錬金術師の始祖として転生した者のシンフォギア 転生 作:のうち
私の体を光が包み、その光がノイズを焼き尽くす。それから光が段々と弱まり、次第に消えていくと私の体をプロテクターが覆っているのがわかる。
「・・・・・これは?」
「ぼやぼやするな。響!」
と現在、私に起こっている現象に対して考えて、ボォーッとした私に対して的確過ぎる言葉が飛んできた。
「この声は⁉︎、キャロルちゃん!」
キャロルちゃんはその場にいたノイズを手を振るだけで全滅させた私のようなプロテクターを着ている訳でもないのにだ。
「さあ、響、とっととずらかるぞ。面倒な奴らが来る前に」
とキャロルちゃんは私を抱えて、その場を飛び去った。
その頃、ある場所では
「ノイズの反応ロスト、その際、先程観測されたエネルギーと同じですが先程よりも高いエネルギーが観測されました。」
「そのエネルギーの観測場所の映像だせるか?」
「いえ、そのエネルギーが発せられる少し前に観測区域のカメラは全て破壊されていたもようです。」
「わかった。翼、奏、現場に急行して何か痕跡が残っていないか調査してくれ。俺もすぐにそちらに向かう。」
そして場面は日本の聖域支部にキャロルは響を連れてきていた。
「ここって」
「そうだ。ここはお前が一月程前まで住んでいた場所の立ち入り禁止区域の部屋だ。」
「えと、確か、私がキャロルちゃんに連れてきてもらってた修練場の奥の方の部屋だよね。」
「そう。ここは私の主人であるアテ・・・いや、沙織お嬢様の執務室だ。お嬢様は現在、ここの本部のギリシャに居られる。あの人もお忙しい人だからな。」
「はあ・・・・」
「まあ、今日のところはお前に事情を話すだけだ。ではお嬢様からお話がある。」とキャロルちゃんはいつの間にか持っていたリモコンのスイッチを入れる。
すると目の前のモニターの電源が付いた。
「沙織さん!」
『久しぶりね。響ちゃん、画面越しだけれど一月ぶりに貴女の元気そうな顔を見れて安心したわ。』
「それで何ですけど、私がさっきまで来ていたプロテクターは何なんですか、ノイズを倒したあの光は」
『わかりました。そこら辺も含めてキャロルが話をしてくれますよ。』
「おまかせをお嬢様。」
『それでは頼みました。響ちゃん、私ももうしばらくしたら日本に参ります。じゃあ、またね。』と画面の電源が切れた。
「よし、それで、何から聴きたい?」
とそれからキャロルちゃんは私の疑問に思っていたことを全て話してくれた。あのプロテクターは何なのか?、ノイズを倒したあの光は、そしてあのプロテクターをくれた沙織さんや、ノイズを触れずに倒したキャロルちゃんは何者なのか
「聖衣?、聖闘士、アテナ、小宇宙・・・・」
「情報量が多かったか?、まあ、最初から全てを理解しろとは言わん。だが、これだけは覚えておけ。お前があの聖衣、ペガサスの聖衣を纏った以上はお前はもうアテナの聖闘士だ。」
「聖闘士?、それに話を聞いた限り、聖闘士になるには必要な才能があるんですよね?、私にそんなのがあるとは・・「いや元来、小宇宙を扱う資質は誰にでも存在している。それにお前の素質に関しては私がお前の面倒を見ていた時に散々遊んでやっただろう。その時にそれを扱う資質は見出していたし、何ならそれを扱う術も教えてやっただろう。」
なんだって、ということはわたしはすでに2年近くもの間、常識ばなれした世界に入門する下地をつくられていたらしい。
「あれは遊ぶというより、いじめに近いんじゃ・・・」
「まあ、それより今日はもう遅いし、寮まで送っていこう。お前のカバンも拾ってある。私の連絡先を入れて置いた。何かあるときはそこから連絡するから登録しとけよ。」とキャロルちゃんは私の鞄を渡してきた。
「ありがとう、キャロルちゃん」
「ふっ・・・・・、行くぞ。」
その頃、響が聖衣を纏った現場では、1人の少女が通信機越しに誰かと話をしていた。
「・・・はい、さっそく明日、現場に落ちていた生徒手帳の人物をあたって見ます。」
とその手帳の名前の欄には立花響と書かれていた。
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