もちろん出しますぜぇ!!こうなんか…最初の戦いは〜みたいなのあるじゃないですか!?映画みたいに!?
ア”サ”ル”ト”ウ”ル”フ”出”し”た”い”ッ”!!(血の涙)
(トレーナーさんは酷い人です!!怪我したとはいえ私のデビュー戦を忘れるなんてっ!!来てくれたのはマックイーンさんだけですよっ!!)
フクキタルは廊下をドスドスと歩いていく、周りのウマ娘は何があったんだろうかと思いながら見守る中、あるひとつの部屋の扉を半場強引に開けた。
「うぉ…!?」
部屋の中から男性が驚く声がするが気にしない。メジロ家特製ソファに腰掛けて、リスのように頬をふくらませた。それを見た不破は、ひとまずため息をつく。
(アイツ…めちゃくちゃ怒ってんじゃねぇか…)
肋骨を何本か折った怪我からわずか5日で復帰した不破は、自身が担当するチームバルカン、それに所属するフクキタルの様子に頭を悩ませていた。
マックイーンが見守る中、フクキタルは堂々と1着をもぎ取った。だがその走り方はまるで鬼が宿っているようだった。脚質が差しというのも相まって、前のプレッシャーは凄いだろう。との事だ(マックイーン談)
さて、困ったものだ。前に本にも書いてあったがウマ娘というのはすぐにストレスが溜まり、コンディションが悪くなる。悪くなれば当然レースに影響が出るし体にも悪い。
(でもどうすりゃいいかわかんねぇ…)
不破はもちろんトレーナーとしては素人である。なんならこの学園1番の素人だ。そんな不破にできることと言えば……
なのだった。
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〜ショッピングモール〜
「おほ〜!」「なは〜!」「見てください見てください!トレーナーさん!!」
(…………まじかよ)
さっきの機嫌がまるで嘘みたいになっているフクキタルと共に、ショッピングモールの_____
なんかめちゃくちゃ怪しい店が立ち並ぶ場所に来ていた。占い師や霊能力者を名乗るものが集まっており、なんかすげぇ不気味に感じている。
(たづな…!)
電話した相手はたづなさん、暫くは連絡を取り合ってはいなかったが今回、担当ウマ娘の不調とかで連絡したら教えてくれた。
『ウマ娘はトレーナーとお出かけすると、本来のやる気になるんだとか…』
『ってアイツは言ってた…』
頭の中の亡がそう言い、不破が内心今すぐ帰りたいと思いつつ、愚痴るだけで我慢する。
「…どうだ、もう気が……」
「これとこれ!!!これさえあればトレーナーさんも幸せになるんじゃないですか!?」
「それ以上変なもん置いたら部屋のスペース無くなるじゃねぇか!!」
自身のチームの作戦会議などに使われる部屋は、メジロ家から届けられた家具、ゴルシが持ってきた訳が分からない物。フクキタルのいわゆる開運アイテムとやらが置いてある。メジロ家の家具は正直助かっているのでいいのだが……あと2人に関しては意味があるのかないのか……
(ある程度は自由にしてやったが、こいつの開運アイテム発掘はどうにかしねぇと…)
「トレーナーさぁぁぁん!!」
「……1個だけな」
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〜3時間後・トレーナー室〜
「………はぁ」
「〜♪」
ご機嫌そうに鼻歌を歌うフクキタルを横目に、不破はため息をつく。あの後何やかんやあって結局5個も買ってしまった。謎のだるまや水晶玉__意味の無いくらいでかい金の鯛。
「おまけに貰ったペアルックのキーホルダー!大事にしてくださいね!」
極めつけはこれ、マチカネフクキタルが取り出し__不破も嫌々取り出したキーホルダー。木で彫られたキーホルダーに字が書いてあり、不破には「幸運」フクキタルには「開運」と書いてあった。
(かといって大事にしねぇのもコイツが可哀想だからな…)
そう考えて、不破は胸ポケットにそのキーホルダーを突っ込んでおいた。
「ふむふむ…」
後ろでフクキタルが水晶玉を使い、何やら占っている。
「シラオキ様曰く、なにか良くないことが始まる。だそうです…!ひぃ…」
「良くないこと…か」
窓を覗くと、外が曇り空になり始めていた。
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〜理事長室〜
「疑問ッ!このスイッチは一体?」
たづなが持ってきたスイッチをまじまじと見つめるトレセン学園の理事長、秋川やよい。
「生徒から渡されたんです…ほんとうに最近このような出来事はてっきりなかったんですが…」
