ゴリラ、トレーナーになるってよ   作:エヌラス

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一応次回くらいで一区切りになるのかな?

ジュニア級は基本的にあげる場所が少ないからな…(自分のガバガバ知識のせいで)




32.決着__そして…

「おおおおおぉッ!!!」

 

不破は地面を蹴って一気に距離を詰める。青年はすぐさま軌道を予測、ナスカブレードを鞘に収める構えを取る。

 

「”超加速…!”」

 

自身の体にでは無く刀に超加速を付与、神速とも思える抜刀が不破の隙だらけの身体に吸い寄せられる。

 

 

「ッ!___うぉおおおおぁッ!!!」

 

「なんだと…!?」

 

だが不破はそれをガードすらせず耐える。そして驚きに一瞬反応が遅れ______

 

 

『ランペイジパワーブラスト!』

 

 

「はあああああァァっ!!」

 

 

 

「ぐっ…!?__うぉぉあぁぁぁぁッ!!」

 

 

右拳にパワーの力を全て注ぎ、相手の顔目掛けてストレートを放つ。通常の腕力に必殺技の威力が加算され凄まじいダメージとなり、青年は防ぎきれずに大きく吹き飛んだ。

 

 

「負けるか…、負けてたまるかよォォ!!」

 

「…!?」

 

立ち上がった青年は叫びながらナスカウイングを展開、凄まじい速度で空に舞い上がった。

 

 

「いいぜ、相手してやる」

 

『ランペイジスピードブラスト!』

 

そう言いファルコンの力を背中に宿す。片方だけ生えたピンクの羽で不破も大空に舞い上がった。

 

_____________

〜体育館〜

 

新しく増えてしまった患者を運びつつ、色々なことをしていくチケットとタイシン。未だ特効薬となるものは見つかっておらず…そしてウイルスも何かを起こす訳ではなくただ一方的に苦しめているように見えた。

 

(…アイツ、なにしてんだろ)

 

ふと、タイシンが弦太郎の姿を頭に浮かべ___すぐに消す。アイツはアイツで頑張ってるはず…

 

(アタシ達、なんでこんなことやってるんだろ。)

 

一瞬、それはほんの一瞬の考えだった。だがタイシンは妙に忘れきれずに頭の端っこに留まり続ける。

 

 

「なんだよこれ!!」

 

「あっ!!トレーナーさん〜!!」

 

「チケット!タイシン!___ハヤヒデ…!?」

 

まだ仮面ライダーフォーゼのままでこちらに駆け寄ってきた弦太郎。すぐにハヤヒデの腕を触りながらみる。普段ならセクハラとして訴えるところだが今はそういう訳にも行かないし第一弦太郎がそういう目で私たちを見るのもありえないと思うので今はスルー

 

 

「…これ、俺前に見た事がある…!」

 

「えっ!?そうなの!」

 

「治し方とかは…!?」

 

そう言った瞬間、チケットとタイシンが詰め寄る。だが弦太郎はしばらく悩む素振りを見せた。

 

「…わからないか」

 

「すまねぇ…でも確かまた違う仮面ライダーが治したような〜…!」

 

「その仮面ライダーさんを呼ぶのは!?」

 

「俺達もどうやってきたかイマイチ掴めてねぇんだ。連絡先交換した訳でもないし…」

 

「で、これって何のウイルスなの?」

 

タイシンがそう聞くと、弦太郎は素直に答えた

 

「バグスターウイルスだったような……あ!!」

 

突如弦太郎が懐からものを取りだし見つめていた。チケットとタイシンもなにかと覗く。

 

「これ…ガシャットだ。思い出した…仮面ライダーエグゼイドだ!」

 

「エグゼイド…?」

 

「医者やってる仮面ライダー!__でも…今はいねぇし……とりあえず出せる手はやってみる。お前らもまだ頑張ってくれ!」

 

そう言って再びその場を去ろうとした時だった。チケットの耳がぴょこっと動き、上を見上げた。

 

「ん?どうしたチケット?」

 

「なんか空から音がするなーって」

 

「空?」

 

 

3人が体育館を出て上を見上げる。そこには青の光と虹色の光が何度も何度も衝突を繰り返していた。どっちとも譲らない。またぶつかり、何度も…何度も______

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ!__はぁッ!!」

 

「ぐっ……らァッ!!」

 

ナスカブレードとコングが付与された拳が何度もぶつかり、火花を散らす。

 

「目的の為にお前たち仮面ライダーを消す!」

 

鍔迫り合いになりながら青年が叫ぶ

 

「目的ってなんだ!」

 

「あの人の永遠の命ッ!!そのためには様々な世界の力がいる…次元すら超越する力がッ!」

 

