しかもそれらから新たな設定を思いつけるッ!!
ただ設定を作りすぎると後々大変なんだよなぁ……(まれにそれでやらかす人)
「というわけなのです」
そうマチカネフクキタルが言うと、後ろから不破諫が出てきた。だがその足取りはいつもとは違い、機械のように正確に歩いていた。
「皆様、私の名前は亡です。ゴリラに変わり、よろしくお願いいたします」
「「ええええええええええええええぇぇえ!?!?」」
直後、学園全体に響き渡るくらいの声で、2名のウマ娘が叫んだ。
「ちょ、お前…!まさか多重人格!?」
「ちょっとゴールドシップさん…!貴方の言ってる方とは180度違うじゃありませんの!?」
「いやいや!?こいつこんなんじゃねえから!!おい!!!ゴリラ!!??乗っ取られてらんのか!?おおい!?」
「あ〜」
肩を掴み揺さぶる、だが返ってくるのは無機質な中性ボイスだった。
「フクキタルさん…?」
マックイーンが、まさか…と言わんばかりの視線をフクキタルに向ける。マチカネフクキタルは普段から占いからコックリさんまで__とりあえず占いとかが大好きである。まさかとうとう霊能力まで…?
「いやいや…!?私は何もしてませんよ!?__倒れてもいましたし……」
「ゴリラッ!!オイッ!!」
肩を揺さぶる音と、同時にべしっ。べしっ。とゴールドシップが不破の頭を叩く
「ゴールドシップさん!?」
「マックイーン…!止めるな…!アタシを止めないでくれ…!」
「止めるも何も!亡さんが迷惑でしょう!?」
「やはりあなた達は人間では無いのですか?」
「ひゃあっ!?___ちょ、ちょっと!?」
マックイーンの後ろにずっと入り込み、しっぽと耳を興味深そうに揉んでいる亡。
もちろんこの世界ではセクハラに入る。
「さっきも言いましたけど、ウマ娘ですよ亡さん、知らないんですか?」
フクキタルがそう言うと、揉む手をやめて、今度はフクキタルをまじまじと見つめた。
「な、な…!なんでしょうか…!?」
「いえ、目がキラキラしてらっしゃるなと…」
「キラキラしてます!?ありがとうございます!!」
キラキラした目をもっと輝かせて、フクキタルが飛びついてきた。流石の亡も少し困惑した声を出す。
「…?__どういたしまして…?」
「それにしてもゴールドシップさん、この部屋一体なんですの?やけに空気が汚れていますし…ホコリだらけ___蜘蛛の巣なんかもありますよ……」
「ああここ?学園の端っこの誰も使わない1部屋」
「なんで貴方が鍵を?」
「チームの部屋が欲しいって言ったらなんでもいいならあるって会長がいってた。だから貰った」
「…でもこんな部屋___」
「決まってるだろ!」
ゴールドシップがいきなりほうきやちりとり、モップなどを取り出してきた。マックイーンも、何故かフクキタルも
「掃除すればいいんだよぉぉぉぉぉぉぉ!!」
付き合わされた。掃除がはじまった。
_________________________
「亡…とやらがこの世界に来たか…」
「はい、今回は”ハズレ”を引いてしまったかと……消しますか?」
1人がそういうが、後ろから現れた人物に止められた。
「いや、いらないだろ。もうちょっと後だ、今はそのハズレを引いた原因”エニグマX”をどうにかするべきだ。なぁ”魁星”?」
「ああ…その通りだ”魁星”…」
2人はそう言うと笑いあった。
「それにしても、ウマ娘とやらに配ったはずのレイドライザー、何一つ起動しないじゃないか」
「不破諫のせいだろ、邪魔だな…本当に…」
「そもそも配る数が少なすぎる、映画特典でもまだあるぞ」
「マスカレイドメモリか、コアメダルか、それともレイドライザーか……」
「レイドライザーを配ろう!」
「やけにレイドライザーを勧めてくるな…」
「いやぁ!俺の趣味さ!」
「…そうか__それよりお前…」
青色の服を着た魁星が、赤色の服を着た魁星を見つめる。赤魁星は両手に袋を抱えて何故かはしらんがにんじんを生でかじっていた。
「この世界のにんじんはなまでもいけるぞ、美味いんだよ。あ?この袋は絶対にあげねぇからな」
「…何が入ってるんだ?」
「当たり前だろ!?”推し”だよ!推し!!」
「…は?」
その袋から大量のウマ娘のぬいぐるみが出てきた。しかも全て同じキャラクターだ。
「俺は…!ウオッカちゃんに惚れたぜ…!!」
「は??」
_________________________
日が少し下がり始めた夕方、1つの空き部屋が綺麗になった。
「終わりましたぁぁぁぁ……」
フクキタルがヘロヘロになって座り込み、マックイーンも今だけはお嬢様キャラを保つことが出来ず、座り込んだ。
「掃除って…大変ですのね…、改めていつも屋敷を掃除してる人に感謝ですわ…」
「おや…不破諫。目覚めましたか?」
途端に亡が立ち上がり、そう言った。ゴルシもフクキタルもマックイーンも、それぞれに「えっ?」となる。
「目覚めたも…何もねぇだろ…!?___なんでテメェが俺ん中にいるんだよッ!?アァ!?」
中性的な声から、一気にThe・男の声に変わっていく。
「私にも分かりません、だが一つだけわかることが……」
「なんだよ…」
「滅達と連絡が取れない…ここは別の時空、ということだけ」
「……」
中性になったり、男になったり、傍から見ればただのヤバいやつが1人で会話している。だがウマ娘3人は1つの肉体にふたつの魂が宿っていることを知っている。、
「ってか……どこだよここ…しかもお前ら誰だよ…」
ふと、自分がいる場所を見回し、その次にマックイーンとフクキタルを見る。
「メジロマックイーンですわ。よろしくお願いいたします」
「マチカネフクキタルです!よろしくおねがいします!」
「…不破諫だ。ってかテメェこらゴル…」
「んあ??」
「なんだよ…!”チームバルカン”って…!?」
殺風景な部屋に1つの机、そこに置かれていた紙を見て不破は言う。
「あ?見てわかんねーのかよ!__お前のチームだよチーム!!アタシとマックイーンとフクキタルの3人だ!!」
「あれ私いつの間に!?」
フクキタルが異論を唱えかけるがゴルシがすかさずお口チャック。
「……ゴールドシップゥゥゥゥ…!!!」
「きゃー!こわーい!!」
「このやろ______不破諫、怒りを抑えるの____人の体であそぶ____ここであなたは_____だから話しててる途中…!____ですが____」
ひとつの体にふたつの魂がはいった1人の会話を、3人のウマ娘たちは見守る。
そのやり取りは___30分続いた。
そろそろ物語を動かしていこうかなと思います。
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