聖なる刃と、不思議な本。   作:ほろろぎ

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第十八章 変わりゆく、未来。

 ソロモンの必殺剣技、ソロモンストラッシュのエネルギーの刃が、動けないセイバーに迫る。

 セイバーは攻撃を防ぐための余力もなく、無防備なその身に黄金の斬撃は容赦なく直撃した。

 閃光と爆発が、セイバーのいた場所を中心に広がる。

 

「剣司ぃいいいい!!」

 

 夏凛が叫ぶ。

 彼女は変わらず、周囲を取り囲む進化体の妨害に手をこまねいていた。

 

 爆発によって立ち込めていた煙がゆっくりと晴れる。

 煙の中に、黒い影が見えた。

 

「……ぅ……あぁ……」

 

 セイバーの変身が解けた剣司が、爆発のあった中心地で横たわっていた。

 服は焼け焦げ、全身のいたる所から血を流している。

 重症ではあるが、命だけはかろうじて繋いでいた。

 爆発の規模を考えれば、剣司の命は無かったはずだ。なぜか?

 

 ソロモンの攻撃がぶつかった時、エレメンタルドラゴンは自らの意志で甲冑──ソードローブを解除した。

 その時に生じた外向きのエネルギーがソロモンストラッシュの威力を軽減させたため、剣司の体は四散することなくなんとか生き延びられたという訳だ。

 

 しかし、危機的状況は依然続いている。

 ソロモンは横たわる剣司にゆっくりと近づくと、無機質な仮面越しに彼を見下ろした。

 まるで(おご)り高ぶった神が、地を這う虫けらを見下すように。

 

「さすが、バーテックスの数々の侵攻から生き延びただけのことはあるしぶとさですねぇ」

 

 ダメージで息も絶え絶えの剣司を見て、神官はあざ笑うように言った。

 右手に持つ黄金の大剣──カラドボルグを頭上へと振りかざしながら、ソロモンは冷酷に言葉を紡ぐ。

 

「ですが今度こそお別れです。あの世で勇者様たちが来るのを待っていなさい」

 

 友奈たち勇者の目には、振り下ろされるカラドボルグの剣閃がとてもゆっくりに見えた。

 加速した意識がそう見せているだけで、実際の動きはもっと素早い。

 進化体に行く手を阻まれている状況では、もう止めに入っても間に合わない。

 

 しかしここには、その勇者の完成型がいるではないか。

 

「させるかぁあああああっ!!」

 

 叫びと共に、夏凛の体が光に包まれる。

 彼女の勇者服はヤマツツジの赤から、神々しい白色に変化。

 さらに、背面に巨大な四本のメカニカルな腕が装着された姿へと変わった。

 

 ──満開──。

 夏凛は自身に降りかかる代償も(いと)わず、友の命を救うため禁断の力を使った。

 六本の腕に握られた刀を振るい、周囲に群がる進化体を切り捨てる。

 さらに一飛びでソロモンの元に飛び込むと、剣司の首目掛けて降ろされたカラドボルグを受け止めた。

 そのままカラドボルグごとソロモンを押し返し、夏凛は剣司を守るようにソロモンの前に立ちはだかる。

 瞬きする間の、一瞬の攻防だった。

 

「か、夏凛ちゃん……そんな、君まで……!」

「喋らないで。怪我に響くわ」

 

 自分を庇ったがために満開を使わせてしまった。

 自責の念に潰されそうになる剣司に、しかし夏凛は優しく言葉をかける。

 

「大丈夫よ。私も誰も、犠牲になんかならないから。これ以上誰も、犠牲になんかさせないから」

 

 少女は微笑んでいた。

 散華の後遺症は不可避の事実なのに、それでも夏凛は大丈夫だと告げる。

 たとえ体の機能を失おうと、友を助けるための覚悟の上の行いならば、絶対に後悔はしないと。

 夏凛のやわらかな笑顔は、確かに剣司の心に許しを与えた。

 

「なにが大丈夫なものか……自分を犠牲にしようとあなたたちが負けることも、人類が天の神に敗北することも、全て決まっているのですよ!?」

 

 ソロモンが声を荒げる。

 それは全てを諦めきったが故の、絶望の叫びなのだろうか。

 だが、夏凛はソロモンの言葉を真っ向から否定する。

 

「そんな悲しいだけの物語を、勝手に決めてんじゃないわよ! 皆が笑顔でいられる、これからもずっと続く幸福な物語を、私たちが決めるのよ!!」

 

 たとえ神が定めた道筋であろうと、それが不幸な結末をもたらすのなら、徹底的に抗うのだ。

 少女の姿は、決して諦めない者──勇者の姿をまぶしく体現していた。

 

