魔剣騎士物語 月光剣白夜   作:ヤマト・ゼロ

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ようやく投稿

遅くなり申し訳ありません。

気づけば約一カ月近く投稿出来なかった

筆が中々進まず 何回も書き直していました。




第五章 反逆の覚悟

「皆さん・ボンヌ・レクチュール 僕はタッセル

ツルギ君は正義の使徒に苦戦しながらも勝利したけど

ソードオブロゴスに力に飲まれたと誤解され不穏な

空気の中に突如、聖騎士が現れて

ツルギ君を連れて行ってしまったんだ

いったいどこへ連れて行ってしまったんだろうか」

 

 

ツルギside

 

黒い渦を抜けると、壁・床・天井全てが白い不思議な部屋に俺は立っていた。

 

「ここはどこだ?」

 

「ここは本来存在しなかった世界私の能力で異空間に生み出した狭間の世界だ」

 

突然の出来事に困惑していると聖騎士が説明してくれる。

だが、俺は黒い渦にて移動させられたことよりも

燈火達村の住人の安否の方が気になった。

 

「あんたは、洞窟であった聖騎士!何故ここに連れて来たんだ?燈火達は!」

 

燈火は敵にやられて気を失っていたし、村長も負傷している

他にも負傷者がいるかもしれない。

それに最後に現れた騎士たちは俺を拘束しようとした

燈火も同じように剣と本を持っているから

俺と同じように狙われるかもしれない

 

「早く村に戻らないと、あいつらに燈火が捕まっちまうし

村の皆も心配なんだ!」

 

「それならば、問題無い彼らはソードオブロゴスという

組織で世界の均衡を保つために三国と戦う者たちだ、

村人や聖剣使いの少女の治療は彼らに任せておけば問題ないだろう」

三国と戦うという事どういう事なのだろうか、

俺たちが住む帝国・魔導国・信国と戦うとは無謀すぎる

それは世界を敵に回すという事だ、

 

「村で戦ったローブの男は三国に関係しているのか?」

 

「君が戦った相手は信国を守護する七人の使徒の一人、正義の使徒ミカエルだ」

 

聖騎士は戦った相手について説明してくれた。

だが、その話は信じられない内容で、国の上層部の人間が自国・他国を問わず

ブックや資源の回収の為に村を襲っているという事だった。

 

「そんな話今まで聞いたことがないけど、いつから国はおかしくなったんだ」

 

「最初からだ、そもそもの始まりは一冊の本から始まった

その本には、全知全能の書と呼ばれこの世界の神話・物語・生物・魔法

そして世界の歴史が全て記されており手にしたものは

絶大な力を手にするとされていた。そしてその本は

ソードオブロゴスによって守られていた」

 

「今の三国の王達は力を手に入れる為に異世界の悪魔・精霊・天使を

召喚してソードオブロゴスを襲い、本を手に入れた

そして召喚した者たちをブックに封印することにより

更なる力を手にしたが、ソードオブロゴスの剣士達は

本を奪われた時に本を破壊して奴らの手に渡ることを阻止した

その時破れたページがライドブックへと姿を変えた」

 

「奴らはブックの力を使いそれぞれが国を作り、

全知全能の書を復活させる事を目的としている」

 

国を作れるほどの力を俺が手に入れたブックにはあるのか

ミカエルも同じ力を持っていたがそこまでの脅威があるとは思えなかった。

 

「全知全能の書はどうやったら復活するんだ?」

 

聖騎士の話だとバラバラになったブックを全て集め

聖剣の力で一つにすれば復活させることができるようだ。

ツルギは他のブックについて聖騎士に尋ねた。

 

「三国はいくつブックを所持しているんだ?」

 

「そうだな、説明しておくか

帝国が所持するのは、七つの大罪の魔王が封印された

【強欲・嫉妬・色欲・怠惰・暴食・傲慢】の六つを

帝国に仕える6人の騎士団長が持っている

 

魔導国が所持するのは、七属性の精霊が封印された

【火・水・雷・風・氷・木・光】の七つを

魔術師の最上位である7人の特級魔術師が持っている

 

信国が所持するのは、七元徳の天使が封印された

【勇気・忠実・知識・愛・慎重・貞節・正義】の七冊を

使徒が使用している」

 

ツルギへの説明が終わり聖騎士は懐からミカエルが所持していた

ジャスティスキングダムのブックを取り出した。

 

「こいつを手に入れてこちらはようやく2冊になった

あとはこいつに施された封印を解除しよう」

 

『天使などそのままにしておけ 俺様の力が有れば

あんな奴ら全員倒せるだろう』

 

憤怒の魔王のブックが懐から飛び出してきた。

 

「たしかに封印を解除する必要があるのか?

