最終回は仮面ライダーバルカン&バルキリーの曲
「Frontier」
を流しながら聞いて欲しいなぁって、小説と音楽を合わしたら作者も読者も涙がバッ!と出るような最終回にしたいなとw
いつ最終回なるか知らんけど()
そして改めて思う。自分文才無さスギィ!!
20.”動き”
〜メジロ家・治療室〜
「もう今度こそ許しませんからねっ!?」
「…」
フクキタルがリスみたく頬を膨らませてそっぽを向いた。不破は助けを求めようとゴルシとマックイーンは2人して絶妙に不破から離れていた。
(アイツら…こういう時に限って息ピッタリじゃねぇか…!!)
さてどうするか。不破は異性と話したことは絶望的に無さすぎている。今まで関わってきた異性…
刃、しか思い浮かばなかった。なんならアイツ異性として見てなかった。
相手は年頃、いわば運動会に父親が来なかった時のような感じだろう。それも2回連続…
(…?)
ふと、自分のなかの思考に違和感を覚えた。そしてすぐ思い立った。
きっと、前までならどうでもいいと切り捨てたであろう問題に、真面目に対処している。
「ふっ…」
ふと、なんとなくだが笑ってしまった。まずいと思って口を閉めたが…、フクキタルの耳にはしっかり届いていた。
「あぁっ!?今笑いましたね!!??」
「……笑ってねぇよ」
「絶対笑いました!!」
「ちげぇよ…」
「ぜ っ た い 笑いましたぁ!!!」
「笑ってねぇ!!___っ…!」
「あっ…」
大声を出しすぎたせいで、不破は痛みに顔を顰めた。それに気づいたのかフクキタルが突如黙る。
(ちくしょう…まさかこれほどまで響くなんてな…)
前の戦闘、亡の戦法、無理矢理な必殺技。全てが不破の負担となっていた。
どうにかしなければ、せめて亡の身体があれば…
「っ…」
その時だった。不意に頭が痛くなり、頭を触る。
『こ、これは…!?』
脳内の亡が何かを言いかけたのだが…次に来たのは、頭をとりたいくらいの激痛だった。
「くっ…!?ぐァぁぁァァァぁァァ!!」
突然の発狂に、ゴルシ達がギョッとする。
「おい!お前大丈夫かよ!!」
不破に誰よりも早く近づき、声をかけるゴルシ
「はやく!主治医を呼んで!!」
部屋を出た先で、主治医を呼ぶマックイーン。
「あ、え…」
だがその中で、フクキタルは唯一動けなかった。もちろん突然叫び出したショックで身体が一時的にフリーズしてるという説もある。
だが今のフクキタルは、人間でいう反抗期的な状態に陥っていた
本当は心配してるのに、さっきのあれで声がかけづらくなっているのだ。
(…私は)
「お、おい!?」
ゴルシが止めるよりも早く、フクキタルは逃げ出すように部屋を去ってしまった。
(アイツ…泣いてやがったぞ)
ゴルシはフクキタルの涙を見過ごさなかった。
_____________________
「はぁ…!はぁ…!」
何故自分は逃げ出しのだろう。別に逃げ出す必要はなかったのに…
逃げ出した理由なんか…とても些細なことだったのに…!
自分は…我儘なのだろうか…
ゴールドシップのように強くないし面白くない。メジロマックイーンのように強く、上品でもない。
なら自分は…一体なんのためにチームに入ったのだろう。最初は気づけば入っていた。楽しかった。
なのに…なのに最近になり始めてから少し思うことがあった
(自分は一体なんのために走ってるのだろう)
メジロマックイーンは春秋連覇という目標が
ゴールドシップにはエデン(?)の扉を開くという目標だ。
ゴルシに関してはよく分からないが目標は目標。なら自分は…?
