錬金術師の始祖として転生した者のシンフォギア 転生 作:のうち
「それじゃあ、響いってらっしゃい。」
「響ちゃん、いってらっしゃい。」
「うん、お母さん、沙織さん行ってきます。」
私はお母さんとあのライブの後、様々な迫害を受けた私達を保護してくれた沙織さんと半年暮らした家を私は現在、リディアンに進学し、寮に入寮する為、此処を出ることになったのだ。
沙織さんからもお守りとして青いペンダントを貰った。本当にこの人には出会った時から貰ったばかりだ。いつかこの恩を返せる時がくればいいな。
そして入学式を終えて、その翌日から授業が始まり今日で一月の時間が経とうとしていた。
「立花さん!」
「すいません。この子が木から降りれなくなっていたものでして」
「それで?」
「お腹を空かせているのではないかと」
「はぁ〜、後で反省文を書いて職員室まで来るように」
とこんな感じのやりとりをこの1ヶ月、何度も繰り返していた。
この学校にきて再開した未来からも散々、人が良すぎるのも考えものだと呆れられているかも知れない。
そんな私は今現在、何故か、女の子を抱えて走っていました。
何でだろう。何故こんなことに?
思えば今日はついていなかった。予約していた筈の店舗では、何故か私の分だけ、買えず方々駆け回ってようやく売っている店を見つけて、一息つこうと、店の端末を使って今回のCDの曲を聴いて一曲目を聴き終わると店の中がやけに静かだった。
あたりを見回すと人の姿は見えず、店の中に何箇所かの場所に灰があり、店の中央には
「ノイズ!・・・・」
わたしはすぐ様、その場を駆け出し、店を出た。だがあたりはノイズだらけ。後ろを振り返ると先程のノイズの他にも私を追ってくる数が増えていた。
「うそ、何でこんなに増えてるの⁉︎」
私はそんな意味もない嘆きを叫びながら走る。
走っている最中に私は誰かとはなれたのたのであろう小さいな女の子が泣いている光景が目に映る。
それを見たわたしは、その子を抱えて再び走り出した。
それから散々逃げ回って私たちは町外れにまで追い詰められていた。
「はあー、はあー、しつこい」
「お姉ちゃん、私達死んじゃうの?」
「大丈夫、だから貴女も最後まで生きるのをあきらめないで」
とその子の頭を撫でる。
そんなことをしながら私は、沙織さん達と暮らしていた時代に私に護身術を教えてくれたキャロルちゃんとの会話を思い出していた。
『何、護身術はいい?』
『はい、私は人を傷つけたくはありません。』
『馬鹿か、貴様?』
『え・・・・?』
『いいか、お前がいくら相手のことを思いやってもお前を迫害してきた連中は何をした抵抗できない貴様の家族に被害を与えただろう。』
『それは・・・・』
『いいか、人が1番強くなれるのは、誰かの為に拳を握った時だ。だからこそ、誰かを守るときは躊躇するな。自分が救えなかった人達の顔を思い浮かべろ。そして今度こそ救うんだと一歩踏み出して相手に拳を叩き込め。』
その言葉とともに私はノイズに一矢報いる為後ろで震えている女の子を生かして返す為、この子を助ける為に私はノイズに拳を打ち込んでいた。
そこからは私もあまりこの日のことは覚えていない。沙織さんから貰ったペンダントが光り私の体を包むのだった。
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