ある戦いを基に書きましたが、ちょっと無理したかな・・・。
で、では、どうぞ。
劉備軍は、北郷と劉備の命令の下、城攻めを開始した。
それを見た純は、
純「馬鹿めが、まんまと俺の策に嵌まりやがって。鳳統がいるのにも関わらず、何故それを見抜けない。もしかして、意見を聞かなかったのか?」
焔耶「それはありえるかもしれません。なにせ、反董卓連合の檄文を真に受ける連中ですから。」
純「お前もハッキリ言うな。」
焔耶「いえ、それほどでも。」
風「しかし、劉備さん達には効いた様ですね〜、必死に攻めてますよ~。」
焔耶「華琳殿が戻ってくるのに早くて二ヶ月は掛かります。それまで持ち堪えましょう。」
純「ああ、そうだな。こんな所で負けるわけにはいかない。お前達の智勇が頼りだぞ。」
焔・風「「はっ!!」」
そう言って、焔耶と風はそれぞれ兵を指揮したのだった。一方の劉備軍は城攻めを開始しても手に入れた設計図と違い、また、城内の兵の連携に困惑し、上手くいかなかった。
北郷「どうなっている!俺達の知る城ではないぞ!」
劉備「どうして!」
鳳統「・・・恐らくですが、ご主人様が手に入れた設計図は偽物だったのかもしれません。」
北郷「何だと!!」
劉備「そんな!!」
鳳統「流石は曹子元さんです。智勇を兼ね備えています。」
関羽「つまり、我らは掌で踊らされていたという事か。」
鳳統「・・・はい、そうなります。」
北郷「っつ、くそ!!卑怯者め!!」
その時、
劉備軍兵士A「大変です!!敵が城から出て参りました!!」
城から兵が出て来たとの知らせが入った。
関羽「数は!!誰が出撃した!!」
劉備軍兵士A「数は五百!!旗印は魏!!魏延です!!」
北郷「何だと!!」
その頃、
焔耶「私について来い!!昔日の恩を忘れた不義の軍を叩き潰すのだ!!」
焔耶が五百の兵を率いて、劉備軍の前線を崩していた。その攻撃に、
劉備軍兵士B「うわーっ!!」
劉備軍兵士C「た、助けてくれーっ!!」
劉備軍は混乱の渦と化した。
焔耶「うおー!!」
劉備軍兵士D「ギャーッ!!」
劉備軍兵士E「な、何て強さだ!!に、逃げろーっ!!」
焔耶「よし、かなり混乱しているな・・・。」
その時、
張飛「待つのだ!!鈴々が相手するのだ!!」
張飛が焔耶に声を掛けた。
焔耶「お前が張飛か!!中々の強者だと聞いたぞ!!良いだろう、覚悟!!」
張飛「行くのだ!!」
そして、焔耶と張飛の一騎打ちが始まった。両者は正面からぶつかり、二人の武器が、火花と金属音を周囲にまき散らした。
ガギン!ガギン!ガギン!
両者の対決は、最初は互角で進んだが、時間が経つと、
焔耶「ふっ、中々やるな!!」
張飛「はあ、はあ、そっちもなのだ!!」
張飛の方が息切れしてきたのだった。
焔耶「しかし、お前の体力は限界の様だな。」
張飛「はあ、はあ、そんなこと無いのだ!!」
焔耶「強がるのはよせ!!命取りだぞ!!はあっ!!」
ガギン!ガギン!ガギン!
そして、
張飛「あっ!?」
張飛のバランスが崩れたのを焔耶は見逃さず、
焔耶「貰ったぁ!!」
焔耶は鈍砕骨を振り下ろそうとした。その時、
ガチン!
焔・張「「!?」」
関羽「大丈夫か、鈴々!!」
張飛「愛紗っ!?」
関羽が間に入り、青龍圓月刀で焔耶の一撃を受け止めたのであった。
関羽「鈴々、動けるか?」
張飛「う、うん。けど、もう限界なのだ・・・。」
関羽「ここは私に任せろ!!」
張飛「けど、愛紗!!」
関羽「鈴々!!」
張飛「・・・分かったのだ、愛紗。」
そう言い、張飛は下がったのだった。
関羽「ここからは私が相手だ、魏延殿。連戦になるが、大丈夫か?」
焔耶「まだまだ行けるぞ、私は。」
関羽「そうか・・・。なら、参るっ!!」
そして、両者は激突した。焔耶は連戦であるにもかかわらず、疲れた様子は一つも見せず、関羽の攻撃をいなしていた。一方の関羽も、焔耶の攻撃をいなしており、両者一歩も譲らず互角の戦いだった。
ガギン!ガギン!ガギン!
