仮面ライダービルド×五等分の花嫁〜五等分のベストマッチ〜 作:しょくんだよ
作る、形成する。
さあ、実験を始めようか。
物語と物語が合い見えない組み合わせになるか、、。
第1話記憶のファーストデイ
ーーー夢を見ていた
火星有人探索という目標を胸に日本でロケットが発射された。
無事火星へと着陸し探索に行った宇宙飛行士が火星に住んでいたと思われる文明が進んでいた
遺跡を発見する。
遺跡は今にも崩れてしまいそうな程劣化が進んでいるが
宇宙飛行士は迷わず中へと入り、一部屋分はある
広い空間へと足を運ぶ。
瓦礫と砂埃だらけの空間、その中央部には
石の卓の様な物が設置されている。
‥否、宇宙飛行士が目に入ったのはソレではない。
石卓の上に置いてある
建物や物は歪みが走っており、今にも崩れそうな状態であるのに関わらず、
その四角い物は砂埃は被っているが形や原型など変わらないまま、
石卓に置かれている。
勿論宇宙飛行士は興味を示す。
いや、寧ろそれにしか目がいかなかったのだろう。
周りなど気にもせず宇宙飛行士は歩み寄り
両手を差し伸べた。
そして、触れ、持ち上げた瞬間、物は光りひび割れ
覆っていた側の石が砕け落ちる。
光り輝くと火星で作られたのか造形が施されてる箱型の形をした物体へと姿を変えた。
いつ、誰が、何の目的のために作り出したものなのか、その一切が謎に包まれている謎の物体。
勿論、これは貴重な発見だ。宇宙飛行士は物体を
その他、辺りなど確認せず、
その場から持ち去り自ら乗ってきた宇宙船へと
乗り込み火星から離れ、地球へと帰還した。
これが、全ての始まりであった。
時は数年後、
東京、そこは、かつて盛んだった東京ではなく
隕石が落下、、いや、戦争が起きたのか建物は崩れ
車や家は崩壊、人は逃げ惑う無惨で残酷な世界が広がっていた。
その中心には建物があった。
正確には日本の文明では見たことのない巨大な塔。
塔の頂上には黒く、悍しく、恐しいとも言える巨大な渦が常に辺りを呑み込もうと廻っている。
宇宙の一説によるブラックホール。
なぜ、日本の東京に塔があり、その頂上には
ブラックホールがあるのか、分からない。
もはや絶望視するしかない光景が只々広がっていた。
だが、そこにはほんの一欠片の希望も見えていた。
塔の下、塔から地上に逃げ惑う人の中に
塔へと歩いて行く人物がいた。
一人一人の腰には奇妙なベルトが装着されており、
この絶望を希望へと変えてくれそうな勇姿で、
塔へと歩いて行く、
人々は彼らをこう呼ぶ
〝仮面ライダー〟と&%かbーツ@gν!ーーーッ!
☆ ☆ ☆
ここはとあるマンションの空き部屋。
秘密基地に見立てた様な模様替えがされてあり
ガレージ風の壁の作りに2階と1階に分けられた場所。
2階の小部屋は1階を見渡せる吹き抜け式の部屋で
作業机には工具などが散らかっていた。
その卓にはトースター機、コーヒー、鏡など
生活用品がいくつか転がっておりこの机で大抵は
過ごしているのだろう。
そこから螺旋状の階段を降りた先には
小部屋とは打って変わり
空間が広がっている大部屋へとなっている。
鉄骨や鉄筋をベースに作られた部屋で普段では
決して見ることのない様な造形をした扉が設置されており、その扉の横には小さな電化製品が付いてある。
それは何処からどう見ても電子レンジだ。
ジジ‥ジジ‥と火花が散る様な音、
そしてブザー音が鳴ると電子レンジの扉が
勢いよく開かれる。モクモクと煙が上がり
その中には小さなアイテムが置かれてあった。
「っ!できたっ!」
彼は飛び起きる。
同時に癖毛がピンッと跳ねると
階段を駆け降り、脱兎の如く電子レンジらしき扉の前へ行き
中にあるアイテムを恐る恐る触り、取り出す。
それは造形が施された色鮮やかな小さなボトルだった。
「おぉっ!掃除機‥!掃除機フルボトルかっ!
