津島善子・泣きぬれてひとり旅   作:新庄雄太郎

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そして、事件は起きた。


第4章 アリバイ捜査

次の日、ニュースで兼六園で起きた殺人事件が起きた。

 

「ああ、そこは善子が行ったところだ。」

 

「えっ。」

 

「そんなの。」

 

と、梨子は言った。

 

そして、達仁は梨子と善子の前にある男の人がやって来た。

 

「ごめん下さい。」

 

「あのー、あなたは。」

 

「ちょっと、聞きたいことがあってね。」

 

と、警察手帳を見せた。

 

「えっ、警察。」

 

「はい、私は石川県警の草彅です。」

 

「あのー、何か。」

 

「実はですね、兼六園下で女性の死体が発見されましてね。」

 

「えっ。」

 

そこへ、善子が言った。

 

「ええ、私が金沢へ行ってましたわよ。」

 

「本当ですか。」

 

「ええ、私が写真があるから見製あげるわ。」

 

善子は、草彅刑事に写真を見せた。

 

「ほう、京都と金沢へ1人旅に。」

 

「ええ。」

 

「京都へ行って金閣寺と清水寺へ行って、金沢へは兼六園とひがし茶屋街と犀川へ行っていました。」

 

「ほう。」

 

善子の一人旅の日程は次の通りである。

 

1日目 東京から午前7時00分発 新幹線「ひかり1号」に乗車

 

   9時53分 京都着 京都市内を観光 ホテルで1泊

 

2日目 京都発8時42分 L特急「雷鳥5号」に乗車 

 

   金沢着11時17分 金沢へ 金沢市内観光 山代温泉で1泊

 

3日目 那谷寺へ 金沢発14時01分L特急「しらさぎ8号」名古屋行に乗車

 

   名古屋着17時16分 17時43分発新幹線「ひかり110号」に乗って帰京。

 

「ほう、なるほど。」

 

「ええ、その時に金沢駅で善子を迎えに行ったんです。」

 

「じゃあ、あなたは一緒だったんですね。」

 

「ええ、間違いないよ。」

 

「調べた結果、善子は京都と金沢へ行っていたことが判明した。」

 

京都府警では、善子が京都市内のホテルで泊まっていたことはわかった。

 

「何で1人旅に行ったの。」

 

「それはね、達仁とリリーには言えないことなの?。」

 

「一体何があったか、話してくれる。」

 

「私、誰かに狙われているのよ。」

 

「えっ、それ本当。」

 

と、梨子は言った。

 

「何時だったか、帰りに気味悪い男が後を付けてきたの。」

 

「なるほど、それで善子が狙われていたのか。」

 

「うん。」

 

「きっと、つらい思いしたんだよね、善子ちゃん。」

 

「うん。」

 

「それを忘れるために、ひとり旅に行ったんだ。」

 

「うん。」

 

「善子ちゃん、金沢で誰かと一緒だったか覚えてる。」

 

「そうだわ、私が山代温泉に行った時にこの女性に会ったわ。」

 

「えっ、それ本当なのか。」

 

「本当よ、達仁信じて。」

 

「もちろん、信じているよ。」

 

「じゃあ、兼六園で死んだのはこの女性か。」

 

「ええ、間違いないわ。」

 

「それ、本当ですか。」

 

と、草彅刑事は言った。

 

「ええ、山代温泉で泊まった時にタクシーで一緒だったんです。」

 

「なるほど、温泉に行く時に一緒だったんですね。」

 

「はい。」

 

と、善子は言った。

 




だが、この事件は達仁と梨子は謎を解くことに。
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