 夏凛の啖呵を聞いた樹も行動を起こした。

 進化体の動きを抑えながら、片手で必死にスマートフォンを操る。

 操作を終えた樹は、未だ呆然としている風の前に来ると、彼女を呼び起こそうと肩を揺らす。

 

 しかしいくら肩を揺さぶっても、風の意識は戻ってこない。

 

「~っ!!」

 

 しびれを切らした樹は、風の頬を思いっきりひっぱたいた。

 

「……へぶっ!? え、樹……!?」

 

 生まれて初めて妹に手を挙げられた風が、そのショックからようやく我を取り戻した。

 樹は間髪入れず、スマートフォンの画面を姉に突きつける。

 そこにはメール画面に、樹の思いがつづられていた。

 

『私が今こうなっているのは、お姉ちゃんのせいでも、誰のせいでもないの。私が、自分で選んだことだから』

「でも……でも……!」

『私はずっと、お姉ちゃんに頼ってばっかりだった。だから勇者になって、やっとお姉ちゃんの隣に並べたことが嬉しいんだ』

「……樹……」

『歌いたいっていう夢が無くなっても、それで全部が終わった訳じゃない。勇者部の皆といられるなら、きっと幸せな私の物語は、これからも続いていくんだよ』

 

 樹はそっと風の肩に手を回し、姉の体を優しく抱きしめた。

 

 ──だからお姉ちゃん、もう自分を許してあげて──

 

 言葉にしなくとも、樹がそう言いたいであろうことは、確かに風の心に伝わっていた。

 

「……隣に並ぶどころか、もう先に進んでるじゃない」

 

 悲しみの涙もやっと止まった。

 風は妹の手を借りて立ち上がる。

 

「いつまでも情けない所を見せてられないわね。ここからは姉の威厳を取り戻すわ!」

 

 スマートフォンのアプリをタッチすると、光に包まれ風の姿が勇者のものへと変わった。

 彼女の気持ちが正常に戻った証だった。

 

 戦線に復帰した風は、樹と力を合わせて進化体への攻撃を開始する。

 姉妹の元に友奈と東郷も駆け寄り、友奈は安堵(あんど)の表情で声をかける。

 

「風先輩、よかった。もう大丈夫なんですね?」

「ええ、心配かけたわね」

 

 友奈の隣で東郷も、元の調子を取り戻した風の様子を見て胸をなでおろす。

 しかし、友奈が満開を使おうとしたことへの不安は、まだ東郷の中でくすぶっていた。

 現に夏凛は、すでにその満開を使ってしまった。

 延々と発生を続ける進化体は、倒しても倒してもキリがない。

 このままでは、今度こそ友奈は……。

 

「大丈夫だよ、東郷さん」

 

 そんな親友の心中を察したのか、友奈は笑顔で東郷に言葉をかける。

 

「私も、東郷さんも、皆もきっと大丈夫。勇者部が全員そろえば、絶対なにがあっても平気だよ」

「そんな、根拠なんてなにもないじゃない……」

「そうだね……でも、私はそう信じてるから。めっちゃめちゃ強く信じているから」

 

 友奈は東郷の両手を包み込むように握りしめる。

 

「成せば大抵なんとかなる! 私たちが頑張って、なんとかすればいいんだよ!」

「……友奈ちゃんには敵わないわね」

 

 どこまでも前向きに明日を信じ続ける友奈。

 彼女のまっすぐな気持ちを受け、ついに東郷も腹をくくった。

 

「わかったわ。私はどこまでも友奈ちゃんについていく。それが、私の物語だもの」

「んじゃ、話もまとまった所で……一丁かましてやりましょうか!」

 

 部長の号令を受け、四人の勇者はこれまで以上の猛攻を見せ、進化体を蹴散らし始めた。

 数の差は、勇気と根性でくつがえす。

 覚悟を超えた先に見せた四人の力は、確実に進化体の数を減らしていく。

 

 そしてついに突破口を開き、四人はソロモンと対峙している夏凛たちの元へたどり着くことができた。

 

「……なんなのですか、あなたたちは……この世界はもう終わりだと言っているのに、なぜ絶望しないのです!?」

 

 苛立ちと共に叫ぶソロモン。

 世界を守るという使命を与えられたが、その役目を放り出した所か、守るべき人々の命を玩具として弄ぼうとしている男。

 彼の感じている怒りは、我がままを聞いてもらえない子供の駄々より、もっと醜かった。

 

「どんな絶望に立たされても、幸福を願うのが人間なんだ。人間だけが、絶望にある時でも、幸せになるための物語を紡ぐことができる」

 

 傷だらけの体を押して、剣司はゆっくりと立ち上がりながら言った。

 

「神が全てを決めているのなら、俺たちはそれを書き換える。それが、俺たちの物語だ!」

「無駄なあがきを……ぅ、ぐっ……!?」

 