どんな能力が使えるんだろうっ、やっぱ掃除機だから
吸引力かな?となるとどのぐらいの吸い込み具合だろう?くぅー!早く試したいっ!」
無邪気みたくはしゃぐ姿はまるで子供。
彼がもつのはフルボトルという名のアイテムで
文字通り掃除機の造形をした小さなボトル。
満面の笑みで少年は髪の毛をくしゃくしゃと掻く。
「やっぱ俺、天才物理学者の〝桐生戦兎〟が作った
発、明、品!その名も『自動ボトル浄化変換装置』!
もう
超えてますよね!凄いでしょ!最っ高でしょ!
天才でしょーーっ!!」
と、テンションフルMAXの自意識過剰なこの少年
桐生戦兎は発明品ボトル浄化装置を見てフルボトルをまた見ては忙しくはしゃぐ。
「戦兎、ボトル完成したの?」
「三玖っ!そうなんだよ!この天っ才物理学者の桐生戦兎が天っ才極まりない発明品を使って
完成したキュートで超かっこよk」
「戦兎、回りくどい。見せて。」
2階から吹き抜けの手摺に身体を預け、声を掛けてきたのは戦兎と年齢は変わらないクールな女性
〝
青いヘッドホンを髪をはさむように掛けており、髪型はセミロングで右側が隠れるような前髪になっているのが特徴。
戦兎の説明は日頃の付き合いなのか感入れず
割り入り右手を差し出すと
釈然としない表情でフルボトルを下投げで
2階の三玖へと投げ渡すと三玖は見事と両手でキャッチした。
「‥刀」
「え?」
「刀じゃない‥、掃除機なんてどうやって戦うの?
刀か弓‥火縄銃とか武器らしいものがいい。」
「三玖、馬鹿言ってんじゃないよ。
掃除機だって『ビルド』の力があれば凄い能力が使えるのは三玖も知ってるだろ?
それに、武器ならドリルクr」
「あれは刀じゃない。ヘンテコな武器。」
「いちいち茶々入れるんじゃないよっ、
それにヘンテコじゃない、ビルドの能力をフルに活かす最高の武器だ!
こうギュイーンと敵に攻撃して、ババーンッと!」
「戦兎、うるさい。擬音ばかりじゃ伝わらない。
それに
「っ、一言で語れないものなの、天才の理論は。」
軽い溜息を吐き、螺旋状の階段を降りた三玖は
戦兎にフルボトルを渡す。
ブツブツと文句を垂れ流す戦兎を無視し、三玖は戦兎の顔を見遣る。
頬に腕の跡がくっきりと残っており、よく見れば
昨日と同じ私服の格好をしていた。
「‥戦兎、また机で寝落ち?」
「仕方ないだろ、ここ最近〝スマッシュ〟の出現率が多くなっている。
人々の生活と平和を守るのが俺の仕事だからな。」
「‥ちゃんとベットで寝ないとよくない。
それに戦兎はまだ17歳。戦兎にしか出来ない事でも、
無理はダメ。‥心配s」
「やばっ!もうこんな時間かっ!三玖!
お前も早く支度しないと遅れるぞっ!」
ふと時計を見た戦兎、時刻は午前7時55分。
慌てて声を上げ、1階の卓から荷物を持ち
螺旋状の階段を駆け上がる。
三玖は心配気な顔で部屋から出て行く戦兎を見送り、
自分のペースで螺旋状の階段を登って行く。
1階に登り、ドアノブに手を掛ける瞬間、
作業机にある、赤と青色のフルボトルが目に入る。
「あ、‥これ‥。」
☆☆☆
「あっ、おっはよーございまーす!桐生さん!
