黒龍として討伐された転生者が目覚めると白兎になっているのは間違っている。   作:馬です

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四人の【ステイタス】のことを悩みながらも俺は教会の改修工事を依頼すべく【ゴブニュ・ファミリア】に来た。

「いらっしゃいませ、どんな御用でしょうか」

「改修工事をお願いしたい」

「かしこまりました、改修工事といいますと派閥(ファミリア)本拠(ホーム)ということでしょうか」

「まぁ、そうなんだがそこは廃教会でそろそろ資金の目処が立ったからきた」

「廃教会・・・解りました」

そう言って【ゴブニュ・ファミリア】の団員はそう言って奥に入っていく。

すると、仏頂面の強面のいかにも職人って感じの神【ゴブニュ・ファミリア】主神である神ゴブニュがやってきた。

「依頼内容は廃教会の改修工事で良いんだな」

「はい」

「解った、受けよう。作業に取りかかるのは今請け負っている仕事が片付いてからでも構わないか」

「えぇ、構いません」

そうして、【ゴブニュ・ファミリア】による改修工事が決まった。

 

 

 

 

【ゴブニュ・ファミリア】から帰ってくると、見慣れない男神と犬人(シアンスロープ)の女性が立っていた。

「おぉ、お主がヘスティアの言っていたベル・クラネルだな。私は【ミアハ・ファミリア】の主神ミアハだ、そして私の眷族の・・・」

「ナァーザ・エリスイス」

その正体は【ミアハ・ファミリア】主神である神ミアハと眷族のナァーザ・エリスイスだった。

「初めまして神ミアハ、エリスイスさん。既に名前は知られていますが名乗らせて戴きます。【ヘスティア・ファミリア】団長のベル・クラネルです、以後お見知りおきを」

「うむ、よろしくな」「うん、よろしく。でも、私のことはナァーザでいいよ。敬語も「さん」付けもいらない」

「わかった、ナァーザ」

そうして、俺は【ミアハ・ファミリア】と縁を結ぶのだった。

 

 

その後はダンジョンへと潜り、下層二十九階層にて怪物素材(ドロップアイテム)の収集に精を出していた。

「グゥルオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」

「うるさい」

咆哮をあげるブラッドサウルスをその言葉と共に一蹴すると、魔石と怪物素材(ブラッドサウルスの牙)へと変わる。

「これくらいにしておくか」

そうして、地上に戻っていると巨大格納庫を運んでいる一団が目に入った。

派閥を示すその旗はオラリオの憲兵を担っている【ガネーシャ・ファミリア】のものだった。

「あぁ、怪物祭(モンスター・フィリア)か」

原作主人公(ベル・クラネル)が神フレイヤから受ける最初の試練。

「さて、どうなることやら」

俺はこの先起こる事態への最大の警戒を抱きながら地上に出るのだった。

 

 

 

深層・三十七階層、そこでは異変が起こっていた。

その異変とはベルが放った龍炎の(エネルギー)が玉座の間へと移動している。

そして、その(エネルギー)黒骸の王(ウダイオス)へと注ぎ込まれたその瞬間、ウダイオスの骨格が変貌を始める。

それは龍と骸の王が一つとなった姿、龍骸の王。

「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」

人類はこの『未知』に抗えるか、それとも黒龍が全てを塗り潰すか

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