シュークルス・フィリィ・ワールド   作:RE×

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第二十六話 二人のごほうび♡

「あれ・・・、誰だろう、手を振って・・・、

もしかして、あれは・・・♪」

 

 

 二人の人影のうち、一人が遠くから大きく手を振っているのを見た守くんは

その正体に思い当たり、嬉しくなります

 

 そしてそのままもう少し歩いたところで、想像していた通りの二人だと確信しました

 

 

「やっぱり・・・♪ お姉さんとお姉ちゃんだ♪」

 

 

 二人の人影の正体は、アミーお姉さんとベルリーナお姉ちゃんでした、

どうやら揃って迎えに来てくれたみたいです

 

 とても疲れていた守くんですが、二人の姿を見て安心できたのか

満面の笑み浮かべ、気付いた時には走り出していました

 

 一刻も早く合格できたことを伝えるべく、

元気よく手を振りながら近付いていきます

 

 すると、アミーお姉さんも嬉しくなったのか

同じように駆け出してきました

 

 はっきりと顔が見られる距離まで近づくと、

守くんは嬉しそうに試験の成果を伝えようとします

 

 

「アミーお姉さん♪ ベルリーナお姉ちゃーん♪

僕やりまし、むぐっ!?」

 

「良かった・・・、マモルくん、無事に帰ってきてくれて・・・、

本当に良かった・・・」

 

 

 ところがアミーお姉さんは、そのままの勢いで

守くんを力強く抱きしめてしまいました

 

 どうやら、嬉しくなって駆け寄って来たのではなく

ずっと心配してくれていたようです

 

 守くんは驚きながらも、お姉さんの優しさを嬉しく思いました

 

 

(うぷっ・・・、苦しい・・・、でも、ずっと心配してくれてたんだ・・・、

お姉さん、ありがとう・・・、でもやっぱりちょっと苦しい・・・)

 

 

 とても大きな胸に顔を埋める形になり、

呼吸が苦しくなってしまう守くん

 

 ですが、お姉さんはもう放さないと言わんばかりに

硬く抱きしめ続けていました

 

 

「送り出してからもずっと不安だったし・・・、試験が終わったはずなのに

マモルくんはなかなか姿を見せないし・・・、おまけに大型モンスターが出たって聞いて

心配で胸が張り裂けそうだったわ・・・」

 

「でも元気な姿が見られて安心した・・・、もう、こんな危ないことは

できるだけしないでね・・・?」

 

「アミーちゃーん、無事だったんだからそのくらいにしといたらぁ?

マモルちゃんが苦しそうよぉ?」

 

「えっ・・・? あっ、ごめんなさい、マモルくん大丈夫?」

 

「ぷはっ・・・、だ、大丈夫、です・・・」

 

 

 ベルリーナお姉ちゃんの言葉でようやく冷静さを取り戻したお姉さんは

守くんを胸の谷間から解放します

 

 大きなおっぱいと濃厚な触れ合いをしていた守くんですが、

驚きやお姉さんを心配させていた申し訳なさが強かったためか

少しドキドキするくらいで鼻血は出ていません

 

 

「まったくもう、アミーちゃんは過保護すぎるのよぉ、

出てこないのはきっと合格したからだって何度も言ったでしょう?

・・・で、実際のところどうなのぉ?」

 

「は、はい・・・、あの・・・、ちゃんと合格しま・・・むぐっ!?」

 

「やったじゃなぁいっ♪ 頑張った甲斐があったわねぇっ♪

マモルちゃん、立派よぉっ♪」

 

 

 合格したかどうかをようやく聞いてもらえたので

合格したことを伝えようとした守くんですが、

言いきらないうちに今度はベルリーナお姉ちゃんに抱きしめられてしまいます

 

 お姉ちゃんからも抱きしめられるのは予想外だったのでしょう、

守くんは驚きますが、同時に胸が高鳴っていました

 

 

(うぷっ・・・、お、お姉ちゃんまで・・・、し、心配してくれてたの・・・?

嬉しいけど・・・、苦しいよぉ・・・)

 

(そ、それにどうしよう・・・、またお鼻が・・・)

 

 

 豊満な胸の谷間へ立て続けに顔を挟み込まれ、

守くんは酸欠や興奮で段々とくらくらしてきます

 

 少しの間ぱふぱふされたような状態が続き、そして唐突に解放されますが、

この幸せな時間はそこで終わりというわけではありませんでした

 

 

「さあっ♪ とっても偉いマモルちゃんには約束通りご褒美をあげるわよぉっ♪」

 

「ぷはっ・・・、へ、ごほうび・・・? ってなにを・・・」

 

 

 出がけに投げかけられていた言葉をすっかり忘れていた守くんが

質問しようとするものの、ベルリーナお姉ちゃんは

これが答えだと言わんばかりに顔を近づけ・・・

 

 なんと、守くんのほっぺたにキスをしてしまいました

 

 

「ちゅっ・・・♡ さあ、お姉ちゃんたちからご褒美のちゅ~よっ♡

いっぱいしてあげるからねぇっ♡」

 

「ちょ、ちょとベルお姉ちゃ・・・」

 

「んちゅっ♡ ちゅうっ♡ ちゅっ♡ むちゅっ♡」

 

 

 制止するつもりだったのでしょうか、お姉さんが声を掛けるものの

お姉ちゃんはお構いなしに口付けを始めてしまいました

 

 頬っぺたからおでこ、鼻先から首の周りに至るまで、

顔中へキスの雨が降り注ぎます

 

 おまけに、薄く引かれたお姉ちゃんの口紅の色が移っていき、

守くんの顔はあっという間にキスマークだらけになってしまいました

 

 

(ど・・・、どうなってるのぉ・・・?

