津島善子・泣きぬれてひとり旅   作:新庄雄太郎

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そして、花丸から北海道の旅行の話をしていた


第5章 事件の背景

その後の石川県警の調べで、兼六園で起きた女性の死体は東京在住の大泊美津子と判明した。

 

「やはり、善子と一緒だったのは確かだな。」

 

「ええ。」

 

「善子ちゃんは、その大泊とはどこで知り合ったの。」

 

「そうね、確か金沢から加賀温泉へは列車に乗ってその時にターミナルであったのは覚えているの。」

 

「ああ、加賀温泉駅の方だね。」

 

「うん、私がタクシーに乗ろうとしたら、偶然一緒に乗ってたの。」

 

「そうか。」

 

「うん、その後那谷寺へ行ったの。」

 

「そうか、犀川辺りで俺が善子に会ったんだよな。」

 

「ええ、まさかそこで達仁が迎えに来るとは。」

 

「まったく、内緒で1人旅するなんて。」

 

「でもゴメンね、達仁。」

 

「いいんだよ、気にしていないし。」

 

「そう、ヨハネも安心したわ。」

 

「まるで、映画のようだ。」

 

「今度は、ヨハネと一緒に金沢か能登と富山へ連れてってくれる。」

 

「わかってるよ、善子は北陸が好きなんだからな。」

 

「善子じゃなくて、ヨハネ!。」

 

善子がひとリ旅するなら京都から金沢へ、そしてひとり旅なら北陸路、善子には似合いそうだ。

 

「でも、北陸へ行くなら京都ルートと米原ルートなんだよね。」

 

「うん、上野やったら寝台特急「北陸」か上越線経由の特急「はくたか」に乗って行けれるんだよね。」

 

と、梨子は言った。

 

「梨子ちゃん、よくわかったね。」

 

「ええ、私も音ノ木坂にいたから。」

 

そこへ、花丸がやって来た。

 

「こんにちはずら。」

 

「やぁ、花丸ちゃん入らっしゃい。」

 

「今日は何か用。」

 

「実は、今度の旅行の事で来たの。」

 

「ああ、北海道の事ね。」

 

「確か、セイントスノーが招待したんだよね。」

 

「うん。」

 

「元気にしていたかな。」

 

「うん、きっと元気だよ。」

 

「北海度へ行くんだったら、列車で行こうよ。」

 

「賛成ーッ!。」

 

「でも、どうやって行くずら。」

 

「北海道へは青森から青函連絡船で行くんだよ。」

 

「青森までは、どうやって行くの。」

 

「上野からだと、東北本線の「はつかり」に乗って青森へ行けれるし、夜行だと常磐線経由の寝台特急「ゆうづる」に乗って青森へ行けれるよ。」

 

「へぇー、列車で行くと便利なんだね。」

 

「後、上越線経由の特急「いなほ」でも青森へ行けれるよ。」

 

「本当なの。」

 

「ああ、「いなほ3号」の青森行さ。」

 

「よくわかったわね。」

 

「こう見ても、鉄道オタクなんだ。」

 

「へぇー。」

 

「善子はどうするの。」

 

「行くには行くよ、ヨハネは京都から寝台特急で行くから。」

 

「ああ、もしかして寝台特急「日本海」の事かな。」

 

「そうよ。」

 

「じゃあ、函館で。」

 

「うん。」

 

達仁と花丸と梨子は上野から列車で行き、善子は京都から寝台特急「日本海」に乗って函館へ行くことにした。




そして、事件は起きる

犯人は?
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