ゴリラ、トレーナーになるってよ   作:エヌラス

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お久しぶりです〜!!


皆さんふと気づいたことがあるんです。なんと自分!!




日常描写が一切書けません!!!


24.ウマ娘なんかいるわけないだろ

24.

「なるほどぉ!――冗談はよせ、そんなんに騙されるほど俺は馬鹿じゃねぇ」

 

「…ほんとですって!」

 

そう言いながら弦太郎が詰め寄るが、翔太郎はハットを手ではらいながら答えた。

 

「あのな、弦太郎。いい加減目を覚ませ、こんな美少女が大量にいてそれもなんだ〜…ウマ娘?あるわけないない」

 

 

たづなたちがため息を着く。さっきから一向に信じてくれる気配がない。弦太郎がどれだけ信じやすいのか今回で理解した。

 

 

「たっ…たすけてぇ…!」

 

どうすればと悩む生徒会室に、すっかり腰を抜かされたネイチャがフラフラとした足取りで歩み寄っていた。

 

 

 

 

「聞いてくれ翔太郎!彼女たちに着いてるしっぽや耳、これらは全て実物だよ。そのウマ娘の子で分かったからね!」

 

ネイチャに続いてきたのは、好奇心に目を輝かせた翔太郎の相棒、フィリップだった。

 

「アタシ…もうお嫁さんにいけないかも…」

 

ネイチャが顔を真っ赤にしてうずくまる。

 

「な、何があったんです?」

 

流石に気になったフクキタルが、そばによって聞いてみる。

 

 

「突然アタシの目の前に来たと思ったら……そのままの勢いで耳とかしっぽとかめちゃくちゃ触ってきて…」

 

それ以上は言えない。そんな雰囲気を醸し出していた。

 

「おいフィリップ、疲れてるんじゃないのか?」

 

そう言いながらネイチャに歩みよる。

 

 

 

「どれどれ――あっ、めっちゃ柔らかい…」

 

そう言いつつ、ネイチャの耳を触って――――しっぽを触ろうとした時だった。

 

「乙女の敵ィ!!」

 

「ぐぇっ!?」

 

その場にいたゴルシが突如叫んで立ち上がり、翔太郎にドロップキックを叩き込んだ。

 

「げっほ…!何すんだ!?」

 

「ネイチャが恥ずかしさで気絶しちまってんじゃねーか!!ウマ娘にとって耳としっぽはめちゃくちゃ重要なんだからな!!」

 

「えぇ…!?ほんとにくっついてんのか?あー、信じられねぇ…!」

 

「でも翔太郎。よく見れば彼女達はさっきからずっと自らの意思でしっぽも耳も動かしているよ?」

 

そう言われ、もう一度周りを見る。確かに、ゴルシもフクキタルも、シンボリルドルフも、動かしている。

 

「え?――あっほんとだ」

 

 

――――――――

 

〜カフェテリア〜

 

 

「こっぴどく叱られたなぁ…亜希子より怖ぇかも」

 

「自業自得ってやつだね、翔太郎」

 

「うるせー、てかほんとにいるんだなケモ耳少女。信じらんねぇよ」

 

翔太郎がコーヒーに口をつけながら話す。

 

「財団Xといいエニグマといい…この場所と関係があるのだろうか?」

 

 

「さぁな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あなた…いいコーヒーを飲んでますね」

 

「だろ?とはいってもここの人のおすすめなんだけど…………………………誰!?いつの間にいたんだよ!?」

 

喋りかけられた内容に普通に答えていた翔太郎だが、質問主がフィリップではないと気付き、声を出した。

 

「どうも…」

 

「く、黒髪美少女…!?」

 

どこまでも黒い髪を伸ばし、こちらを見る目は月のような瞳。翔太郎は思わず呟いてしまった。

 

「マンハッタンカフェです…初めまして、仮面ライダーさん」

 

「え!?見てたのか!?」

 

現場には沢山のウマ娘はいたが、このマンハッタンカフェを名乗るウマ娘はいなかったような気がする。

 

「”お友達”がそう言ってます。私が見てなくてもお友達が見てますから」

 

「な、なるほど…お友達から聞いたのか」

 

「はい、今もあなたの後ろにいますよ。まるであなたを守るように立っています。」

 

「後ろ?――なんもいねぇじゃねぇか…あんまり大人をからかうなよ〜?」

 

