黒龍として討伐された転生者が目覚めると白兎になっているのは間違っている。 作:馬です
ダンジョン中層・十八階層、「
更に、階層全域が炎に包まれている。
「なにこれ・・・」
その光景を目にしたティオナがそう口を溢した。
「十八階層がめちゃくちゃじゃない・・・」
「くそが」
「そんな・・・」
ティオネ・ベート・レフィーヤがそう言う中でアイズがこう言った。
「七年前みたい」
その光景を見て七年前の悪夢を思い出す。
その時、双頭の龍骸王の姿を捉える。
「いくぞ!!」
フィンの声に応じて【ロキ・ファミリア】戦闘開始
「いくぞ」
「上から命令してんじゃねぇ、猪」
「我々の目的は目の前のモンスターの駆逐」
「ふふ、ふふふ、龍を象った骸の王の蛮行は我が剣を持って斬滅する・・・」
「あれか」
「あれだな」
「厄介だな」
「面倒だ」
【フレイヤ・ファミリア】戦闘開始
ダンジョンに入った俺はまっすぐ十八階層へと向かう、超大型級の階層主とやり合うならあそこしかない。
俺の前に
「邪魔だ」
それを一蹴し魔石を回収すると、更に速度を上げる。
戦闘が開始されてすぐ、戦況は芳しくない。
「かったーい、何この硬さ!?」
「武器での攻撃が通じないなんてどんな硬さしてんのよ!?」
「やかましいぞ、バカゾネス共!!」
ティオナの殴打、ティオネの斬撃、ベートの蹴撃を受けるも効いている素振りがない。
「死ね」
「【永伐せよ、不滅の雷将】【ヴァリアン・ヒルド】!!」
広範囲の雷魔法が龍骸の王に降り注ぐも効果は薄い。
「チッ」
「【抜き放て、魔剣の
その詠唱はクソ雑魚
「フハハハハハハハッ、龍を模倣せし骸の王よ我が剣を持ってして斬滅する!!」
魔法の発動と同時に斬り掛かるヘグニだが、やはりその剣も届かない。
「【風よ】!!」
風が吹き荒れる、風纏う金の少女が剣を振るう。
「ハァアアアアアアアアアアアアアッ!!」
ビキッ!!
「やった、罅が入った!!」
「アイズの作ったあの罅に向かって集中的に狙うぞ!!」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
オッタルの咆哮と共に振るわれる剛剣の一撃を食らうと龍骸の王が後退する。
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
「!? 退避ーーーーーッ!!」
龍骸の咆哮、ソレを聞いたフィンが叫ぶも遅かった。
地面から大小なる
冒険者達は地に横たわる、無力な人のように。
龍骸の王が足を上げ踏み潰そうとしてくる、避けようにも今の身体では躱すどころか動くことすらままならない。
そして、その時は訪れる。
龍骸の王が前肢を振り下ろそうとしたその時、その前肢は何者かの一撃によって粉砕された。
「どうにか間に合ったか」
そう言って姿を見せたのは