「おい、善子。」
と、達仁は呼びに来た。
「あれ、居ないの。」
そこへ、梨子がやって来た。
「どうしたの?。」
「それがな、善子がいないんだ。」
「えっ、あの堕天使が。」
「うん。」
「善子、善子ーっ!。」
と、梨子は置手紙を見つけた。
「何々、私は少し悲しい気持ちなので私は旅に出ることになりました、二度と戻る事もないのでどうか探さないでください。」
と、置手紙に書いてあった。
「達仁、ちょっと。」
「どうした、梨子。」
「これ、見つけたんだけど。」
「はっ、これは。」
「えっ、何これ。」
「善子の手紙だ。」
「えーっ。」
と、梨子は驚いた。
「まさか、善子が。」
「きっと、何か悩みを抱えていたのよ。」
「うーむ、善子がね。」
「何か心当たりある。」
「そうだな、そう言われてもね。」
「善子は、たしか金沢も好きだけど、能登や、越前と京都と函館と小樽と網走も好きだって言ってたわ。」
「能登と越前ね。」
「そうよ。」
「後は、北海道と京都も好きだったな。」
「ええ。」
そこへ、花丸がやって来た。
「達仁君、遊びに来たずら。」
「おお、花丸。」
「どうしたの?、何かあったずらか。」
「実は、花丸ちゃん。」
「善子が、善子がいなくなっちゃったんだよ。」
「ええ、善子ちゃんが。」
「うん、この置手紙を残して出て行っちゃったんだよ。」
「善子ちゃん、マルに何も言わずに出ていくなんて。」
「大丈夫よ、すぐ見つかるよ。」
「とにかく、善子ちゃんを探しに行くわよ。」
「ええ、手分けして探そう。」
「うん。」
と、言って達仁は梨子と花丸と一緒に善子を探しに行った。
「善子、善子ーっ。」
「善子ちゃん、善子ちゃーん、どこ、返事して。」
「善子ちゃん、善子ちゃん、何処にいるずら。」
と、戻ってくると。
「どうだ、いたか。」
「ダメずら、心当たり当たってみたけど、いないって。」
「そうか。」
そして、花丸が泣き出してしまった。
「善子ちゃん、何処にいるの善子ちゃーん。」
「泣かないでよ、花丸ちゃん、きっと何か訳あって1人旅に行ってるんだよ。」
「ああ、善子は何か悩みや不安を感じた時はよく1人旅するって言ってたからな。」
「ところで、達仁は心当たりあるの?。」
「そうね。」
「マルはあまりよくわからないずら。」
「そうだよね、善子はどこへ行ったんだ。」
「うーむ。」
達仁と梨子と花丸は、色々調べてはみましたが結局どこへ行ったかはわからずじまいでした。
「よし、早速調べて見ることにするよ。」
「そうね。」
「どこへ旅してるんだ。」
善子が、置手紙を残して旅に出た