新しいボトルは出来ましたかっ?」
「おぉ〝四葉〟おはよ。そうなんだよっ。
天才物理学者の桐生戦兎が開発したこのそうg」
「えぇ、本当ですか!?見せてください貸してください触らしてください!」
「‥人の話を最後まで聞きなさいよ。」
ドア‥、と言うよりも【本棚】が開き、出てきた
戦兎に声を掛け、早々と掃除機フルボトルを
戦兎から取り上げたのは〝
ボブカットのショートヘアに緑のうさ耳リボンを
つけているのが特徴。
活発的で明るい性格をしており、身内以外には 誰に対しても、相手が年下だろうと丁寧語で話すみたいだ。
溜息しつつ、四葉を後にした戦兎は『5つ』ドアがある
廊下を歩くと戦兎の部屋と同様だが、二回りも大きい吹き抜け式のリビングとなっており、朝の日差しがリビングを照らし高そうな家具や壁が反射し
煌びやかな光景が目に写る。
どうやら此処はメゾネットタイプの高級タワーマンション。
階段を降りるとテーブルの上にはトーストと
ジャムやマーガリン、コーヒーが置かれてある。
それと同時に置き手紙らしきものもあり、
『足らなかったら自腹で買いなさい。』と言う内容だった。
戦兎は軽く鼻で笑うと何もつけずにトーストを
手に取り、齧る様に一口を食べる。
「桐生さーん!結構時間がないんで
私もそろそろ出ますねー!」
「おーう、、っておいっ、ボトルっ。」
「あ、忘れてました!受け取ってくださいっ!よっ!」
急いで出ようとした四葉は立ち止まり、
持っていたフルボトルを軽い上投げで戦兎へ投げ渡し
「先に行ってますよー!」と天真爛漫の笑顔で
彼女はリビングから出て行った。
初めて見る
戦兎も持っていたトーストを頬張り、用意していた
学制服へと早々に着替える。
今日は5月の後半。訳あってこの家の《姉妹》、そして
戦兎はこの市にある『旭高校』へと編入する事になっていた。
制服に着替えた戦兎は洗面所に向かい、
軽く歯磨き、洗顔、髪を整えると再びリビングに戻り
制服の側に置いてあった男子生徒用の鞄を肩に下げる。
ふと、窓の外を見遣る。
高級マンションでここは30階。
街中を見渡せる景色は絶景で贅沢な場所。
だが、戦兎が目にしたのは街ではなく、
「‥何か思い出した?」
「お、三玖。何かって?」
「惚けないで。記憶だよ。私達姉妹がここに引っ越してきたあの日、
このマンションのすぐ近くで
戦兎を拾ったの私なんだから。」
「人を野良犬みたいな言い方をするのはやめなさいよ。
拾ってくれた事、部屋を与えてくれた事には本当に感謝している。
でも記憶は全然思い出せないんだよな。
あの壁の事も、桐生戦兎って名前だけが分かるけど、俺が何者でこの
ピンとこねぇんだよ。」
いつの間にか学生服に着替えていた三玖に答え、
再び戦兎は窓から見える黒い壁を目に映す。
これは地球上誰もが知っている歴史上最大の出来事。
10年前、火星有人探査から帰ってきた宇宙飛行士の
火星期間セレモニーが東京で行われた。
そのセレモニーの最中、突然男性が
持ち帰った四角い箱型、通称〝パンドラボックス〟と呼ばれる箱に触れ、
パンドラボックスは赤く輝き出したのだ。
事態、いや、日本は一変。
パンドラボックスを中心に地中から
見たことのない巨大な壁が3方向へと聳えたった。
日本を分裂するかの様に立つ壁は〝スカイウォール〟と呼ばれ、
日本は『東都』『北都』『西都』の三つの国へと別れたのだ。
一度は国と言う発展、経済を失いかけていた日本は
それぞれの首都にまとめ上げる首相を代理として
立ち上げ、徐々に経済の回復へと向かっていくが、
未だに国としてまとまらず、互いの首都は
分裂されたままの状態が10年後、現在も続いている。
戦兎達がいるここ愛知県は今では
『東都 エリア:A-1』となっている。
