あ、前線で戦うとか無理なんで偵察してきますね。   作:喪家の狗

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A Full New World

 

「あ、シロちゃん!」

 

「あら、ホント」

 

「ほー、あれが噂のシロちゃんデスか。見るからに弱そうデスね」

 

「...しろい」

 

 

なんかハーレム増えてね?

 

 

 

 

勇者御一行も段々とレベルを上げ、西支部攻略が近づいてきた今日この頃。

 

 

勇者御一行はいつもの食堂でご飯を食べていた、

 

んだけど。

 

 

久しぶりに覗いてみたらなんか仲間が増えちゃってる。

 

 

キキョウちゃん関連でいろいろバタバタして、ここ最近偵察が出来ないでいたからね。

 

畜生、週刊誌を読み過ごしちゃった気分だ。

 

 

「なーなー、この白いのは毎日来てたのデスか?」

 

「ん~ん、違うよ~。前に来たのは~...」

 

「魔王軍からの襲撃があった前日ね。そのことを知らせるかのように来てくれてー...」

 

 

へー、シロちゃん。便利な奴だったんだな。

 

俺もかなりの頻度で来てるけどまだ一回も会えてないんだよな。

 

 

「も、もしかしてシロちゃん...!」

 

「アタシ達にそれを伝えに来てくれてたの!?」

 

「な、なるほど...! 確かにシロさんを見かけた日、付近には必ずと言っていいほど魔王軍からの進撃がありますからね...」

 

 

速報、シロちゃん有能だった。

まじか、シロちゃんも未来視とか使える奴なのか...?

 

(明後日の方向ってどこなんだろ...)

 

勇者全然聞いてねえし。

会話に参加しろ。

 

 

「...ゆーしゃ、きいてた?」

 

「え? うん、聞いてたよ。シロちゃんって凄いんだね」

 

 

聞いてたんかい。

やっぱ凄いよコイツの感覚。勇者ってば皆そうなんだったっけ?

 

 

「ね~え、勇者様~、シロちゃん飼おうよ~」

 

「飼うって...」

 

 

飼うって...。人間飼うとかどんな趣味してんだよ。引くわ~。

 

 

「ボク、お世話した~い!」

 

 

コイツとんでもねえ趣味してたのか。

 

 

「う、う~ん...」

 

 

おい勇者、そこじゃねえだろ。世話するしないじゃねえんだよ。アンタはせめて正気であれよ。

 

 

「...よし!」

 

 

よしじゃねえよ。今のでなんの決意が固まったんだよ。

 

 

「シロちゃんをパーティーに入れよう!」

 

 

ん? ...んー、まあ、さっきよりは待遇良くなってるけど...。

 

何でさ、そんなに上からなの。

 

それとまだ増えるんだ、ハーレム。

 

 

...あ、そっか。渦中のシロちゃんは結構前から勇者たちの会話に出てくる子だからね。相当手に入れ...失敬、仲間にしたかったんだろうね。

 

全く、しつこい男は嫌われグハッ!?

 

 

「やった、シロちゃん捕まえたよ~。勇者様~」

 

 

 

 

___突然、なんとかって言う名前の勇者の従者に捕まってしまった。

 

 

 

う、そ...だろ? き、気付かれたのか...? な、なんで!?

 

しかも回避する間もなく捕まってんじゃねえか。

 

 

コイツ、どんだけ速いんだ...?

 

 

「わー、アンタ、いくらシロちゃんとは言え蝙蝠を素手でって...」

 

「リリカさん、蝙蝠さんは細菌とかいっぱい付いてるらしいですよ」

 

「うわー、リリカきったなーいデス」

 

「...ばっちい」

 

 

失礼な。毎日お風呂入ってるから綺麗そのものだ。

 

いやいやそれよりも! し、シロちゃんって俺の事だったの!?

 

 

「え?あ、ああ、うん」

 

(蝙蝠を鷲摑みって...)

 

 

勇者ちょっとも引いてんじゃん。

 

 

(もっと絆を深め合って行くうちに、仲間になりたそうにこっちを見てくるものだと...)

 

 

勇者、気が合うな。こればっかりは俺もまだそっちが良かったぜ。

 

どちらにせよ嫌だけどさ...!

 

 

ぐっ! ふっ! おおおおおお!!

 

 

だっめだ、全然ビクともしない! こいつ握力強すぎないか。魔法使いだよな?

 

 

「なんかシロちゃんがモゾモゾしてる~」

 

 

おい。俺の精いっぱいの足掻きをモゾモゾで済ますな。

 

人間の姿ならもっと強いからな! ...多分。

 

 

「ほら逃げちゃう前に早く魔法掛けちゃいなさい」

 

 

アンタら、残酷だよ。いくら世の中弱肉強食とは言え捕まる側の気持ち、考えたことあるか?

 

 

(蝙蝠...鷲摑みって...)

 

お前はまだその沼から脱せないのか!?

 

せめて見届けろよ、俺がアンタらに堕ちちゃう様をさ!(吹っ切れ)

 

 

 

...ってあれ、俺もヒロインなのか?

 

嫌々ヤダヤダ! 俺は男だぞー!? 人間の姿見せてやろーかー!?

 

 

 

「うん! シロちゃん、準備は良い?」

 

 

良くない! 逃げるからその手を放して!

 

 

「うん、ばっちりだね! それじゃ、いっくよ~!」

 

 

 

 

 

 

 

前略、魔王様。

 

魔王様に置かれましてはいかがお過ごしでしょうか。

 

わたくし、ハツカは___

 

 

 

「じゃあ、シロちゃん。これからよろしくね! 【契約魔法】!」

 

 

 

ギィィヤアアアァァァアーー!!

 

 

 

___NTRました(?)。

 

 

 

 

 

 

 

 

(蝙蝠って何食べるんだろ...)

 

お前を喰ってやろうか?

 

 





蝙蝠が普通に入ってくる食堂とか衛生管理ガバそう笑。

しかしそれに驚きもしない中世人もまた...




以下、コピペ挨拶。


どうもです。最後まで読んでいただきありがとうございます。


毎話文字数の少ない僕ですけど、気になっていただけたらブクマだけどもしていただけると、多分やる気が出ると思います。

評価や感想もいただければもっとやる気が出る気がします。




(意訳:ちやほやして)

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