ゴリラ、トレーナーになるってよ   作:エヌラス

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ウマ娘シングレ読んでたら、タマモもオグリもクリークも、外国勢ウマ娘達もかっこよすぎて痺れてました。書きたくもなった……いつかだそう…そうしよう。


ウマ娘のガイドラインが定まりましたねぇ……
エログロ禁止はもちろん、元ネタとなる競走馬達のイメージを下げる行為も禁止……


二次創作に関しても……

あれ??この小説打ち切りならないのだろうか…


11. 不沈艦・デビュー戦

レースのパドックに出る前、ゴールドシップはゼッケンを自分に着けた。初めてのことだらけで、内心戸惑いはしたが緊張や焦りはない。

 

「すぅ〜はぁ〜…」

 

息を吸って、吐いて、勝手に体が奮い立つ。

 

「んじゃ、行ってくるわ」

 

自身の後ろに立つ、トレーナーに一言投げる。

 

「行ってこい」

 

なんとも素っ気ない返事が返ってくるが酷いとは言わない、もはやそれが背中を押した一言だ。ニッと笑い返してパドックに出ていく。

 

_________________________

 

 

 

ゴールドシップのデビュー戦、それに選んだレースは芙蓉ステークス、ジュニアの芝2000mだった。

 

正直いって不破諫は全くもって興味がなかったのだが受け持ってしまったものは仕方がない。少々ムカつくが亡後からも借りてたったの1週間で仕上げた。

 

 

 

(ゴールドシップは中距離、長距離向けでしょう。脚質は追い込み、最後にその末脚で蹴散らしてやりなさい)

 

 

不破諫の方が先にこの世界に来たはずなのだが、レースに関しては一瞬で亡に追い越されてしまった。

 

「なぁ亡____」

 

レースがいちばんよく見える場所を陣取り、マックイーン、フクキタルを横に並ばせた。そして不破が亡の名前を呼ぼうとした時

 

 

「おやおや??貴方、まだ中央にいたんですか?」

 

聞き覚えのある、というか二度と聞きたくなかった声が後ろから聞こえ、不破の機嫌が一気に下がる。

 

「…あ?___テメェか…?__なんで…」

 

 

「”なんでいるか”、なんて聞かないでくださいね?私のウマ娘もいるんですよ、ちなみに出走は二回目……あ、もちろん知ってますか?」

 

嘲笑を含めてペラペラと喋る相手に、不破が何かを言い返そうとするが___

 

「誰なんですの?この人…」

 

マックイーンが止めるようにして2人の中に入る。

 

「なっ…!?」

 

途端に、さっきまでペラペラ喋っていた口を閉じた。不破は疑問に思う。

 

「…あ?」

 

「な、なんでお前が…!?”メジロマックイーン”を…!?」

 

「いつの間にかいたんだよ、何かわりぃか?」

 

「…は?___お前メジロを知らないのか…!?」

 

「何言ってんだお前…、コイツがなんかあんのかよ」

 

「本気で言ってるのかお前…!?あのメジロ家の、マックイーンだぞ…!?誰もが欲しがったウマ娘だぞ…!?」

 

「……」

 

マックイーンは、またこんな反応をされたと、少しだけ気が落ちてしまった。今までもそうだ。

 

メジロという”肩書き”だけを求めて……自分のことを見てくれるトレーナーなんか一人もいなかった。

 

きっと、この不破というトレーナーも、自分を見てくれはしない……

 

 

 

 

「だからなんだよ」

 

 

「…!?」

 

だが返ってきた返事は、マックイーンが想像してたのとは全くもって正反対のものだった。

 

 

「コイツがメジロだかなんだかしらんが……勝手にゴルシが連れてきた。それだけだ__それ以外はどうでもいい」

 

すっぱりとそう言い切り、そろそろ始まるレース、ゲートに目をやる不破諫。その後ろ姿を、マックイーンは眺めていた。______この人なら、何か違うかもしれない、そんな淡い期待を乗せて____

 

 

「さっきの奴、誰だ?」

 

頭をかきながら呟く不破、すぐさまフクキタルがツッコミを入れた。

 

「名前のプレートありましたよ?__見てなかったんですか?」

 

「そんなもんあんのか?」

 

「普通ならトレーナーさんはみんな付けてますよ…!!あなただけつけてないんです…!!」

 

 

「……」

 

ほんとにこの人、大丈夫だろうか…?

 

少し不安がでた、マックイーンだった。

 

 

 

 

 

 

 

「あっ!始まりますよ!」

 

「…全員同じじゃねぇか、アイツどこだよ……」

 

「えぇ!?自分のウマ娘くらいパッと見で分かるでしょう!?」

 

動きやすい服に番号の書かれたゼッケン、そういえばアイツ何番だったっけな……なんて思いながら眺める。

 

「ゴールドシップさんは2番人気らしいですわ……」

 

「1番人気は……ムムッ…!さっきの人のウマ娘じゃないですか…!」

 

「マジかよ……」

 

 

『あのウマ娘、既にデビュー戦を終え、今回の試合か2戦目です、1戦目はマイルだったのですが結果は3着、脚質があってなかったのでしょう』

 

「人の頭ん中で難しい話すんじゃねぇよ…」

 

頭を抱えながら、不破は目の前のレースを眺めた。

 

 

 

_________________________

 

 

 

 

「ゴールドシップ!ゴールドシップがその末脚で1着をもぎとりました!!2着との差は……8馬身!?」

 

 

「えぇっ!?」

 

アナウンサーも驚き、隣にいたフクキタルも声を上げた。何が何だか分からない不破、とにかく勝ったのは分かった。

 

 

「なんだそれ、離してたのは分かってるがそんなにすげぇのか?」

 

