恋姫無双〜覇王の弟〜   作:ホークス馬鹿

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32話です。

投稿できましたが、少し長くなってしまいました。

また、もう1つの小説に関する事が活動報告にあるので、活動報告でコメントして貰えるとありがたいです。

もしもう1つの小説も読んでいたら、よろしくお願いします。

では、どうぞ。


32話

連合の参加を表明してから数日後、華琳と純達は兵を率いて出陣していた。そして、

 

桂花「華琳様!純様!袁紹の陣地が見えました!他の旗も多く見えます!」

 

目的地まで目の前に着いた。

 

香風「華琳様。純様。向こうに馬の影ー。」

 

顔良「曹操様!曹和様!ようこそいらっしゃいました!」

 

華琳「顔良か。久しいわね。文醜は元気?」

 

顔良「はい。元気すぎるくらいですよ。」

 

純「それは結構な事だ。・・・それで、俺達はどこに陣を張れば良いんだ?案内してくれ。」

 

顔良「了解です。それから曹操様、曹和様。麗羽様がすぐに軍議を開くとの事ですので、本陣までおいでいただけますか?」

 

華琳「分かったわ。栄華、顔良の指示に従って陣の構築をしておきなさい。それから桂花は、どこの諸侯が来ているのかを早急に調べておいて。」

 

栄華「かしこまりましたわ。」

 

桂花「御意。」

 

純「焔耶、お前も顔良の指示に従って陣の構築をしておけ。凪達も、焔耶を手伝ってくれ。星は久し振りの実戦だが、気負わずにな。」

 

焔耶「御意。」

 

凪「はっ!」

 

真桜「任しとき!」

 

沙和「了解なのー!」

 

星「かしこまりました、主。」

 

華琳「純、春蘭、燈は、私に付いてきなさい。」

 

春蘭「はっ!」

 

純「分かりました。秋蘭も付いてこい。」

 

秋蘭「了解です。」

 

そして、本陣に向かったのであった。

 

 

 

 

 

連合軍本陣

 

 

 

 

 

華琳と純達が天幕に入ると、

 

袁紹「おーっほっほっほ!おーっほっほっほ!」

 

耳に響く高笑いが聞こえた。

 

純「・・・この高笑い、久し振りですね。」

 

華琳「ええ。相変わらずね。その耳障りな笑い声・・・麗羽。」

 

袁紹「華琳さん。純さん。よく来てくださいましたわ。」

 

純「お前も息災のようだな、麗羽。」

 

袁紹「ええ、純さんもお元気そうで。しかし、純さんは華琳さんと違って、相変わらずお優しいお方ですわね。」

 

純「・・・どうも。」

 

そう言って、純は麗羽に対し、比較的穏やかに対応していたが、

 

華琳「・・・。」

 

華琳は心底嫌そうな顔をしていたのであった。

 

袁紹「さーて。これで主要な諸侯は揃ったようですわね。華琳さんがびりっけつですわよ、びりっけつ。純さんが可哀相ですわ。」

 

と、華琳は麗羽に言われたが、

 

華琳「・・・はいはい。」

 

華琳はスルーしたのであった。これには、

 

純「・・・。」

 

秋蘭「・・・。」

 

純と秋蘭は、完全に諦めモードであった。

 

袁紹「それでは最初の軍議を始めさせていただきますわ!」

 

袁紹「知らないお顔も多いでしょうから、まずそちらから名乗っていただけますこと?ああ、華琳さんはびりっけつですから、一番最後で結構ですわよ。本当に純さんが可哀相ですわ。おーっほっほっほ!」

 

純「・・・ったく。」

 

燈「お察し致します。」

 

純「・・・どうも。はぁ・・・。」

 

そして、それぞれ自己紹介を始めた。

 

公孫賛「幽州の公孫賛だ、よろしく頼む。今回は徐州の陶謙殿の軍と連合で参加させていただく。徐州からは・・・」

 

??「雷々だよー!」

 

??「電々でーす!」

 

公孫賛「・・・おい、お前達!ここで名乗るときは真名じゃなくて名前を名乗れとあれほど・・・」

 

糜竺「あ、そうだった・・・。」

 

糜芳「電々、間違えちゃった・・・。」

 

公孫賛「・・・良いからやり直せ。」

 

糜竺「ええっと、陶謙様の名代で来た、雷々・・・、じゃなくって、糜竺だよ!徐州の軍を率いるよ!よろしくー!」

 