「ますますくだらねぇ!!そんなくだらねぇ事のためにこの世界を巻き込んでんじゃねぇ!!___テメェも元はこの世界の人間だろうがッ!なんとも思わねぇのか!?」

 

「黙れッ!俺はもうこの世界に捨てられたんだ。だからついて行く…あの人達に!!」

 

均衡が崩れ、不破が押される形となる。

 

 

「話を聞いた。ずっと前に二つの世界を融合させようとしたがお前ら仮面ライダーに邪魔され砕かれたとな!」

 

「知らねぇよそんなもん!俺まだいねぇよ!」

 

「仮面ライダーは全員一緒なんだよ!!」

 

「…んの野郎ッ…!!」

 

再び不破が押し始める。

 

 

「テメェはくだらねぇ!!ただくだらねぇ!逃げ回ってるただのクソ野郎だァァッ!!」

 

『ランペイジエレメントブラスト!』

 

右腕からアシッドアナライズを鞭のように振るい、青年の身体を拘束する。そのまま振り回し下に叩きつけるように投げ飛ばす。

 

「うわぁぁぁぁああぁぁぁぁぁッ!!!」

 

凄まじい速度で地上に落ちていく青年。何とかウイングで持ちこたえようとするが全く機能せずに地面に叩きつけられた

 

「うっ…!ぐぁ……ここは…」

 

衝撃でできた穴から這いずるように出てきた青年は自身がトレセンの練習用のコースに落ちたことを理解した。

 

 

 

そして…それと一緒にかつてトレーナーとしていた自分と担当ウマ娘が映る。もうとっくの昔に捨てたはずの記憶なのに…とめどなく溢れかえり、それはやがて____

 

 

 

 

 

 

___恨みとなって青年にまとわりついた

 

 

 

 

 

 

 

 

少し遅れて不破が着地する。ナスカブレードを握る手を見るが先程より力が込められているように見えた。それは後悔からなのか…それとも先程と変わらぬこの世の恨みか…

 

 

 

「…もう元には戻れないんだよ」

 

そう呟いた青年が、ナスカブレードにエネルギーを送り込む。

 

「…」

 

『オールランペイジ!』

 

不破もただ無言でセレクターマガジンを回転させショットライザーを相手に向ける、ファルコンの羽が不破を支えるように地面に突き刺さる。

 

 

 

 

 

 

 

「…終わりだ」

 

 

 

 

 

「超加速…!」

 

 

 

『ランペイジオールブラスト!』

 

 

凄まじい速度で突っ込んできた青年に対し、不破はトリガーを引く。7色の弾丸が放たれ青年を貫く。

 

 

そして青年の断末魔と共に凄まじい爆発が巻き起こった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…っぐ、くっ…!」

 

青年のドライバーが粉々に砕け、少し遅れてメモリが砕かれる。クマができた目をさまよわせ、手をメモリに伸ばす。

 

 

「…」

 

不破は言葉をかけずにただずっと見下ろしていた。

 

 

「負け、たよ……」

 

 

無言でバグヴァイザーを拾い上げて体育館へ向かおうとしていた不破を青年が呼び止めた。

 

 

 

「…お前の、意思は…強かった。だから俺は負けた…」

 

「…そうか」

 

「俺も、お前みたいに強かったら……今頃、何してんだろな…」

 

「さぁな」

 

 

 

 

もうこれ以上は話すことは無いと思い、再び振り向く不破_____

 

 

 

「いいか、よく聞け…!__あいつらは!!_________あ?」

 

 

 

 

 

 

「っ!?」

 

 

 

だが青年が続きを言う前に、辺りを紫色の”何か”が飛散し不破と青年を囲む。

 

 

「にげ、ろ…!」

 

「…!!」

 

青年が必死に叫び、不破が何とか何かから逃れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はーい!!それ以上喋ったらダメだよ〜!!___悪い子にはウイルス、流しちゃうよ!」

 

 

「あっ…!!__がぁぁぁぁああああっ!!」

 

苦しむ青年をまるで楽しむかのように痛めつける女。腰にバックルを巻いているために、仮面ライダーだと連想させる。

 

 

「ッ!!___テメェ!!」

 

 

 

ピンクの髪の毛に派手な服装、不破をイラつかせる喋り方をする女にショットライザーを突きつけ容赦なく弾を放つ。

 

 

「きゃっ!?」

 

だが当たるどころか尋常じゃない速度で躱され、笑顔をこちらに向ける。

 

その真下では、青年が今にも消えそうになっていた。

 

 

「あ、データ回収はしとかないと…」

 

