錬金術師の始祖として転生した者のシンフォギア 転生 作:のうち
あの日の翌日、私はいつもと同じ、普段通りの授業を受けていた。その日の放課後、友人達はそれぞれの用事で今日も私は1人で帰ることになりそうだ。
そんなことを考えながら、私は荷物をまとめて教室を出ようとした時、教室の出入り口にとある人物がいることに気がつく。
(風鳴翼さん?、どうしてここに?)
そんなことを考えていると、翼さんと私の目があい、私に向かってどんどんと近づいてくる。
「貴女が立花響さん?」
「・・は、はい」
「貴女に話があるの。少しそこまでいいかしら?」
そして翼さんの顔が私の耳元までくると
(昨日のノイズの現場のことでね。)
「っ!・・・・・・」
何故そのことを、現場のカメラはキャロルちゃんが事前に潰してたっていうし、カバンも回収済みだ。身分証明書なんかでも、落とさない限りはそんなことは
「わ、わかりました。付き合います。」
私はとりあえずは翼さんのいうことに従うことにした。
翼さんの後をついていくと私は職員室のある中央棟のとある一角に連れて来られた。
「さ、ここなら誰も来ないわ。貴女が昨日、あの現場で何をしていたのか、当時、貴女が連れそっていた小さいな女の子からも当時貴女がどんな状況にあったのか、聞いたわ。突然、光に包まれたと思ったら、目の前の貴女達を襲おうとするノイズは消えていた。そして貴女は数秒だけとはいえ、白銀の馬のようなプロテクターを装着していた、現場にいた子の証言からはそんな状況くらいしか、わからない。勿論、あの子だけの話ならそんな話は馬鹿げていると言って切り捨てることも出来たわ。でもね。その現場にとあるものが落ちていたの。それが貴女をあのノイズ災害発生時に現場にいたことを決定的な証拠がね。」
と翼さんは制服のポケットからあるものを取り出す。それは私の生徒手帳だった。
「それは私の・・・」
「そう、貴女の生徒手帳よ。何も関係ない貴女が確かにあそこにいたという証拠よ。」
「それで、・・・・・、翼さんは私に何を求めているんですか?」
「少し、話を聞きたいだけよ。ほんの少し貴女があの時、何をしていたのかを正直に話してくれさえすれば。」
まずいな・・・・、聖闘士のことなどは基本は機密事項な為、口外することを禁じられている。だからこそ、私はとりあえずの策を講じることにした携帯を後ろ手に起動して、キャロルちゃんの番号を押す、無論こちらからは聞こえないが彼方には筒抜けの状態にする。
素直に従うふりをして私は翼さんに案内され中央棟のエレベーターの前にいき、デバイスをかざしたのを確認したその時、目の前の景色が変わる。
「全く、番号を教えた次の日から無言電話とは随分と生意気な弟子だ。」
「ありがとう、キャロルちゃん」
「それでどうしたんだ?」
「うん、実はね・・・・・」
と今日会った出来事をキャロルに話す。
「なるほどな。恐らくそいつの裏には日本政府の特異災害起動二課の連中がいるな。そして風鳴翼は」とキャロルは座っていた引き出しから、写真を取り出す。それは翼さんがどこかで見たことのあるようなピッチリタイツとプロテクターをきた姿を撮影したであろう写真だった。
「その特異災害起動二課の連中が使っている対ノイズ用の兵装の装着者の1人だ。」
「え、でもこれって」そう翼さんが着ているものはまるで
「聖衣?」
「そう、僅かだが、アテナがこの世に降臨した際につくりかたを教えた聖衣と非常に似ている。だが、あれは欠陥品だよ。」
「欠陥品?」
「ああ、歌わなければ真価を発揮することが出来ない。根本が同じものな筈なのにその軌道プロセスには大きな差がある私達の場合は使えるものがその素養を開花させる術があるし、本人の努力次第で何年もかかって小宇宙の扱いを会得したものも少なくない。今でこそ、現存はしていないが、昔は男の聖闘士もいるにはいたからな。」
「へえー、そういう訳なんだ。」
「まあ、そういうことだ。特異災害起動二課も今でこそ、司令が変わって以降は悪い噂はないが旧態依然の二課の司令は、護国の鬼と呼ばれるような奴だった。そして、聖域の領域から聖衣を盗み、今も尚、それを秘匿している疑いがあるアテナやセレナが2年前にあの会場にいたのもそれが理由だ。だから私達の側からしてみればお前に奴等とは積極的には関わって欲しくないとも思っている。」
「・・・・・・」
「さて、今日のところはまた送ってやるよ。気をつけてな。」
とキャロルちゃんが手をかざすとまた私の目の前の景色が変わるそこは私の寮の部屋の前だった。
「・・・・・・・・、シンフォギアに特異災害起動二課か」
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