糜芳「その補佐の、糜芳でーす。・・・えへへ、ちゃんと出来た!」

 

袁紹「・・・いつからここは年少の私塾になりましたの。」

 

華琳「・・・陶謙殿の発言力も衰えたと聞いていたけれど、人材も不足しているようね。」

 

袁紹「まあ結構ですわ。次の方!お願い致しますわ。」

 

劉備「あ・・・、はい。平原から来た劉備です。そして北郷一刀と、軍師の諸葛亮。」

 

その瞬間、場がざわめき、いくつもの視線が劉備達に向けられた。

 

劉備「・・・ひぁっ。」

 

北郷「・・・うぉっ。」

 

それは・・・、彼女達を値踏みする視線であり、中にはため息をつく者もいた。

 

諸葛亮「桃香様・・・。」

 

劉備「あっ、う、うん。ええっと、私達も、幽州と徐州の連合に入れさせていただいています。よろしくお願いします!」

 

すると、

 

袁紹「まあまあ、貴方が噂に聞く天の遣いという方でしたのね。北郷なんとかと聞き慣れないお名前でしたから、西からいらしたのかと思いましたけれど・・・なるほどねぇ。」

 

袁紹「・・・けれど、随分と貧相な格好ですのね。天のお方と名乗るなら、もっとそれらしい装いや身なりというのもあるでしょうに。」

 

と麗羽に言われてしまったのであった。

 

馬超「涼州の馬超だ。今回は母の馬騰の名代としてここに参加することになった。」

 

馬鉄「補佐を務める馬鉄です。よろしくお願いしまーす。」

 

袁紹「あら、馬騰さんはいらっしゃいませんの?」

 

馬超「最近、西方の五胡の動きが活発でな。袁紹殿にはくれぐれもよろしくと言付かってるよ。」

 

袁紹「あらあら。あちらの野蛮な連中を相手にしていては落ち着く暇がありませんわねぇ・・・。」

 

馬超「・・・ああ。すまないが、よろしく頼む。機動力のある相手なら任せてくれ。」

 

袁術「袁術じゃ。江南を治めておる。まあ、皆知っておろうがの!ほっほっほ!」

 

張勲「私は美羽様の補佐をさせていただいています、張勲と申しますー。こちらは客将の孫策さん。」

 

孫策「・・・。」

 

孫策は立ち上がって、黙礼を1つしてそのまま座ったのであった。

 

春蘭「・・・むっ。」

 

純(孫策、久し振りに見るな・・・。雰囲気は親譲りか・・・。)

 

そして、

 

袁紹「次。びりっけつの華琳さん、お願いいたしますわ。」

 

華琳達の順番になった。

 

華琳「・・・典軍校尉の曹操よ。こちらは弟の曹和、そして夏侯惇、夏侯淵、陳珪よ。」

 

その瞬間、劉備の時以上に注目されたのであった。

 

孫策(へぇ~。あれが曹操の弟であり、軍神と言われている曹和か~。噂以上の男ね。母様以上の覇気と王の器を感じるし、少しでも気を抜けば跪いてしまいそうだわ。)

 

馬超(久し振りに見たけど、また強くなってるな・・・。あの日のこと、覚えているだろうか・・・。)

 

劉備(曹和さん・・・。あんなことをするような酷い人も参加しているなんて・・・。それじゃあ姉の曹操さんもそういう人なんだ・・・。)

 

北郷(曹和めぇ・・・。)

 

それは興味、懐古、そしてとある者からは失望と憎悪といったそれぞれの視線で混ざっていた。

 

袁紹「さて、それでは・・・最後はこの私、袁本初ですわね!」

 

袁紹も自己紹介をしようとしたのだが、

 

華琳「それは皆知っているから、いいのではなくて?」

 

純「確かに。」

 

公孫賛「だな。有名人だから、みんな知ってるだろ。」

 

袁紹「そ、それはそうですけれど・・・っ!」

 

糜竺「雷々も知ってる!」

 

糜芳「電々もー!」

 

馬超「軍議を円滑に進めるための名乗りだろう?なら、いらないんじゃないか?」

 

と言われたのであった。

 

袁紹「うぅ・・・、三日三晩考えた名乗りですのに・・・。」

 

純(それ、ゼッテーなげーやつだ・・・。)

 