 剣司の言葉に反応し、地面に落ちていたブレイブドラゴンとプリミティブドラゴンのブックが輝き始める。

 直後、ソロモンがふいにうめき声を上げ、苦しみだした。

 

「ぐはっ!?」

 

 二冊のライドブックの光に引き寄せられるようにして、ソロモンの体を突き破り、体内から一冊の本が飛び出てきた。

 それは神川大地がカリバーへの変身に使用していた、ジャアクドラゴン・ワンダーライドブック。

 三冊のドラゴンの書は、再会を喜ぶように空中で浮遊している。

 

「ドラゴンよ、弟に力を貸してやってくれ」

 

 自身が使っていたライドブックに、大地は願うようにつぶやいた。

 その声を聞き届けたのか、ジャアクドラゴンがより一層強い輝きを放つ。

 その光の中に、ブレイブドラゴンとプリミティブドラゴンが溶け合うように消えていく。

 

「これは……」

 

 剣司の手には三冊のドラゴンの書が合併した、全く新しい一冊の本が掴まれていた。

 勇気のドラゴンである『ブレイブドラゴン』、愛情のドラゴンである『プリミティブドラゴン』、そして誇り高きドラゴンである『ジャアクドラゴン』。

 三匹の神獣の力が一つとなった、全知全能の書にも記述されていない最後の力──『エモーショナルドラゴン・ワンダーライドブック』だ。

 

「……変身!」

『勇気、愛、誇り。三つの力を持つ神獣が、今ここに』

 

 剣司の体はそれぞれのドラゴンの力に包まれる。

 赤、白、黒の三色のソードローブを身にまとう最終フォーム、仮面ライダーセイバー エモーショナルドラゴンが誕生した。

 

 同時にソロモンが破壊した大赦の一角、瓦礫の中から黒い影が飛び出してくる。

 セイバーの左手に収まったそれは、カリバーが使用していた闇黒剣月闇。

 二本の聖剣がそろい、共鳴を始める。

 

「え、なにこれ……!?」

 

 聖剣同士の共鳴によって、夏凛が両手に持っている刀に変化が訪れた。

 勇者の専用装備として開発された夏凛の刀が、二刀で一対の聖剣──風双剣 翠風(はやて)に生まれ変わる。

 満開によって生じた、背面の巨腕に握られている四本の刀も同様に変化を始めた。

 それぞれのマシンアームには、水勢剣 流水(ながれ)、雷鳴剣 黄雷(いかづち)、時国剣 界時、煙叡剣 狼煙(のろし)の四振りの聖剣が。

 

 変化はそれだけではない。

 風の持つ大剣もまた、聖剣である土豪剣 激土へと姿を変えた。

 さらには樹の持つワイヤー型の武器も光剛剣 最光に、東郷のライフルは銃と剣、二つの姿を使い分けることができる聖剣──音銃剣 錫音(すずね)に変化。

 武器を持たない友奈の手にも、無銘剣 虚無が握られていた。

 

「全ての聖剣が、そろった……」

 

 セイバーが、十一本の聖剣の輝きに圧倒されたようにつぶやいた。

 ソロモンもその光景を見て、思わぬ事態に動揺をあらわにする。

 

「なんだ、これは……こんなこと、私は知らない……」

 

 ワナワナと振るえる手で、カラドボルグを振り上げる。

 

「神である私の知らない未来を創るなど、あってはならない……!!」

「未来を創造するのは、俺たちだ!!」

 

 ソロモンが、セイバーが、勇者部が駆け出す。

 

『オムニバスローディング。ソロモンストラッシュ』

 

 戦いの火ぶたを切るように、ソロモンは初手から必殺剣技を放つ。

 セイバー エレメンタルドラゴンを瀕死にまで追い込んだ攻撃が、勇者たちへ迫った。

 

「こんなものっ!」

 

 セイバー エモーショナルドラゴンは両手に携えた烈火と月闇を交差し、ソロモンストラッシュの威力を受け止めた。

 技を止めた両腕に力を込めると、二刀の聖剣を振るいソロモンストラッシュのエネルギーを四散させる。

 

「なんだと!?」

 

 一度は重傷を負わせた攻撃が、今度は呆気なく破られたことにソロモンは驚愕する。

 

「隙だらけよ!」

「ッ!?」

 

 上方から夏凛が飛び掛かった。

 六振りもの聖剣の乱撃を受け、さしものソロモンも防戦に回るのが手一杯。

 夏凛に意識が集中している隙をついて、風が背後からソロモンを奇襲する。

 

「でやぁああーっ!」

「ぐあ!」

 

 土豪剣の大ぶりな一撃をモロに背中に受け、ソロモンは(うめ)く。

 よろめくソロモンに容赦せず、東郷が銃形態に変形させた錫音で追撃を加える。

 

「ぐぬっ……! ええい、忌々しい!!」

『オムニバスローディング。ソロモンブレイク』

 

