ゴリラ、トレーナーになるってよ   作:エヌラス

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そのうち色んなキャラ登場させれば流石の不破さんも胃袋に風穴が空くのでは…?






9.賢いゴリラ

私の名前はマチカネフクキタル!!

 

 

いつでもどこでも!占いを信じ!シラオキ様を信じてきました!

 

 

今日もそのシラオキ様を信じて、校舎裏まで来たわけですが____________

 

 

 

「なっ!?なにごとですか…!?」

 

 

 

 

 

 

なんと目の前には……!目の前には!!

 

 

 

 

 

人が倒れていたのです!!これは事件の匂い!!

 

 

 

 

「…っ、………!」

 

 

なにやら呻いているようなので近づいてみましょう!!

 

 

「あの〜…、トレーナーさん…ですよね……?」

 

トレーナーなら服の胸元にはトレーナーバッジを付ける、そういう決まりがあるはずなのだが…目の前の人にはそれがない、なのにレース表などは持っていた

 

「むむむ…、これは………」

 

自分一人で助けるべきか、誰かを呼んで助けてもらうか…、どっちにせよ助けるべきなのである。見過ごす訳には行かない!!

 

「ふんぎゃっ!!??」

 

フクキタルが不破を起こそうと手を出した瞬間、不破の上半身が一気に起き上がった。あまりに突然の出来事にフクキタルから奇声が発せられた。

 

「……………あの〜……?」

 

起き上がったと思ったら、頭を回転させて辺りを見回す不破諫。フクキタルが恐る恐る声をかけてみるが返事が返ってこない

 

(この感覚!!ブルボンさんを思い出させますね…!)

 

サイボーグというあだ名が着いているミホノブルボンも、こんな感じだった気がする。

 

「…大丈夫ですか?__倒れてましたけど〜……」

 

 

「ラーニング完了」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…はい??」

 

 

多分きっと…シラオキ様は間違ってないはず______あまりの驚きに、生まれて初めてシラオキ様を疑ってしまったフクキタルだった。

 

_________________________

 

〜生徒会室〜

 

「という訳で、マックイーンとアタシでチーム組みまーす!__アイツ、不破を主体にしてな!」

 

ゴルシが生み出したチーム作成の紙をもって、マックイーンとゴルシが生徒会室に押し入った。

 

 

ノックもなしにはいるものだから、生徒会長__シンボリルドルフは自身が読んでいた”百発ダジャレ!これであなたもダジャレマスター!”を隠せずにいた。

 

「これまた突然の来訪かと思いきや……」

 

なんとか平静を取り繕って話すルドルフだが、片割れのマックイーンは本にしか意識が向かなかった。

 

(会長が……ダジャレ本……)

 

言わない方が、そもそも知らない方がいいことだってある。自分自身が_____甘い物、特にスイーツが好きなことを周りに知られたくないように、誰にだって秘密はひとつくらいはある。

 

(…よし…、忘れましたわ…)

 

何とか意識を逸らして、マックイーンも話し掛ける。

 

「突然失礼いたします…」

 

「なんか正式?だかんだかよくわかんねーけど、チーム作っていいよな!!かいちょーさん!」

 

本来ならもう少しちゃんとした手続きを踏まなければ行けないのだが生徒会長直々になら、なんとかその手順をスキップできる。

 

会長の権力を無礼るなよ

 

 

「別に構わないが……チーム名は決めたのかな?」

 

 

不破諫にはお世話になっている、だからこれくらいのことはしてもバチは当たらないだろう。そう思いながら対応するルドルフ。無断だけどね……

 

「あっ、忘れてた」

 

「貴方何しにきたんですの!?チーム名くらい先に決めるべきですわ……」

 

「チームゴリラ?」

 

とりあえず不破諫っぽいので行こう

 

「意味がわかりませんわ!?」

 

「チームzoo?」

 

「動物園ってなんですの!?」

 

「チームジャングル?」

 

「とりあえず動物からは離れてくださいまし!!」

 

「あーん…ワガママだなぁ……」

 

不破諫っぽいやつ、不破諫っぽいやつ……て

 

「バルカン……」

 

