今回はあの男、出てきますよ!
『ファング!』
ファングを畳み、ファングメモリにさせてダブルドライバーに差し込む。
『ジョーカー!』
翔太郎がジョーカーメモリを差し込む。
「「変身!」」
『ファング!ジョーカー!』
翔太郎がポーズを決めながら目を瞑り、その場に倒れる。
「この姿は翔太郎が倒れるのかッ!!」
とりあえずのこったウマ娘達をあつめ、後ろで絶賛救出作業中の理事長が驚きの声を上げた。
『最悪だ!だれも受け止めてねぇから俺の体が土まみれだぁぁぁぁ!!』
「翔太郎、それよりもあいつだ。さっさと終わらせよう」
『えっ!?あぁ…!___ああ、さっさとやっちまおうぜ』
お互いに気を取り直して構える。
風の吹く音だけが聞こえていた。
___________
〜体育館〜
普段はダンスレッスンのなどに使われたりする体育館だったが、今は未知のウイルスにやられた生徒立ちを運ぶ一時的な場所になっていた。駆けつけた救急隊員は愚か、メジロ家の主治医ですらその原因や対処法が分からなかった。
「うっ…、うう…」
だが時間はすぎていき、あちらこちらの呻き声すら減らない。
無事だったウマ娘達も看病に当たっていた。上空ではヘリコプターが飛びまわり、未知のウイルスなどといったテロップとともにニュースになってしまっていた。
校門にはマスコミが入り浸り、不用意に門すら開けられなかった、ある意味での隔離状態である。だが未知のウイルス、下手にストレスを与えてしまうとまずいかもしれない…
「かといってこのまま居ても…!」
「理事長!落ち着いてください!」
「落ち着いて居られないッ!」
「気持ちはわかります。でも今は落ち着いてください…生徒たちのためにも…」
理事長とたづな、2人が会話をする。理事長はよけてたづなはその時にはいなかったため2人とも無事であるが真夏の中走り回ったせいか服が濡れていた。
「大事な時に助けてすらやれないとは…」
「今はしょげてても仕方ないですよ!私達も頑張りますから!ね!ハヤヒデ、タイシン!」
「ああ、少なからずだが手伝いをさせてくれ」
「…アタシも少しなら」
BNWの3人がそう言って手伝ってくれようとしている。理事長として情けなくうずくまる訳には行かない、3人から勇気をもらって再び理事長たちは動き始めた。
__________
〜ダブルside〜
『この野郎…!』
「1部の隙もない構え、どこに飛んでくるか分からない斬撃…厄介だ」
アームファングと相手の刀を何度か打ち据え、分かったことがあった。どれだけ速度を上げても相手はそれに着いてくる、しかも相手からの攻撃も素早く躱しきれてはいるがいつかは当たる。
「先輩!」
そこに、弦太郎が飛び込んできた。どうやらさっきのバグスターウイルスには感染しておらず元気でピンピンしてそうだ。ここにきて新たな戦力を手に入れた…
『弦太郎!』
「変身ッ!」
こちらに走りながら仮面ライダーフォーゼへと姿を変えた。
「大丈夫っすか!」
『ああ、だがこいつ強ぇぞ』
「どこにも隙がなくてね…ファングじゃ」
「侍って感じですか」
弦太郎にしてはぴったりなところをつく。たしかによく見たら侍っぽさはある。
『ああ、よくわかったな』
「先輩、ここは俺に任せてください!」
弦太郎が突如言い出した言葉に、翔太郎はびっくりした。
『何言い出すんだよ弦太郎、ひとりじゃ…』
「勝算はあるのかい?」
『おいフィリップ…』
「任せてください!こう見えても俺、あんな感じのやつと戦ったことあるんすよ!」
妙に逞しく聞こえるその言葉、過去に似たようなやつと戦ったのならここは任せられそうだ
「じゃあここは任せる。翔太郎、僕達はあいつを追おう」
『…わかった。弦太郎、無茶はするなよ』
そう言いながら弦太郎の肩を叩くと、弦太郎は一瞬だけ動きがフリーズした。そして…
「はいっ!くぅ〜!!___先輩に頼られる展開、キターッ!!」
宇宙までひびきそうな声を背に、ダブルはその場を去ろうとするが…
『ちょ、ちょっとまてフィリップ!』
「…?」
『俺の体放置はまずくねぇか?』
「…ほんとだね」
華麗にターンを決めて翔太郎の体を担ぐ。そして再び走り出した。
「勝負だ!サムライ!」