「何とか受け入れてくれてよかったね。」
「『ニ乃』や『五月』には毛嫌いされてるけど、
男子の俺が突然来て無理もないか。
〝五姉妹〟と聞いた時は驚いたな。」
少し自己紹介をしよう。
彼の名は〝
自称:天才物理学者と名乗る17歳。
天才を自称することに全く遠慮がなく
10代にしてその発想力と技術力は並大抵の大人より
負けない頭脳を持っており、身体能力も抜群。
美形男子と言ってもおかしくないほど顔が整っておりまさに容姿端麗、頭脳明晰。
若干理系に片寄りがちなナルシストだが、
側から見れば普通の高校生。
如何やら、彼は記憶喪失らしく、中野三玖と
その姉妹に保護され、生活を共にしているようだ。
「っ!やばっ!三玖!時間っ!」
「8時15分‥。やばいな、今から走っても間に合わないよ。」
「あー!‥と。
そんなお急ぎの貴方には、これっ。」
三玖等の自宅から学校までは大凡30分は掛かり
全力で走っても始業タイムは8時30分。
当然間に合わない。
諦めかけてた三玖に戦兎は鞄からあるアイテムを取り出した。
正面から見れば〝スマホ〟だ。
だが、よく見れば背面に手を加えられているパーツが組み込まれており、車輪の様な形をした物も見える。
「‥仮病?」
「あ、そうそう。もしもし〜って違う違う。」
「じゃあ素直に遅刻の電話?」
「そうそう。実は出るのが遅れてしまい〜、
ってな訳ねぇだろっ。俺の、『発明品』さ。」
戦兎はポケットから真っ白で何も造形、色も施されていない
〝エンプティボトル〟を取り出すと、
スマホの背面にあるソケット部分『フルボトルスロット』へ、
エンプティボトルを差し込む。
【ビルドチェンジ!】
スマホから音声が鳴ると戦兎はいきなりスマホを
軽く投げやると、驚く事にスマホは人並みの大きさへ巨大かし、ガチャガチャと刻み良く機械音が鳴ると、ものの数秒足らずでそれは〝バイク〟へと変形した。
「っ!?これ、バイク‥っ!?凄い…!」
「ねっ!俺の開発品その名も〝マシンビルダー〟!
凄いでしょっ?最高でしょっ?天才でしょっ?」
「これなら、遅刻せずに済む。‥戦兎って免許持ってたの?」
「失礼な。勿論あるぞ。‥本当かな〜?みたいな目で見るんじゃないよ。」
マシンビルダーのメーター部にはモニターが
搭載されており、ヘルメットマークのアプリを
戦兎はタップすると、シートに転送されるかの様に
ヘルメットが2個出現。「うわぁ。」と驚く三玖の声が聞こえ、喜ぶ戦兎は早速ヘルメットを被り
マシンビルダーへと跨がると、、。
「よしっ!それじゃあ旭高校へ、しゅっぱーー」
「しちゃダメ。ここ、家の中。」
☆☆☆
「はぁっ、はぁっ‥!すみ!ません‥!通りますっ‥!」
少し時間は遡り、午前8時10分。
人混みをすり抜け、息切れを起こしながら走る
この男の子は
黒い短髪で、頭頂部に二本のくせ毛が特徴、目つきが悪い。
学生服を着て全力で走って登校してるのは
側から見る限り遅刻しているのは間違いないだろう。
「くっそ!迂闊だった‥!深夜3時まで勉強する、
俺のルーティンがっ…!遅刻を招く事になるとは…!」
それは寝過ごしてしまうとツッコミたくなる
愚痴をこぼしながら風太郎は息切れをしつつ
曲がり角を曲がり走る。
「‥!この路地‥、やむを得ない!」
走るのを止め、風太郎は壁で遮られた薄暗く狭い路地を見つけると、仕方ないとした顔でその道を駆け出す。
その路地は狭くてゴミが散らかって誰も通りたがらない道だが、
風太郎の計算上、近道間違いなしの通り道だ。
だが、、事件は突然と起きるものだ。
その薄暗い壁に
【デビルスチーム!】
ドスの効いた不気味な音声が鳴るが
風太郎は気付きもせず走り抜けて行った。
☆☆☆