そう言うと、マンハッタンカフェは翔太郎のすぐ横を指さし、言葉を発した。

 

「男性、でしょうか?あなたとはちがってハットが似合う人ですね。悪くはないと思いますよ?」

 

「えっ…」

 

翔太郎の顔が一気に青ざめる。嘘だと信じたいが、それを言う彼女の顔は微笑むような眼差しだった。まるでそこにいる見えない”誰か”と会話するような…

 

「キミはつまり…お化け、を見ているのかい…!?」

 

「ばっ…!お化けェ!?」

 

フィリップが驚いた翔太郎をおしのけ、カフェに詰寄る。

 

「お化けじゃないです。お友達ですよ」

 

「お友達…キミとそのお友達は会話をしているのかい?」

 

「はい、まぁ…翔太郎さんのお友達は初めてです。でも翔太郎さんにとっては身近そうですが」

 

「名前…!?俺まだ名乗ってすらいねぇのに!?――それも、お友達なのか?」

 

「はい」

 

「えぇ…」

 

信憑性がかなり低いはずのお友達の存在が、一気に信憑性を増していた。翔太郎はこんな時こそお化けなんてうっそさ!お化けなんかいないさ!と大声で歌いたくなった

 

自身のそばに今もいるなら尚更だ。

 

「興味深い…!」

 

フィリップは…別のようだが

 

「…。」

 

嫌な話を聞いたなと思って、コーヒーカップを取り口に入れる。

 

「あ…」

 

それと同時にカフェがあ、と呟いた。今度はなんだよ、と思いながら翔太郎が見つめる。

 

「それは…」

 

カフェがそう言った瞬間

 

 

「え?」

 

 

”翔太郎が7色に光り輝いた”

 

「翔太郎…!?馬鹿な…、人間の色素は…」

 

「おいフィリップ!?なぁ!」

 

呟き始め、翔太郎の話が耳に入らなくなってしまったフィリップ。翔太郎は何があったと近くの鏡に歩み寄る。

 

 

 

 

「「なんじゃこりゃああああああああぁぁぁっ!!!!」」

 

 

 

 

そこには、肌という肌全てが、虹色に光り輝く翔太郎がいたのだった。

 

――――――

 

〜トレーニングコース〜

 

「…そういえばトレーナーさん」

 

ウォーミングアップがてら走ってきたマックイーンが、不破に歩み寄る。

 

「なんだ?」

 

「貴方はいつも私達に指示などなさらないのですが…その理由を聞いてもよろしいでしょうか?」

 

周りのトレーナー達は皆、自分の決めたメニューを担当ウマ娘達に渡し、トレーニングをする。だが不破は違った、いつも自分達で決めろ。やりたいことをやれ――放ったらかしという訳ではなさそうだが一応聞きたかったのだ。

 

 

もし放ったらかし…というのならば、私はこの人から離れるだろう

 

「正直問題だらけでこっちに関してもわかんねぇことだらけだ」

 

「…」

 

「でもな、お前たちは子供じゃねぇんだ。アイツらはメニューを決めてそれを淡々とこなして強くなる。だけどレースでそれを発揮できない奴がい

る」

 

「自分で決めたメニューでやれば、多少は当日の自信に繋がるだろ?自分はこれをしたから大丈夫だってな。トレーナーは母親じゃねぇ、トレーナーさんの言う通りにしたから大丈夫。なんて事はねぇんだ、自分の身体を1番知ってるのは自分だからな」

 

 

 

「レースでは?作戦などがあるでしょう?」

 

 

 

 

「所詮レースなんてその時によって状況が変わる。予想外が起これば作戦なんか全部意味がなくなる。先行とか何とかあるけどよ、自分の走りやすいように走ればいいんだ」

 

「…そうですか」

 

「それよりいいのか?アイツらが手ぇ振ってんぞ」

 

「あ…、多分並走でしょう?ゴールドシップさんが変な仕掛けしてないといいですが…」

 

そう言いながら手を振るゴルシ達に走っていく

 

 

(トレーナーさん)

 

多少、めちゃくちゃな場所があった。こんなの、世間一般的にはトレーナーなんて言えない…

 

だけれど、もう少しだけ見ていよう。そう考えて――――――――

 

 

 

 

ゴールドシップがコースに作っていた落とし穴に落ちていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だははははは!!引っかかりやがった!!」

 

 

 

 

 

「…ゴールドシップさん」

 

 

「あ、やべこれ怒ってるわ」

 