「凄いですよ!デビュー戦であれだけ走れるなんて!はひゃ‪〜!!」

 

奇声を漏らしたのは気にしないでおく、走り終わったウマ娘達の元にトレーナー達が駆け寄っていくので、不破も続いた。

 

「おい、ゴルシ!」

 

少し離れた所から呼びかけると、耳が動き、こっちを見てきた。と思いきや___________

 

 

不破の元へ手を振りながら走り始めたゴールドシップ。不破はタオルを片手に待っていたのだが___

 

(凄まじく、嫌な予感がします)

 

(あぁ、多分アイツ…)

 

亡の声が頭の中で響き、不破もそれに同意する。そして2人の距離が僅かになった時____

 

 

 

 

「それぇぇぇぇ〜!!!」

 

 

ウマ娘の脚力から繰り出されたのは、まさかのドロップキック。並の人間なら今すぐ病院行きとなるのだが……

 

 

 

「ボァッ!!??」

 

 

変な声を出しながらではあるが腕を十字にして、ドロップキックをガード、それにゴルシが驚く。

 

 

「耐えやがった…!?」

 

 

「耐えやがった!?じゃねぇよ…!何すんだよ…!」

 

 

「勝利のドロップキック!」

 

「ハッ!」

 

悪びれる様子もなく、舌ペロを添えた一言。不破は……震えた腕でタオルを顔に投げつけ、鼻で笑った。

 

「わぶっ!?」

 

「とりあえずそれで拭いとけ……」

 

そう言いながら文句をつけようとした時、視界の端にさっき自分に関わってきたトレーナーが居た。

 

担当ウマ娘はまた勝てなかったことに対してトレーナーに謝っていた。その目には涙があった。だがトレーナーはその涙を拭いながら頭を撫で始めた。

 

「勝てなかったのは君のせいじゃない、トレーナーである俺の責任だ。今回は負けたが…まだ強くなれる、頑張ろう。一緒に……」

 

 

 

 

「……意外にいいとこあんじゃねぇか」

 

ただの嫌味な野郎ではないと認識を改めた。そして……

 

「うぐっ…!?」

 

横腹にグーを入れられ、痛みに声を上げかけた。

 

 

「おい!もっと褒めろ!!」

 

「褒める前に暴力ふってんじゃねぇ…!」

 

「ゴールドシップさん、おめでとうございます!」

 

「1着、おめでとうございます!」

 

「おうマックイーン!フクキタル!」

 

「今日はパーティですね!不破さん!!」

 

 

「あ?そんな金どこにあんだフク…?」

 

「今日の取り分!!」

 

「そんなもんあんのか?」

 

「えぇ!?それも知らなかったんですか!?」

 

「知るわけないだろ…ホントなのかマック?」

 

「私をフード店で呼ばないでくださりません…?。知らない方がおかしいんですのよ…、それ目的に走るウマ娘もいるんですもの、いい理由でも…あまり宜しくない理由でも…」

 

「はーん」

 

「…興味無さそうだな、お前」

 

ゴールドシップが不破に言う。

 

「取り分とかどうでもいいからな、必要な経費以外は自由だっての……」

 

「ほんとですか…!?」

 

途端にものすごく態度が変わったマックイーン。不破は驚きを隠せずにいた。

 

「っ…!?__いきなりなんだよ…」

 

「えっ…!?あっ……コホン……」

 

_________________________

 

 

 

「負けたな…」

 

しばらく1人にさせてくれという、担当ウマ娘の願いを聞きいれて一人コツコツと歩くトレーナー、”門川涼”

 

(不破諫…俺は必ず倒す…)

 

そのためにはまず、自分ももっと、担当ウマ娘の力になるようにならなければ______

 

そう考えて歩き始めた時だった。

 

 

「ちょいちょい!そこのお兄さん!」

 

「…?なんですか?」

 

少し陽気な声をした男性に呼び止められて、振り返る。全身が白い衣装に包まれて、だが少し赤い部分があって……

 

「今日のレース、惜しかったねぇ!」

 

「は、はぁ……力不足を痛感させられますよ」

 

「”力”、ほしくないかい?」

 

「…力?」

 

「そうそう!担当ウマ娘を勝たせてやりたいならまず自分から強くならないと!!」

 

「……」

 

さっきまで自分が思っていたことをズバズバと当てていく、一体この男は____

 

 

 

 

「倒したい相手がいるんだろ?」

 

「…!」

 

 

 

 

なぜそれを知っている、と聞きたかったが上手く声が出ない。

 

「俺ならその手助けができる、これがあれば勝てる、ゴールドシップにも………不破諫にも……」

 

吸い込まれていく、ダメだとわかっていても、手が伸びてしまう。欲しい…力が…

 

「……」

 

そう言われながら相手が出てきたふたつのアイテム。

 

 

レイドライザーと、ダイナマイティングライオンプログライズキー。

 

「それの使い方は言わなくても分かるはずだ〜!せいぜい”データ集め”頑張ってくれよ!」

 

そう言うと、煙に巻かれて消えていった男。そうは言っていたがわかるわけない、見るのも初めてのはず_______

 

「…あ」

 

だが次の瞬間には、あの男が言ってたように何故か知っていた。過去に持ったことがあるかのように……

 

「…これがあれば勝てる……俺は”最強”になれる…!」

 

 

誰もいない場所に、1人の笑い声が響いた。

 




ウマ娘小説のメインはレースダルルォ!?と思ったそこのあなた!!
すいませんでした、書き方学んでる最中なんです()

シンボリルドルフと不破さん、もっと面白い会話をさせたいなぁ、まぁどっちのキャラも知ってる人は大体どんな会話になるのか検討が着くと思う…


〜感想欄オナシャス!〜

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