魔剣騎士物語 月光剣白夜   作:ヤマト・ゼロ

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今回から戦闘に入ります
また今まで投稿した話も間違いや見づらかったので修正をかけました



第二章 始まり 炎の剣士

「皆さん・ボンヌ・レクチュール! 僕はタッセル

ツルギ君は、夢の内容がやはり気になるみたいだね

確かに僕も夢の中での一言が気になっているんだ、この先に災いが待ち受けているという言葉は どういう意味だろうね。まあ・・・それも直ぐに

わかることさ」

 

 

俺は夢に出てきた龍が気になっていた。

夢に出てきた影龍が倒された龍で鎧になった龍は竜神様だと思い。

その真偽を確かめる為、俺は神父様の部屋に訪れた。

 

「神父様、龍神様の祠に行きたいんだ、

場所を教えてくれ」

 

昔大人たちが龍神様の祠には御神体があると話をしていた事を思い出し、そこに行けば全てがわかると思い神父様に相談してみた。

 

「ツルギ あそこは神聖な場所故、簡単には教えられん、行きたい理由を説明しなさい」

 

俺は昨日見た夢の内容を説明し、夢に出てきた龍について祠に行けばわかるのではと神父様に告げた。

 

「お主が気になっているのは、龍の存在よりも

最後の災いについてだろう、それで夢と同じ力を手にしたいのじゃな」

 

神父様のその言葉に俺は返す言葉がなかった

確かに龍の存在を確かめるのは、あの剣を

手に入れる為だからだ。

 

「不安になるのも分かるが、心配するでない

いざとなったらワシだって戦える。これでも

昔は烈火の魔法使いと呼ばれていたのじゃぞ」

神父様は胸を張っているが、今では強かった面影もないので、信じられないが。

 

「でも一度この目で見ておきたいんだ、

頼む神父様!」

 

俺が神父様に頭を下げると神父様は仕方ないと溜息をついた。

 

「分かった 確認じゃが今まで祠には

いったことは無いな?」

 

「行ったこと会ったら神父様に場所聞かないよ」

 

「ならいいんじゃが、場所なら村長に会いに集会場へ行けそこで地図と鍵を渡してもらえる。ただし、先ほども言った通り神聖な場所故荒らすなよ」

 

神父様から忠告を受けたがさすがに龍神様の祠を荒らす事などするわがない。

 

「そんな罰当たりなことしないさ」

 

「村の外には魔獣もおるので、一人ではいかず必ず二人で行きなさい、村の人間は仕事で手が離せないだろうから燈火を連れてゆくと良いだろう」

 

神父様は心配して言っているのかも知れないが

夢の中に燈火も出てきているので、確かに二人で

行った方が良いだろう。

 

「じゃあ燈火と一緒に村長さんの所へ

行ってきます」

 

俺は神父様の部屋を出て燈火を探しに行く

 

そしてツルギが出ていったあと神父様はツルギが出た扉を見つめていた。

 

「ツルギはあの剣を見たことが無い筈、やはり唯の夢では無いのかも知れん、備えねばいかんな」

 

そう神父様は呟くと机の引き出しから赤い宝石が付いた指輪を取り出すのであった。

 

ツルギは燈火を探しに庭に出るとちょうど

洗濯物を干している燈火に出会った。

 

「燈火! これから竜神様の祠へ行くから

一緒に来てくれないか?」

 

「仕事が有るから一緒には行けないよ」

 

開口一番に断れてしまった。

 

「頼む!一緒に来てくれないか 

どうしても知りたいことがあるんだ!」

 

真剣にお願いすると燈火は困惑しており

行くかどうか迷っていると

 

「ついて行って上げない燈火」

 

そこに一人の女性が声をかけてきた。

 

その女性は金髪のロングヘアーの女性で

この孤児院でシスターをしている

マリアさんだった。

 

「いいの? マリアさん」

「えぇ ツルギ君にも何か事情があるみたいだから協力してあげなさい」

 

「ありがとうマリアさん まずは祠の鍵と地図を貰いに村長がいる集会場に行こう」

 