何かを察したゴルシが素早いスピードで走っていく。それを穴からでたマックイーンが流石と言わんばかりのスピードで追いかけていく。

 

(ほんと、レースでもこれくらいの圧で走れっての)

 

そう思いながら不破はシャベルを持つ。

 

 

 

前の戦いで吹き飛ばしたダートコース。さっさと元通りにしなければ立場が危うい。

 

 

「ぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおっ!!!」

 

すでに翔太郎が、フォーゼに変身し使ったスイッチ、スコップモジュールがなかなかの活躍をしている。

 

「いけいけー!トレーナーさぁぁぁん!!」

 

それを見ながらウイニングチケットがメガホンで叫ぶ。

 

(ったく…あっちは便利そうだな…)

 

そんなことを思いながらシャベルを突き立てる。

 

「なんだ…?」

 

突き立てた瞬間、コツンという確かな感覚が手に伝わった。

 

(…なにかあんのか)

 

そう思いながらその箇所を掘り進めていく。少し掘った場所にその正体が分かった。

 

「これ、ボトルか?」

 

拾い上げたのはオレンジ色のフルボトル。おおよそWとの戦いでダメージを受けた際、最上が落としたのだろう。

 

とりあえずそのボトルをポケットにしまい込み、作業を再開した。

 

――――――――

 

 

「まだ光ってやがる、どうにかなんねぇのか…」

 

「こまったねぇ…」

 

「テメェのせいだろ!?」

 

あれから2時間がたった。だがまだ翔太郎は虹色に光り輝いていた。マンハッタンカフェにおおよその原因を教えてもらい――張本人までたどり着いたのだ。

 

 

だがしかし、解除の薬は現在なく、アグネスタキオンも困り果てていた。

 

「なんとかなんねぇのか?」

 

「時間が経てば治るよ…ただ」

 

「ただ?」

 

「配合間違えたからねぇ、3日はそのままかも…」

 

「3日!?嘘だろ!?」

 

3日だと、3日もかかるなんてそんなのふざけるなとしか言いようがない。あの有名な配管工でさえおよそ30秒だというのに、星を吸った時みたいに強くなるのかと言われればそうでもなかった。

 

「あのさ…」

 

「なんだい?」

 

翔太郎はおそるおそる聞く。

 

「薬って言ってたよな…?副作用は最悪だが分かった。なら効果はなんなんだ?」

 

 

 

「壁越しでも金属類のものなら探知できる薬さ」

 

 

 

「いらねぇ!!!!」

 

 

いくらなんでも要らなさすぎる。というかこんな薬作ってる暇があるならもっと役に立つ薬を作ってくれ頼むから…

 

「あー…なんか目がクラクラしてきた…」

 

壁に目をやると、様々な金属が目に映る。

 

特に理事長室的なとこには大量にある。

 

「翔太郎…眩しいんだけど…」

 

「俺だって望んでこうなった訳じゃねぇ!!――――てかフィリップ…何見てんだ?」

 

「この世界なアイドルさ」

 

「アイドル?」

 

「ああ、名前は逃げ切りシスターズって言うんだけど、彼女達の曲は中々楽しくなれる」

 

「ぜってぇウマ娘だろ、それ…」

 

「その通りさ、翔太郎もきいてみるかい?」

 

「いや、いまはいい」

 

彼女達のライブ映像が映っているスマホを押し付けてきたフィリップを払い除け、翔太郎は視線を落とす。

 

(…ん?)

 

ウザイぐらいの金属反応に、一つだけ気になる反応があった。

 

1階の端の部屋、たづな達に連れられ見学した時は……たしか倉庫のはずだった。うごいていないなら気にならないのだが――その金属反応は誰かが宙になげて、手に取って、また投げてを繰り返すように動いていた。

 

(…なんだ、あれ)

 

そう思い、少し目を凝らすとただの金属反応が少し形になった。どうやら1人以外にも複数人いるらしく。仲良く話しているようだった。

 

(鬼ごっこでもしてんのか?)

 

校舎でやる鬼ごっこは一味違うからなぁと思いながら見ていると――――

 

 

 

 

不意に金属反応がひとつ消えた。その場にいる人物に溶け込むように

 

 

 

「まさか…!」

 

そういった時には既に翔太郎は走り出していた。何となく嫌な予感がしたからだ。

 

(人に吸われるように動く金属なんか…――――ガイアメモリしかねぇ!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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