ボクはいつものようにカフェで食事をしていた。最近は一人で食べることが多い。前までトレーナーと食べることが多かったからだ。
トレーナーの様子は良くならない一方だった。毎日様子を見に行ってはいるけど、ボクにどうしてこうなったのかは話してくれない。
「おやおや?何をそんなに浮かない顔をしているんだい、テイオーくん?」
「……何それ、タキオンの真似?」
「あはは、バレました?」
突然やってきたネイチャが空いていた隣の席に座った。
「いやー、実はこの前テイオーのトレーナーさんに会っちゃったんですわ」
「へ、へー……それでそれで?」
「何かあったのかなーって思いまして」
うわー……トレーナーを外に遊びに行かせた時に会っちゃったのか……出来れば皆には迷惑かけたくなかったんだけど。
「テイオー?私達友達でしょ?ネイチャさんでいいならいつでもお話してくれていいんですよ~?」
「でも、ネイチャに迷惑かけたくないし……」
「そんな、迷惑なわけないよ~?ほらほら、吐いちゃった方が楽だからさ?」
「う、うーん……」
この際、相談するべきなのだとボクも思うけど……
「相談しないの~?テイオー」
後ろからスカイに声をかけられた。
「ネイチャやっほー」
「やっほー」
ちなみにこの二人は割と仲が良い。
「スカイ……」
「せっかくだから頼っちゃえばいいと、セイちゃんは思うけどー?」
「……ネイチャは迷惑じゃないの?」
「だーかーらー!!迷惑じゃないって。そんなに私信用できない?」
……こうまで言われると根負けするしかない。
「分かった。せっかくだし、相談に乗ってもらおうかな」
「うむうむ~。ネイチャさんに何でも話してくだされ~」
「うん、実はね……」
「なるほどー、要するにトレーナーさんの様子がどうしてあぁなっちゃったか分からないと?」
「うん……」
「トレーナーさんは、なんでテイオーにも相談しないんだろうね」
そういえば、トレーナーはボクに軽い相談ならしてきたこともある。例えば、白衣が似合うかどうかーだとか。だけど、本当に辛そうな時には何も言わずに無理矢理笑ってくる。
「でも、気持ちは分かるなー。人に相談するのって結構勇気いるもんねー」
「それは、まさに今ボクが体験したねー」
確かに人に相談するはかなり勇気がいる。内容によるけどかなり相手のことを信用出来ないと相談しずらい。
「トレーナーさんが相談するなら、テイオーしかいないと思うんだけどねー」
「スカイから見て、トレーナーさんとテイオーって、どういう関係なの?」
「えっとねー……友達以上恋人未満って、漫画の世界じゃなくてもあるんだなー……って、いつも思ってる」
なんか、そう言われると照れるんだけど……
「いやー、テイオーがトレーナーさんを抱きしめてたのは驚いたなー」
「えっ……!?!?!?」
「おやおやー?テイオー?」
もしかしてあの時の見られてたの!?
「い……いやー……見間違いじゃない?」
「いやいや、トレーナーさんが泣いちゃったから、それを見てついつい抱きしめてしまったテイオーを、セイちゃんは見てしまったのです」
「ナンデソコマデシッテルンダヨー!!」
うわー……よりによってスカイに見られてたなんて……
「はいはいこの話おしまーい。私、この話聞き続けると砂糖吐き出しちゃいそうだよ……」
「にゃはは~、それもそうだね~」
「全くもう……」
とりあえず後でスカイを口封じしとかないと……
「それで……なんでそこまでの関係のテイオーにすら相談しないんだろうねー。普通に考えたら、相談してきそうなものだけど」
「うーん……トレーナーって、ボクのこと信用してないのかな……」
「いやー……それはないと思うケド……」
「じゃなきゃ、抱きしめられたら拒否するよねー」
「……喧嘩?」
「それ、トレーナーさんの真似ー?」
本当にスカイは止めておかないと不味い。本当に。
「はぁ……」
悩みとスカイからの攻撃によってボクの心はボロボロだ。
「よぉ」
突然、頭を力強くガシッと掴まれ、尻尾の毛が全て逆立つ程びっくりした。掴まれた方を見ると、筋肉モリモリマッチョマンこと、アルタイルのトレーナーが立っていた
「あ、アルタイルの……」
「ちょっと話を聞かせてもらった。スカイにナイスネイチャはちょっと待っててもらえるか。テイオーと二人で話がしたい」
「いいけど……何かあったんです?」
スカイはなんで自分はダメなんだとでも言うかのような不満な顔をしている。
「まぁまぁ、これはテイオーに話すのが適任だと思ってな」
「え、えっと……」
「ま、ちょっと着いてきな」
「う…うん、わかった」
彼がどんなことを話してくるのか、不安に思いながらボクはついて行くことにした。
ボチボチストックがきれるので毎日投稿は一旦お休みになりそうです。
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