マリアさんに許可をもらい燈火と二人で村長の住む家に向かう。

 

集会場は村の中央にある大きな建物で緊急時にはここへ避難するよう言われている。

 

集会場に到着し中に入ると玄関ホールの中央に腰掛ける老人が話しかけてきた。

 

「ツルギに燈火かどうかしたのかい」

 

この老人は今年で100歳となるこの村の村長で

この年になっても髪型がリーゼントで傍らには瓢箪という大分ファンキーな老人である。

白髪とはいえ絶対にカツラだと思い

小さい時はあのカツラを取って

神父様に乗っけようとイタズラを考えていた

 

周りの大人に止められて取ったことは無いが

今でも村で最大の謎である。

 

「祠に行きたいんだ、神父様に相談したら

村長さんに会って鍵と地図を貰って行けって言われたんだ」

 

村長に来た理由を伝えると何か悩んでいるようだったが懐から何かの紙と鍵を渡してきた。

 

村長に渡された紙を開くと中には・・・

 

「今この手紙を読んでいるという事は、私は…」

そこまで読むとその手紙は村長に奪われた

「すまんこっちだった」

 

そう言って別の紙を渡して来た。

中を見るとそこには祠への地図が書かれていた。

 

「いやさっきの手紙が気になっちゃって内容が頭に入ってこないんだけど」

 

「気にするな」

 

村長はさっきの手紙は無かった事にしたいようだ。

 

「この鍵も本当に祠の鍵なんだよね

祠についてから別の鍵で開かないは止めてくれよ」

 

無駄足だけはしたくないので村長に確認する。

 

「大丈夫それは紛れもなく祠の鍵だよ

それと道中危険もあるだろうから護身用に剣をもっていきなさい」

 

村長は二人に2本のショートソードを渡して来た

「「ありがとう村長さん」」

 

必要な物は手に入ったので、早速祠に向かう

 

「ツルギ さっきの手紙って何だろう?」

 

燈火もやはりさっきの手紙が

気になっているようだ。

 

「どうせ聞いても教えてくれないだろうし気にしなくていいだろう 村長も年だから最近ボケてるんだろう」

 

二人で会話しながら村を出て山道を歩く事30分

山中の祠に到着した。

 

「ようやく到着かこの山道はきつかったな」

 

「早く鍵を開けて中に入ろうよ」

 

燈火は中に早く入りたい様子で開錠を

急かしてくる。

 

「慌てるなよ今開けるから」

 

祠は洞窟の入り口を木製の扉で塞がれてており

鉄製の錠前で閉じられていた

 

村長から受け取った鍵を使い鍵を開けて扉を押すが蝶番が錆びている為簡単には開きはしなかった。

 

「結構錆びてるな手入れも出来ないし仕方がないな二人で押せば開くだろ 燈火手を貸してくれ」

 

「オッケー」

 

二人で押すと少しずつだが扉が開いていく

人一人通れるようになると押すのをやめた

 

「これぐらい開けばいいだろ中に入ろうぜ」

 

祠の中は石材の床で敷き詰められており

同じく石材の祭壇が中央に鎮座しており

祭壇の上には大きな篝火があった

 

「ねぇツルギ炎の中に何かあるよ」

 

燈火に言われ篝火をよく見ると炎の中に剣と思わしき物が祭壇に刺さっていた

 

「この炎はどうして燃えてるんだ燃える物も無いし扉の硬さから人の出入りも無かった…

もしかしてこの炎は消えないのか」

 

消えない炎というあり得ない物を見て

ツルギと燈火は驚きのあまり固まってしまった。

 

「ツルギ! 此処には何かを確認しに

来たんでしょ」

 

「あぁ…だけどまさかこんな物があるとは思わなかったからな」

 

炎を見た驚きもあったが、剣の形状が夢で見た剣と

似ていた為、炎と剣に魅入られていた。

 

「夢と同じ剣だ、神父様はだから俺に此処に来たことがあるか聞いたのか…」

 

「どうするのツルギ?」

 

俺が何をしたいのか不安そうに燈火は訪ねてきた

 

