天狐の使徒と屍の鬼が紡ぎし狂想曲   作:カオスサイン

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シンフォギアXDxファイズコラボやりやがったな!真逆のパラロス時空な上にOTONAを躊躇無くドラゴン枠にしやがってくるとはあのヤクザ!(誉め言葉
それはそうともう一作ファイズ要素ぶち込んだ二次作品書きたい…幻想侵攻という作品なのですが


EPⅩⅤ「心の轟火を燃やす者PARTⅡ」

Side敦

「おい敦!こいつを前田さんの家へ届けに行って来い!」

「あいよ…」

今日も糞親父にドヤされながら酒箱の配達に行かされる。

だが其処で俺はとても信じられない光景を目の当たりにした。

「あの男は!?…」

前田家の玄関前に先客が居た。

いや客というのは可笑しいか…その男は前田家の者なのだがどうしてこの場に居るのか理解出来なかった。

何故ならあの男、前田 巌はつい先日詳しい事は分からないが事故死し葬式も挙げられていた筈だったからだ。

「おお!…あんた生きて帰ってきてくれたのかい!?あの躾のなっちゃいない嫁め…あたし一人じゃ反抗されるばかりで困っていたんだよ

又お仕置きしてやりな!」

「…」

彼を出迎えた妻である婆さんはさも生きているのが当然という対応で家に入れていた。

「どうなってやがんだ?…」

「あら?敦君そんな所でぼーっとしちゃってどうしたの?」

そこで偶然仕事休憩に入ったのであろう純子ちゃんとばったり会い声をかけられた。

「あ…俺の見間違いかもしれないけど既に死んだ筈の人間が生きててそれで…」

「…それ本当?」

「自信無いけど…」

俺は純子ちゃんに先程の事を話した。

「そう…それは本当に不味い事になるかもしれないわね…」

「し、信じてくれるのか?」

「ええ…ちょっと待っててくれるかしら」

そう言って彼女はポケットからケータイ電話を取り出して何処かにかける。

そうこうしている内に…ガチャン!

「「!?」」

家の中から物凄い何かが割れ落ちた物音が響いてくる。

それを聞いた俺は物凄く嫌な予感を感じて気が付いたら一目散に駆け出していた。

「あ、ちょっと!?…もう!…」

俺の後ろを純子ちゃんが急いでついてくる。

そして中に入ると…

「「!?」」

「うう…!?」

「い、痛いよーお母さん…」

「お、お義母様どうしてこんな!?…」

部屋の一室で行われていたのは凄惨な虐待の現場だった。

「ひ、酷い!…」

その現場を目の当たりにした俺も純子ちゃんもおもわず顔を背けた。

「やはり言い伝えは真実だったのよ!この人は起き上がりとなって私の下に帰って来てくれた!

後は私達が又一緒になれるように餌を用意するだけ!

そう、愛する息子を私から奪ったアンタ達をね!」

「ぐうう!…」

「ヒッ!?…」

俺達に気が付かない前田の婆さんはペラペラとそう言い放った。

「おいババア!…」

「ん?…ぐえっ!?…」

そんな言葉を聞いて俺はおもわず婆さんに殴りかかっていた。

「痛いわね!誰かと思ったら大川さん所の出来損無いのせがれと余所者かい…警察でも呼ぼうってのかい?今は起き上がりの旦那が居るんだ。無能な彼等じゃ役には立たないわよ」