袁紹「ま・・・まあ、仕方ありませんわね。それだけこの私が名を知られているという証ですわ!おーっほっほっほ!」

 

袁紹「では、紹介も終わりましたし、軍議を始めさせていただきますわ!」

 

袁紹「僭越ながら、進行はこの私!わ、た、く、し!三公を輩出した袁家の長、袁本初が行わせていただきますわ!」

 

袁術「むぅ・・・、袁家の長は、この妾じゃぞ。」

 

純「さっさと始めろ。」

 

田豊「あ、袁紹様の補佐は、不肖この田豊が務めさせていただきます。」

 

袁紹「さてでは、最初の議題ですけれど・・・、このわ」

 

公孫賛「現状の目的と確認だろ?」

 

袁紹「え・・・ええ、そうですわ。この私が集めた、反董卓連合の目的ですけれど・・・」

 

華琳「都で横暴を働いているという董卓の討伐、でいいのよね。」

 

華琳「西園軍の任命式の頃は中郎将だったはずだけれど、今はどれだけ官位を上げているの?」

 

袁紹「さあ?どうせ大した役職では・・・」

 

しかし、

 

公孫賛「聞いた話だと、相国だそうだ。」

 

その言葉を聞いて、

 

袁術・袁紹「「なぁぁぁぁあんですってぇぇぇぇぇぇ!/なんじゃとぉぉぉぉぉぉっ!?」」

 

袁術と袁紹は、驚きの声を上げたのであった。

 

馬鉄「・・・んー?相国って?聞いた事のない官位だけど、そんなに偉いのー?」

 

袁紹「え、え、え、偉いなどというものではありませんわ・・・。相国など、どうして董卓さんなんかが・・・、董卓さんが相国・・・。」

 

純「相国というのは、俺達朝臣に与えられる中では最高位の官職だ。髙祖に仕えた蕭何様、曹参様以来、長らくあのお二人の大業を成した者がいなかったため、空位になっていたんだ。」

 

馬鉄「へえ・・・。」

 

華琳「三公より上となると、袁家の立場も形無しね。」

 

袁紹「ぐぬぬ・・・!」

 

袁紹「なんたる専横、なんたる横暴!これは私達だけではありません・・・私達の父祖に対する侮辱ですわ!」

 

袁紹「ただでさえ空丹様を玉座から引き下ろし、許せないと思っていた所にこの所業・・・!許せません、絶対に許せませんわ・・・!」

 

劉備「はい、袁紹さん!私もそう思います!董卓さんを倒して、都に住んでる人達を助けましょう!」

 

純(まさか劉備の奴、都の情報を取ってないのか・・・!この様子じゃ、董卓が悪だと言うことも信じてそうだな。恐らく北郷も。諸葛亮は何をしていたんだ・・・?)

 

袁術「おのれ董仲穎。西涼の田舎者と思うておれば・・・。」

 

馬超「・・・あの。あたしの故郷も西涼なんだが。」

 

馬鉄「聞こえてないみたいだよー。」

 

華琳「なってしまったものは仕方ないわ。理由は何であれ、朝廷をほしいままにする董卓は誅しなければならない。・・・次の議題は何かしら?」

 

その後、都までのルートや配置、先鋒を決め、そして、総大将が袁紹と決まり、解散となったのであった。

 

 

 

 

陣外

 

 

 

春蘭「孫策!」

 

孫策「あら・・・、久し振りね。どうしたの?」

 

春蘭「うむ。我が主が挨拶したいと・・・。」

 

孫策「・・・苑州の曹操が?」

 

華琳「私の名、知ってくれているのね。光栄だわ。」

 

孫策「弟の曹和も。」

 

純「へえ、俺の事もか。」

 

孫策「黃巾の首謀者を討った曹孟徳とその弟曹子元の名前くらいは、さすがに知っているわよ。尤も、曹和は黃巾の戦以前に有名だったけど。」

 

華琳「なら、話が早いわ。先日はうちの部下が随分と借りを作ってしまったようね。」

 

孫策「借りねぇ。・・・盗賊退治も手伝って貰ったし、楽させて貰ったから別に良いんだけど。」

 

純「そうはいかねーよ。」

 

華琳「ええ。この借りは折を見て、必ず返させて貰う。よく覚えておいて。」

 

孫策「・・・この戦いで?」

 

純「さあな。この戦いか。」

 

華琳「この先の別の機会か・・・。」

 

