とにかくミホノブルボンとライスシャワーをイチャイチャさせたい 作:ナナなな
それは、突然起こった。
ライスシャワーとミホノブルボンが、2人で街を歩いてる時であった。
『お兄様』を名乗る、不審な人物達に、2人は攫われてしまった。
ライスシャワーが目を覚ますと、そこは知らない天井であった。
真っ白に統一された部屋で、鍵のかかったドアと、1枚の紙と、ミホノブルボンが転がっていた。
とりあえず、ブルボンを起こすことにした。
「ブ、ブルボンさん?起きてください」ユサユサ
ブルボンの肩を優しく揺らす。
「……ライス?…どうしました?」
ブルボンは、目をパッチリと覚ました。
「ここは?…どこです?」
「ライスも、今起きたところで…何も…」
とりあえず、状況確認をする。
2人は、置いてあるA4サイズの1枚の紙に、目線を向ける。
そこには
『この部屋は、10回キスをしないと出られないよ♡』
と書かれていた。
………
2人は硬直し、沈黙が続いた。
次第に、2人は真っ赤に赤面する。
そのまま、ゆっくりと静かな空間がつづいた。
2人は、ずーと沈黙したままだった。
…………
先に口を開いたのは、ブルボンだった。
「………ライス、試してみますか?」
ブルボンは、いつもの真剣な顔であった。
「ふぇっ!?ブ、ブルボンさんは…ライスとなんかで、いいの?」
動揺していて、弱々しい声でライスは応える。
「私はライスとしたいです。」
迷いもなく、即答であった。
「……ブルボンさんがいいなら…ライスは…ひゃっ!?」
ブルボンは、ライスの判断を待たずに、彼女を捕らえた。
ライスシャワーの小さな、身体を支え、ブルボンは唇を、ライスの柔らかい唇へ、押し付けた。
それは、弱くもなく、強くもなかった。
部屋には、2人の呼吸音や、心臓の鼓動、唇を貪る音が響いていた。
2人はしばらくし、唇を離し、互いの顔を見合った。
2人の顔は、真っ赤にほてっていた。
そこには、呼吸を乱しながら、ぽーっとしていたライスの可愛らしさ顔があった。
静寂がつづく。
呼吸を整える間もなく、ブルボンは再び、ライスの唇を襲った。
2人はそれを繰り返し、10回目位で、ドアの鍵が開く音がした。
唇をはなす。
「ハァ……ハァ……」
「……ブルボン…さん、ドアの鍵が、開いたみたいですね。」
「…そのようですね。」
2人は、しばらく、目を合わせることが、できず、その場で留まっていた。
「えへへ、ブルボンさんに、ライスのファーストキス、あげちゃった。」
それを聞いた、ブルボンは理性を、失った。
「……ライスっ!ライス!」
ブルボンは、再びライスの唇を襲った。
「ひゃっ!?、ブルボンさ……ん…」
ブルボンの気が済むまで、それは続いた。
その後、2人はその部屋を出た。
その部屋はトレセン学園内にあり、学園内の誰かが仕組んで、やったのだろう。
「」
無言が続いていた。
さっき、あんなことがあったのだ。
何を話していいのか、わからないのだろう。
「私はそろそろここで。」
ついに、2人が別れるところまで来てしまった。
「…あ、あの!ブルボンさん、ちょっとこっちに来ていただけますか?」
ライスのもとに向かう、ブルボン。
彼女がライスの目の前へ、立ったその瞬間。
ライスは精一杯に、背伸びし、今度は自分から、ブルボンの唇を奪った。
ニコッと微笑むライスに、驚いたまま立ち尽くすブルボン。
「…それじゃあ、また明日。」
ライスはその場をスタスタと去っていった。
「えへへ、今度はライスから…しちゃった。」
そう呟くと、唇を手で触り、照れながら、寮へ戻った。
一方、ブルボンは手で顔を覆い、ひたすらに悶えていたそうな。赤いリボンをした人に見られてるとは知らずに。
結局、お兄様は誰だったんでしょうね。