黒龍として討伐された転生者が目覚めると白兎になっているのは間違っている。   作:馬です

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今、俺は衝撃を隠しきれない。

その理由は眼の前にある一枚の紙、その内容は・・・。

 

請求額:31億8000万ヴァリス

 

それは俺が椿とヴェルフに依頼した大剣の請求額、いや規格外すぎるだろうがっ!!

「いや、おかしいだろこの額は!!」

「まぁ、落ち着け。今説明するからな」

金額に関してツッコむと椿が説明を始める。

「お主の大剣を制作するに当たって魔法大国(アルテナ)の精霊炉を用いたのだが・・・大剣が完成したと同時に精霊炉が機能停止になってしまってな」

「は?」

「大剣の素材であった『ウダイオスの黒大剣』がそれだけ規格外だったということだ。強化種にふさわしい素材であったぞ。それ故、精霊炉の修繕費用が殆どだが手前とヴェル吉の鍛冶師としての料金と最硬金属(オリハルコン)の料金も含んでこれだけの金額になったのだ」

「マジかよ」

これは予想外の返答が帰ってきて俺は顔を覆いたくなった。

精霊炉が機能停止になるとは誰も思わないだろ!!

それもこれも軽率に炎を吐いた俺が原因だから文句のぶつけ場所がないのは辛い。

「しかし、おかげで限界まで鍛え上げることが出来たぞ」

椿はそう言って注文の大剣を持ってくる。

それはこの世界で唯一黒龍(ミラボレアス)の力を宿した黒大剣。

俺が手に取ると、椿が質問してくる。

()はお主が決めろ」

「今は思いつかねぇ」

「では、保留だな」

「あぁ、料金は神ヘファイストスに払えばいいか」

「そうさな、手前とヴェル吉の料金も主神様に払ってもらって構わん」

「解った」

こうして、俺は【ソーマ・ファミリア】壊滅作戦と同時に専用武装(オーダーメイド)借金(ローン)返済に追われることになるのだった。

 

 

 

 

今、俺はダンジョンの十七階層に来ている。

その理由はシエル・アリサ・クレア・オルガの器の昇華(ランクアップ)させるための偉業の相手を見繕っているところだ。

俺が選んだ偉業の糧にするモンスターはミノタウロス、主人公(ベル・クラネル)と同じだ。

四体を流石に調教するのは加減が難しくて骨が折れたがなんとか用意することが出来た。

借金(ローン)のことは正直忘れたいが頭にこびりついてしまっているため、これが終われば【ソーマ・ファミリア】さっさと潰して深層に単独で向かおうと思っている。

四体のミノタウロスが四人と接敵し戦闘に入る。

一対一(タイマン)の形になり、戦闘を開始する。

結果としてボロボロになりながら四人は『冒険』を乗り越えた。

俺はボロボロの四人、魔石と怪物素材(ミノタウロスの角)を回収して地上に帰るのだった。

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