恋姫無双〜覇王の弟〜   作:ホークス馬鹿

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37話です。

投稿できました。

戦闘のお話って、本当に難しいです。

これをしっかり書ける方というよりか、小説を書いてる方は本当に素晴らしいです。

羨ましい・・・。

ま、まあ気を取り直して、それでは、どうぞ。


37話

日が天高く昇った穏やかな天気の午後。

純は城内にある中庭で1人、刀に手を添えた格好で静かに佇んでいた。

 

純「・・・ふぅ。」

 

息と一緒に余計な力を抜き、集中力を研ぎ澄ます。そして、目を瞑ってイメージする。

 

純(数は・・・、20人で軽く準備運動すっか。)

 

そして、刀を抜き、

 

純「っ!」

 

本当に今自分の周りに20人の敵がいることを想定して、刀を振った。その動きは、周りから見れば、流麗の舞を舞っているかのような動きを見せた。

そして、最後の1人を斬り捨てたのだが、

 

純(次からは数増やすか・・・。)

 

といったことを思った。そして、

 

純「いつまでこそこそ見てんだ。出てこい。」

 

と声をかけた。すると、

 

真桜「あちゃー。気付いてもうたか。」

 

と真桜が現れ、その他にも焔耶と凪に沙和、星に霞もいた。

 

真桜「見るつもりなかったんよ。許してなー。」

 

純「別に良いけど・・・。」

 

凪「純様は、剣術意外にも弓と槍、そして戟も扱えるとか。」

 

純「まあな。でも、刀以外はそんなに得意じゃねーけどな。」

 

星「ご謙遜を。以前私と手合わせしたときなんか、私と同じ槍でしたが、中々見事な槍捌きでしたぞ。」

 

純「そりゃ嬉しいな。お前に褒められるなんて。」

 

星「いえ。」

 

焔耶「お館の武は、この大陸では1番です。」

 

純「ありがとう。しかし、何故霞がここにいるんだ。今日は訓練だったのでは?」

 

純がそういう疑問を言ったら、

 

霞「えー?別にええやん、警備隊の皆さんと仲良うしたって。なー?真桜ちー。」

 

真桜「なー?姐さん。」

 

沙和「あー。お姉様、わたしとは仲良くしてもらえないのー?」

 

霞「ん?そんなことないで。ウチの愛は、色々と平等やからなー。だからほら、凪っちと焔耶ももそっとちこう・・・。」

 

凪「いえ、遠慮しておきます・・・。」

 

焔耶「私も遠慮する・・・。」

 

霞「ああもぅ、堅いなぁ・・・。」

 

星「なら霞。私とならどうだ?」

 

霞「お。ええな、星。」

 

といったやり取りをしたのであった。

 

純「まあ、何だって良いが・・・。」

 

凪「あの・・・。」

 

純「ん?」

 

凪「もしよろしければ、一手お相手願えませんか?」

 

純「・・・そうだな。相手がいた方が想像よりも修行になる。焔耶はどうする?」

 

焔耶「私は先日お相手しましたので、お譲りします。」

 

純「そうか。分かった。」

 

凪「なら、お願いします。」

 

そして、2人は戦闘態勢を整えた。流石に焔耶や霞、星達も武人。今までのような軽口を止め、戦いを見守った。

 

真桜「どっちもがんばれー。」

 

沙和「純様ー。凪ちゃーん。がんばってー。」

 

霞「なら、判定はウチがしたる。双方、構え・・・、始め!」

 

凪「行きます!はああああ!」

 

そして、純と凪の模擬戦が始まった。その最中、

 

華琳「何をしているの?」

 

沙和「あ、華琳様。」

 

華琳達一行がやって来た。その間も、純と凪の模擬戦は続く。

 

凪「てええええええいっ!」

 

純「踏み込みが浅い・・・。脇腹が開いてるぞ!はっ!」

 

凪「くっ・・・。」

 

それを見ていた華琳達も声を漏らした。

 