 銃撃を受けながら、ソロモンはドゥームズドライバーのボタンを操作し新たな必殺技を発動。

 虚空より現れた大量の隕石群が、勇者と剣士目掛けて降り注ぐ。

 

 六人の中から、全員を庇うように樹が一歩前に踏み出す。

 高らかに掲げた光剛剣最光から、目も眩むほどの輝きが(ほとばし)った。

 

『最光発光』

「なにぃ!?」

 

 聖なる輝きによって、ソロモンが呼び出した隕石は全て消滅。

 間髪入れず友奈が無銘剣を振るい、不死鳥型の炎のエネルギーを飛ばしソロモンを攻撃する。

 

「ぐ、ぬぅ……!」

『伝説の神獣、ふむふむ。習得一閃。必殺リード、ジャイアントモンスター。完全読破、一閃』

「はぁあーッ!!」

 

 炎に巻かれ動きを止めたソロモンに対し、セイバーも追撃を加える。

 エモーショナルドラゴン・ワンダーライドブックを烈火と月闇に読み込ませ、放たれた習得必殺技がソロモンに直撃。

 体をおおっている装甲、オムニフォースケイルが砕け黄金の破片が散らばる中で、ついにソロモンは地面に背をつけた。

 

「お、おのれぇ……」

 

 勇者と剣士の猛攻によってダメージを負ったソロモンは、尚も抵抗しようとヨロヨロ立ち上がった。

 

「貴様らァ! よくも神に傷を負わせたなァ!!」

 

 怒りを迸らせ、カラドボルグを振り上げ叫ぶ。

 と、ソロモンの身に天上より一筋の光が注がれる。

 

「全知全能よ、我に力を!!」

 

 不完全とはいえオムニフォース・ワンダーライドブックは、全知全能の書の力を有している。

 書の力によって、ソロモンは天の神の力を自身の体に取りこみ始めた。

 

 二メートルの体は見るまに膨れ上がり、全長は数十メートルに達する巨躯へと成長。

 アーマーを突き破って、体の内側から牙や角など、十二星座型のバーテックスのパーツが生える。

 金と銀の(きら)びやかな装甲は、いたる所がひび割れ砕け、くすんだ色合いへと退色していた。

 

「なによあれ……完全に怪物じゃない」

 

 見るも無残な姿に変貌(へんぼう)したソロモンを見て、夏凛は嫌悪するように言った。

 隣に立つセイバーも、ソロモンの醜悪な姿に顔をしかめる。

 

「人であることも、ライダーであることも捨ててしまったのか」

 

 バーテックスの能力を得た『ゾディアック・ソロモン』とでも呼ぶべき存在は、足元に立つ勇者たちを見下ろし咆哮を上げる。

 

『えいるえいるれえまさばくたあに』

 

 もはや人のものではない雄たけびが、雷鳴のように地面を揺らした。

 魔王のごとき異形を前にしても、剣士と勇者は微塵も(ひる)まない。

 

「皆、決着を付けよう」

 

 セイバーの言葉に全員がうなづく。

 

『必殺読破。烈火抜刀、エモーショナル必殺撃』

『十一聖剣、全冊激。ファイヤー』

 

 セイバーがエモーショナルドラゴン・ワンダーライドブックの力を火炎剣烈火に集める。

 同時に残る十本の聖剣にも、それぞれが司るライドブックの力が収束していく。

 

 ゾディアック・ソロモンが、レオ・バーテックスの能力で巨大な火球を発射した。

 対するセイバーと勇者たちも、聖剣を振るい必殺剣技を発動。

 

 聖剣から放たれた十一刀の光の刃は、火炎球をシャボン玉のように打ち消し、そのままゾディアック・ソロモンの体に直撃。

 エネルギーの波に押し流されるように、異形の巨体は消し飛ばされた。

 

 怪物が消えた後には、変身が解けソロモンの姿から戻った神官が、這いつくばるように地に伏していた。

 

「ば、バカなぁ……神である、この私が敗れるだと……!」

 

 (うめ)き声をあげる神官は、自分の敗北が信じられない様子だった。

 

「もう終わりです。大人しくしてください」

 

 セイバーは、神官を憐れむように言葉をかける。

 だが神官は、尚も足掻く姿勢を見せた。

 

「こうなったら、私自らこの世界を……滅ぼしてやる!」

『オムニバスローディング。ソロモンゾーン』

 

 世界を終わりに導く最終の技が、発動された。




元々のプロットでは、大地もカリバーに変身して参戦。
からのソロモンに操られジャオウドラゴンになりセイバーと戦わされる。
正気を取り戻しキングオブアーサーで仮面ライダーエクスカリバーにパワーアップ。

という展開だったのですが、戦闘パートが3話も続くと読むほうも飽きるだろう
と考え直しカットとなりました。

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