は「範囲支配」と「魔力操作」を駆使して、周囲の鎖をはね飛ばす。すると魔王さん(自称)は驚いたのか静かになった。

私の"範囲"支配に負けてるようではまだまだ修行が足りておらぬようじゃ!

世界の半分所か、あの世の一部すら支配できてないんじゃお話にならないよね。

 

『くっせめて真の力を使えれば…!』

 

どうやら第二形態がないタイプと見た!これはいける奴だ!

自分の弱点を分かりやすく教えてくれる魔王さん。とても親切な方ですね! 

私はそのまま勢いに任せて鎖を吹き飛ばしていく。鎖は何かのエネルギーの塊のようで、ある程度ダメージが入ると光の粒子となって消えていく。

 

『…ワタクシの切り札…弱体化したこの状態では使えるかどうか、ってレベルの術だが…やるしかないな、喰らえ!』

 

 

支配の呪法!!!(デモンドミネイト)

 

 

先程までの鎖ではなく、太く巨大な鎖の形をした高密度なエネルギーが私に向かって飛んでくる。

 

『うおおおおおおお!!』

 

(っ!?あれは不味い!!)

 

今でも少しダメージを受けるのに、あんなエネルギーは流石に…と思った丁度その時だ。

天の声が聞こえてきたのだ!

 

 

《「略奪者」を行使し、周囲のエネルギー力場を改変します。辺り一帯のエネルギー行使権を、個体名 (無し) に組み込みますか? yes/no?》

 

 

敵の攻撃は精神攻撃だけど、エネルギーをどうにかするならなんとかなるかも!イエス!

 

 

《確認しました。続いて「範囲支配」で周囲の情報を書き換えます》

 

 

と天の声が。すると空間が歪み始め、巨大な鎖はメキメキッと砕け私に吸い込まれていく。

痛みや変な感じはしないから身体は大丈夫そう。巨大な鎖が飛び出して来た時はどうなるかと思ったけど、ひとまず安心だ。

 

(やめておけ、魔王、その術は私に効かない。)

 

『馬鹿な、ハァ、ハァ500年の間に改良した、支配の呪法(デモンドミネイト)だぞ!?ハァ、何故効かないんだ!?』

 

耐性、と言うか呪縛無効持ちですからそりゃね。

そして、大技を繰り出した後の敵とは、往々にして隙だらけになるもの。

魔王さん(自称)も魔力(恐らく)を使い切ったのか、息が荒い。MP切れを狙える魔王ってどうなのよ。それもう魔王じゃなくない?

 

(おお、魔王よ!開始数ターンでMP切れとは情けない!)

 

あんだけ自信満々からの出落ちって…本当に情けないよ。なので煽っておこう。

 

 

 

『やれやれ、苦戦してるみたいだねカザリーム』

 

『ボス!』

 

(なんかもう一人なんか出てきた!)

 

こちらも相変わらず姿は見えない、多分まあ敵だよね。

でも魔王が他の奴をボス!って呼んでるのって違和感が凄い。

 

『厄介な耐性持ちだろうと僕のスキルの前には無力だぜ!喰らえ、「能力封殺」(アンチスキル)!!』

 

 

――能力封殺(アンチスキル)――

それはあらゆるスキルを遮断、無効にするスキルである。あるのだがー

 

 

ブチッ

 

どうやら異世界人召還の術式も無効にされたようだ。

ついでに私の範囲支配も解けてしまい、周囲のエネルギーが暴走しそうで大変だ。

私はそのエネルギーを押さえきれずに吹き飛ばされる。

 

『ボス!召還術式も無効化されてるみたいなんだが――』

 

『おかしいな、前の時はこうはならなかったはず――』

 

二人の声が途絶える。召還が無効になったから、向こうとの接続が切れたのか。

 

 

《召還術式の消失により、転生システムのプロセスが再開されます……。》

 

《「略奪者」の能力により異空間、世界の言葉システムの一部エネルギーの存在値への組み込み・・・成功しました。組み込んだエネルギーに含まれる、一部の能力の取得・・・「各種耐性」の獲得、成功しました。》

 

 

 その声が聞こえた瞬間、周囲の暴走していたエネルギーが静まり、私の中に吸い込まれるように消えていく。

私の意識はフワフワと漂う広々とした感覚から、中身のぎっしり詰まった窮屈な何かの中に押し込められた。

 そうして私の意識は、まどろみの中へと沈んでいった。

 

…………

……

 

 

 

 

 そんな事があり、 私は今現在タマゴになってしまっている。

 

(プルプル、僕はダメなタマゴじゃないよ)

 

 思わずそう呟く。実際に声が出てる訳じゃないけどね!