春蘭「むぅ・・・。」

 

華琳「へぇ・・・。純、また強くなったわね。」

 

秋蘭「まだ、本気を出してはおりませんが。」

 

桂花「左目を失って心配しましたが、どうやら杞憂でしたね。」

 

華琳「ええ。むしろ、より凄味を増した気がするわ。」

 

焔耶「うむ。私も、先日お館と手合わせしたのだが、益々差を痛感させられる。」

 

星「だが、目指し甲斐がある。そうだろ、焔耶?」

 

焔耶「ああ。武人として私は幸せなのかもしれないな。」

 

そして、

 

霞「双方、やめっ!」

 

霞のかけ声で、模擬戦が終わった。

 

秋蘭「終わったようですね。」

 

純の刀が、凪の首筋で止まっていた。それだけでなく、凪は息を切らし、汗を掻いていたのだが、純は息は切らしておらず、汗も掻いていなかった。

 

凪「ありがとうございました。流石の強さです。」

 

純「なに。お前も悪くなかったよ。」

 

すると、

 

焔耶「お館、お疲れ様です。私も精進します。凪、お疲れ。私も負けておれんな。」

 

純「ああ。」

 

凪「ああ。それは私も同じだ。」

 

霞「純~、相変わらず凄いわ~。益々惚れたで!」

 

純「はいはい。」

 

星「主。私も惚れましたぞ。」

 

純「ははっ。・・・それより姉上も見てたんですね。」

 

華琳「ええ。あなた、また強くなったのではないかしら?」

 

純「どうでしょう?俺もよく分かりません。」

 

華琳「そう。」

 

すると、

 

純「そうだ。おい焔耶、春蘭と1本手合わせしてみたらどうだ?」

 

と言ったのだ。

 

焔耶「え!?」

 

春蘭「純様!?」

 

これには、春蘭も焔耶も驚いたのであった。

 

焔耶「お。お館!私はまだ春蘭様には・・・!」

 

純「お前、たまには誰かと手合わせしてみたらどうだ。」

 

焔耶「し、しかし・・・、私は春蘭様に勝てるかどうか・・・。」

 

純「大丈夫。お前の努力は、俺が1番よく知っている。俺の部下になってから、一度も鍛錬は怠っていないし、兵法だってしっかり勉強し、戦でも勇猛果敢で指揮もそつがない。お前なら、きっと春蘭に勝てる。」

 

焔耶「お館・・・。分かりました!お館の期待に応えるため、頑張ります!」

 

純「よし!春蘭も良いよな!」

 

春蘭「はっ!私は構いません。前から焔耶と手合わせしたいと思っておりましたので、楽しみです!」

 

純「そうか。よし2人とも、準備してこい!」

 

春・焔「「はっ!!」」

 

そして、春蘭と焔耶の手合わせが始まった。

 

 

 

 

数刻

 

 

 

 

春蘭「ほほぅ。焔耶、良い面構えではないか。」

 

片手に七星餓狼、鎧を着け、春蘭は完全に戦闘モードに突入していた。焔耶も同じく、鈍砕骨を持ち、武装し、戦闘モードに入った。

 

春蘭「焔耶、お前の活躍は聞いておる。指揮官としても、武人としても、中々の活躍ではないか!」

 

焔耶「いえ。私はまだまだ未熟です。まだお館のような武人には遠く及びません。」

 

春蘭「それは私も同じだ。全力で来い!」

 

焔耶「無論です!」

 

審判は、霞が引き続き行うことになったが、

 

春蘭「でやあああああああっ!」

 

合図を待たずして、春蘭は先制攻撃を仕掛けた。しかし、

 

ガキィィン!!

