ゴリラ、トレーナーになるってよ   作:エヌラス

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わたくしエヌラス、ヘルニアと結婚を前提にしたお付き合いをすることになりました。彼女とは一生向き合っていかないといけないたお医者様からも言われ、大変嬉しく______んなわけねぇだろ!!!ばっっっかいってえんだよ!ふざけんじゃねえぞ!コラ!!くしゃみしても立っても座っても!!トイレでう〇こすら死にそうな痛みと戦ってんだよ!!

恋愛してぇとは言ったが誰もヘルニアちゃんと付き合いたいとは言ってねぇよ…



34.も う や だ

〜トレセン学園〜

 

「じゃ、ちょっと行ってくる___カフェ、フィリップを頼む」

 

「分かりました…」

 

翔太郎の頼みを聞きいれたカフェが小さく敬礼をし、翔太郎もそれに小さく返す。辺りを見れば様々なウマ娘やトレーナー達が見送ろうと立っていた、まるで最終決戦にでも向かう時のようだ

 

「すげぇぞ不破!俺たち最終決戦にでもいかせられるんじゃねぇの?」

 

「暑いのにご苦労なこった…」

 

「不破ァ!!こんなクソ暑いのに電気食うなって身体に叩き込んでやれ!!」

 

暑さでいつもの2倍くらい口が悪くなったゴルシが不破に叫ぶ。最初はアタシもついて行くと言って聞かなかったのをなんとか抑えて今に至る。

 

「はぁ…」

 

返事の代わりにため息をひとつ。ゴルシがなんか叫びそうになっていたがその間にフクキタルが滑り込んできた。その手にはヘルメットがあった

 

「トレーナーさん!フクキタル特製ヘルメットです!どうぞ!」

 

ドヤ顔と共に出されたヘルメットには、様々な御札が着いていた。悪霊退散に四苦八苦、老若男女などに焼肉定食など……正直いって使えそうな札があんまりない

 

「いらねぇだろこれ」

 

そう言いながら容赦なく札をちぎろうとする不破だったがフクキタルが奇声を発して不破をとめる

 

「ミィアアアアアッ!!外してはなりませぬぞ!!」

 

「……」

 

「幸運ですよ!?いらないんですか!?」

 

「いらねぇ」

 

「ぐぬっ…!!だがそこまで言われても引けませんよ!!今日の私はすこぶる怒ってるんですから!!」

 

「一応聞いといてやる」

 

「食べようとしたアイスが全て溶けて…!しかも…!しかもしかもぉ!!その1本は当たりで…でも今日が期限日で!!電気が使えないからどこもかしこも空いてないんですよぉ!!」

 

「うわー…地味にショックなやつじゃねぇか」

 

横から翔太郎が覗き込んでそう言う。

 

「だからこそおふた方には何としても奴らをフルボッコにしてやって欲しいのです!!」

 

「おうよ任せとけ!!な、不破!__それ付けてやってやれよ!」

 

「……」

 

「トレーナーさん…」

 

フクキタルが上目遣いで不破を見つめる。そこまで言われてしまうともう後には引けず…ヘンテコヘルメットを被る。

 

「トレーナーさん…ご武運を」

 

「あ、まともなやつ居た」

 

「ですができる限り痛めつけてやってくださいまし??その輩はわたくしが大事に取っておいたパフェを炎天下の冷蔵庫にて腐らせたという大罪があり…」

 

「まともじゃなかったわ」

 

まだぶつくさというマックイーンを押しのけてタマモクロスが不破に言う。

 

「こんな暑いのに電気が使えへんのは困る。たったと終わらせてきてくれ!」

 

「まともな奴がいた」

 

「なんやそれ…さっきも言わへんかったか?」

 

「…いや、忘れろ」

 

 

「行くぞ不破!」

 

「ああ」

 

2人はバイクのエンジンを掛けてトレセン学園を出ていった。たくさんのウマ娘とトレーナー、そしてセミに見送られて…

 

 

「ん?なんやあれ…」

 

不破達が出ていった方向と逆の方に向かっていったパトカーが1台。すぐさま折り返してサイレンを鳴らす

 

 

 

 

『そこの変なヘルメット付けたバイクに乗った男の人ー!!止まってくださーい!!』

 

 

 

 

(アカンこれ…トレーナーのことちゃうか…)

 

「警察も大変ですね…」

 

「せ、せやな…」

 

(いやアンタのせいやフクキタルッ!!あんたのヘルメット法律に引っかかったんや!!)

