恋姫無双〜覇王の弟〜   作:ホークス馬鹿

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74話です。

前回活動報告にて述べた純の能力値ですが、三国志14をベースにやると、

統率:100 武力:100 知力:89 政治:85 魅力:100 主義:覇道

だと思っております。やり過ぎですかね(笑)というかそれ以前に、僕はこのゲームをやっておりませんが・・・(汗)

政策、個性、戦法、陣形は皆様の好きにお任せします。

では、どうぞ。


74話

北方を平定した純は、陳留に帰還した。それを迎えたのは

 

栄華「お帰りなさいませ!お兄様!」

 

栄華だった。

 

純「ただいま、栄華。・・・別に、何もここで出迎える必要はねーぞ。」

 

栄華「遣いも受けましたし、見張りから遠くにお姿が見えたと報告がありましたので・・・いてもたってもいられなくて、お姉様に許可を貰って来たのですわ。」

 

栄華「ああ・・・数ヶ月見ない間に御髪もお衣装も砂だらけで。お風呂とお召し物の支度をさせていますから、お姉様に報告した後、すぐにお使い下さいまし。それから孫呉の皆様にお会いになってからが良いかと。」

 

純「ありがとう。孫呉の皆が来てるんだな?」

 

栄華「はい、お兄様が北方の遠征に行っている間に。」

 

純「そっか・・・。」

 

栄華「それはそうと、お兄様は流石ですわ!お兄様は数ヶ月前、北方の異民族の討伐に行き、私の懸念を余所に『向かうところ敵なし』との知らせが頻繁に届き、立て続けに勝利したのですわ!」

 

栄華「お姉様は特に心配しておりませんでしたが、皆様は心からお喜びですわ!」

 

純「ふっ、ありがとう。けど、全ては皆の奮戦のお陰でもある。皆がいたからこそ、北方は平定出来たんだ。」

 

栄華「ふふっ、やはりお兄様はお兄様。何も変わりませんわ。」

 

純「さて、お前の言う通り、風呂に入ってから孫呉の皆に会うとしよう。」

 

そして、純は後ろを振り返って

 

純「お前達も、そうしろ。」

 

と言った。

 

春蘭「はっ!承知しました!」

 

秋蘭「御意。」

 

焔耶「はっ!」

 

星「御意。」

 

霞「了解や。」

 

稟「はっ。」

 

そして、純達は陳留の街に入った。

 

 

 

 

 

陳留・玉座の間

 

 

 

 

純は玉座の間に入ると、

 

純「姉上、ただいま戻りました。」

 

と言い、跪いて拱手し、それに続いて春蘭、秋蘭、焔耶、星、霞、稟も続いて跪き拱手した。

 

華琳「純、今回の活躍は既に私の耳に入っている、良くやったわ!!」

 

純「春蘭、秋蘭、焔耶、星、霞が奮戦し、稟が策を授けてくれたお陰でもあり、俺の手柄ではありません。」

 

華琳「そんなこと無いわよ。」

 

純「またこれは、姉上の英断のお陰でもあります。姉上の英断無くして、北方の平定はありえませんでした。」

 

純「全ては姉上含め皆の力です。我が将兵には、姉上が直々に労ってくれる事を願っております。」

 

それを聞いた華琳は益々感激し、

 

華琳「分かったわ。純、本当にありがとう。」

 

と言い、席を立ち上がり、純に近づき頭を撫でたのだった。

 

純「ところで姉上、栄華から孫呉の者が来たとお聞きしましたが。」

 

華琳「ええ、あなたに会いに来たのよ。」

 

純「それだけの理由で、わざわざ孫呉から参ったのですか?」

 

華琳「あなたは相変わらず鋭いわね。恐らくそれは口実よ、蓮華と思春、孫権と甘寧なんだけど、その子達とあなたを交流させたいのよ。」

 

華琳「あの二人、特に蓮華はあなたに憧れていると同時に、劣等感を抱いているから。」

 

純「・・・成程。では、まず身体を清めてからお会いしましょう。」

 

華琳「そう、分かったわ。では、二人に関してはあなたに任せるわ。孫策と周瑜にも後で会い、真名を交換しておくのよ。貴女達も、身体を清めておきなさい。」

 

純「承知しました。ではまた。」

 

そう言い、純はその場を後にし、他の皆も、その場を後にしたのだった。

 

 

 

 

 

純の部屋

 

 

 

 

 

身体を清めた純は、自分の部屋に戻っていた。すると、

 

蓮華「曹和殿、孫権です。入っても良いでしょうか?」

 

蓮華がやって来た。

 

純「良いぞ、入りな。」

 

蓮華「失礼します!」

 

そう言い、蓮華は純の部屋に入った。

 

純「初めましてだな、俺は曹和、字を子元、真名は純と言う。よろしくな。」

 

蓮華「会って早々真名を!?良いんですか!?」

 

純「ああ。もう既に姉上と交換しているんだろう?だったら、俺も真名を預けねーのは不公平だろ?」

 

蓮華「わ、分かりました・・・。私は孫権、字を仲謀、真名を蓮華です!」

 

純「後、そう堅苦しくしなくても良いぞ。」

 

蓮華「わ、分かり・・・いや、分かった。」

 

すると、

 

純「うん、それで良い!」

 

純は笑顔でそう言った。それを見た蓮華は、

 