焔耶「お前も中々やるな!!」
関羽「そちらもな!!」
焔耶「しかし、お前の刃には迷いが見える。」
関羽「な、何を・・・!?」
焔耶「お前、今の主である、劉備と天の御遣いの此度の出兵とそれ以前の行動に戸惑いを感じているのでは無いのか?義に厚いお前からしたら、此度の出兵は複雑この上ないであろう・・・、大義が無いからな。この武は、何のために振るっているのかと・・・。」
関羽「そ、それは・・・。」
焔耶「その様な迷いのある武など、私の敵ではない!!はあっ!!」
ガギン!ガギン!ガギン!
関羽「くぅっ!!」
次第に関羽が押されていき、そして、
関羽「しまった!?」
バランスが崩れてしまい、隙が出来てしまった。
焔耶「関羽、覚悟・・・っ!?」
焔耶が鈍砕骨を振り下ろそうとしたその時、
張飛「させないのだ!!」
蛇矛が入ってきたのだった。
関羽「鈴々っ!!お前は撤退したのでは!!」
張飛「愛紗を一人置いていくこと出来ないのだ!!」
関羽「・・・すまない。」
そう言った関羽は、再び圓月刀を構えた。
焔耶「二人がかりか・・・。」
張飛「お前には、鈴々と愛紗の二人で行かないと勝てないのだ!!」
関羽「すまないが、覚悟して貰うぞ!!」
焔耶「流石に撤退したいところだが、厳しいな・・・。このままでは全滅だ・・・。」
その時、
「「「わあーっ!!!」」」
焔耶「何だ?」
張飛「何なのだ?」
関羽「分からぬ・・・。」
焔耶の後方、つまり出城の方面の様子が変わったのだった。すると、
純「焔耶を救うぞ!!俺に続けーっ!!」
純が先頭に立って、突撃してきたのだった。
劉備軍兵士F「う、うわーっ!!曹和だー!!」
劉備軍兵士G「曹和が来たぞー!!」
焔耶「お、お館!?」
張飛「にゃにゃー!?十騎くらいしかいないのだ!?」
関羽「たったそれだけで、あの包囲網を突破したのか!?」
これには焔耶だけでなく、関羽と張飛も驚いてしまった。
純「焔耶!!」
焔耶「お館!!」
純「急げ!!撤退するぞ!!」
焔耶「はっ!!」
そう言い、焔耶も馬に乗り、純と共に撤退した。しかし、
純「マズいな・・・。」
焔耶「お館?」
純「まだ兵が残っている。このままではあいつらは死んでしまう。俺はあの兵を救いに行く!!」
まだ兵が残っているのに気付いた純は、一度戻ると言った。
焔耶「しかしお館!?敵兵のど真ん中ですよ!?」
純「ソレがどうした!!俺にとって、あいつらは共に戦ってきた同志だ!!見捨てるわけにはいかねーよ!!」
そう言い、純は敵陣に突撃した。
純「うおーっ!!」
劉備軍兵士H「うわーっ!!曹和だー!!」
劉備軍兵士I「軍神曹和がまた来たぞー!!」
そして、
純「お前ら、大丈夫か!!」
曹和軍兵士「「「曹和様!!ありがとうございます!!」」」
純「よし、撤退するぞ!!」
曹和軍兵士「「「はっ!!」」」
純は兵士全員を助け、出城に撤退した。
そして、出城に入ると、
焔耶「お館ーっ!!」
焔耶が純に抱き付いてきたのだった。
純「焔耶!」
焔耶「お館、良かったです!!」
と焔耶は泣きながらそう答えた。すると、
焔耶「あっ・・・。」
純「心配掛けたな・・・。」
そう言い、焔耶の頭を撫でたのだった。
風「純様・・・。」
純「風か・・・。済まなかったな、無理を押し切ってしまって・・・。」
風「いえ・・・無事で何よりですよー。」
と風も笑顔でそう答えた。
純「風、劉備軍の前線は?」
風「焔耶ちゃんと純様の活躍で、崩壊してますー。恐らくですが、劉備軍の士気は最悪の状態かとー。」
純「そうか・・・。」
すると、
曹和軍兵士「「「曹和様はまさに天上のお方です!!」」」
と兵士達は皆拱手し、頭を下げたのだった。
純「このまま姉上達が来るまで守り切るぞ!!」
「「「はっ!!」」」
これにより、純の子飼いの兵の結束力はまた更に強くなったのであった。