ぼ、ぼく・・・、おねえちゃんに・・・、ちゅーされて・・・)

 

 

 自分がされていることは辛うじて理解でき、

そしてそれがとても刺激的なものだということも理解できてしまい、

守くんはすっかりメロメロになってしまいます

 

 

「ちょ、ちょっとお姉ちゃんやりすぎっ、マモルくんにそういうのはまだ・・・!」

 

「ぷちゅっ♡ ちゅっ・・・♡ ちゅぱぁっ♡

あらいいじゃなぁい♡ せっかくのご褒美なんだからいっぱいしてあげないとぉ♡」

 

「で、でもいくらなんでも・・・、それにマモルくん、なんだか様子が・・・」

 

「それよりアミーちゃんもしてあげなさいよぉ♡

合格したらご褒美にキスしてあげるって約束だったでしょお?♡」

 

「それは・・・、お姉ちゃんが勝手に・・・」

 

「したくないのぉ? ならこのまま私がしちゃうけど♡」

 

「そ、そうは言ってないわよ! も、もう・・・、分かったわ・・・、

で、でも1回だけよ・・・?」

 

「そうこなくっちゃ♡ じゃ、アミーちゃんはそっちからねぇ♡ 私はこっち♡」

 

「はいはい・・・、結局言いくるめられちゃったような・・・、

で、でもご褒美はあげるべき、よね・・・♪」

 

「ふ・・・、ふえぇ・・・?」

 

 

 思考力が鈍っているところにどんどん話が進んでいき、

守くんは状況がさっぱり分からなくなっていました

 

 そうこうしている内に、お姉さんとお姉ちゃんに両側から抱きしめられるように挟まれ、

ますますあたふたしてしまいます

 

 

「ふぇっ・・・? あの・・・、何を・・・」

 

「マモルくん♪」

 

「合格おめでとぉ♪」

 

「「せーのっ・・・、ちゅっ♪」」

 

「ひゃっ・・・!♪」

 

 

 そんな守くんにお祝いの言葉をかけながら、

お姉さんたちはタイミングを合わせて同時にほっぺたへキスしてくれました

 

 守くんは驚いたような嬉しいような、何とも言い難い声を上げながら

思わず身体を弾ませてしまいます

 

 ですが、その顔にはどことなく嬉しさが見て取れており、

何をされたかは分かっているようでした

 

 

(い・・・、いま・・・、いま・・・、おねえさんと、おねえちゃんに、

ちゅう、されちゃった・・・)

 

(さっきからずっとむねがどきどき・・・、それにおはなも・・・、うう・・・、もう、だめ・・・)

 

「ぅ・・・、ぶふぅっ!!」

 

「きゃっ! マ、マモルくーん!?」

 

「あらあらぁ♪」

 

 

 そして、二人同時のキスは刺激が強すぎたのでしょうか、

これまでの濃厚な体験で高揚していたこともあり、

守くんは思い切り鼻血を噴き出しながら倒れてしまいます

 

 ベルリーナお姉ちゃんはこの事態も予想できていたようですが、

アミーお姉さんは予想できていなかったらしく狼狽えてしまいました

 

 

「た、たいへん・・・! マモルくん、しっかりして!」

 

「うふふっ♪ お姉ちゃんたちからのキッスはちょっと刺激的すぎたかしらぁ?♪

大丈夫よアミーちゃん♪ 幸せそうな顔してるし、すぐ目が覚めるわ♪」

 

「えっ? あ、ほ、ほんとだ・・・、えっと・・・、うーん・・・、

と、とにかく、ここで寝かせておくわけにもいかないしお家へ帰りましょうか・・・」

 

「そうそう♪ じゃあ行きましょうか♪ 今日はごちそうよぉ♪」

 

「お姉ちゃん家にあるのはプレーンのエネレーばっかりじゃない・・・、

まったく、私がちゃんと用意してるからそっちを出すわ」

 

「アミーちゃんのだってエネレーには変わりないでしょう?

プレーン味はおいしいのにぃ・・・」

 

 

 顔中がキスマークだらけとなり、鼻血を出し、恍惚の表情を浮かべながら

気を失ってしまった守くんを抱きかかえると、お姉さんたちは談笑しつつ家路に着きます

 

 大変かっこ悪い終わり方をしましたが、

ともかく守くんは女神様との約束通り、無事試験に合格することができました

 

 でも、これが色々なことの始まりに過ぎないと、

まだみんな知る由もありません・・・

 

 

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