UA4000人ありがとうございます!!目指せ1万!!
「こちらが、トレーナー寮となっております。基本的に外出は自由ですが、門限がありますよ」
「門限とかあんのかよ…ちなみに破ったらどうなる?」
「さぁ…?___どうなるんですかね…?」
「…そうか」
身の危険を感じた不破諫だった。多分この人を怒らせると…怖い
「他にもウマ娘達の専用の寮があります!そこは基本的に許可がないと立ち入れませんからお気をつけて」
「なるほどな…」
「ここがあなたの部屋です!必要最低限のものは用意してあるので心配なさらず!」
「助かる」
そのまま様々なところを巡る不破とたづな。トレーニングルームや全てのコースがあるレース場。ひっくるめて言えば、スポーツ選手に必要なものは全てある。一通り見た不破は、たづなさんと別れ、ある場所へ行く
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〜食堂〜
「とりあえず飯食うか…」
とりあえずどんなものか、というか人間が食べれそうなものはあるのか…
「普通にあるんだな…」
とりあえずのカツ丼。金はいらないらしい。
「意外と美味そうじゃねぇか…」
そこら辺の椅子に座り、割り箸を割って食べ始める。とりあえず辺りを見回せば、多分自分と同じトレーナーとかいう奴らと”ウマ娘”と呼ばれる生き物たちがいた。この世界については全く知らない不破だが、それはこれから慣れていこう。そう考えながら食べ進めようとした時だった____
<ズシン!!
(ズシン…?)
まるで食堂で立てる音ではないと、不破は直ぐに思い、音のした方向___自分の後ろに目をやる。
「もぐもぐ……美味いな…」
「な、な……な、なんだよ…、この量…!?」
昔テレビで見たことがある、大食い選手権の決勝に出てきたクソでかい丼、それの3倍くらいはあるだろうか、とにかく、ありとあらゆる素材がタワーと化している。
しかもそこに座っているのは華奢なウマ娘だ。さすがにあの量は無理がある。俺でも無理だ。
(大丈夫なのかよ…)
そう思いながら自分のカツ丼を食べ進めていく。
〜20分後〜
「う、嘘だろ…!?__どんな食欲だよ…」
自分がようやくカツ丼を食べ終わり、後ろを再び見ると、お皿は既に空になっていた。バキュームカーも驚きだ。
「ふぅ……おかわり」
「っ!?」
もうここまで来ると「すげぇ」を通り越して「怖ぇ…」と感情が芽生えてくる
「…?__どうかしたのか?」
「あ?あ、あぁ…よく食うなって…」
「…そうか?まだまだ行けるが…」
驚きだ。というかもう怖い。いつか自分も食われそうだ
「そうか!とりあえず食えよ〜!じゃあな〜!!」
半ば逃げるようにして、不破諫は食堂を抜け出した。
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〜中庭〜
「なんなんだよ…アイツ…めちゃくちゃ食うし…その割にはスタイルいいし…ウマ娘ってすげぇな…」
「オグリキャップのことか?」
「あいつそんな名前なのか、って___またお前かよ!!」
ベンチで項垂れる不破の横からぬっと現れたゴールドシップ。不破は途端に嫌な顔をした。
「会って早々失礼だなこのゴリラ!」
「誰がゴリラだァ!?_この馬野郎!」
「ゴールドシップだって言ってるだろ!?記憶力ねぇのか…!?」
「あるわ!めんどくせぇだけだ!」
「そっちの方がめんどくせぇだろ!?」
「ったく…お前と話してっと疲れる…」
「そりゃあこっちのセリフだ」
「それよりもだ。」
「なんだよ」
「トレーナー?とやらになったのはいいが…具体的になにすりゃあいいんだ?」
「そこの男性が、新しいトレーナー…とやらかな?」
「あ?誰だ?」
「紹介が遅れたな、私の名前はシンボリルドルフ。ここ、トレセン学園の生徒会長だよ」
そう言いながら手をさし伸ばしてくるので、不破もその手を握る。
「不破諫だ。今日からここで世話になる」
「不破諫か…いい名前だな」
「お、おう…」
シンボリルドルフ、そう名乗る彼女に、一瞬だけだが惹かれかけてしまった。
「どうだ?ここの感じは?」
「ああ、悪くはねぇ……変な奴にしか出会ってないけどな…」
「はははっ!__確かにここには個性豊かなウマ娘が沢山いるんだ。地方から来たウマ娘もいるんだ。個性が豊かとはいえ、全員がそれぞれの”夢”に向かって日々精進しているよ」
「”夢”か…」
あの日を思い出す。
『ヒューマギアをぶっ潰して…!その先に何があるのか!__夢なんて…考えたこともなかった…。だがいつか見つけてやるよ…俺が俺であるために!俺の夢を!!』
「…どうした?」
「いや、なんでもない…」
「会長!」
向こうから、ウマ娘が1人走ってきた。
「呼ばれたようだ。また会おう」
(当たり前か…全員が全員、夢を持ってこの学園に来てる…それを支えるのがトレーナー…)
その時だった。門の近くで、荷物を持ったウマ娘が、泣きながらトレーナーと思われる人物と話していた。ウマ娘は片足を包帯で巻いており、もう戦えないのだろう。そんな雰囲気を醸し出していた
「ごめん…!ごめんな…!!俺が…俺のせいで…お前を勝たせてやれずに…!」
「そんな…トレーナーは何も悪くないよ…!__私がきちんとしてれば…!」
「前に地方から来たウマ娘だな、最初は勢いがあったが…トレーナーも優秀なはずだった。だけど負けられないレースに負けて…自暴自棄になったんだろうな…それで足を怪我したんだ…」
「…」
「ここではそんなやつも少なくねぇよ、未練があるのに走れなくなった奴も沢山いる…私達はそいつらの分まで、頑張らなくちゃいけねぇ。トレーナーも、もちろんその責任を一緒に背負って戦うんだ」
「そうか…」
そう呟きながら自分の胸に着いたトレーナーバッジを見つめる。金色のバッジ、そのバッジがどれほど大切なのか今ならわかる。
「…ウマ娘……上等じゃねぇか…」
(目付きが変わったな…)
「俺がトレーナーになったら…絶対に負けさせねぇ…!最強を作り上げてやる…!」
声に出ているものの、不破諫は今日、ここに誓った。未だに信じられないウマ娘と言う生き物。慣れない環境。だがこの男ならできるだろう。
___不破諫とウマ娘達のハチャメチャストーリー、開幕!
〜感想欄オナシャス!〜
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ここを押すんだ!作者が発狂しながら感謝する場所だゾ!
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