RTAのようでRTAじゃないアサルトリリィ   作:リン・オルタナティブ

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更新が亀なのは許してくだせぇ....こういう小説自体書くのは久々でどうしても手が付かないのです(保険という名の言い訳)

はい、それでは今回も

ゆ っ く り し て い っ て ね


Part4 2日目朝~模擬戦準備

(目を開けると、自室となった部屋の天井が視界全体に広がる。あの後着替えたのは良いものの、そのまま寝てしまっていたようだ。ここに入学して今日でまだ2日目。1日目が濃すぎたのか、そんな疑問とこの先へ一抹の不安が入り混じった複雑な心境を抱いたまま、あなたは重く感じる体を起こした――――)

 

 1日目から濃ゆ~い体験で歓迎されるアサルトリリィ実況、はっじまっるよー!

 前回は一人V作戦の末、見事スモール級ヒュージを撃破したところから続き、やっていきましょ〜。

 ではとにかく、室内の確認してみましょうか。そういえば、梨璃ちゃん前回の戦闘後にシノン氏に話しかけていましたよね。個人的にはよく声をかけられたなぁと思っています。カリスマってすげぇ......。

 

(ルームメイトは...いないようだ。先に部屋を出たらしく、制服が一着なくなっていた)

 

 あらら、早速古傷とアルビノのせいで避けられ始めてますね。まぁ私がいるし、ある程度のストレス軽減にはなるの......かなぁ?

 っと、そういえば前回でマイク機能がアンロックされましてその機能がですね......、

 

(時計を確認する。短針が7に行っていないようだ。あなたは誰もいないことを確認すると、自身にしか聞こえない幻聴......友達へ声をかける)

 

 おっ、噂をすればなんとやらですね。そうです。自由にシノン氏へコンタクトが取れる様になりました。もちろん、今回のようにその逆も然りですがね。

 では、シノン氏のアプローチに応じるとしましょう。

 


 

 

「.....幻聴さん。聞こえますか?」

『....あぁ、よく聞こえるぞ』

 

 私が幻聴へ声をかけると少しして、脳内へ返事が返ってくる。その声に私はホッと心の底で安堵の息を漏らした。その幻聴が私の中にいてくれた。そう思うと今までの苦痛がスッと楽になった。

 

「....えっと、幻聴さんの名前、考えてきたの」

『ほう?幻聴である俺に名前か?』

『うん。ほら、いつまでも幻聴さんって呼ぶのは気が引けるから......それに...』

 

“私を引き上げてくれた、恩人だから”

 

『それに....何だ?』

「あ、ううん。なんでもない。それで名前なんだけど――――」

 

危ない危ない。うっかり言うところだった。私にしては珍しい。この人....人?には絶対この言葉は言わないでおこう。誰も知らない私の、私だけの秘密として――――――。

 


 

 なんとシノン氏、私の名前を考えてきてくれていたようです。...ほんとにAIか?ボブは訝しんだ。

 それでですね、シノン氏からもらった名前はですね。“セルティ”って言います。

 うおーい!バッチリ某首なし騎士(デュラハン)さんやないか!?大丈夫なんか!?あっ、大丈夫だったわ。

 

『どう....ですか?』

 

 ここは素直に言っておきましょうか。大丈夫だ、問題ない(๑•̀ㅁ•́๑)✧。むしろ名前をくれてありがとナス!!

 

『そう、ですか。なら私も嬉しいです。このまま、()()()()()()()()として貴方と一緒にいてもいいんですけど....』

 

 ふぁ!?シュッツエンゲルってあれやん!梨璃ちゃんと夢結様が結んでいるやつじゃないですか!

 

『...ぁ、そっか。私の中にいたんだからわかってますもんね...』

 

 確か、それ上級生と下級生の間でのみ成立する疑似姉妹みたいな関係になるやつじゃないかね。う〜ん、シュッツエンゲルの(ちぎり)はできないけど、親友として一緒に居続けることはできるよ。それで手打ちにしないかい?

