てか大半息抜きだしなんならこれ元々ギャグだったような…
16.シリウスvs孤高の狼
〜生徒会室〜
生徒会室にはルドルフ、たづな、理事長、弦太郎、不破の5人だけで机を囲んでいた。外部の者は力寄らないようにエアグルーヴが廊下で警備をしていた。
今まで有耶無耶にされてきたのだが、この2人__不破と弦太郎は一体何者なのかなどを改めて詳しく話し合っていた。
「となると君たちは別の時空の地球に生きていた…気づけばこの世界にやってきた…という事だな?」
ルドルフが2人の話したことを簡潔にまとめ発する。弦太郎も不破も頷いた。
「疑問ッ、なら何故あの財団Xとやらもこの世界にやってきたのだ?」
理事長が首を傾げながら言葉を発していたのだが、たづなとルドルフが何となく察していた。
「もしかして、黒幕は財団X…」
たづながそう呟いた。不破も弦太郎もその意見だったのだ。
「アイツらにそんな能力があるなら厄介なことになるぞ?__実際に既に我が学園は少しばかり被害を受けている」
1人のトレーナーの死、1人のウマ娘の社会的死…
「そういやあのウマ娘どうしたんだよ、お前がなんかしたのか?」
「え?ああ!アイツは今俺の担当ウマ娘にした所だ!絶対に生徒は見捨てねぇ、夢を叶えるまで俺が支えてやる!」
言ってることは確かに立派だ。リーゼントという見た目の割に志は立派なものだ。だが……
「そもそも貴方トレーナーじゃないでしょう…」
たづながそう突っ込んで、弦太郎は頭にはてなを浮かべた。なんてわかりやすい表情筋をしてやがる。
「俺もそうだけどな、ウマ娘を担当するならこのバッジってやつが________あ?」
不破がトレーナーの証となるトレーナーバッジを見せるためにポケットをまさぐるが_____バッジは出てこない。
「なんでねぇんだよ…」
どうやらどこかで無くしたらしい。また後で探すとしようと考える不破だが、たづなは今にも殴りそうな勢いだった。
「そうか!バッジ取りゃあいいんだろ!?」
弦太郎が言う。だがルドルフの一言に止まった。
「そのためには試験を受ける必要があるんだ」
「へ?し、試験…?」
「ああ、だが君は自分の世界では教師なのだろう?ならば大丈夫のはずだが?」
「……ま、まぁ多少はできるけど…」
「多少…?」
「俺、勉強が嫌いなんだよ!!」
「「それでどうやって教師になったんだよ!!??」」
弦太郎以外が全員ツッコんだ。
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〜中庭〜
「ったく…どこ落としたんだよ…」
あの後結局話は終わり、不破達は全員解散した。とりあえずは不破と弦太郎でトレセン学園を厳重警備、その代わり2人には様々な面での支援を出すと理事長とルドルフが言っていた。
『頼む!!俺をトレーナーにしてくれ理事長さん!!』
そこで弦太郎が頼み込み、理事長はその勢いとウマ娘に対する愛情に押され彼をトレーナーにしてしまった。たづなはそろそろストレスで禿げるんじゃないか?