「……」
ダメだ、考えれば考えるほど、マイナスな思考しか浮かばない。
「…私は」
無意識におばあちゃんから貰っただるまの髪飾りに触れる。
「お?お前…」
その時だった。不意に後ろから声がして振り返る
「よっ」
声の主は如月弦太朗だった。
「弦太郎さん…どうも」
少し弱々しくはあるが、弦太郎に会釈し再び歩き出そうと_____
「何悩んでんだ?なんかあったか?」
「…っ!」
一瞬で勘づかれた。この人は見た目にそぐわず勘が鋭い。
「い、いや…!なんでもないですよ!」
笑いながらそう言うと、弦太郎は微笑んだ。
「嘘つけ、見たらわかるぞ」
「え?」
「お前、泣いてんじゃねえか」
「えっ…?あっ…」
自分の頬に触れ、初めて気づいた。自分は涙を流していた。理由は分からない。だが1度気づいた涙は止まることを知らなかった。
「こっちにいい土手があるんだ。そこで座ろうぜ」
弦太郎は何も聞かずに、ただそれだけ言ってフクキタルを連れていった。
――――――――――――
「……なるほど、それで抜け出したと」
「…はい」
思い返せば、なんとわがままで、なんと自己都合なのだろう。なんとなく恥ずかしくなってしまった。
「別に、目標なんかなくたっていいんじゃないのか?」
「え?」
綺麗な夕焼けを眺めながら、弦太郎がそう言った。
「誰しも目標をもってここに来た。そんな訳ねえよ、みんな走りながら答えを見つけてる。夢も目標も、それを見つけるまで何回も何回も、高い壁にぶつかって…それを越えて、そうして見つけていくんじゃねえのか?」
「……」
「マックイーンみたいにメジロ家の悲願があるなら話は別だけど…”お前はマックイーンじゃない”」
「…!!」
「お前はお前らしく、自分の目標ってやつを見つけたらいいんじゃねえか?どれだけ時間がかかっても、壁にぶつかっても…」
「…そう、ですね!」
そうだ。弦太郎の言う通りだ。最初から強いウマ娘なんかいない。努力して、強くなる。それと同じだ
「…ああ!」
弦太郎も、フクキタルを見て笑った。モヤが消えたのが分かったのだろう。ほんとこの人は、鋭い
「なんか…お話に付き合わせてしまって申し訳ない…」
とほほ…という効果音が聞こえそうなフクキタル。弦太郎は
「気にするな、悩みなんかだれにでもある」
と言って、そうして帰って行った。
「さて、自分も戻りますか!」
すっかり気分が落ち着いたフクキタル。
「ん??これは…」
立ち上がろうと足元を見た時だった。芝生の中に1つ。目に付いたものがあった。
「あっ!?これは…!!”四つ葉のクローバー”!?なんというラッキー!!私は幸せ者!!」
さらにテンションが上がったフクキタル。その四つ葉のクローバーをスマホのカメラで何回も撮り(44枚)、不破たちがいる場所へスキップで帰っていった。
――――――――――――
〜財団X〜
「おいおい…!こりゃあまたファンキーなもんだな青最上…!」
赤最上が少し後ずさりながらそう言う。立っている青最上の後ろには……
”エニグマに並んでアークがいた”
「なんでまたアークなんか…」
「考えてみろ。アークには様々なデータがある。滅亡迅雷、サウザー、ランペイジバルカン、アークそのもの…ヒューマギアのモデルさえな」
「そりゃあ本当か!?」
「ああ、そのデータを上手く使えば…」
「もう1人の不破が作れる!ゴーストの世界で言うスペクターみたいな!?」
「その通りだ」
「アークだせばよくね??」
「これはまだまだ序章だ」
「にしては割と俺たちめちゃくちゃやってるよ。クライマックス入りそうな勢いでな」
「……最初からクライマックス」
「おいおいそれ本気で言ってんのか?」
「…冗談だ」
「…まぁそれはさておき、俺たちこれからどうするよ。1度エグゼイドとビルドに負けて、なんとかかんとか復活したら違う平行世界でしかも数年後。さらにウマ娘とかいう傷つけたら消されそうな存在がいて、そんな中で俺たちはどうするんだよ」
確かに、言われてみればそうだ。エニグマの復活理由ですら分からずに、町外れの廃墟にいる。そろそろひそひそとしてるばかりではいけない。
「まずは財団Xをこの世界に知らしめる」
そう言いながら置いたアイテムは
・ギアエンジンフルボトル
・ギアリモコンフルボトル
そして…
「ネビュラスチームガンじゃねぇか…!いつの間に直したんだよ!」
そう言いながらスチームガンとフルボトルを取り、懐かしむように触る赤最上
「さぁ…そろそろ始めようか、エニグマを使ったせいでまた新たなライダーが生まれたかもしれない…」
「”悪”いる所に”仮面ライダー”ありってか?ははっ!実に面白いっ!!」
「これは直しておいて損はないだろうと思ってな…今回は試運転とやらだ」
「へへっ!不破諫!前の借りは返すぜ…」
――――――――
〜ある場所〜
「あ?なんだここ?お〜い?”フィリップ”〜?――――だめだ通じねぇ…あぁ?本気でなんなんだ??」
この世界に、新しいライダーが生まれた。
また新しいライダー生まれちまったよ、実にファンキーだねぇ…フゥン…