ホロライブラバーズRTA(初投稿)   作:Shohei Hayase

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凡例

「不知火フレア」さん

「白銀ノエル」さん

「宝鐘マリン」さん



Ep.3/本編開始前(1) 大陸歴1805年5月20日

えー、こんにちは。

 

ショウヘイと申します。

 

では、前回説明した通り、今回からストーリー開始となります。

 

 

 

>目が覚める。体が痛い。

 

>(……ソファーで眠りこけてたせいか)

 

>腕を使って弾みをつけて起き上がり、豪奢な調度品が設えられた部屋を見渡す。

 

 

 

おや、ひょっとするとこれはもしや……

 

 

 

>「王に呼ばれてたんだっけか」

 

>そう呟くと同時に、俺が寝ていた部屋……王宮の控え室のドアが乱暴に開かれる。

 

「起きてショウヘイ……って言おうとしたけど、もう起きてたね。おはよう」

 

>「……もう日も高い。こんにちわでいいんじゃないか?」

 

 

 

きました(大歓喜)

 

 

 

いぃよっしゃぁぁぁ!!! 乱数の女神様ありがとうございます!(手のひらドリル)

 

しかも不知火フレアさんです! 「アナザーワールド・エンカウント」が発生する場合、宝鐘マリンさんと白銀ノエルさんは同じ組織に属することになりますが、それに加えて極低確率で不知火フレアさんが組織に加入してきます!

 

何という奇跡でしょうか!

 

それはともあれ、ストーリーを進めるために決定ボタンを連打します。

 

 

 

「王がお呼びだよ。付いてきて」

 

>「了解した」

 

>連れ立って控室を出て、赤色のカーペットが敷かれた廊下を歩く。

 

>「王宮のホールじゃないんだな」

 

「そうだね。私の知る限りでは、今回の案件は辛うじて大公が知ってる程度。あとは各騎士団長とマリン」

 

>「……マリンも呼んだのか?」

 

「騎士団を抜けたとはいえ、マリンの戦力は捨て置けるものではないでしょ?」

 

>「昔馴染みの四人が集結するのは……何時ぶりだっけ」

 

「4年ぶりかな」

 

>それっきり、フレアは口を閉ざした。平服に身を包んだ騎士が近づいて来たからだ。騎士は静かに敬礼して俺たちを出迎える。

 

>「フレア様、ショウヘイ様、こちらへ。王がお待ちです」

 

 

 

これは……主人公くん結構高い地位にいますね。少なくとも王宮の中で顔パスで王まで会いに行けるとは、なかなか凄い事です。

 

 

 

>騎士は王の会議室の扉前に立ち、4回扉を叩く。間もなくして「入れ」と言う声が響き、キリキリと音を立てながら扉が開かれる。

 

>(東方の発条(バネ)仕掛けか……舶来品で値も高かろうに、良く取り寄せたものだ)

 

>「失礼致します、陛下。宮廷魔術師次席、杉下将平殿と、不知火フレア殿をお連れしました」

 

>ドアの向こうには、金色の装飾が施された巨大な円卓。40人程度が座れる円卓は、その半分程度の席が埋まっていた。

 

「ご機嫌麗しゅう、陛下。王国-アルヴヘイム協定に基づき先遣隊筆頭として参上致しました、不知火フレアと申します」

 

>「宮廷魔術師次席、杉下将平、ここに」

 

>二人で跪き、礼を取る。暫くすると「面を上げよ」と指示が飛び、俺とフレアはそれに従う。

 

>「不知火フレア殿、遠路はるばるご苦労であった。二人共、座るが良い」

 

>王の許しを得て、円卓の席に着く。左隣はフレア、右隣は……

 

「やっほ、ショウヘイ」

 

>「よう、マリン。向こうは……」

 

「ノエル。ほんと久し振りねー、2年位?」

 

>「白銀騎士団を抜けて以来だから、そんな感じだと思う」

 

>白銀騎士団元副長にして、現在は海上総合護衛業「宝鐘海賊団」(海賊団と名こそついているが、実際は多数の元騎士団員で構成された半国営組織)の長、宝鐘マリン、さらにマリンの右には、白銀騎士団長白銀ノエル。

 

>彼女たち3人と俺は、生まれこそ違えどこの国の最高学府で切磋琢磨しあった仲だ。14歳で学校を卒業してからは各々違う仕事に勤しんでいて、偶に文面を交換する程度。きちんと面と向かって話すのは、俺とノエルが王宮ですれ違う時を除けば、確かに2年ぶり位だろう。

 

>「皆様、静粛に。王からのお話です」

 

>宰相が全員の沈黙を確認し、王に向けて一礼する。王はその礼を受けて、口髭を蓄えた口を開いた。

 

>「つい先日の事だ。王都近傍、正門より馬で1時間程の所に、謎の歪みが出現した。詳しい位置は測量班から追って伝えさせる……我々はまず死刑囚を歪みの中に放り込み、出来る限りの情報収集を命じた。しかしその大半は戻ってこず、こちらに帰ってきた者によれば、その歪みの先にある国は、天衝く程の巨塔が幾本も立ち、馬もいないのに鉄の箱が動く……我々の預かり知らぬ……全く違う理に()いて動く国であると言う」

 

>(……つまり、異世界への門、ってことか?)