前田の婆さんは開き直ってそう言い放った。

「まあどの道見られたからには生かして帰す訳にはいかないけどね!」

「!」

「危ねえ!純子ちゃん!」

婆さんが持っていた割れた酒瓶を純子ちゃんに向かって振り下ろそうとしていたのを見て俺は咄嗟に彼女を庇った。

「がっ!?…」

「敦君!?…」

手で受け止めようとしたが視点がズレて俺の頭に割れた酒瓶が直撃してしまい大量に出血し意識朦朧となる。

「あははっはは!馬鹿な男だねえ!」

「アンタ…!」

ヤベェな…これは本当に不味い!…このまま純子ちゃんに告白する事も出来ず、守る事も出来ずに惨めに死んじまうのか?…嫌だ!…俺の心の火はまだ消えちゃいない!…

「さあ、残りの邪魔者を餌にしちゃいな!」

「ぐおおお…血が欲しい!…」

「…アンタ達終わりよ…」

「へ?」

そして婆さんが起き上がりの爺さんに純子ちゃん達を襲うように指示をした。

が…

「う、うおおおおおー!」

「は?」

「!?」

「はあはあ…」

俺の体は動き爺さんを吹き飛ばす。

「お、お兄ちゃん…なんだよね!?…」

「か、カッケー!…」

「!?…」

虐待されていた女の子は俺にそう疑問を投げ、男の子の方は何故かカッコイイとか言い出した。

 

母親の方は酷く怯えているみたいだが…

「覚醒したのね…良いわ貴方の思うままにその力を振るいなさい!」

純子ちゃんはそんな事を呟く。

「ひいっ!?ば、化物!?…」

「どの口が言ってんのよ!アンタに今の彼を化物呼ばわりする資格なんかないわ!」

「じゅ、純子ちゃん、一体俺どうなって?…」

純子ちゃんが手鏡を取り出して俺を移す。

其処には正真正銘化物の姿があった。

「コレが俺?…」

「何だあお前!血を寄越せえー!」

「うおっ!?…」

「ギャッ!?……」

俺が自分の姿に困惑していると起き上がりの爺さんが襲い掛かってきたので咄嗟に手を出すと爪が伸びていって爺さんの体に突き刺さった。

すると爺さんは悲鳴を上げながら灰と化した。

俺やその場に居た純子ちゃん以外の者達が驚く。

「ああ!?折角の起き上がりが!?…」

「敦君…このド腐れババアの事は私に任せて頂戴…!

詳しい事は後でゆっくり話すから…今は親子の安全を!」

「あ、ああ…」

純子ちゃんがおよそか弱そうな女の子が出しそうにない力で婆さんを外にへと引きずっていった。

「お兄ちゃんの姿が元に戻った!さっきまでは怖かったけれど今は素敵だと思う!」

「何アレ!?テレビで観るヒーローじゃん!」

虐待されていた子供達は俺を怖がる事無く受け入れてくれた。

どうやら元の人の姿には戻れたようだが俺どうなっちまったんだ?…

「…」

「「ママ/お母さん!」」

一方の母親は未だ正体不明の化物になっちまった俺に恐怖心を抱いているようだった。

「…そうね…愛する子供達を助けてくれたんだもの…親である私が拒絶しちゃ駄目よね…私達の事を助けてくれてありがとうございます…!」

「…急いで救急呼ぶから待ってろ!…」

だがすぐに子供達に諭されたのがきいたのか母親は謝罪と礼を述べてきたのだった。

 

その頃、Side純子

「こ、小娘が私に何をしようというのよ!?」

「起き上がりの人達を可笑しな事に利用されると困るのよ。

警察に追われ続ける身にしてやるのもいいけど逆恨みなんてされたらたまらないわ…だから消す事にするのよ!」

「ば、化物がまだ!?…」

「お前に言われる筋合いは無いのよ!」

「まっ!?……」

罪の無い親子を傷付け、起き上がりを自分の醜い欲望の為に利用した挙句敦君を一度死に追いやった婆さんを私は到底許す気はなかった。

だから誰にも見られない場所に婆さんを引きずって連れ出し其処でオルフェノクの力を行使し婆さんを灰化させた。

「残念外れね…まあ運良く蘇った所で力に飲み込まれるのがオチでしょうけど…」

灰となった暴力ババアが風に吹き搔き消されたのを見送った私は敦君達の所にへと戻るのだった。

 

正史郎をオルフェノクにするか否か?

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