 

『.....わかりました。ぃや、わかった』

 

 うんうん、シノン氏はやっぱり敬語よりタメ口のほうが私的にはいいんじゃ^〜(ノンケムーヴ)あ、でも上級生や先生方にはちゃんと敬語じゃないとね。

 

『うん、わかってる。それに、人前ではセルティを呼ぶことはない....と思う』

 

 あ〜そっか、そうだもんね。でも、体の内から応援してるよ。それに戦闘でいざとなったら私へ身を預けてみんしゃい。

 

『....ありがと、セルティ』

 

 これくらいの相談ならお安い御用さ。それより結構話し込んでたけどいいんですかね。もうすぐ7:30を回るけども。

 

『....もうそんな時間なんだ。教えてくれてありがとセルティ。じゃあまた』

 

 はいよ。シノン氏も気をつけてね〜。

 .....通信、途絶しましたね。ではでは、シノン氏を動かして部屋を出ましょうか。部屋を出る前に気づいたんですけど、結構賑わっていますね。流石にまだ精神的には子供のようですね。....シノン氏はって?この()はもう子供として見ないほうがいいかも(小並感)

 はい、食堂に到着しました。やっぱり混んでますね。とりあえず、ご飯をお盆に乗せて手頃で近くにある席をっと.....やっぱりショール姿はよく目立ちますね。シノン氏の今後のチャームポインヨになりそうですね。

 

「あ!詩暢ちゃん!」

 

(あなたを呼ぶ声が聞こえる。お盆を持ったままそちらのほうへ顔を向けると、そこには昨日見たピンク髪の少女――一柳梨璃が座っていた。どうやら食事中のようだ。隣には橙色の髪の毛の少女が一緒に座っているのが見えた)

 

 お〜梨璃ちゃんがおるね。それに二水(ふみ)ちゃんもいるということは、ちょうど第二話かな?アニメ視聴勢にとってはありがたい措置ですね。

 さて、ここで先に二水ちゃんについて少し解説をば。

 名前は二川(ふたがわ)二水(ふみ)。彼女は一ツ柳梨璃と同じく入学した百合丘女学院高等部1年生。つまりシノン氏とは同級生となりますね。そして彼女はリリィやレアスキルに精通する学院屈指のリリィオタクでリリィ達の活躍を報じる『週刊リリィ新聞』を一人で発行している。レアスキルは鷹の目。文字通り鷹のような目で戦況全体を見渡すことができるレアスキルですね。あとよく鼻血が出る子です。

 

(あなたは他の人たちを横目にそちらのほうへと歩いていく。やがて梨璃の隣へたどり着くとその席に座り、一息つく)

 

 あら~早速百合百合してるね~。というより、やっぱり梨璃ちゃんのカリスマって凄いね。雰囲気が悪いシノン氏にもお構いなしで話しかけられるほどなんだな〜。アニメ版で夢結様のルナトラを止められたのも納得だね。

 

「おはよう、詩暢ちゃん。あ。この子はね――――」

「おはようございます詩暢さん!私は二川二水といいます!」

 

 あっ、自分で自己紹介してくれましたね。いや~、この二人が揃ったらいよいよ本編が始まるんだなぁと改めて実感しますねぇ。

 さて、ヌーベル嬢やその他の子たちとは今後エンカウントすると思われますので、今はゆっくりとした食事をしましょうか。

 

(あなたは手早く料理を口に運んでいると、もう料理を食べ終わってしまう。料理はこんなに少ないものだっただろうか。それとも昨日の戦闘が影響してエネルギー消費が激しいのか。そんな仮説を立てつつ、あなたは梨璃と二水に感謝の意を伝えると、そそくさとその場を後にする。梨璃があなたを引き留めるが、“部屋に戻る”その一言を添えてあなたは食堂を退室した)

 

 あらら、シノン氏は人との付き合いが難しいタイプなんですかね。さっきの言動といい態度といい、仕方がないといえば仕方ない。仕方ないよね?(次元を跨いだ確認)

 恐らく部屋に戻ったらイベントという名の対話が始まると思います。理由?そりゃあ、彼女のことを知っているつもりの自称ストーカー(笑)ですので(隙あれば自嘲語り)。

 

『―――セルティ』

 

 おっ、噂をすればなんとやらです。やはり向こうのほうからコンタクトをとってきましたね。ほいほい、どうかしましたか?