 

タマモクロスから汗が出てくる。ただ暑いだけなのかそれとも…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜発電所付近〜

 

「ここだな…」

 

2人はバイクから降りてヘルメットを外す、ここから先は土手の為バイクが入れないようになっていた

 

「なぁ不破、なんかお前途中呼ばれてなかったか?」

 

「…なんのことだ?」

 

「気のせいならいいんだがよ」

 

そう言いながら歩き始める。しばらく歩き続けると例の発電所とやらがあった。

 

「こんなとこに発電所建てるとか…どうかしてやがるぜこの会社はよ」

 

「行くぞ」

 

建物の周りには金網が巻かれた柵があり、入口も固く閉ざされていた

 

「でも正面は閉まってる…」

 

そういってる間に、不破がショットライザーを構え発砲、正面の扉をぶち破った。

 

「まじかよ…」

 

ドン引きしながら後に続く翔太郎、そしてすぐに建物内に入る扉を見つけた。こちらは空いており出入りした気配があった

 

「「…」」

 

2人はアイコンタクトで頷き、不破が最初に突入しすぐさま翔太郎が続く

 

「誰も…いねぇのか?」

 

「いや、にしては音が聞こえる…」

 

そう言われ耳を澄ますと、なにやら電流が走っているような音がしていた

 

2人はその音に近づくように、走り始めた

 

__________________

〜トレセン学園・保健室〜

 

「そうか…翔太郎達は行ったのか」

 

「はい」

 

「僕も行かないと…」

 

そう言いながら立ち上がろうとしたフィリップをカフェは抑えた

 

「ダメですフィリップさん、貴方が無茶すれば…せっかくの翔太郎さんの気持ちが、無駄になってしまいます」

 

「…そうだね」

 

その時だった、保健室の扉が勢いよく開き…青く発光したタキオンが入ってきた

 

「タキオンさん…? 」

 

「聞いてくれカフェ!これを飲めば体感温度がとてつもなく下がる薬を作ったんだ!!」

 

「…ほんとですか?」

 

「ほら見てくれ!!今回私が被験者となったんだ信用してくれ、副作用は青く光るが私たちにとっては青は涼しい色という認識があるからそこはいいだろう。ほら翔太郎の相棒くん!」

 

「んぐっ!?」

 

「あっ…!」

 

有無も言わさずフィリップの口に小瓶の液体を流し込む。そしてその効果は直ぐに現れた

 

「…!?ほんとに冷たくなった…!?__何故だ……」

 

「!?」

 

青くなったフィリップがなにやらぶつぶつ言いながら歩き始めた。

 

「カフェもどうだい?」

 

もしその効果が本物だとすれば、この暑さから逃れられるかもしれない…

 

「…しょうがないので飲みます」

 

「やれやれ、素直じゃないねぇ」

 

そう言いながら渡された小瓶を、少し警戒しながら口に流し込む。なにやらミントっぽい様な味が口に広がり次の瞬間______

 

「っ!?____ほんとに、涼しい… 」

 

まるで汗ふきシートで体を拭いてからエアコンの風にあたるくらいの涼しさが体を包んだ。

 

「だろうカフェ!!__ずっとやってれば寒くなるだろうが…」

 

「これ、他の人達にも配るべきでは?」

 

「そうだねぇ、いまは私たちが飲んだもので全てだ…」

 

(少ない…)

 

「あーあ!誰か手伝ってくれないかなぁ!!そうすればトレセンが涼しくなるだろうなぁ!!」

 

チラチラとこちらを見ながら声を上げるタキオン。カフェとフィリップは目を合わせて同時に同じことを考えた

 

((これ手伝えっていってるやつだ))