危険なんじゃないか?」

 

「ミカエルは君を侮ってジャスティスキングダムの

能力を使っていなかったからな、奴が本気なら君は

勝てなかったろう」

 

「能力?」

 

「ユニバースライドブックはそれぞれ3つの能力がある

君の持っている憤怒なら【攻撃の倍返し反射】だ」

 

「後の二つは?」

 

「それはまだ封印がなされており使えない

能力はその時に説明するとしよう」

 

「で、正義の能力は?」

 

ツルギは憤怒の能力を知りミカエルに

勝てた理由は憤怒の能力のおかげだと分かった。

 

「正義の能力は【相手の思考支配】だ

その能力で民衆への印象操作を行っていた」

 

「ならこいつを奪ったからもう人が操られることは

ないのか」

 

ツルギはジャスティスキングダムを手に入れたことにより

洗脳を解除することが出来ると安堵する。

 

「いや今まで行ってきた洗脳は簡単には解除できない。

これ以上の操作はできないだけで直ぐには改善されん」

 

「ならこのブックはあいつらには絶対渡せないな」

 

「あぁその通りだ、話を戻すが今の本には封印が施されている

実際に憤怒と違いこの本は喋っていないだろう」

 

『天使など、このままにしておいた方が静かで良いだろう』

 

憤怒の魔王は天使の封印を解除することに反対のようだ。

 

「やけに天使の復活が嫌なんだな…そういえば今更だけど、

二人の名前知らないな」

 

『本当に今更だな、ならよく聞け、俺様は憤怒の魔王サタン様だ』

 

「名を知らないのも不便かだが、俺に名乗れる名は無いどうしても呼びたかったら、

レイと呼べ」

 

今まで二人の名前を知らなかった事に気付き尋ねるツルギであった。

 

「それでサタンは何で天使の封印を解くのに反対なんだ?」

 

「天使と悪魔は相容れない存在だからな、だがブックの力を

引き出すにはブックを掛け合わせる必要がある」

 

「ブックを掛け合わせるってなんだ?」

 

レイのいうブックの掛け合わせるという言葉に

疑問に思うツルギであった。

 

「君の魔剣ソードライバーには三つのスロットがあるが

今まで憤怒しかもっていなかったが正義を手に入れたことにより

複数のブックを同時に使用することも可能になった」

 

「だが今の君では複数の本の使用に体がついていかないだろう

しばらくは体を鍛えることに集中しよう」

 

レイはツルギへ訓練することを指示した。

 

「それで封印はどうやって解除するんだ」

 

「ドライバーにブックを刺せばいい」

 

-パキィィン

 

ジャスティスキングダムをドライバーに差し込むと

ブックの魔力の鎖が浮かび上がり砕け散った。

 

『降臨満を持して!少年よ、私の封印を解いたこと礼を言う私は正義の天使ミカエル

 そなたが奴らと戦うのなら、我が力を授けよう』

 

「ミカエル⁉村を襲ったやつと同じ名前なのか?」

 

村を襲った神官と同じ名前を名乗った天使に驚くツルギであった。

 

『奴が私の名を騙っていただけだ』

 

「そうなのか、とりあえずこれからよろしくミカエル!」

 

「今後は三国の所持しているブックを奪うためには

まず癒しの町フォレストタウンにいる木の特級魔術師

を倒す事を考えよう」

 

レイの説明によると木の精霊はマルチバースライドブックの中で

唯一回復能力がある為、一人でいるうちに入手しておく必要がある

ようだ、だが今の俺では、勝利は難しいが、レイには秘策がある様だ

 

「この狭間の世界は時間の流れが異なり向こうでの1時間がこちらでの

1日となる。この世界で1ヶ月修行し、フォレストタウンへ向かう!

修行はつらいぞ、覚悟はいいか?お前はこれから国へ喧嘩を売るんだ!

これは世界への反逆だぞ、その覚悟はあるのか」

 

「たとえ一人でも、やってやるよ! このままじゃあ燈火も又狙われるし、

村の惨状をみた!同じ事は繰り返させない!覚悟ならとうに出来ている‼」

 

「そうか だが、君は一人ではない私も力を貸す

強くなり共に平和な世界を勝ち取ろう」

 

「お願いします‼」

 

ツルギの覚悟にナナシが答え二人は修行を始めるのであった。

 

 

燈火side

 

「痛ぅ…ここはどこ?」

 

燈火が目を覚ますと薬品の匂いが漂う部屋のベッドに寝かされていた。

 

「よかった 起きたのですね」

 

目が覚めて体を起こしたと同時に部屋の扉が空き

青髪のロングヘアーの女性が入ってきた

 

「どなたですか?」

 

「私の名前は倫 ソードオブロゴスに所属する

水の剣士です、ここは集会場の一室を借りています」

 

ソードオブロゴスと初めて聞く名前に動揺する燈火だったが

覚えている最後の記憶を思い出し倫に尋ねるのであった。

 

「村の皆は、ツルギも大丈夫なの⁉ 私変な天使に襲われてそれで!」

 