「狙われている…という可能性は?」
「……この学園自体が狙われている?」
「うむ!最近やってきた面白いトレーナーとやらと話がしてみたいな!聞けばその男!変身すると!」
「まぁ…その通りですね…彼にこのスイッチを見せれば、何かわかるかもしれません…」
「是非見てみたいッ!!どんな色をしていた!?」
「え、えぇ…!?」
しばらく、質問責めが続きそうだ……
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〜トレセン学園・運動場〜
ここでは、ウマ娘が自身の体を鍛えるために様々なコースがある。距離も様々、上り坂やダート、芝のコースなど自らの適正にあった走りができるようになっていた。
「見ろよマックイーン!バク宙4回転ダッシュだァ!!」
「一体何をしてるんですの!?」
((またあの二人だ…))
ゴールドシップが奇行を重ね、それをマックイーンが注意するという光景はもはや日常と化していた。
「そういやお前、あともうちょっとでデビュー戦だな!」
「え、えぇ…メジロの名にかけて、必ず…!」
(マックイーンの奴、気合い入ってんな〜)
ゴルシは、マックイーンを見ながらそう思った。ならば…
「よしマックイーン!ウイニングライブ!ど真ん中の振り付けしよーぜ!」
「いきなり!?___ちょ、ちょっと!?」
抵抗するマックイーンを抱き抱えてその場を去ろうとしたゴールドシップだったが_______その時だった。
「シィッ…!!」
「っ…!?」
気合いの入った蹴りが、突如マックイーンを襲う。ゴルシは野生の勘でそれを空中で回転し避け、さらに右足で相手を蹴り飛ばして距離をとる。
「何もんだよ…!?」
予想外の動きに相手がそう唸る。
「っとっと…!マックイーン、怪我はねぇか?」
何がなんだか分からないまま降ろされたマックイーンだったが状況を理解して、立ち上がった。
「あ、ありがとうございますゴールドシップさん…!」
「よく見ろマックイーン、アイツ…!」
なにかあるのかと思い、ゴールドシップが言った通り相手をよく見る。キックボクサーのような構えをしてこちらを見ている以外___分からない。
「私達ウマ娘みてぇな見た目してねぇか!?」
「今そこ見るんですの!?」
「私はウマ娘じゃない!!”ペガサス・ゾディアーツ”だ!!」
相手はすかさずツッコミを入れた。
「おいおい…また化け物案件かよ、ゴルシちゃんそろそろ泣きそう…」
「あなたはまた適当なことを……」
「私は貴方、マックイーンにしか興味がないの」
「モテる女は辛いねぇ…」
「わ、私…!?というかゴールドシップさん!からかわないでください!!」
冗談を言い合いながら、2人は確実に距離を置いていく。1歩、また1歩と_______
「逃がすわけないでしょ……!!!」
「っ!?」「うぉやべっ!?」
驚異的な蹴りにより一気に距離を詰められる。元いた場所の土はえぐれており、その力を見せられた。蹴りが2人をマックイーンとゴルシ共々捉えようとした時だった______
「うぉぉぉぉぉぉあぁああああああっ!!!」
誰かの叫び声が聞こえたと思いきや、直後__ペガサスゾディアーツが吹っ飛んだ。後ろに倒れたマックイーンを庇うようにゴルシも倒れる。
「…イテテ、おいマックイーン大丈夫か?」
「え、えぇ……それより、今の声は…?」
2人が立ち上がって、状況を確認する。
「おいおいマックイーン!?あれって…!!」
「トレーナーさんと同じ…!」
ペガサスゾディアーツからゴルシ達を守るように立つ後ろ姿は明らかに人ではなく、不破とおなじ仮面ライダーだった。
「くっ…!貴様何者だッ!!」
吹き飛ばされた衝撃から立ち上がったゾディアーツが叫ぶ。
「え?あ、俺?___コホン…」
咳を挟み少し間を開けて、でかでかと名乗った。
「俺は”如月弦太朗”!!またの名を…”仮面ライダーフォーゼ!”」
「「フォーゼ!?」」
「そ、そうか…」
「えっ…俺名乗ったのにその反応はないだろ…!_____まぁいいか…とにかく!”タイマンはらして貰うぜ!”」
ふと気づいた。これウマ娘というよりただの平ジェネでは??
〜感想欄オナシャス!〜
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ここを押そう!作者が発狂しながら感謝する場所!
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