 

>「その世界の民は武器を持たず、穏やかに日々を過ごしていたという……しかし、我々があちらの世界に送ってしまったのは死刑囚。我らの支配から解き放たれた者共は暴走し、最初に戻って来た者の報告では、既に2件の殺人事件が確認されている」

 

>その報告に、円卓に座する者はざわめく。かく言う俺もマリンとフレア、ノエルに目配せし、念話の魔術を起動する。

 

>(おい、相当やばい事になってるじゃねーか)

 

(船長初耳なんですけどー?)

 

(まずいよ……これは立派な外交問題、向こうから見てみれば殺人犯を解き放った悪逆国家。下手をしたら……)

 

>((((戦争……))))

 

>俺たちは最悪の未来を思い浮かべ、揃って身を震わせる。

 

>しかも最悪なことに、死刑囚を放り込むと言う決定には王が明確に関わっている。

 

>つまりそれは、「一部の暴走」で話が収まらないと言う事でもあるのだ。

 

>「我々はすぐに死刑囚の派遣を中止し、正規の騎士をその世界に向かわせ、その世界の調査及び脱走した死刑囚の捕縛をさせているが、その世界の民衆が武装していない為にこちらが武器を持ち歩く事もできず、捕縛任務は遅々として進んでいないのが現状だ」

 

 

 

ふむ……これは「アナザーワールド・エンカウント」の中でもだいぶ良くない入り方ですね。国家間……この場合「日本政府」ではなく「幽世」ですが……との交渉が決裂してしまえば、主人公くんの予想通り戦争ルートまっしぐらになってしまいます。

なにせ幽世に住まうのは「イワレ」を糧にする者達。彼らにとって人間は食事……卵を生む鶏みたいな物です。

横から人の食事を奪っておいて謝らなかったら……まぁ角が立ちますよね。

 

 

 

>「我々はその世界の情報を可能な限り調べ、現在判明しているあらゆる限りの情報を精査した結果、その世界には魔術が存在しないか、存在しても全く発達していない技術である事を突き止めた。であるならば、天衝く程の巨塔や、馬なくして動く鉄箱をいかにして作り上げたのか、疑問がある」

 

>(魔術がない生活……考えられるか?)

 

(私は無理。エルフと魔術は切っても切れない関係があるし、日常で魔法を普通に使うし)

 

(船長も無理。冶金(やきん)*1に良く使えるんだワ、魔術)

 

(私は……どうなんでしょうね?)

 

>(((お前は絶対必要だろ)))

 

()()()()でカッ飛ぶ脳筋女騎士様は、その小首をコテンと傾げた。

 

>「我々は現状、その国と国交を持つことを躊躇している。だが、死刑囚を解き放ったのは我々の不始末。そこは自ら拭わねば、我が王国の沽券に関わる……よって」

 

>王はそこまで言って、一度深い息をつく。

 

>「王都守護第三騎士団、白銀騎士団長白銀ノエル、宝鐘海賊団、宝鐘マリン、宮廷魔術師次席、杉下将平、協定に基づき、先遣隊から1名。以上の者に死刑囚の始末とその世界の情報収集を命ずる。なお、臨時の現地裁量権は白銀ノエルに与える。諸君らの働きを期待する」

 

>王の下命。その意味を理解すると同時に、フレアを除く3人は椅子から立ち上がって横一列に並び、跪く。

 

「白銀ノエル、以下2人。確かに王命を承りました。この命に代えても、全力で遂行する所存です」

 

>「宜しい。詳細は1日後通達する。3人は下がれ。フレア殿も、旧交を温めるが良い」

 

「……承知いたしました」

 

>礼を解き、立ち上がったフレアも加えて4人で会議室を退出する。しばらく歩いて人影が無くなった所で、漸くマリンが口を開いた。

 

「っはー……急に港から呼び出されて何事かと思ったら……まさモゴモゴモゴ、やば、死ぬ、待っ……!

 

>最後まで言い切る前に、ノエルとフレアが全力でマリンの口を抑えにかかる。

 

>(バカお前、隠密がどこにいるか分かんないんだぞ!)

 

(船長が何言ったってんですー!)

 

>(じゃあまさかの後ろに何言うつもりだったか言ってみろ! ……もちろん念話でな)

 

(え? まさか王の尻拭いをさせられる羽目になるとは……ですけど?)

 

>(お前、ほんとに黙ってろよ……首が飛ぶのはマリンだけじゃないんだぞ)

 

(ナチュラルに酷いですねぇ……まぁ分かりました。気をつけますよ)

 

(気をつけてよ? マリン)

 

(おっちょこちょいなのは変わってないですね〜)

 

>互いに顔を見合わせて、クスクスと笑い合う。久し振りに再開した幼馴染達の、いつもと変わらないやり取りだった。

 

 

 

と、飛ばせない……!

 

というのも「ホロライブラバーズ」はメンバーも主人公もこちらの操作を全く受け付けなくなるときがあるんですよ……

 

……はい。今の状態です。

 

そして飛ばせないと言う事は……

 

 

その飛ばせない項目がストーリー分岐に直接関わってくると言う事です。

 

 

まぁ言ってしまえば戦争エンドにホイホイ行かないようにするためのセーフティですね。どう足掻いても飛ばせないのは、このレギュレーションの別の走者様の動画でも確認済みです。

 

ではまた次回、お会いしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

*1
金属加工。マリンのもつ銃と銃弾は彼女の魔術によって作成されている。

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