 

焔耶はあっさりそれを受け止めたのであった。

 

春蘭「ほほぅ。私の一撃を良く受け止めたな!」

 

焔耶「春蘭様こそ、いきなりの先制攻撃ですね!」

 

春蘭「ふん!そんなの待ってはおれんわ!」

 

焔耶「春蘭様らしいですね!」

 

そう言い、春蘭は焔耶に目にも止まらぬ速さで剣を振るったのであった。一方、

 

華琳「焔耶、中々やるわね。」

 

桂花「しかし、防戦一方に見えますが・・・。」

 

純「いや、そうでもねーぞ。」

 

桂花「えっ?」

 

秋蘭「純様の言う通りだ。確かに端から見たら焔耶が不利に見える。しかし、焔耶は姉者の攻撃を全て涼しい顔で捌いている。」

 

凪「春蘭様も本気でやっております。しかし、焔耶も更に成長してるという事ですか・・・。」

 

純「そういうこと。あいつ、1日も欠かさず鍛錬も勉強も怠らなかったからな。」

 

そう話してる間も、手合わせは進んでいった。

 

ガキィィン!!

 

春蘭「・・・ふっ。まさか、私の攻撃を全て防がれるとはな。純様以来だ。」

 

焔耶「どうします、終わりますか?」

 

春蘭「ぬかせ。勝負はこれからだ!はああああ!」

 

そう言って、春蘭は先程よりも速く剣を振るったのであった。焔耶も、

 

焔耶「はああああ!」

 

それに負けじと、鈍砕骨を振るい、春蘭の攻撃を捌きつつ、攻撃していた。

 

星「主よ。」

 

純「ん?」

 

星「焔耶の強さは最初からこうでしたか?」

 

純「いや。確かに出会った頃から実力はあったが、最初は春蘭には及ばなかった。けど、伸び代は確かだった。とは言え、ここまで成長するとは思わなかったな・・・。」

 

星「そうですか。」

 

星(焔耶の強さの源は、自身の鍛錬の賜物だけではない。恐らく主の道を切り拓くため、そして、彼奴は恐らく主を1人の男として見ておる。その思いも、焔耶の強さの源なのやもな・・・。)

 

そして、手合わせも終わりが近付いた。

 

春蘭「はぁ、はぁ、はぁ。」

 

焔耶「はぁ、はぁ、はぁ。」

 

両者互いに息を切らしており、そろそろ限界だと分かるほどであった。

 

焔耶「春蘭様、次でけりを付けましょう。」

 

春蘭「そうだな。最高の一撃でお前を倒す!だからお前も、最高の一撃で私に向かってこい!」

 

焔耶「はっ!!」

 

そして、互いに武器を構え、そして、同時に動いた。その結果、

 

春蘭「・・・。」

 

焔耶「・・・。」

 

互いに、それぞれの武器が突きつけられている状態となった。

 

霞「双方、やめっ!この勝負、引き分け!」

 

春蘭「やるな、焔耶。」

 

焔耶「春蘭様も、流石の強さです。」

 

春蘭「実に良い勝負だった。だが、次は私が勝つぞ。」

 

焔耶「それはこちらの台詞です。」

 

そう言って、互いに健闘を称え合ったのだった。

 

華琳「終わったようね。」

 

純「そうですね。焔耶!」

 

焔耶「はっ!!」

 

純「良くやった!!成長したな!!」

 

焔耶「しかし、春蘭様には勝てませんでした。まだまだ未熟です。これからも精進して参ります!!」

 

純「そうか。これからも、期待しているぞ!!」

 

焔耶「はっ!!」

 

華琳「春蘭も、良くやったわ。これからもその武、頼りにしてるわ。」

 

春蘭「はっ、華琳様!!」

 

純「焔耶、ちょっと・・・。」

 

焔耶「はっ?」

 

すると、

 

焔耶「!?」

 

純「お疲れ。本当に良くやったな。」

 

そう言って、純は焔耶の頭を撫でたのであった。

 

焔耶「お、お館!?」

 

突然頭を撫でられたので、焔耶の顔は一気に真っ赤になった。その時の焔耶の顔は、嬉し恥ずかしい顔をしていたと、周りの皆は言っていたのであった。

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