好きな子がドスケベVtuberだったんだが。 作:杜甫kuresu
ただ一個問題が有って…………これシリアスなんですよ。
なるべく耐えてくださいね(|)
という訳でターニングポイント、長期連載特有のシリアス発生です。そのために途中で残酷な描写タグ入れたんだぜ?
笑顔が可愛い子だと言われたけど、本心から笑った覚えがあまりない。
大抵の人は、ほんの小さな所作で信じてしまう。
知ってる。私が隠すのが上手かったわけではなくて、私に誰も興味がなかったってこと。別に私が泣いていようが笑っていようが、どうとでも思える人の方が多くて、だから作り笑いでもどうでも良いだけ。
結局キャラクターが踊ってるようにしか世の中は見えてない。そう思わないとやっていけないとも言う。
話は変わるけど、一番昔の彼氏と言うと、中学の3年生に出来た。同じクラスの大人っぽい、頭脳運動両方が平均よりちょっぴり上の頼れそうな男の子。
当時は大分舞い上がった。そりゃあそう。私はちゃんと喋って、可愛く見せて、それでいて両思いになったと思ったんだから舞い上がる。
とはいえまあ、私はかなり都合のいい女で、押し切られて色んな事をされたし、残念な性分だからそれに幸福とかを感じちゃうタイプ。今思えば初体験には早すぎたし色々乱暴にされた。
ただ、そういうものがどうにも愛おしくなることは今でもやっぱりある。自分を見て前後不覚になるっていうのは嫌な響きでもないし、求められるっていうのはいつだって言いしれない安心感がある。
”終わりにしようか”
その癖、終わるのはあっけらかんとしている。風鈴だってもう少し余韻がある、そんな馬鹿馬鹿しい独白を帰り道で考えた。それ以来夏は嫌い、特に7月。
食い下がってはみたけど無理の一点張りで、私はつい気になって周りの子に聞いてみた。そしたら驚くことに。
ソイツは後から付き合った二人目の女にゾッコンだったそうだ。こんな言い方をしているけど、当時はそれでも良いとすら言ってしまったし、多分今同じことが起きても似たことを言ってしまえる。
何が起きたかと言えば、ある日の舌打ちを境に軽いいじめ。軽いものだったけど、クラスで居ないもの扱いというだけで中学生は結構堪えてしまう。やっぱり見えてる世界が狭いから。
群れた人間の怖いところで、どうやらこのいじめは発端こそアイツでもエスカレートしたのは自然発生だったということ。
”ちょっと顔がいいくらいで”
”男に媚び売って楽しい?”
色々言われたけど、まあそこは記憶に蓋をする。悪口を言われるときだけ吾妻千尋はそこに居た。
つまるところ、私は世の中に必要ないらしいという結論になった。そんな結論だから、考えるのが段々馬鹿らしくなった。考えないようにすることにした。
その後の男というのもあまりいいものではなかったけど、私は頭を空っぽにして全部明け渡していた覚えがある。まあ、要らない人間だししょうがないかと。これぐらい売っとかないと、そりゃあ捨てられるんだろうなと。
放り投げておけば楽だと思う。思うことすら放り投げておきたい。考えても挽回できない所にいるし、欲しい物に縋り付いて全部支払っておけば楽な気がする。
――――――というのが、セオリーだったのに。
『吾妻は偶に笑ってないな。お前大丈夫か? 相談できる相手とか居ればいいが…………』
今更イレギュラーがやってきた。
何でこっち見てんの?
『やっぱ歌うの上手いな! べーすぼーかる、だっけ? 難しそうだけど、是非俺はやってほしいもんだ』
コイツは全然目を逸らさない。
皆大変だから、そんな馬鹿なことしないじゃん。
『お前生活感覚がしっかりしすぎだろ…………えー、店の値段とか比べたことないわ俺』
流石に分かるよ、好意ぐらい。
本当に辞めて欲しい。
『だから俺に買われてくれ、吾妻千尋』
愛想笑いが出来なくなっちゃうじゃん。
我ながら話がグロテスクすぎた自覚はある。自分でも胸が詰まる感じしたし。
でも一人称で実際に事故る過程を丁寧に書いてないだけマシだと思ってもらってだな…………無理っすよねハイ。
この小説、読んでみてどう?
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予想と違うけどこれはこれで良い
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Vtuber要素を普通に待ってる
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ドスケベさが足りてないんちゃう?
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割と予想通りの話が多い