そんな事を考えつつも、スキルで周囲の状況も確認してみる。

 

(不思議空間で周りの景色が見えたんだから、この「空間把握」ってスキルを使えば目が見えるはず!)

 

 すると視界が開けていき、荒涼とした不毛の大地が目に映る。

 

(ここは何処? 私は誰?)

 

 そんな事を言ってみる。しかし残念、前世の記憶はそのまんまだ。なので周囲にも何もない今は、前世の記憶がある分余計に退屈に感じる。

 

(・・人っ子ひとりいないし、取り敢えず安全ってことでいいよね?)

 

 例のダメなタマゴならタマゴのまま普通に戦ってたりするんだけど、普通のタマゴである私はそんなことを出来るはずもない訳で。早いとこ孵って安全な所に避難したいよ

 

 

 

 

 そうしてその場で孵化を待つ日々が続いた。

この不毛の大地で過ごすうちに気付いたことだけど、どうやらここは基本的に生物の寄りつかないような、汚染された魔素で覆われている。それに、強い砂嵐が吹いたり、空間の割れ目から突如吹き出る高濃度な魔素でダメージを負ったりする。

なので、スキルで抵抗力を強化したり、新しく回復スキルを習得したりして何とか凌ぐ。

 

(でも本当になんにも無いなーすっごく暇だー 動けないし娯楽もない)

 

 外の景色が見えたらましになるかなと思って始めたスキルのトレーニング。

新たに習得した「汚染浄化」で処理して、利用可能にした魔素を「略奪者」で吸収して、自身の強化に回す。

とはいえ汚染浄化に時間が掛かるから、ゆっくりしたペースでしか強化出来ないけどね!

今私が持っているスキルについてだけど、「略奪者」の検索の能力で自身のステータスを、おおよそ把握することができた。

 

 

個体名: ー  

種族 :下位龍族・劣風竜(レッサーウインドドラゴン)のタマゴ

EP   :8700

加護 : ー

称号 : ―

魔法 :風魔法・回復魔法

ユニークスキル:「略奪者」(ラプター)・・・魔力操作・範囲支配・権限奪取・自己強化・検索・森羅万象

EXスキル:重力支配・空間把握

スキル:危険感知

耐性:各種耐性・範囲結界・呪縛無効

固有能力:竜鱗・汚染浄化

 

 

 

名前は無し。これで私も名も無き小市民! 最も人ですらないけどね。前世ではあんドーナツとか呼ばれてたけど、今世ではどうなるのやら。

 

 種族は劣風竜(レッサーウインドドラゴン)。検索で調べた感じ、EP(総エネルギー量)に応じて上位種に進化していくらしい。一先ずEPが2万代で下位龍族(レッサードラゴン)から龍族(ドラゴン)になれそう。今のEPは9000近く有るけど、それでも下位(レッサー)って言う位だし、EP4桁代ってそんなに強くないのかも?

 続いてスキル欄に目を移して、めぼしいスキルを探す。

 

(あれ? 重力支配を使えば、飛んで移動できそうじゃない?)

 

当分先でしか無理だと思っていた移動手段の問題が、なんと30秒くらいで解決してしまった。フフフ···!私は自分の才能が怖いぜ!

 

 それから進む方角だけど、ここから東に山脈がある。

山間は降水量に恵まれているイメージがあるし、自然も豊かで、きっと食料にも困らないはず!

いずれはタマゴの栄養も無くなるだろうし、これから目指す場所には丁度いいんじゃないかな? と言うわけで先ずはあの東の山脈を目標地点に出発することにしよう。

 

 そうして私は、出発の為の(心の)準備を進める。そんな事をしていると、此所で過ごした思い出が蘇る。

いざ離れるとなると、こんな何もない場所でも名残惜しくなる気がするよ、不思議だ。だがしかし、私は行かなければならない、止めてくれるな!

 

 《EXスキル「重力支配」を使用しますか?  yes/no?》

 

 我が生まれ故郷よ、さらばだ! イエス!

スキルの能力で体が地面から離れて行く。視界がフラフラと、しかし確実に上昇していく。そして、目の前に広がるのは汚染された空!

記念すべき初フライトは残念ですが、悪天候! こうして私は、この異世界での第一歩を踏み出した。 

 

 (···生まれ故郷って言ったけど、それって普通はタマゴから孵った場所じゃないのかな?)

 

 そんなこんなで東の山脈へと向かうのであった。

 

 

 

 

 




性別不明の人だったカガリさんの性別が原作最新18刊にて判明。
web版では元々の性別が男性だったのですが、その設定と合わせても違和感のない設定になっています。
表紙を見た感想と読んだあとの感想がひっくり返ったのは自分だけではないはず 
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