________________

 

〜発電所〜

 

「…!?___ここは!?」

 

部屋はそれほど多くなく全て簡単にクリアリングできた。だが1番奥の部屋を開けた途端に翔太郎たちは驚く。

 

「ああああああああぁぁぁっ!!!!」

 

まず最初に目に入ったのは金属製の十字架に縛られた1人の男性…、そして…

 

「はははっ!____なんだ貴様ら!?」

 

「…なんだコイツ」

 

「クラゲ…か」

 

2人が目を合わせて首を傾げる。

 

「ええいっ!無視するな!我の名前はクラゲダール!!誇り高きショッカーの怪人だ!」

 

「ショッカーだと!?」

 

翔太郎が驚いていた

 

「なんだショッカーって…」

 

「また後で説明する、それよりこれはまた財団Xが絡んでやがんのか…」

 

「とりあえずぶっ潰せばいいんだろ?」

 

そう言いながらプログライズキーを起動させてショットライザーに差し込む。

 

「変身するな!こいつがどうなってもいいのか!?」

 

恐らく電圧を高める機械、そのレバーを握りながらクラゲダールが叫ぶ。だが…

 

「さっきから小物みてぇなセリフばっか吐いてんじゃねぇ!!」

 

「ぐぇっ!?」

 

ショットライザーからプログライズキーを外し、弾丸を2発放つ。そして2発を鉄の十字架に撃ち込み機械を止めた。

 

「な、なんだその武器は…!仮面ライダーがなんでそんなんもってんだよ!?」

 

「あ?何言ってんだ、今更武装は当たり前だろ」

 

『シューティングウルフ!』

 

「だな」

 

『ジョーカー!』

 

クラゲダールが驚きながら地団駄を踏んでる間に2人は姿を変えた。

 

「…一応聞いてやる、貴様ら…今は何年だ」

 

「…令和だが?」

 

「いや分からんぞ、この世界じゃあ今は何年だ…?」

 

「そうだな…」

 

「いや待て仮面ライダー、今は昭和じゃ…」

 

クラゲダールが手を伸ばしながら声を出す。

 

 

 

 

 

 

「…昭和?そんなもん明らかに終わってんだろ」

 

 

 

 

 

 

 

「あ、あぁ…!__ああああああああぁぁぁ!!年号が!!年号が変わっているぅぅううう!!??___げっ!?」

 

 

 

 

 

「うっせぇんだよ!!」

 

 

何やらどこかで聞いたことのあるようなセリフを吐き散らしながら暴れまくるクラゲダール、だが不破が近くまで寄って頭に拳を叩き込んだ

 

「うわぁ…」

 

翔太郎が頭を触る、見ているこっちまで痛くなってきそうだった。

 

「うぅ…なんなんだよここ…もう訳が分からん…」

 

(…泣き始めたぞ)

 

殴られて目が覚めたのかとうとうイカれたのか、クラゲダールは膝を抱えて泣き始めたのだ

 

「帰りたいよぉ…お母さぁん、おとうさぁん」

 

「えぇ…?」

 

困惑する不破

 

「おーおよしよし、大変だっだろうなぁ…?」

変身したままだが何故かあやし始めた翔太郎。不破もそこまで鬼では無くこれはあまりにも倒しづらくなってしまった。

 

「なぁ、どうすんだよ…」

 

「…連れて帰るか?」

 

「いや絶対に拒否られるだろ?」

 

「てかそこの男の人十字架から下ろしてやれよ」

 

「忘れてた…!」

 

あやし役を不破に変えて、翔太郎は鉄の十字架にかけられていた男性をおろした

 

「大丈夫か?」

 

「また死ねなかった…」

 

「え?」

 

「…どうせ俺を死なせてくれなんかしないんだ」

 

「え、いや…あの…」

 

「どうせ俺なんか…死ねずにそこら辺を歩いてんだよ……はぁ…」

 

(こっちもこっちでめんどくさ…!)

 

 

そのまま2時間不破はクラゲダールを、翔太郎は謎の男性をひたすらあやし続けたのだった

 

 

 

 

 

 




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