「あぁ… とりあえずあの剣を調べてみよう

あと周りを調べれば他に何かわかるかもしれない」

 

俺は夢の内容を思い出し、本を探すことにした

そして祭壇に近づこうとしたその時

 

ドーン‼︎

 

扉の方から何がぶつかる音がして振り返ると

あれだけ重かった扉が吹き飛んだ

 

「何が起こったのツルギ⁉︎」

 

「わからないが気をつけろ何か居る‼︎」

 

祠の外から入って来たのは頭が土塊で大きな手がついておりお腹には赤い表紙の本が埋め込まれた

異形の怪物だった。

 

「ようやく見つけたぞ どけ!人間!その剣を寄越せ‼︎そうすれば苦しまずに殺してやる」

 

異形の怪物から圧倒的な敵意を受け二人は動けずにいた。今まで小型の魔獣しか相手にしたことがない二人からしたら初めて勝ち目のない敵に出会ってしまった。

 

「燈火お前だけでも逃げろそれで村の大人達に知らせるんだ逃げる隙ぐらいなら俺でも作れる」

 

燈火だけでも逃がそうとツルギは勇気を出し腰に下げていた護身用の剣を抜いた。

 

「それじゃあツルギが危ないじゃないそんな事できないよ二人で戦おうよ‼︎」

 

「冷静に考えろ!二人で戦っても勝てはしない

神父様や大人達を連れてくれば勝てるかもしれないお前が行って助けを呼んできてくれ」

 

燈火を説得していると怪物は此方の話を聞いて笑っていた

 

「ハッハッハッ 愚かだな 俺は一人で来てはいないぞ今頃他の連中は村を襲ってる頃だ助けなんて来やしないさ」

 

「そんな…」

 

怪物の話に俺達の希望は打ち砕かれた

だが俺は諦めない何の為に此処まで来たのか

災いに抗う為に此処に来たんだから

 

「俺は!諦めない覚悟を超えた先に希望はある」

 

怪物は剣を目的に此処まで来たならこの剣が有ればあの怪物を倒せるはずそう思い俺は祭壇を登り炎へ近づいたが

 

「熱くてこれ以上近づけない⁉︎

こいつさえ有れば勝てるのに!」

 

「馬鹿な奴だ唯の人間にその剣が触れるわけないだろう!諦めて死にやがれ!」

 

そういうと怪物は頭についていた拳を此方に向かって飛ばして来た。

 

「ぐはっ!」

 

俺は攻撃を喰らい吹き飛ばされた

 

「ツルギ‼︎」

 

燈火が不安な顔で近づいてくる

 

「逃げろ燈火!戦っても勝てない俺は置いていけ」

 

「そんな事出来ないよ!ツルギだけ置いていくなんて…」

燈火は泣いていた。

俺は燈火を守れない事に怒りを覚え

この窮地を脱する術を考えたが何も手は無かった

「あの剣が有れば勝てるんだよね!私がやる!私があの剣であいつを倒すよ」

燈火は祭壇の炎へと近づいてゆく

 

「無茶だあの炎は近づけない中に入れば死ぬ事になるぞ‼︎」

 

「ツルギが死ぬところなんて見たくない‼︎

それにツルギが、言ったんじゃない!

覚悟を超えた先に希望はあるって‼︎」

 

そして燈火は炎の中に飛び込んだ

 

「燈火!!」

 

「馬鹿な人間だ自分から死ぬとは」

 

その時炎の中から燈火の叫び声が聞こえた

「うぁああああ」

 

「まさか唯の人間に聖剣は抜けない筈だ⁉︎」

 

「ぁああああ らぁああ」

その時炎が弾け中から剣を抜いた燈火が現れた

そして燈火が剣を掲げると祭壇の炎が剣と燈火の掌に集まり姿を変えた。

 

聖剣ソードライバー

 

抜いた剣は三つのスロットがついた黒い鞘に収まった白金色の刃に赤い柄の剣に変わっていた。

 

そして掌の炎は赤い表紙の本へと変化していた。

 

「これがあの怪物を倒せる私の力 私の剣!」

燈火は聖剣を抜き力を手にしたのだった。

「燈火! 剣を腰に当てて本の表紙を開け!」

燈火は聖剣ソードライバーを腰に巻くと本の表紙を開く

 

かつて全てを滅ぼすほどの

偉大な力を手にした神獣がいた…

 

本から内容が自動に読み上げる。

 

「本を閉じて1番右のスロットに入れて

剣を抜くんだ」

 

烈火抜刀!

