「ねぇ、霊夢」   作:鬼如月

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小満

「ねぇ、霊夢」

 

「なによ」

 

「...話し合わない?」

 

「お断りよ」

 

「そんなこと言わずにさぁ!」

 

「食べ物の恨みよ。甘んじて受けなさい」

 

「ちょーっ!熱い熱い!」

 

「今日の夕飯は兎の丸焼きだな」

 

「まさか自分から神社に来るなんてね」

 

「こんなに長く追ってるなんて思わないでしょう!」

 

「私達の執念深さを甘く見た様ね」

 

「バカ姫を追うよりは楽だったわね」

 

「そこまでの恨み!?」

 

「そうよ」

 

「当たり前でしょう」

 

「待って待って!一先ず話を聞いて頂戴!」

 

「断る」

 

「いや待て、そういえばなんでお前は神社に来たんだ?」

 

「どうでもいいわよそんなの」

 

「どうでもよくない!」

 

「まあまあ...焼くのは話を聞いてからでも」

 

「それもそうね」

 

「どっちみち助からないやつだこれー!」

 

「それで?アンタはどうしてウチに?」

 

「あ、ああ...とりあえず一旦開放してくれないかい?」

 

「なんでよ」

 

「逆さ吊りだと喋りづらいからよ!まだ天国には行きたくないわ!」

 

「どうせ行くのは地獄だろうに...」

 

「仕方がない、一旦降ろすか?」

 

「...チッ」

 

「今舌打ちした?」

 

「気のせいよ」

 

「じゃあ降ろすぞ」

 

「あんたは動じないねぇ...よっと。あー死ぬかと思った」

 

「嘘つけ。結構余裕そうだったじゃないの」

 

「ホントよホント。兎は嘘をつかないのよ」

 

「それが嘘だろ」

 

「当たり前じゃない。何言ってるの?」

 

「コイツ...!」

 

「話が進まないわ。早く本題を話なさい」

 

「お札はやめて!...今日はビジネスの話に来たのよ」

 

「ビジネス?そりゃまた怪しいわね」

 

「まさか神社にお嬢様とあんたがいるとは思わなかったけどね」

 

「暇だから弾幕ごっこやりに来たのよ」

 

「あのお嬢様とやってりゃいいじゃないの」

 

「アイツとの弾幕ごっこは飽きちゃってね。マンネリ化ってやつ?」

 

「飽きる程やってるのか...蓬莱人って暇ね」

 

「照れるわ」

 

「褒めてないわよ」

 

「進めていいかい?」

 

「ああ、ごめんなさい。続けて続けて」

 

「では改めて。この前無縁塚に散歩してたんだけどね...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅん...外来人向けの商いねぇ...」

 

「どうだい?利益は薄いかもしれないけれども仕入れ値は0!」

 

「アンタにしちゃいいアイデア持ってくるわね」

 

「ただ外の世界の道具関連だから結界管理組に聞かなきゃいけなくてね」

 

「それで私にか」

 

「そういうわけ。というわけで賢者様にも聞いてくれるかい?」

 

「わかったわ。アンタを焼いた後に尋ねるわね」

 

「話は終わったかい?それじゃあ燃やすけどいいね?」

 

「ああ待って!丁度賢者様がそこに来てるじゃないか!燃やすのは話してからでいいんじゃない!?」

 

「あら、アイツ来てるの。なら話が早いわ」

 

「ほーん...早く話を付けてほしいものだけれどね...」

 

 

 

「ってあら?居ないじゃないの」

 

「見間違いだったんじゃない?時間稼ぎなんて見苦しい真似するものね...」

 

「てゐ?さっきから静かだけどどうしたの?」

 

「命乞いなら今のうちよ?」

 

「「って...」」

 

「「逃げられたぁぁぁ!!!!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あいつらアホね...」

 

「貴方も大概だけれどね。私をダシに使うなんて...」

 

「げぇ!?賢者様!?」

 

 

 

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