 

『.....さっきの行動、私はあっていたと思う?』

 

 それはシノン氏次第....と、言いたいところでしたが、シノン氏の人付き合いが疎いのが敗因。だからあれは仕方ないね、うん。

 

『.....そっか。私の事は素直に言ってくれるといいな』

 

 そりゃ素直に話しているますよ。まぁ......多少誇張したりしてる部分はあったりしてますけど。シノン氏がそれでいいと言うのならそうしますけど、ホントにいいんですか?

 

『うん、私は大丈夫。むしろ気遣ってくれて、ありがと』

 

 いやいや、こっちこそ刺激ある日々をシノン氏は提供してくれてますから。そのお礼でカウンセリングの一つや二つ、必要経費ですから(`・∀・´)エッヘン!!

 

『ふふ、セルティー。私たち、そこまで日にちは経ってないよ?』

 

 おや、そうでしたね。まぁ、いつまでコンビを組むことになるかはわからないですが、今後もよろしく頼もうかね。

 

『...はい、改めてですが、よろしくね。セルティー』

 

 さて、一段とシノン氏との絆が深まったところで、そろそろ授業へ行きましょうか。ちなみに、基本的に自由な校風の百合ケ丘ですが、シノン氏のようにバリバリ勉強して単位を取り、後半を自由に使えるようにする人がいるんだとか。

 はい。シノン氏との通信を切って授業をしている光景を1.45倍速でお送りしている間、暇だと思いますので、

 

 

み な さ ま の た め に ぃ〜

 

 今後のチャートを解説していこうと思います。まぁ、そこまで大層なチャートではありませんがね、初見さん。

 授業が終わり次第、シノン氏とともに修練場へ向かいます。CHARMの調整とエンカウント目的ですね。

 誰とですって?そんなのはもう周知の事実ですよ。ええ、戦う工廠科のリリィ、ミリアム・ヒルデガルト・V(フォン)・グロピウス、グロッピーの愛称で知られているのじゃロリですね。

 

 彼女のレアスキルはフェイズトランセンデンス。今のグロッピーは使用したらお目目グルグルの枯渇状態になって動けないですが、スキルレベルを上げれば通常戦闘が可能な範囲までしか保有力が落ちなくなるというぶっ壊れも甚だしいレアスキルですね。つまり、TRANS-AMして終了後も前線を張り続けることができるということですね(?)

 

 お、授業が終わったようですので等速に戻しますね。では修練場へ行きましょうか。アニメでは梨璃ちゃん達は足湯に入ってのんびりしているとと思いますので、ササッと行きましょうね。

 あ、そういえばなにか忘れてるような......。

 

「ちょっといいかしら?」

 

 ....ふぁ!?夢結様!?なぜにこんなところでエンカウントォォォ!?そういえば機能全部オンにしたまんまだったぁ!!

 


 

 夢結(わたし)は、廊下をフラフラと歩く人影を見つけた。真紅のフードを被ったその後ろ姿を見て誰も話しかけないところを見ると、相当悪い印象を持たれているようだ。

 だが私は、何故かそこに惹かれた。興味本意ではあったが、このときの私はあんなことになるとは思って見なかった。

 

「ちょっといいかしら?」

「む?私の事か?」

 

 私がフードの少女に声をかけると、少女は意外にもこちらの方へと振り返る。目元近くまで被っていて髪等の肝心なところは見えないが、私は言葉を続ける。

 