「落ち着いて下さい。村を襲ったミカエルはあなたの言うツルギという

少年が倒しました。村の皆さんも全員治療して無事です」

 

村の皆の安否を聞いて安心する燈火であったが

倫からツルギの話を聞いて動揺してしまう。

 

「行方不明ってどういう事ですか!」

 

「我々が拘束しようとしたことで第三者によって連れていかれました」

 

「何で拘束しようとしたんですか⁉ツルギは村を守っただけなのに」

 

倫の話に怒りをあらわにする燈火だった

 

「申し訳ありません、彼が持っている魔剣は文献によると危険な物であり

持ち主を危険に晒す恐れがあったので、回収しようとしました。

ですが彼には拒まれた為、拘束しようとした所で

聖騎士と名乗る男性に連れて行かれました」

 

「ツルギが何処へ行ったのかはわかりませんか?」

 

「転移で移動したので、場所まではわかりません、拠点に戻れば何か

情報が入ってくるかもしれませんが」

 

 

「そうですか…」

ツルギの消息不明に不安になる燈火だった

 

「そこであなたに提案があるんです、あなたもソードオブロゴスに協力してくれませんか?組織なら各支部からの情報が共有され人探しもできます」

 

倫は懐から茶色のブックを取り出した。

 

「移動はこのブックゲートを使えば登録してある

各支部ならどこへでも行けます。

正直弱みに付け込む様で悪いですが今は聖剣使いの力が必要なんです」

 

燈火は倫から全知全能の書とソードオブロゴスの使命について

説明された。

 

「分かりました、組織に協力します。私一人で戦力になるかは分かりませんが、

ツルギを探したいし、村を襲った神父に一発入れないと気がすみません」

 

「ふふ… すみません笑ってしまって

わかりました、では先ずは癒しの町にある支部にて治療に専念しましょう

人探しはそれからです」

 

「はい‼」

 

燈火は最低限の治療を受けた後荷物をまとめる為に孤児院に戻ったが

孤児院はメギドの襲来時の火事で半壊していた。

 

「戻ったようじゃのう、無事で安心したぞ」

 

「神父様、私たちの孤児院が…」

 

「なぁにツルギは行方不明だが誰も欠けてはおらん

建物ならまた立てれば良い、物は買いなおせるが

人に変えは無い今は皆が無事だった事を喜ぶんじゃ」

 

神父様は今にも泣きだしそうな燈火に優しく

語りかけるのであった。

 

「神父様!私ソードオブロゴスに協力することにしました

そしてツルギを見つけて村を襲った悪い奴らを倒して、この村に二人で帰って来ます!」

 

燈火は自身の覚悟を口にした。

 

「そうですか…、寂しいですが、龍神様に選ばれたあなたなら

成し遂げられるでしょう。なら孤児院も直ぐに建て直さねば、

ここは二人の帰る場所なのだからね、頑張って来なさい」

 

「はい‼行ってきます!」

 

燈火は返事をすると集会場へと走って行った。

 

「進め若者よ、野風の如くあなた方の燃えるような

血と汗と涙は日暈のように美しい、

恐れるなかれ、若者よ、進めばそこが道となる」

 

そうつぶやく神父の頬には一筋の涙が流れていた。

 

集会場に着いた燈火は倫と合流していた。

 

「もうよろしいのですか、皆さんに別れを言わなくて」

 

「ええ…別れでは無いので、今はみんな復旧などで大変でしょうから

それに神父様にはちゃんと行ってきますと言えたので」

 

「では行きましょうか」

 

倫がブックゲートを開くと目の前に巨大な本が現れた。

 

「まあ待ちなさい、燈火」

 

本へ入るその時、後ろから声をかけられて振り返ると村長が立っていた。

 

「村長ケガは大丈夫なの⁉」

 

「なあにこのぐらい大丈夫じゃよ、旅立つ前に渡したいものが

有ったのでな」

 

村長はそういうと一着の上着を渡して来た

 

「15歳になるお祝いさ、ツルギの分もある会ったときに渡してくれるかい」

 

渡された服は赤地に龍神様だと思われる龍の刺繡が施されえていた。

ツルギの分は色違いの黒地の生地で作られていた

 

「ありがとう、大切にするね」

 

「いつでも帰って来なさい、この先辛いこともあるだろう

たとえ姿が見えなくとも、たとえ遠くに離れていようと、

ワシ等はいつでもお前たちを見ておる。…見守っている」

 

「ありがとう…ございます」

 

燈火は涙を流しながらお礼を言っていった。

 

「じゃあ行ってきます!」

 

そして燈火はゲートへと進むのであった。

 

 

タッセルside

 

「戦う覚悟を決めたツルギ君とツルギ君を探すために

ソードオブロゴスに協力した燈火ちゃんは再開する事が出来るんだろうか

それはまだ誰にもわからないね」

 

―コンコン!

 

「おや 誰か来たみたいだね」

 

To the next story

 




今後は書き方を変えていこうと思ってます

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