やっぱりクールな人が性に疎いってクルものがありますよね。
感想待ってます。
唐突だがこの世界での胸の立ち位置は微妙だ。
スレンダーがいいと言う人もいるし、あった方がいいと言う人もいる。
おっパイのあるイケメンもいるし、おっパイのないイケメンもいる。
だが基本的にはない方が好まれることが多い。
胸がないことは前世で言う巨乳みたいな立ち位置だ。
しかし、前世程の乳格差はないと言えるだろう。
ちなみに奈々ちゃんの胸のサイズは少し小さいぐらいだ。
あの日から数日、俺たちはまた図書室の一角で密会をしていた。
「で、決まったのかい?」
「えぇ…まぁ」
何が、と言われれば俺が奈々ちゃんに男装させる対価のことだ。
「ほーん、それで?僕にどんな要求をするんだい?」
もちろん俺は大抵の要求はしっかり飲むつもりだ
「それはですね……えっと……あの〜……」
ごにょごにょ煮え切らない奈々ちゃん。一体なんだと言うのだろう。
「なんだね?早く言いたまえよ」
すると、意を決したかのように口を開く。
「お、俺と……
友達になって欲しいんです!!」
ともだち?トモダチ?トモダチ……あぁ友達か
「…はぁ?僕はもうとっくに友達だと思ってたのに……君は違ったのかい、そうかい…ふーん」
俺と奈々ちゃんの絆は嘘だったのか…悲しい。
すると、焦ったように奈々ちゃんかま訂正してくる。
「いえいえ、そうじゃなくてですね。なんて言うか、ほら、カラオケに行ったりプールに行ったり、そんな普通な友達になって欲しいんです。」
ほほう…
「それを俗に人はデートって言うんだよ奈々ちゃん。まさか知らないわけではあるまい?男女が2人っきりで遊びに行ったらそれはもう言うまでもなくデートだ」
「え!?あぁ…いや…俺は別にそんなつもりじゃ」
「まぁまぁいいだろう。それにしても友達かぁ……なるほど考えたね。ただのデート1回等ではなくその関係性を貰うことで僕と無制限に遊ぶ権利か…なるほどね」
こう言ってはなんだが、俺はモテる、いやモテていた。
中学の頃に前世のアドバンテージを活かして勉強では高い成績を維持しつつもメイクや服装に力を入れていたからだ。
元がいいのもあって俺はもうモテた。
高校に入ってからは一見そうとは分からないぐらい薄いメイクにして、女寄りの格好をしたので今はそうでもないが……
「策士だねぇ…………ねぇ、聞いてもいいかい?」
「な、なんでしょうか?」
「なんで彼氏になって欲しいって言わなかったんだい?」
そう、それがとても気になる。
ボーイフレンドではなく、彼氏。
俺にもっと上の関係を望めたのにどうしてなんだろうか?
「え?何言ってるんですか?俺にも選ぶ権利くらいあるでしょう?」
……ふぁ?
「だいたいですね先輩。
男装した女の子が好きとか友達としては許容できても彼氏ってなるとそう簡単にはいきませんからね?
それに、なんで俺があなたのことを好きみたいな前提で話してるんですか?
俺は本当に一緒に遊ぶ友達が欲しかっただけなんですけど。
自惚れるのもいい加減にしてくれませんか?」
泣きそう……泣かないが?
「だって…だって…別にいいって言ったじゃん!好きだって!気にしないって言ったじゃん!勘違いするのも無理ないと思わないかい!?」
すると奈々ちゃんがニヤニヤしてくる。
「ふーん、先輩は俺が先輩のことを好きって思ってたんですかぁ?
フフっなんですかさっきの質問は「なんで彼氏になって欲しいって言わなかったんだい?」でしたっけ?
先輩もしかして僕の彼氏にでもなりたかったんですか?それならそうともっと早く言ってくださいよォ」
な…な…な
「そんなわけないだろ!なんだってんだい!僕はそんなこと少しも思っていないよ!
君の妄想もそこまで行くと病気だよ、病気!別に僕はどっちでもよかったんだよ!
だから君に確認をとっただけで、確認に全然!全く!これっぽっちも深い意味なんてないんだよ!」
「え?どっちでもよかったんですか?」
「えっあっ…」
口が滑った。
なんてこと言ってるんだ俺は。
恥ずかしい。これじゃあ俺が奈々ちゃんを好きみたいじゃないか。
「先輩、こっちを向いてください、なんですか、はっきり言ってください」
顔を見られないように、反対側を向いていると後輩ちゃんが俺にそう言ってくる。
はっきり言ってください。この言葉に前回の羞恥プレイの思い出が蘇ってくる。
ダメだ…これに答えないとまたあれがくる。
脳が覚えてしまってる。
「……………いや?別に」
まぁ?俺は負けないが?(威風堂々)
「ふーん…まぁいいでしょう」
そこで奈々ちゃんの追求は止まる
「じゃあLENE交換しましょうよ」
LENEとは完全無料通話アプリのことだ
「…分かったよ」
さっきの会話に多少の不満は残るものの、LENEの交換をする。
「あの…これどうやってやるんですか?」
「なんだい君、もしかしてLENEを交換するのは初めてかい?」
「舐めないでくださいよ、俺こんな顔ですよ。それを隠して生きてきた俺に友達なんてできると思いますか?」
おおぅ…ごめんて
「先輩が正真正銘初めての友達ですよ」
………ふぅーんそっかそっか…へぇー…別に嬉しくないけど?まぁへーって感じだ。
「何ニヤニヤしてるんですか?バカにしてます?」
「いやニヤニヤなんて僕がする訳ないだろう?適当なことをいわないでくれよ。」
「ならこっち向いてください。」
「いやそれはまぁまた今度ということで。」
「向いてください」
「嫌だ」
「向いてください」
「嫌だ」
「そうですか。……そっちがその気なら俺だって本気をだしますよ」
後輩ちゃんがこっちに来る。
力づくで向かせるつもりか。意地でも向いてやらんからな、こうなった俺は強いぞ
ふぅ
耳元に息を吹きかけられる。
「うひゃあ」
とっさのことだったから変な声がでる。
「ば!ばかやろう!!