「少し、時間をもらっていいかしら」

「私で良ければ構わないが...」

 

 人との付き合いに慣れていない。それが私から見た世琉原詩暢の第一印象だった。

 

「――――剣を取れ。そういうことですか?」

 

 カフェテリアの一席に少女と対面の形で座ると、少女は時間を置いてそう切り出す。まるで、私の心を見透かしているかのように。

 

「....そういうことになるわね」

 

 私が言葉を返すと、少女はフードの中でフッと軽く息を吐いた。

 

「失望したかしら?」

「....まさか、むしろ私としては僥倖です」

 

 少女は至って冷静な声色で私にそう告げる。ただの女の子にしては些か異質な雰囲気を持つ目の前の少女を見ていると、やはり何処かで見たことがある気がするが、未だに胸の内で残るモヤモヤとしたモノは消化されなかった。

 


 

 .....ゆ、夢結様と決闘だぁぁ!?

 あ、ニキネキの皆さんに説明しますと、これは一定の好感度を持ったキャラとエンカウントしたら時折起こる交流イベントですね。

 夢結様の場合はその中に決闘イベントなるものがありまして、この戦闘に勝利したら経験値は旨味なんですが、この決闘イベント、ほぼ確実に夢結様のレアスキルが誤作動(?)を起こすんですよ。

 そのせいで殆どはこのイベント負けてしまいます。そして夢結様のメンタルが折れてしまいます。

 そうなるのは必ず避けるために序盤ではこのイベントにならないようお祈りするのが基本なんですがね。当たってしまいました(白目)

 

 それでも...再走は、しません!!(鋼の意思)

 こうなったらヤケクソです。夢結様に勝つつもりで逝きたいと思います。そうなればまず最初にしておくことは、ステータスの調整です。戦闘で手に入れたスキルポインヨでサブスキルを習得していきましょうか。

 サブスキルを極めていけば、同系統のレアスキルへ昇華するらしいんですけど、シノン氏じゃあ無理なのかなぁ...。

 とりあえず、ポインヨには余裕がありますので2つぐらい取っておきましょうか。

 そうですねぇ...ここは【聖域転換】と【Awakening】をとっておきましょうか。この2つはいずれも【ヘリオスフィア】と【フェイズトランセンデンス】へ昇華するサブスキルです。昇華したら儲けもの、しなくても有効に運用はできるはずです。

 そして、できるだけ被弾を抑えるために残りのポインヨで器用さが上がる促進スキル【オールラウンダー】を獲得しましょう。これで夢結様の攻撃の8割を防ぐことはできるでしょう。残りの2割?気合で避けましょう。

 

 では修練場に辿り着いた所で今回はここまで、次回は夢結様との模擬戦から始まります。

 

 ご視聴、ありがとうございました!!

 


 

 やってきたのは修練場に似たところ。私は良くここで一人CHARMを振ったりしているが、今日は別の理由で来た。それが――――

 

「約束の時間ギリギリだったか....」

 

 残り一分を切ろうとしてた頃、その少女はやってきた。声の主は血のように赤黒いフードを、目元まで被った少女。世琉原詩暢、私と似たようなだがどこか違う少女。

 私は詩暢へ淡々とそう言いつつ、CHARMの柄をグッと握る。私から放たれた言葉は、私自身が驚くほど淡々と、そして氷のように凍っていた。

 

「手を抜くつもりはないわよ?」

「当たり前です。そもそも....こんな観客の場でそんな恥さらしな事、できるはず無いですよ」

 

 彼女は冗談交じりのような言葉と共にそう言うと、自身のCHARMをそっと撫でる。純白のアステリオン、恐らく彼女が希望したカラーリングなのだろう。

 

「そろそろ、始めましょう」

「ええ、そうね」

 

 その一言の直後、彼女の姿が掻き消え、そして――――

 

ガギィィィィィンン!!

 

 CHARM同士が激しくぶつかる音と共に、決闘(せんとう)は突然始まった。

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