ようこそ厨二病患者のいる教室へ   作:我が名はゼロ

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狂狂狂

あの後、クラスメイトのほとんどが俺に消しゴムを投げてくる中、実力隠してる俺カッケー!って思ってそう系イケメンのホモ…‥じゃなかった綾小路ホモタカが誰にも聞かれない自己紹介をして自己紹介タイムは終了した。

 

 今は放課後。腹が減って5回程餓死した俺は食料調達のためコンビニへ来ていた。

 

「あっ、綾小路ホモタカじゃないか……」

 

「は?」

 

「久しぶりだな、綾小路……感動の再会だ」

 

 俺の胃の中に入る価値のある食べ物を探していると、綾小路ホモタカを発見。目標目の前!絶対逃すな!

 

「いや、オレの名前は綾小路清隆なんだが……」

 

「……そうか……綾小路ハゲタカだったのか……育毛剤、いいのがあったら教えてやろうではないか」

 

「いやだから、綾小路清隆なんだが」

 

「なるほど、綾小路アシタカだったのか……」

 

「いやだから……」

 

「黙れ小僧!お前に俺の不幸が癒せるのか?禁忌を侵した人間が、我が牙を逃れるために投げてよこした赤子が俺だ!人間にもなれず、神にもなりきれぬ、イケメンで最高、かわいい我が俺だ!お前に俺を救えるか!?」

 

「……いや、えーっと……」

 

 綾小路が困惑している。Why?White?ホワイト?ホワイト……ルームシャンブルズ!

 

「綾小路くん、そこら辺にしておきなさい。彼と会話しようとするのは無駄よ」

 

 突然、今のところ皇帝に等しい存在である堀北様の声が聞こえてくる。どうやら皇帝陛下は綾小路と一緒に行動していたらしい。……なるほど、綾小路は堀北の騎士だったのか……これは悪いことをした……感謝しておこう。

 

「感謝する、ナイト・グランド・クロスよ」

 

「?…… 大英帝国勲章がどうかしたのか?」

 

「…‥綾小路くん、ほんとに無視した方がいいわよ。……今日はあなたと何度も鉢合わせして災難だ、と思ってたけど、どうやらあなたも災難のようね」

 

 さいなん?つまり、最も南。世界最南の国はサウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島、テューレ島だから、綾小路と堀北はサンドウィッチ、というわけだったのか……。

 

「これは衝撃の事実だ。今すぐテレビ報道しなければ」

 

 あれ?そういやポテチ買うの忘れてたな。馬鹿か俺は。全校生徒を掌握するための必須アイテムだったってのに……とは言え俺はこの衝撃の事実を世間に発表しなければならない……ふむ、そうだ、ポテチを報道しながらテレビを買い占めるか。ふっ、どうやら俺は天才らしい。

 

「ポテチは我が手の中にあり!で、ポテチどこだーーー!」

 

 俺はそう叫びながら店内を走り出す。俺の足の速さは9秒58。かの有名なウザイン・ボルトと同じ記録である。ちなみに俺のこの記録は50m走を測定した記録だ。

 

「なぁ。これ‥‥どういうことだろうな?」

 

 いつの間にやら店内を一周した俺は綾小路達が話しているところへ戻ってきていた。もちろん手にポテチはない。

 

 ……綾小路がそんな事を言いながら指をさしたのは『無料コーナー』と書いてあるところ。そこには1ヶ月三点までと書かれた注意書きがあり、シャンプーや絆創膏などの日用品がワゴンの中につまれてあった。おいふざけるな、何故ポテチがない。

 

「1ヶ月に10万円も与えておいて、随分と甘い学校なのね」

 

「何?この学校は甘いのか?ふむ、蜂蜜とどっちが甘いかわかるか?」

 

「ポイントを使い過ぎた人への救済措置、ってことかもな」

 

九歳帥(きゅうさいそち)?たった9歳の幼子が大宰府の長官を務めているというのか!?」

 

 ……さっきから何故から反応がないぞ。もしや二人とも鼓膜が破れてしまったのではなかろうか。全く、哀れな二人だ。……まぁいい……俺は今からテレビを買い占め、ポテチを報道し、全校生徒を掌握する。もうすぐ俺はこの学校においてだけだが神を越えることができる……!

 

「うおおおおおお!テレビはどこだーーー!」

 

 俺はそう叫びながらコンビニを出て寮へと走り出す。後ろからうるさっ、という声が聞こえた気がするがきっと気のせいじゃないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺は、果たして何故テレビを買うために寮へ向かったのだろうか、と考えていた……が…‥考えるのに飽きたので空を飛びたかったから、と適当に結論付け考えるのをやめた。今日は学校生活2日目。授業初日ということもあって大体の授業は勉強方針の説明だけのようだ。初授業が始まって少ししたら、初回早々居眠りや私語をしている者が出てきたのだが、そんな生徒たちは何故か教師に注意されることはなかった。

 

 ……だから俺も寝てやった。しまいには授業中にホモビデオを教室に流してやった。そしてさらに授業中に奇声をあげ、発狂しながら窓から飛び降りるという超エキサイティングなことをしてやった。…‥そしてここまで全部が夢だった。つまり全部してなかったが寝てはいた、ということだ。フハハハ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ハッハッハッー!俺は今日学校を休もうと思う。何故なら今日は水泳だからだ。水泳、それはフェンリル、つまり狼にとってはかなーりきついものなのだ。別に泳げないというわけではない。普通に泳げる、泳げるのだが、狼からすれば水泳は体力・体温を維持するには負担が大きいのだ。