蓮華「///」

 

顔を真っ赤になってし俯いてしまったのであった。それを見た純は、

 

純「ははっ、顔真っ赤だぞ!!」

 

と言い、蓮華の顔を下から覗き込んだりして、

 

蓮華「ちょ、ちょっと・・・!?」

 

蓮華は益々顔を赤らめたのだった。そして、二人はお茶を飲んで楽しい話や面白い話をして仲を深めていった。

 

蓮華「何か、聞いていたのと全然違うわね・・・。」

 

純「ん?」

 

蓮華「ああ、別にあなたが変って訳で言ったんじゃないわ!!ただ、あなたは戦において適格な采配を行い、最前線でその武勇を振るい、兵と苦楽を共にするって聞いてるから。」

 

純「ああ、兵と苦楽を共にしたり、戦では最前線に立ってこの太刀を振るっているのは確かだよ。」

 

蓮華「それは、亡き父君と話した事?」

 

純「姉上から聞いたんだな。まあ、俺の目標は衛青と霍去病みたいな将軍になりたくて、その二人のようになるにはこうあるべきだと感じた事を父上に言ったんだ。」

 

蓮華「どうしてそう思ったのかしら?」

 

純「戦で必要なのは、己の武勇や策略、優秀な将や兵の練度だけじゃない。大事なのは将兵と心を一つにする事だ。確かに武勇は必要だが、それを活かすために兵を動かさなきゃ勝てない。策略も、兵の事を考え、策が成功しなかった場合も考えなきゃ意味が無い。優秀な将も兵の練度もそれをしっかり統率しなきゃ意味が無い。」

 

純「それらをちゃんとやらない将は将ではない、ただの馬鹿だと俺はそう思っている。」

 

蓮華「純・・・。」

 

純「まあ、これはあくまで俺の持論だがな。」

 

蓮華「いえ、立派な考えだと思うわ。」

 

純「・・・そっか。」

 

蓮華「それに比べて私は・・・」

 

純「蓮華?」

 

蓮華「純、あなたは孫呉についてどれくらい知っているのかしら?」

 

純「ああ、孫文台が基盤を作って、孫策が大きくして育て守っているという感じかな。」

 

蓮華「ええ、そうよ。・・・私は、いずれは雪蓮姉様の後を継いで、呉の王となるわ・・・正直、呉をどんな国にしたいか、どんな国にするべきなのか、私は迷っている。」

 

純「・・・。」

 

蓮華「元々私は、覇道なんてものに興味はなかったわ。私はただ、孫呉の民達が幸せに暮らせばそれで良かった。」

 

すると、

 

純「・・・別にそれで良いじゃねーか?」

 

純は蓮華の本音を聞いてそう言った。

 

蓮華「え?」

 

純「お前は、亡き孫文台と孫策の背中を無理に追い求める必要はねーと思うぞ。お前は、あの二人と比べて劣等感を抱いてるのかもしれねーが、お前はお前だろう。だったら、お前は自分を信じて自らの道を進めば良いんだよ。」

 

蓮華「・・・純。」

 

純「それに、そんなお前でも信じ慕っている者はいるぞ。そうだろ、甘寧?」

 

蓮華「え!?」

 

すると、部屋の扉が開き、思春が出てきたのだった。

 

蓮華「し、思春!?どうしてあなたが!?」

 

思春「蓮華様の護衛です。」

 

蓮華「いつから!?」

 

思春「最初からです。」

 

蓮華「そ、そう・・・。」

 

純「甘寧、お前は蓮華の事を信じているか?」

 

思春「はいっ!私は蓮華様なら、孫呉をより発展し、民を幸せにしてくれる事を信じております!」

 

純「ほら、そんなお前でも、信じ慕ってくれる者はいる。甘寧だけじゃない、孫策と周瑜、そして孫呉の皆も、お前を信じ慕っているんだ。もっと自分に自信を持て。」

 

それを聞いた蓮華は、

 

蓮華「・・・ええ・・・分かったわ・・・。純・・・ありがとう・・・。」

 

と口元を抑え涙を流しながらそう言ったのだった。

そして、蓮華は落ち着きを取り戻し、

 

蓮華「何かごめんなさい、情けない姿を見せてしまったわね。」

 

純「良いんだよ、俺は気にしてねーから。」

 

蓮華「そう・・・。・・・ふぅー・・・なんだかスッキリしたわ。」

 

純「そっか、それは良かった。」

 

蓮華「ええ。それで、あなたと夏侯淵について聞きたいんだけれど。」

 

純「えっ!?」

 

蓮華「華琳から聞いたわ。あなたと夏侯淵、非常に仲睦まじいと聞いたけど、詳しく聞きたいわ。」

 

純「ああ、まあ・・・。」

 

純(コイツって、普段こういう性格なのか・・・?吹っ切れたんだな・・・。それより、姉上は何を話したんだ・・・!?)

 

蓮華「どうなの、興味があるわ。思春もそうでしょう?」

 

思春「・・・多少興味があります。」

 

蓮華「ねえ、どうなの?」

 

純「あ、あははは・・・。分かった分かった、まず秋蘭を呼んでからで良いか?」

 

そう言って、純は秋蘭を呼んで、蓮華と思春に秋蘭との馴れ初めを話した。その際秋蘭もそうだが、お互いに真名を交換したのであった。

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