「え……?」

 

「確かアイツ変身した時自分のことバルカンって言ってたなよし決めた!!チームバルカンだ!!これならどうよ!マックイーン!会長さん!!」

 

「…まあ、貴方がつける名前にしては悪くないですわ」

 

「それなら許諾できる_____ここに、チームバルカン設立を宣言しよう」

 

 

「うっし!!よろしくな!マックイーン!!」

 

「え、ええ…それは嬉しい事なのですが……」

 

「んだよ…どした??」

 

「その…不破諫という方が見当たらないまま話が終わったような…」

 

マックイーンが辺りを見回すが、不破諫は確かに居ない、隠れている訳でもないようだ。

 

「そういえば見てないな…ゴールドシップ、君は彼にはちゃんと言ったのかい?」

 

少し心配になったルドルフが、ゴルシに聞いてみる。

 

 

 

「とってねーよ、だってアイツに言ったら絶対拒否られるし」

 

 

「貴方って方は!!」

 

 

 

 

「…はぁ…」

 

また新たな種が増えたな、と心の中で思ったルドルフだった。

 

_________________________

 

 

「あ、あの〜…」

 

 

辺りを見回して、目に入ったであろうフクキタルをまじまじと見つめながらはや30秒、ここまでずっと黙ってきたフクキタルだがさすがに耐えられなくなり、声を絞り出した。

 

「ここは…そしてこの体…、貴方は…?」

 

声は全然、見た目のThe・スポーツマンとは全くもって違い、少し中性的な感じだった。

 

「あ、えっと……マチカネフクキタルです…?」

 

「……マチカネフクキタル………」

 

少し悩む素振りというか、考える素振りをしている目の前の人__あれ、私なんか変なこと言いました?

 

「…それは馬の名前ではありませんか?___嘘をついても無駄ですよ」

 

 

「!?___私はマチカネフクキタルですよ!?誰がどう見てもマチカネフクキタルじゃないですか!!」

 

耳をふんふん、しっぽをぶんぶんさせながらフクキタルが大声で突っ込む。だが相手はフクキタルの目すら見ておらず……

 

「……耳……しっぽ……」

 

「ほら!これが私がマチカネフクキタルである証!!」

 

立派なしっぽを見せつけながら自身がウマ娘であることを説明しようと………

 

 

 

「「ふんぎゃろ!!??」」

 

 

 

(…モフモフしている、しかも感覚もあるようだ……)

 

 

 

 

「何するんですか!?!?しっぽはデリケートなんですよ!?ってかあなたこそ一体何者なんですか!?__さっきから私しか喋ってませんよ!?」

 

「亡」

 

「はい??」

 

「私の名前は亡です」

 

フルネーム……なのだろうか、まぁマチカネフクキタルって名前も普通の人間からしたら珍しいだろうが……

 

 

 

 

 

「ですがこの身体は不破諫のもの」

 

 

 

 

 

「????????????????」

 

 

 

 

フクキタルの脳内が一気に宇宙に染まる。あれ??もしかしたら関わったらダメなタイプでした?シラオキ様??私何か悪いことを??

 

 

「不破諫はまだ目覚めはしないだろうから……かってに記憶を読ませていただきます」

 

 

「????????????????」

 

 

目の前でそういい、目をつぶる亡。フクキタルはまだ宇宙から戻ってこれてはいない。

 

 

 

「ラーニング完了」

 

 

「______ハッ!!私は何を!?いま一瞬不アヴァロンという場所でとある騎士王が振り下ろしそうな剣を……!?」

 

 

 

「…信じられないことばかりですね、ウマ娘とやらにトレセン学園。そして財団xという組織」

 

 

「…あの〜…結局貴方は…?」

 

 

「亡」

 

 

「それは分かりましたから!!!」

 

 

「ヒューマギアです」

 

 

「????????????????」

 

 

 

フクキタルは、今度こそアヴァロンでとある騎士王が振り下ろしそうな剣にめぐりあえそうになってしまった。

 

 

 

 

 




なかなかシュールな話でしょうが、どうして亡がここに、しかも不破諫の脳内に現れたのでしょうかねぇ……


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