その後の石川県警の調べで、兼六園で起きた女性の死体は東京在住の大泊美津子と判明した。
「やはり、善子と一緒だったのは確かだな。」
「ええ。」
「善子ちゃんは、その大泊とはどこで知り合ったの。」
「そうね、確か金沢から加賀温泉へは列車に乗ってその時にターミナルであったのは覚えているの。」
「ああ、加賀温泉駅の方だね。」
「うん、私がタクシーに乗ろうとしたら、偶然一緒に乗ってたの。」
「そうか。」
「うん、その後那谷寺へ行ったの。」
「そうか、犀川辺りで俺が善子に会ったんだよな。」
「ええ、まさかそこで達仁が迎えに来るとは。」
「まったく、内緒で1人旅するなんて。」
「でもゴメンね、達仁。」
「いいんだよ、気にしていないし。」
「そう、ヨハネも安心したわ。」
「まるで、映画のようだ。」
「今度は、ヨハネと一緒に金沢か能登と富山へ連れてってくれる。」
「わかってるよ、善子は北陸が好きなんだからな。」
「善子じゃなくて、ヨハネ!。」
善子がひとリ旅するなら京都から金沢へ、そしてひとり旅なら北陸路、善子には似合いそうだ。
「でも、北陸へ行くなら京都ルートと米原ルートなんだよね。」
「うん、上野やったら寝台特急「北陸」か上越線経由の特急「はくたか」に乗って行けれるんだよね。」
と、梨子は言った。
「梨子ちゃん、よくわかったね。」
「ええ、私も音ノ木坂にいたから。」
そこへ、花丸がやって来た。
「こんにちはずら。」
「やぁ、花丸ちゃん入らっしゃい。」
「今日は何か用。」
「実は、今度の旅行の事で来たの。」
「ああ、北海道の事ね。」
「確か、セイントスノーが招待したんだよね。」
「うん。」
「元気にしていたかな。」
「うん、きっと元気だよ。」
「北海度へ行くんだったら、列車で行こうよ。」
「賛成ーッ!。」
「でも、どうやって行くずら。」
「北海道へは青森から青函連絡船で行くんだよ。」
「青森までは、どうやって行くの。」
「上野からだと、東北本線の「はつかり」に乗って青森へ行けれるし、夜行だと常磐線経由の寝台特急「ゆうづる」に乗って青森へ行けれるよ。」
「へぇー、列車で行くと便利なんだね。」
「後、上越線経由の特急「いなほ」でも青森へ行けれるよ。」
「本当なの。」
「ああ、「いなほ3号」の青森行さ。」
「よくわかったわね。」
「こう見ても、鉄道オタクなんだ。」
「へぇー。」
「善子はどうするの。」
「行くには行くよ、ヨハネは京都から寝台特急で行くから。」
「ああ、もしかして寝台特急「日本海」の事かな。」
「そうよ。」
「じゃあ、函館で。」
「うん。」
達仁と花丸と梨子は上野から列車で行き、善子は京都から寝台特急「日本海」に乗って函館へ行くことにした。
そして、事件は起きる
犯人は?