恋姫無双〜覇王の弟〜   作:ホークス馬鹿

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5話です。


5話

ドカン

 

 

純「な、なんだっ!?」

 

突然ノックも無しに部屋の扉が開けられ、驚いた純。足音高く入ってきたのは、

 

春蘭「純様!私と手合わせをして下さい!」

 

春蘭であった。

 

純「春蘭。今日は警備隊の仕事があるから無理だぞ。」

 

春蘭「大丈夫です。華琳様の許可を得ましたので。」

 

純「そうなのか?」

 

すると、

 

華琳「ええ、そうよ。」

 

純・春蘭「「姉上/華琳様。」」

 

華琳が秋蘭と一緒に入ってきた。

 

華琳「春蘭が久しぶりに手合わせしたいって聞かないのよ。」

 

純「そうなのですか。」

 

華琳「ええ。」

 

純「秋蘭も見たいの?」

 

秋蘭「ええ。私も純様の武を久しぶりに見たいです。」

 

純「そっか・・・。分かった。勝負を受けよう。どこまで強くなったか見てやるよ。」

 

春蘭「はっ!」

 

そして、中庭に行き、純と春蘭はそれぞれ得物を構えた。

 

華琳「2人とも良いわね。」

 

純「大丈夫です。」

 

春蘭「はい。」

 

華琳「では、はじめ!」

 

純・春「「はぁぁぁぁーっ!!」」

 

ガチン

 

両者の刃と刃がぶつかり合った。

 

春蘭はもう一度剣を振り抜いたが、純はそれを受けず、後ろに下がり、次々に来る春蘭の攻撃をあしらっていた。

 

華琳「相変わらずの強さね。」

 

秋蘭「はい。しかし、純様の強さはまだまだです。」

 

華琳「そう。貴女がそう言うのならそうでしょうね。」

 

すると、

 

稟「どこにいるかと思えば、ここにいましたか、純様。今春蘭様と手合わせですか。」

 

風「そうですね~。噂では聞いておりましたが、ここまでの強さだとは。」

 

華琳「あら、風に郭嘉。あなた達も来たの。」

 

郭嘉「はい。純様に報告したいことがありましたので。」

 

華琳「・・・そう。」

 

秋蘭(・・・またか。ここまで徹底するとは。私以上だな・・・。)

 

風「そういえば、純様が皆を、特に秋蘭ちゃんの為にもっと強くなるって言ってましたね~。」

 

秋蘭「それは本当か?風?」

 

風「はい~。純様は自分に関わる全ての人、特に秋蘭ちゃんを守るためにもっと強くなるんだって言ってましたよ~。」

 

秋蘭「・・・そうか。」

 

その時秋蘭の顔が少し赤くなったのであった。それを見た稟は、胸が締め付けられるような思いがした。

 

華侖「ああーっ!純兄と春姉ぇの手合わせっすかー!!」

 

柳琳「姉さん。あまり大声を出さないで。」

 

栄華「柳琳の言う通りですわよ。」

 

香風「あっ、純様と春蘭様だー。」

 

華侖と柳琳、栄華、そして香風もやって来た。

 

華琳「あら、あなた達も来たのね。」

 

栄華「はい。中庭で金属音が聞こえたので。」

 

華侖「それでそれで、どっちが勝ってるんすかー!?」

 

華琳「今のところ、両者互角ね。しかし、純はまだ底を見せてはいないわね。」

 

華侖「そーなんすかー。」

 

香風「シャンも手合わせしてみたい。」

 

そして、手合わせにも終わりが近づいてきていた。

 

春蘭「はぁ、はぁ、はぁ。」

 

純「どうした春蘭。もう終わりか?」

 

春蘭「ま、まだやれます。」

 

純「そうか。しかし、次でけりを付ける。」

 

そう言って、純は刀を鞘に収めた。

 

春蘭「何のつもりですか、純様。」

 

純「良いからかかって来な、春蘭。」

 

春蘭「なら!!」

 

そう言って、春蘭が剣を振り上げた途端、

 

カチャ

 

春蘭の首には、純の刀が突きつけられていたのであった。

 

春蘭「な!」

 

純「俺の勝ちだ、春蘭。」

 

華琳「そこまで!!」

 

そう言われて、純と春蘭は得物を下ろした。

 

春蘭「うう~。もう1回やりましょう、純様。」

 

純「ダメダメ。俺今から警備隊の仕事があるから。」

 

春蘭「はい・・・。」

 

純「しかし、また腕を上げたな春蘭。流石だ。これからも励めよ。お前はまだまだ強くなれる。」

 

春蘭「はっ!!精進してまいります!!」

 

そう言って、春蘭は拱手した。

 

華琳「流石ね2人とも。純、相変わらずの強さね。」

 

純「恐れ入ります。しかし、春蘭も腕を上げました。あいつも褒めてやって下さい。」

 

華琳「ええ、分かったわ。春蘭、負けたとは言え、良くやったわ。これからも励みなさい。」

 

春蘭「はっ!!」

 

すると、

 

華侖「純兄!春姉ぇ!凄いっすー!!あたしも2人みたいにもっと強くなるっすー!!」

 

純「はは。期待してるぞ!!」

 

秋蘭「純様、こちらを。」

 

秋蘭は、純に手拭いを渡した。

 

純「おっ、気が利くなあ秋蘭。」

 

純は手拭いで汗を拭った。すると、

 

稟「純様。警備の仕事前に少し報告したいことが。」

 

純「ああ、分かった。じゃあ秋蘭、これ洗って返すね。」

 

秋蘭「はっ。」

 

そう言って、純と稟は中庭を後にしたのであった。

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