孫策「そ。まあ、期待しないで待っておくわ。」

 

すると後ろから、

 

袁術「孫策!何をしておる、早う来やれ!そのような宦官の孫と話しておるでない!」

 

と袁術の声が聞こえたのであった。

 

孫策「ちっ・・・、うるさいわねぇ。・・・それじゃ、袁術が呼んでるから行くわ。」

 

華琳「ええ。」

 

純「ではな。」

 

そして、孫策は袁術の所に向かったのであった。

 

春蘭「華琳様・・・。純様・・・。」

 

華琳「さすが江東の虎の娘。純と春蘭の言ったとおりの人物のようね。」

 

すると、孫策の向こうで袁術が純達に向かって、あかんべーをしたりしたのであった。

 

純「・・・姉上。俺達、袁術に嫌われるような事しましたっけ?」

 

華琳「知らないわ。春蘭が勝手に立ち入った件でそこまで腹を立てるとは思えないけれど・・・。」

 

燈「あれは・・・、私でしょうね。」

 

と燈が言った。

 

華琳「燈が?」

 

純「何したの?」

 

燈「以前、袁術が沛を揚州に取り込もうとした事がありまして。・・・それを断った私が自ら華琳様と純様の元に下ったものですから、悔しいのでしょう。」

 

春蘭「・・・沛の兵が孫策を退けたというのか?あの弱卒が?」

 

燈「まさか。力に出られたら、勝てる見込みもなかったわ。」

 

純「まあ、戦は戦場だけじゃねーからな。ですよね、姉上。」

 

華琳「そうね。それはそうと貴方、劉備達に随分と嫌われてるように感じたけど・・・。」

 

純「あれは、以前姉上の名代として俺が青州に出陣して、皇甫嵩殿と共に賊を殲滅した時なのですが・・・」

 

そう言って、純は青州の件を話した。

 

華琳「何よそれ。貴方は全く間違ってないじゃない。」

 

純「はい。俺も何故責められたのかよく分かんなくて・・・。軍議の場にはいませんでしたが、関羽が必死に止めてましたよ。」

 

華琳「・・・そう。劉備って子、相当な甘ちゃんね。あの天の遣いとやらも・・・。」

 

純「はい。しかし、今後俺達にとって、大きな敵になるやもしれません。理想とは、一種の美酒と同じですから。」

 

華琳「そうね。さて、私達の陣に戻るわよ。」

 

そう言って、陣に戻ったのであった。

 

 

 

 

曹操軍陣営

 

 

 

 

桂花「汜水関は公孫賛と劉備ですか・・・。」

 

華琳「ええ。連合の初戦、我々で引き受けた方が良かったかしら?」

 

桂花「いえ。汜水関の将は華雄1人です。それほど強い相手ではありませんし、無駄な力を使うこともないでしょう。」

 

純「使うなら、虎牢関だな。呂布に張遼がいる。」

 

桂花「はい。」

 

華琳「天下の飛将軍呂布と、神速の用兵を使う張遼か。」

 

桂花「黃巾の時は何進や袁家に振り回されて苦労していたようです。」

 

純「しかし、本来なら一筋縄ではいかない強敵だ。」

 

春蘭「それは確定情報なのか?桂花。」

 

桂花「さっき戻ってきた斥候の情報だから、今のところの最新情報ね。純様も、稟から同じ情報が届いたのでは?」

 

純「ああ。俺も同じ情報が入ってる。」

 

華琳「ならその情報、あとで公孫賛と劉備の所にも送ってやりなさい。」

 

桂花「・・・よろしいので?」

 

華琳「公孫賛は小物だけれど、麗羽と違って借りを借りと理解できる輩よ。」

 

華琳「劉備というのは純の話で些か疑問だけれど、まあ送っておきなさい。」

 

桂花「承知致しました。」

 

その時、

 

凪「お話中、失礼します。純様、華琳様、報告が・・・。」

 

純「何だ?また麗羽が無理難題でも言ったのか?」

 

凪「いえ、そうではなくて・・・、袁術殿が先行して勝手に軍を動かしたそうです。」

 

と凪が報告したのであった。

 

純「・・・。」

 

春蘭「先鋒は誰だ?」

 

凪「先鋒は孫の旗。恐らく孫策殿かと・・・。」

 

華琳「・・・孫策の考えではないのでしょうね。」

 

純「はい。袁術の独走では・・・。」

 