「うぅっ‥!戦兎、もう少しゆっくり‥!」
「駄目だ。計算上、このスピードで走行しなきゃ
間違いなく遅刻する。何だ?ビビってんのか?」
「っ、ビビってなんか、ないっ‥!」
マシンビルダーに乗って走行中の戦兎と三玖。
少し飛ばし気味の戦兎に怯えながらも強気な態度をとる三玖。
初めてバイクに乗るのだから怖がるのも無理もない。
「三玖っ、肩じゃなくてシートの横に掴むとこがあるだろ?」
「うぅ‥!分かんないよ…っ。」
「あぁ分かったっ。ならせめて腰の方掴んでくれ。
肩持たれると運転しづらい。」
「…こう?」
「おっふっ!?」
戦兎に言われるがまま三玖は腰に巻き付く様に手を入れる。
が、実は中野姉妹はなかなかの胸の持ち主で三玖もその中の1人。
密着するバイクでは当然の如く柔らかい感触を押し当てられる。
流石の理系で恋愛に興味なさげな戦兎もこの不意打ちには
応え、声も出てしまうのも無理はない。
「どうしたの?苦しかった?」
「いっ、いや。大丈夫だ‥っ。それより、三玖は平気か?」
「平気‥、これ凄く安心する‥。」
「そ、そうか‥。」
ホッと一息を吐いたその時。
『ウォオオーーーッ!!』
「っ!うぉっ!!?」
「きゃあっっ!?」
突然茂みから雄叫びと共に巨大な物体が飛び出し、
走行中の戦兎等の行く手を通さんとばかりに立ち塞がったのだ。
咄嗟の出来事に戦兎は持ち前の反射神経と身体能力で
バイクを一気に傾けて物体を紙一重でかわす。
三玖も強く戦兎を抱きしめてた事で落下せずに済み、
何とかかわせることができた戦兎はブレーキを踏み
ニュートラルに入れたバイクを止める。
「三玖!大丈夫かっ!?」
「っ‥平気っ。何が起こったの…?」
「‥どうやら、遅刻確定らしい。」
「えっ‥?」
ヘルメットを取った三玖は戦兎が睨む方角へ視線を向けると
そこにいたのは異業な姿をした
青色をベースにゴツゴツとした肉体に人一倍はある
大きな巨大。
人間を遥かに上回る怪物の腕を見る限り
打撃の攻撃を得意としてくる様な拳を持っている。
「『スマッシュ』‥!」
三玖は声を漏らす。
そう、このスカイウォールの惨劇から10年が経った
近年、近頃東都街中で未確認生物が目撃されるというニュースが相次ぎ、同時に行方不明者も複数ででいる事件が起こっていた。
その未確認生物の名はネットでは〝スマッシュ〟と呼ばれ、
東都はそれを利用し、公式で発表されていた。
だがスマッシュの生態、目的、行動は把握できておらず
現在も調査を進めている段階。
もし見かけた場合はすぐにその場から立ち去り、
至急東都政府に連絡する様呼びかけられている。
勿論、今この状況はすぐに逃げ、政府に連絡するのが今現在生き残れる唯一の手段だ。
生身の人間が相手をするどうこう言ってるレベルじゃない。
実際に公になってはないが死傷者も出ているらしい。
だが、それを踏まえて、三玖は落ち着いていた。
そして、戦兎は三玖の前へ一歩、二歩と前進し、
スマッシュへと近づく。
彼もまた、落ち着いて、、
「スマッシュか。目撃情報がないって事は急に何処からか現れたのか?また新しい情報が出来ちまったな。」
「戦兎、今は無駄話している暇はないよ。」
「あぁ、分かっている。」
戦兎はスマッシュの動きを伺いつつ、
チラチラと辺りを見渡す。ちょうど人気のいない場所を通学していたので辺りに人はいない。
それは今から
戦兎は周りに人がいない事を確認するとニヤリと頬を上げる。
「こんな場所で
今の記憶じゃ初めてかもな。」
「呑気な事言ってないで、これっ。」
「あっ!忘れてたのかっ。これがないと俺のビルドは始まらないんだよな。サンキュー三玖。」
「…、うん。」
頬が赤くなる三玖は持っていた〝二つのボトル〟を
戦兎に渡し、すぐに茂みの中へと隠れる。