『絶対バッジ見つけてくださいね!?あれがないと色々めんどくさくなりますから!!』
会議終わりにたづなにそう釘を刺され、仕方なく探しているのだ。既に色々めんどくせぇのにさらに増えたらさすがにしんどい。
「はぁ……」
最後に木の根元当たりを探し、さすがにここにはないかと思い、去ろうとすると…
「おいアンタ、もしかして探しもんはこれか?」
突如声がして立ち止まった。聞こえた声の発生源がおかしいのだ。後ろでも横でもない、ということは…
「上か…」
無意識にそうつぶやくと、手を叩いてそのままウマ娘が1人、不破の目の前に華麗に着地を決めてきた。
「ハハッ!流石だなアンタ!ちょっとは戸惑ってくれてもいいんだけどな」
初対面から馴れ馴れしいというか、図々しいというか…とにかく不破の好きなタイプではない。
「何の用だ」
「おいおい、それは酷いな…せっかくこれを渡してやろうと思ってるのによ」
そう言いながら出してきたのは、不破のトレーナーバッジだった。
「お前が見つけてくれたんだな」
そう言いながら受け取ろうとすると、相手はバッジを隠してきた。
「おっと…返して欲しいならそれなりのアレがあるんじゃないのか?」
「なんだお前、いいから返せっての…」
半場強引に取り返そうとするが相手はウマ娘、逆に不破の後ろに回り込む事態になった。
「分からないなら教えてやるよ、返してください。だろ?」
挑発するように不破にそう言うと、確かに不破の気配が少しピリついた。
「んだと…?」
「ハハッ、簡単じゃないか!」
不破がそういうのを嫌うというのは、見ただけでわかる。そもそも群れを嫌うだらうなと言うのもわかる。それを全てわかって彼女「シリウスシンボリ」は楽しんでいた。
「……」
黙り込んだ不破に対し、シリウスは何を言ってやろうかと迫ろうとした時だった。
「もーらい!!」
「っ!?」
突然の出来事に反応が遅れたシリウスに、後ろから突然現れたウマ娘「ゴールドシップ」が見事な手さばきでシリウスからバッジを奪い返してそのまま不破の横に立つ。
「へぇ…」
「どーよ!!これゴルシちゃんの新しい技!!」
「…」
不破の横でゴルシがそういうが、不破は何も言わずに返せと言わんばかりに手を差し出す。
「おい、なんか言えよ」
そう言いながらバッジを不破の手にひょいっと投げて、それを受け取る。
「助かった」
「へへっ!後でなんか奢れ!チーム全員な!」
「んだよ…、ったく」
「はははは!お前ら面白ぇ!_____今日はこれで終わりにしてやるよ!」
そう言うや否や、その場から歩いて去っていく。だが最後に1度だけ振り向き
「ゴールドシップ、レースで会おうぜ」
とだけ言って、不破達の視界から消えていった。
「なんだアイツ、お前の知り合いか?」
「いや、初対面だ。クソムカつく野郎だな…」
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『メジロマックイーンが1着でゴール!他の追随を許さぬ圧巻の走りでした!!』
「やるな…アイツ」
「だぁぁぁぁぁ!!負けたぁ〜!!」
不破がそう言い、その横で弦太郎が頭を抱えて叫ぶ。この試合には弦太郎が担当するウマ娘も出ていた。本来なら出走は取り消しなのだが弦太郎が頼み込んで出走出来たらしい。
だが結果は5着、デビュー戦にしてはあまり嬉しくない結果となってしまった。
「行ってやれよ」
上を見上げて必死にこらえる弦太郎の担当ウマ娘を見て、不破が声を出した。
「え??」
「こういう時に、トレーナーってのは動くんじゃねぇのか?」
「あぁ!行ってくる!」
柵越を余裕でこなし、担当ウマ娘の元に駆け寄っで行く弦太郎。不破自身も勝ったマックイーンの元に歩み寄ろうと、ゴルシ達と歩き始めたのだった。
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〜財団X〜
「なぁ青最上!」
「…どうした?」
「トランスチームガンってあるか?」
「あるが前にエグゼイドとビルドに壊されて、今はまだ使えない」
「ならこれ借りていいか?」
「それを…?」
赤最上がスーツケースを出してきた。その中には12個のホロスコープスイッチが入っていた。
「それを使って何をする気だ?」
「アイツらとこに遊びに行くんだよ!そろそろ他のデータも必要だろ?」
「…好きにしろ」
「…よっしゃ!じゃあ行ってくるぜ!!___明日に!!」
夜空の星が、光り輝いたのだった。
〜感想欄オナシャス!〜
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