だからそれはダメだって言ってるじゃないか!!それは反則だってこの前決めたじゃないか!!バカ!!ぱか!!ほんとにばか!」
「先輩が変な方向向いてるからじゃないですか。」
こともなげに言ってくる後輩ちゃん。
くそぅ納得がいかん!しかし、これはある意味でチャンスだ。
俺の先輩としての余裕を見せて今一度先輩としての威厳を取り戻そう
広い心で許します。広い心で。
「で、話は変わるんですが先輩は遊びに行くとしたらどんなところに行きたいですか?」
んー
なかなか難しいことを聞いてくる
「うーん、僕は映画とかかなぁ…人が沢山いてうるさいところとか苦手だし…
あとはショッピングとかかなぁ…
そういう君はどうなんだい?」
「俺ですか……そうですねぇ…海とかプールに行ってみたいですね。夏ですし」
その言葉を聞いて、俺の身体が反応する。
「そ、そうか……そうか海か…」
実は俺にはプールや海にはどうしても行けない理由がある
前世の海を思い出して欲しい。
男の水着はどんなものであろうか。
そうなのである、この世界の女性水着、もろおっぱいが見える。
いくら顔がイケメンだろうと男らしかろうと、おっぱいはおっぱいである。
なんだろう、凄く見ちゃいけないものを見ている気がするし、純粋に他人のものを見るのは見る方も恥ずかしいんだよな……
それが今回後輩ちゃんと行くとなると……
まずい、まずい!考えちゃいけない!!
「どうしたんですか先輩」
「ん?……………いや?なんともないが?」
「なんともないわけないでしょう、耳まで真っ赤ですよ」
冗談きついぜ。
俺がまさか動じてるとでも?
「ほら、最近暑くなってきたからね、そのせいかなHAHAHA」
後輩ちゃんが訝しんでくる
「もしかしてですけど先輩……水着を着るのが恥ずかしいんですか?」
「え…あっ…ま、まぁ確かに水着を着るのは恥ずかしい」
男ものの水着は前世を知ってる俺からすると今世の水着はいささか恥ずかしいものがある。
100歩譲って可愛いデザインはいいのだが、なんで男なのに胸を隠さなきゃ行けないんだ。
胸は隠さなきゃいけない部位だと意識すればするほど却って恥ずかしさが増す。
「先輩……それだけじゃないですね。」
後輩ちゃんが何故か鋭い
「誤魔化しはなしです。きちんと、はっきり、何を恥ずかしがってるのか言ってください。」
はっきり……言ってください
ダメだ、俺はこの言葉に弱すぎる!
体が勝手にゾクゾクしてしまう。
だが後輩ちゃん。甘いよ。
「君、それはセクハラって言うんだよ。ちょっとは常識を弁え給えよそんなことも知らなかったのかい?ちょっと常識が無さすぎるんじゃないかい?」
そう、この世界においてもジェンダー格差はあるのだよ……ワーッハッハァ!!
俺がそういうといきなり後輩ちゃんがずいっと近づいて俺の耳元に話しかけてくる。
え?なんで?怒ってる?ねぇ怒ってるの?
「ふざけんなよこの天然タラシ先輩。
こっちがどれだけ恥ずかしい思いをして男装したか分かってねぇみたいですね……話せ、はっきり、きっちり、恥ずかしいこと全部」
荒っぽい口調で敬語が無くなる。
ゾクゾクゾクゾクッ
「なっ…なんだよぅ……男装は奈々ちゃんだって合意のうえだろ…」
「せんぱい?」
「わっ分かったって……言うから……言うから許してくれ……」
そう言うと後輩ちゃんは俺のことを離してくれた。
「実は僕、女の人の裸を見るのが恥ずかしいんだよ……」
あぁ恥ずかしい。こんなのまるで変態じゃないか…
「ッ!?この先輩……女の格好してクールぶってるくせになんでこう性の方面ではこんなにクソザコナメクジなんだ……?」
後輩ちゃんがなんか言ってる。
もう俺は疲れたよ……
「先輩、俺決めました。この夏、絶対にプールに行きます。
先輩も人が多いところが嫌いみたいなので、家のプールに来てください」
「はぃ…」
なんか後輩ちゃんと約束した気がするが、まぁ気のせいだろう
さ
「じゃあ俺はもうこれで、水着、買いに行きましょうね」
そう言って図書室を出ていく後輩ちゃん。
疲れたぁ。
もう知らん。俺は寝るぞ。
なんか徹夜で書いたこの話、よく読んでみると結構ぶっ壊れてますね。
もしかしたら消すかもしれません。