桂花「それか功を焦ったか、袁紹に張り合ったかどちらかでしょう。」

 

春蘭「華琳様!純様!今こそ過日の借りを・・・!」

 

華琳「今はまだ返すべき時ではないわ。」

 

純「そうだ。それを孫策は望んではいねーはずだ。・・・自制しろ。」

 

春蘭「しかし!」

 

華琳「孫策を助けるには軍を動かすことになるわ。」

 

純「そうなれば俺達は麗羽から不興を買うし、助けられた孫策も袁術の不興を買ってしまう。それでは借りを返すどころか、貸しの上積みになる。」

 

春蘭「・・・むぅ。」

 

華琳「純の言う通りよ。今は自制なさい。彼女の力が本物なら、いずれ十倍・・・いいえ、百倍にして返せる時が来るでしょう。」

 

春蘭「・・・承知致しました。」

 

華琳「桂花。この戦の結果も、一緒に公孫賛に送ってやりなさい。共有して損のない情報は遠慮なくね。」

 

そう言って、公孫賛と劉備に最新情報を送ったのであった。

 

 

 

 

幽州・徐州連合軍陣幕

 

 

 

 

北郷「曹操と曹和んとこから情報が流れてきた?」

 

公孫賛「ああ。使者の兵が雷々や桃香の所にも行くって言ってたから、どうなのかなと思ってたから、どうなのかなと思ってさ・・・。ちょっと来てみたんだけど。」

 

糜竺「そうそう。雷々の所にも来たよー!」

 

糜芳「で、貰った資料がこれなの。」

 

劉備「うん。私達もその話をする所だったんだけど・・・、どう思う?みんな。」

 

関羽「私は、この情報を信じても良いと思います。現に、孫策が攻略に失敗したという情報も確認してますし。」

 

諸葛亮「はい。私も愛紗さんの言う通りだと思います。曹操さんと曹和さんは野心の塊ですし、敵には容赦しないでしょうが・・・、袁家のお二人のように味方の足を引っ張って、自らの評判を落とすような方々でもないはずです。」

 

張飛「華雄って、そんなに強いのだ?」

 

諸葛亮「どうも袁術さんの側も一枚岩ではないようで・・・。孫策さんの隊に、袁術さんからの糧食の補充がなかったそうです。」

 

公孫賛「・・・はぁ?なんだそりゃ。」

 

張飛「お腹が空いたら戦えないのだ!」

 

諸葛亮「ともかく、そのあたりの細かい情報も、こちらと一致しています。」

 

関羽「そうか。では本命は・・・」

 

諸葛亮「はい。こちらに貸しを作っておきたいのと・・・、恐らく愛紗さんの考えてる通りだと思います。我々の実力を測りたいのだと。」

 

北郷「くそっ!!ふざけやがって!!」

 

関羽「ご主人様!」

 

劉備「と、ともかく、この情報は正しいと思って良いんだよね?」

 

諸葛亮「はい。当面の作戦は、曹操さんと曹和さんの情報が正しいことを前提に立てて、違っていた場合も対応出来るようにしておきます。」

 

劉備「うん。それで行こう。そして、この董卓っていう悪い人を倒して、圧政に苦しんでる人達を助けよう!」

 

北郷「ああ!そうだな、桃香!」

 

劉備「うん!」

 

すると、

 

関羽「しかし、この連合は権力争いの線もありえます。ましてや書状と噂で全てを鵜呑みにしては・・・」

 

と関羽は言ったが、

 

北郷「愛紗!!それじゃあ俺の天の情報は信じないって言うのか!!」

 

関羽「い、いえ、私はそういう意味で言ったわけでは・・・」

 

桃香「そうだよ愛紗ちゃん!なんたって、風鈴先生を追い出して、中郎将様を西方の涼州に左遷して、沢山の人を殺してるんだよ!!絶対に悪い人に決まってるよ!!」

 

と劉備と北郷に言われてしまった。

 

関羽「し、しかし・・・!!」

 

その時、

 

諸葛亮「愛紗さん・・・!!」

 

公孫賛「愛紗・・・!!」

 

諸葛亮と公孫賛が関羽を止めた。

 

関羽「朱里・・・!!白蓮殿・・・!!くっ・・・!!」

 

関羽(ご主人様・・・!!桃香様・・・!!何故私の意見を聞こうとしないのです・・・!!)

 

と唇を噛みしめながら俯いてしまったのであった。

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