『エレキオン!』
エレキステイツに姿を変えた弦太郎、ビリーザロッドを片手で振り回して構える。それを見た相手も刀を両手に持ち構えた。
______________
〜体育館〜
「っ……ここは」
今まで意識を失っていた不破が目を覚ます。それに気づいたチケットが歩みよる。
「あー!目が覚めた?」
「ああ……っ!?」
返事だけして立ち上がろうとするが身体が言うことを聞かなかった。腕もどこか薄く見える
「なんなんだよこれ…」
「お医者さんもわかんないんだけど、とにかくやばいらしいよ。周りにいる子達も全員苦しんでるし…」
そう言いながらチケットが辺りを見回す。不破もそれに続いて辺りを見回す。
見れば見るほど胸糞が悪くなる光景に、不破の怒りがどんどんのし上がっていく。
そしてフクキタルやマックイーン、ゴールドシップが映った瞬間。不破の中にあった紐が切れた。
「……誰がやった」
「え?」
「誰がやったか聞いてるんだよ」
「え、いやわかんない…」
変わった不破のオーラにチケットがたじろぐ、だが何とか答えた。
「…そうか」
それだけ言うと不破は立ち上がった。さっきまであったあの気だるさは嘘みたいに吹き飛び、今はただ怒りで体を動かしていた。
「え、ちょっと…!」
チケットがすぐさま回り込んで手を広げて止める。
「止めるか?」
チケットを見下ろす不破の目は冷えきっていた。なにか鋭利な刃物でも向けられている感覚に襲われる。
「っ!!」
制止する手が弱まった。本能が伝えている_____道を開けないと…命の保証はない。
「…すまん、今は許せ」
それだけ言って、チケットの肩を叩いて体育館の外へ出る。
「あれ?よく起き上がれたね!」
体育館を出た瞬間、腰にガイアドライバーを巻いた青年がバグヴァイザー片手に話しかける。
「…」
明らかにこいつがやったと思い、殺意にも見えるオーラを身体から出す。
「おいおい、無視はねぇだろ?」
「…テメェか」
「あ?」
耳を傾けるジェスチャーをする青年。
「アイツらをあんな目にあわせたのはテメェか…?」
「そうだけど?なんなら今から第2陣にしようかなと。こいつのウイルス面白くてさー、今また戻ってきちゃった」
「……」
『ランペイジバレット!』
「おいおい…そんな体で俺と戦うつもり?」
ショットライザーを持つ手がさらに消えようとしている。だが不破はお構い無しにトリガーに手をかけた。
「変身…」
『ランペイジガトリング!』
呆れるという顔をする青年の前で、ランペイジバルカンへと姿を変えた不破。
「あ、そう…」
『ナスカ!』
ナスカメモリをガイアドライバーに差し込み、ナスカドーパントへと姿を変える。
「データの採取までもう少しだ。誰にも邪魔はさせない」
「ぶっ潰す…!」
「面白いことしてあげるよ!」
そう言った瞬間、青年がガシャットを起動する
『デンジャラスゾンビ!ゲーム、スタート!』
何かのエリアがそこら中に広がり、青年の前や後ろ、不破のまわりなどにゾンビのようなバグスターが現れた。
「ハァッ!!!」
「…まじかよ」
雑魚を蹴散らすように頭をぶち抜き、存在ごと消していく。
「効かねぇんだよそんなもんッ!!」
怒りに燃える一匹狼が、襲いかかる。
_______________
〜体育館〜
「うわぁぁ!?ゾンビ!?」
「ゲームでしか見たことないっての…!」
突如湧き出たゾンビに、チケットとタイシンが囲まれていた。
「こいつら、私たちを狙ってる…!こんな時にハヤヒデに限っていないし…!」
「うわああああああん!!噛まれたくないよぉぉぉぉ!!!」
そう言い合ってる間にも、ゾンビは近づいていき___________
その瞬間だった。後ろでガリガリガリガリガリ!と何かがぶつかり削れる音がした。
「「…?」」
ゾンビも、チケットもタイシンも一気に音がした方向に目を向ける。
「はぁ…」
こちらを一瞥した男が立ち上がる。
「ウァ?」
ゾンビの1匹が声を漏らした。その瞬間だった
「今誰か俺の事を笑ったな…?」
それはあまりにも理不尽な、死刑宣告だった。
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