青年の横にある壊れたドライバーと壊れたメモリをかき集めて袋に入れる。

 

「テメェ、誰だ…!」

 

 

「私の名前はポッピーピポパポ!___えーと、最上さん達に仕えるバグスター!」

 

「バグスター?」

 

「今回はこの男の半ば独断!裁きを受けるのは当たり前ってこと!彼女たちを痛めつける気はなかったの!」

 

「テメェ、何言って…」

 

「だから今回は、彼女たちを助けてあげる!_____えいっ!!」

 

バグヴァイザーとは違うカラーの物から白い粉が発射されて、トレセンを覆った。

 

 

__________

〜体育館〜

 

 

 

「っ…!?____え?あら?」

 

「うーん…ここは…?」

 

マックイーンが起き上がり、続いてフクキタルも目が覚める。

 

「ゴルシちゃんふっかーつ!!!」

 

ゴルシも勢いよく飛び起き、続くように様々なウマ娘が起き始めた。

 

「…私は」

 

ハヤヒデが目を覚ます。

 

「ハヤヒデ起きた!!!」

 

「チケット、タイシン…!___倒れて、それで…」

 

「目が覚めたのか…!」

 

 

____________

〜不破side〜

 

「何しやがった!!」

 

再びショットライザーを突きつけた不破に対し、ポッピーピポパポは笑顔で答えた。

 

「彼女たちの中にあるバグスターウイルスを無くしてあげたの!」

 

「なんだと…」

 

不破自体も身体が楽になったことに気がつく。それを見て満足そうに頷くポッピーピポパポ。そして……

 

「じゃ、私はこれで!___さよなら〜!」

 

「おい…!」

 

不破がショットライザーを放つ前に、一回転して姿を消したポッピーピポパポ。

 

 

 

 

 

 

 

 

『ゲームオーバー』

 

 

次の瞬間、機械的な音声がながれ青年が塵となって完全に消滅した。

 

 

「…」

 

ついさっきまで青年がいた場所を見つめながら不破は拳を握り締める。

 

不破は変身解除し、改めて自らが何をすべきか、何をぶっ潰せばいいかを理解した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

________________

 

〜事件から3日後〜

 

 

 

事件から少したった今、財団Xの存在をトレセンは世間に明かした。

 

これはもう、ひとつの学園が抱え込めることではないことと、世間に対する抑止力を込めて理事長とたづなの2人は会見で訴えた。

 

 

そして、それから自分達をを守ってくれた仮面ライダーの存在も世間に明かした。名も知れぬ人達が私たちを守ってくれたと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これで良かったんでしょうかね、トレーナーさん」

 

フクキタルが理事長の会見を見ながら呟いた。それに不破ではなくマックイーンが答えた。

 

「私は仕方ないと思いますわ、正体は明かされていない訳ですし、いい抑止力にも繋がると思います」

 

「逆に世間に言ってたら変に使われるんじゃねー?___それこそ戦争とか!」

 

「ゴールドシップさん、変な事を言わないでくださいまし?」

 

「へへっ!わりーわりー!」

 

「こういう時は占いで…!」

 

「やめときやめとき!占いってあてにならへんで」

 

「なっ!?__シラオキ様は百発百中ですよ!!」

 

 

 

「…」

 

後ろが騒がしいなと思いながら、復旧工事が進むトレセンの運動場を見つめる。新しく増えた仲間”タマモクロス”がいい歯止めになってるはずだがツッコミが足りないのは相変わらずだ。

 

チケット達から聞いた話だが、また新しい仮面ライダーがこの世界に現れたそうだ。相変わらずまた謎が増えていく…

 

1度考えるのを辞めて、後ろでわちゃわちゃ言ってる奴らに声をかける。

 

 

 

「お前ら、これからトレーニングだ」

 

 

 

「え?でも運動場は…」

 

「運動場がないなら体育館でやればいい、お前らが好きなように自主練な 」

 

「相変わらずですわね…」

 

「まっ、気楽でやりやすいわな」

 

「これからG1がある。それまでに今よりもっと強くなるぞテメェら」

 

「へっ!あったりめーよ!!ぶん回してやる!!」

 

それは彼女たちに、そして自分にも言っている言葉だ。ここまで来たならとことんまで付き合ってやる……そして必ずは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次の話は平和ですよ!!ジュニア級がハイスピードで進んでいくかもしれん!!

青年、結局名前も知らず目的も知らずに殺される…まぁ小物感でてていいかなと思ってますね

自分でも何が描きたいのはわかってないんだね…タグ詐欺ではないよね!(おい)

こっから何とか持ち直して行ければいいなと考えながら約200年…
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