 

 ──まぁ俺は狼じゃないから今学校にいるんだけどな。というかなんならもう既にプールサイドにいるしな。フハハハ!……はぁ、何やってんだ俺。

 

「よーしお前ら集合だぞー」

 

 プールサイドにゴリラみたいな先生の声が鳴り響く。

 

 ……この学校に来てから一、ニ週間ぐらいがたった今、俺は未だにポテチを買い占められていなかった。何故なら、この学校にはチップスターしか売ってなかったからだ!くそっ!これもまた世界の選択だというのか……。

 

「早速だが、準備体操をしたら直ぐに実力を測る。泳いでもらうぞ」

 

「先生、俺泳ぎたくないので帰りますね」

 

 俺は先生の目を真摯に見つめながらそう言う。 

 

「俺が担当するからには、必ず夏までに泳げるようにしてやるぞ。安心しろ」

 

「いや泳げないとか今そういう話してないんですがそれは……」

 

「──そうはいかん。今は苦手でもいいが、克服はしてもらう。泳げるようになっておけば、あとで必ず役に立つ。必ず、な」

 

 だめだこいつ早くなんとかしないと。彼にはどうやら日本語が通じないらしい。恐らく独自の言語を使っているのだろう。

 

 

「これから男女別で50m、競走してもらう。1位になった生徒には俺から5000ポイントをプレゼントしよう」

 

 準備体操が終わり、俺たちはプールサイドで独自の言語を話す新しい種族の人間の話を聞いていた。ところで準備体操がポニョじゃなかったことに納得がいかないのだが、それは俺だけなのだろうか。

 

「まずは女子から泳いでくれ。人数が少ないからな」

 

 堀北の泳ぎは完璧だった。ひゅー!ひゅー!流石堀北様ーッ!と思わず言ってしまいたくなるほどに。というか事実そう叫んだ。多分あとで俺は東京湾に沈められるだろうが、またフェンリルの如く海を引きちぎって帰ってくるので安心しないで安心して欲しい。

 

 ──そんなことを考えている内にいつの間にか女子の泳ぎが終わり、男子の泳ぎが始まった。そしてとうとう次は俺の番、というその時ッ!急激な痛みが俺の腹に奔るッ!

 

「ぐっ、うぐうううう……い、いたい…‥痛すぎる」

 

「お、おいどうした大丈夫か?」

 

 先生が駆け寄ってくるのがぼんやりと見える。これが…‥涙……に見える先生の唾…………………………いや俺に汚物を付けるな。

 

「だ、大丈夫です!く、くそっ!なんで急にこんなに腹が痛く……」

 

「……昨日なにか変なもの食ったとかじゃないのか?」

 

「昨日食ったものといえば、チップスターを30個食べたぐらいですね」

 

「いや原因絶対それだろう。どうしてそんなに食ったんだ……」

 

「……それが俺に与えられた使命。自分はこのポテチのない世の中を改め、真のじゃがいも、ポテチを創生するため、選ばれた人間。このチップスターを……他の者に食えたか?ここまで食えたか?この先食えるか?」

 

「いやなんの話だ?というかそんなに手を振り回して……あたっ……いや、腹は大丈夫なのか?」

 

 ──先生のセリフを聞いたその時ッ!急激な痛みが俺の腹に奔るッ!

 

「ぐっ、うぐうううう……い、いたい…‥痛すぎる」

 

「ほ、保健室行くか?」

 

「は?何言っているんですか?早くスタートの合図の笛吹いてくれません?見たらわかるでしょう。皆あなたが笛を吹くのを待っているんですよ?」

 

「は?」

 

 本当にどうしたと言うんだこの教員は……やはり言葉が通じていないのか……。

 

「全く、意味不明な事しないでくださいよ先生」

 

 俺が意味不明なことをするなと真っ当な注意をした瞬間、クラスメイト全員に『いやそれだけはお前がいうなよ』と言われた。why?何故?

 

「神月響……」

 

 先生が優しく俺の名を呼ぶ。これは世界滅亡確定演出。ちなみに可能性は50%だ。

 

「お前は……」

 

 さっきよりも優しい声色で先生が声を出す。これはホモ展開確定演出。ちなみに可能性は114514%だ。

 

「退学だ!」

 

「すみません、よくわかりません」

 

「お前は退学だ、と言ったんだ」

 

「え、いやそんな権限あなたにあるんですか?これもしその権限があなたになかったら脅迫罪ですよわかってるんですか?ねえねえねえ?今直ぐ撤回したほうがいいんじゃないですか?」

 

「大丈夫だ、問題ない」

 

 朗報・悲報・吉報・凶報・訃報・速報、略して【報】やはり先生はホモだったようだ。

 

「いや、まぁ神月響が退学になろうと俺は神壊代輝だから大丈夫──」

 

「……そうだったのか、わかった」

 

「──わかってくれましたか」

 

「あぁ、神壊代輝、お前は退学だ!」

 

 ぃやっっったあああああああ!!!!!!!!!!

 

 

 

──この数時間後、この先生は当たり前のように学校から追放された。 

 

 

 

 

 

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