本を差し込むと背後に巨大な本が現れ

抜刀と共にベルトと背後の本が開き中から深紅の龍が現れた。

 

そして燈火はX字に剣を振るった

 

「変身」

 

ブレイブ・ドラゴン〜♫

 

ドラゴンは炎と共に燈火の周りを旋回し

炎が燈火を包み込む。

そして炎が消えると右半身がブレイブ・ドラゴンを模した赤い鎧を中央は白く赤のライン、左半身は黒い鎧を纏った騎士がそこに立っていた。

先程のX字の斬撃が仮面に刻まれ変身が完了する。

 

烈火一冊、勇気の龍と火炎剣烈火が交わる時

深紅の剣が敵を貫く

 

「私はこの力で貴方を倒す」

 

燈火は怪物の方へ走り近づくと剣を連続で振るう

「はぁああっ!」

バシュッ! バシュッ!

 

「ふざけるなよ!」

怪物は腕を振り下ろす

ブン!

 

だが燈火は華麗にかわし更に斬撃を怪物に与える

「はぁあっ!」

バシュッ! ザシュッ!

 

怪物も反撃するが燈火には当たらず

回避と同時に怪物を何度も斬りつける。

 

「ぬぅうう」

痺れを切らした怪物はツルギの時と同じように頭の拳を飛ばして来た。

 

「クゥッ!」

燈火は剣で受け止めるが徐々に押され始める

「諦めるか〜!!」

 

燈火は体を一回転させる事で勢いをつけて

拳を怪物に向けて跳ね返す。

 

「グァアアッ!」

 

だが怪物にはそれほどダメージはなくすぐに立ち上がった。

「貴様!その本を此方に寄越せ!それは我等が使うべき物だ!」

 

「これは私の本、私の力だ!」

 

「燈火!剣をベルトに刺してトリガーを押して抜刀しろそうすれば技が放てる‼︎」

燈火はツルギに言われた通りに火炎剣烈火をベルトに刺し、抜刀する。

 

必殺読破!

烈火抜刀 ドラゴン必殺斬り ファイヤー

 

「火炎十時斬‼︎」

 

燈火は加速と共に怪物をすれ違い様に切り裂く

切り上げた怪物に向かってブレイブ・ドラゴンと共に飛び上がり何度も切り抜いた。

 

怪物は火炎十時斬がトドメとなり

消滅した。

 

「ツルギ大丈夫⁉︎」

 

燈火は怪物を倒した事に安堵したが

直ぐに怪我をしたツルギに駆け寄る。

 

「あぁ 体は痛いが死にはしないさ

それより村が心配だから直ぐに向かってくれ」

 

「でもツルギを此処に置いていくなんて!」

燈火は俺を1人此処に残すのが心配なようだが

そんな事言ってる場合ではない状況だった

 

「俺は大丈夫だから皆んなを助けにいけ

今の奴が他にも居るなら助けられるのはお前しかいないだろう‼︎」

 

「わかったなら全部終わったら迎えに来るから動いちゃダメだからね」

 

「あぁ そもそも動けないさ

皆んなの事頼んだぞ!」

 

燈火は村に向かい走ってゆく

被害が出る前に間に合うといいが、

 

そして1人になったツルギは自分の不甲斐無さに怒りを覚えていた

「情けない…皆んなを守りたくて此処まで来たのに、好きな女も守れず逆に守られるなんて…」

「うぁぁぁあああああああ」

ツルギは泣いた大声で、激しく、嘆くように

泣いた。

彼はその場で泣く事しか出来なかった。

 

To the next story

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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