それを見送った戦兎はスマッシュへと再び目を向ける。
そのスマッシュ、〝ストロングスマッシュ〟は
少し待たされたのが原因か闘牛の様に片足を
地面に何度も擦り蹴り上げる仕草を見せる。
だが戦兎も準備が整ったのか、懐からとある物を取り出した。
手回し式のレバーに、何かを差し込む様な形をした窪みが2つ、
円盤型のパーツの付いた、謎のアイテム。
戦兎はそのアイテムを腰に宛てがうと
アイテムの両サイドから黄色いベルト
〝アジャストバインド〟が戦兎の腰へと巻かれ、
自動的に腰へと装着される。
それは、ベルト。
その名は 〝ビルドドライバー〟。
ビルドドライバーが腰に取り付けられ、戦兎は
先程三玖から受け取った2本の小さなボトルを取り持つ。
赤いウサギの柄が入った造形のボトルと、
青い戦車の柄が入った造形のボトルだ。
「さあ、実験を始めようか。」
戦兎は、二つのボトル
〝ラビットフルボトル〟と〝タンクフルボトル〟を振る。
『ッ!??ーー!?』
何か始める、そう思ったのかストロングスマッシュは
戦兎に襲い掛かろうとするが、戦兎の左右から現れた立体式に映し出された無数の〝数式〟に立ち止まっていた。
十分に振り、ボトルの中にある成分〝トランジェルリゾット〟を活性化させた所で、キャップの部分にあたる、シールディングキャップをボトルの正面に
指で固定する。
それぞれのボトルをビルドドライバーの窪み部分
〝ツインフルボトルスロット〟に順番に差し込んだ。
『ラビット!』
『タンク!』
『ベストマッチ!』
癖のあるテンションの高い声とリズムを刻む待機音声がビルドドライバーから鳴ると、
「やっぱり変な音‥」と茂みの方からボソッと聞こえてきたが
戦兎は無視し、ドライバーに取り付けられた
手回し式の赤いレバー、『ボルテックレバー』を握り、
回し始める。
何かを製造するかの様なアップテンポ調の音楽が流れ出し、
ドライバーから透明なパイプのようなものが伸び、
それは戦兎の周囲を瞬時に囲う。
透明なパイプ『スナップライドビルダー』という
高速ファクトリーが展開。そして赤と青の液体が
パイプに流れ、戦兎の前後にそれぞれ、人を
半分半分にした様な形を形成されていく。
その頃外野の三玖は思う。
何故うさぎと戦車、合い見えない2つが
ベストマッチなんだろう?と、
今だにその謎は解かれていないままだ。
だがこれだけは確信していた。
彼は、桐生戦兎は、あのスマッシュを止める事が出来る、、、
『Are you ready?』
「変身っ!」
ーー正義のヒーローなんだって。
音声と共に戦兎はファイティングポーズを構えた。
赤と青のアーマーを形成したスナップライドビルダーが彼の身体を挟む。
形成されたアーマーが戦兎の体を挟むように着装された。
『鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イエェーイ!!』
音声が高鳴り、ここに現れる1人の
白い蒸気を胸部辺りから噴き上げ、戦兎、、否。
戦士は決めポーズを取る。
彼はこの東都の市民と平和を脅かすスマッシュに立ち向かう、
「勝利の法則は、決まった!」
仮面ライダービルドだ。
ーーーーーーーーーーーーーー
次回!仮面ライダービルド×五等分の花嫁
〜五等分のベストマッチ〜
「時間に余裕がなくてね。さっさと済ませちゃおうか!」
スマッシュとの戦闘になる登校中の戦兎、、
「焼肉定食焼肉抜きで。」
いよいよ学校生活始動の戦兎達。
「やっぱり信用できません。」
「アンタ、怪物の仲間じゃないの?」
心開かず、居場所が狭くなる戦兎。
第2話 過去と今のミッション
こんばんは、しょーくんです。
よかったら感想の方を是非お願いします。